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goodnightsweetie.net
前記事からのつづきです。 わたしは思いつく限りの選択肢から、候補を2つに絞りました。 「いやだわ、あなたは普通の女性と幸せになるべき方でしょ」と昭和の演歌のような態度で固辞するか、もしくは「すいません少し考える時間をください……」と言ってひとまずこの場をしのぎ、店に事情を話してよい対処法の教えを仰ぐか、です。 後者の方がより波風が立たず、自らを「普通ではない女」と名乗る必要もなく、スタッフの知恵も借りられてよいように思いました。しかし、残念ながらその店には頼れるスタッフの心当たりがありませんでした。見た目だけで戦意を奪えるような腕っぷしの強い人も、理詰めや交渉術で戦える頭脳派タイプの人も、業界トラブルに精通した手練手管の黒服タイプの人もいなかった。そしてそのどれでもないけれどキャスト女性の安全だけは何にかえても守るぞ、みたいな人も、いそうになかった。 力になってもらえる見込みがないことは、
「セックスワークは生き延びるための手段」と思いたかったのは自分ではないのか – 包帯のような嘘 https://t.co/CtPbbx1MWf ブログを更新しました。文章を書くのは昨年の現代思想以来かもしれない。 — マサキチトセ | Masaki C (@GimmeAQueerEye) 2016, 1月 1 昨年末にわたしが投稿したこちらの記事を読んで、マサキチトセさんが執筆してくださったものです。 あの文章は言葉を伴った反響をいただくことが少なく、もちろん気軽に感想を述べやすい話題ではないことは百も承知なのですが、わたしの話が「非当事者は黙れ、何も言うな」と受け取られているのだとしたらちょっとこまるな、と思っていたところでした(「知ったような口を利かないでくれ」というのと「黙れ」とは違いますよね)。 べ、別に誰ひとりよゐこの話に乗ってくれなかったから淋しいとかじゃないんだからね! マサ
最近は別館のブログにも少しずつアクセスが増えて、うれしい限りです。あれは架空の「同業種経験者で話のわかる人」に向かってはしゃぎながらワーワー喋っているようなものなのでだいたいテンションがおかしいですが、そうではない堅気のお仕事の方もけっこうついてきてくださるので嬉しさにひとりニヤついています。ありがたいことです。ニヤニヤ。 そればかりか最近のこれに関しては「勉強になりました」という感想も多くいただき、みなさん本当によい子ですね。いま「よいこ」で変換したら何よりも真っ先に「よゐこ」と出てきて面食らいました。よゐこ、嫌いではないですが、入力したことがあっただろうか。でも出てきたってことはきっとあったんですよ。あったから出るんですよね。しょうがない。いいですよよゐこ。とか言いながら実は代表作であろうたくあんを乗せるコント、しかもその一シーンだけ切り取ったものしか見たことがないんですが、「シュール
この本を読んだ後にわたしが考えていたことを文章としての読みやすさなどは考えずただ考えたままで書いてみます。 本の感想とは違うので購入を迷っている人やなんかの参考になる情報は期待しないでね!! 表紙をめくるとあらわれるのは「愛って、なんですか?」という問いかけ。これがねーすっごくきつかった!とっさに目を背けたくなりました。 それはわたしが個人的に、この質問を嫌いだから。すっごく苦手だから。 でも、キヨさんがそう問いかけるんじゃしょうがないなー、と思いページを繰り始めました(うそ、本当はその前に表紙カバー外して本体見ちゃった。これはモンスター?ハンター?ですか?)(他にゲームの名前をよく知らない)。だったら考える、考えなきゃな、と。これはわたしが憎んでいる「愛とは○○である」という話ではきっとない気がする、だから大丈夫。そう信じられたから。 それはこれまでの(中村珍名義の)作品を読んだことでわ
東京都写真美術館の一件から、半年以上が過ぎました。 担当者の方から複数回お返事をいただけましたが、当時わたしは疲れ果てており、改めて報告のような形をとりませんでした。本当はそうするべきでしたが、お返事を受け取ったということ以上にはもう何も言えませんでした。 それよりも少し前に、今までは批判する人さえほとんどいなかったことを問題視する契機を作り出したことであなたはもう十分役割を果たしています、と松沢呉一さんに声をかけていただいたのをきっかけに、ああもう何もできないけどそれでいい、今やるべきことは自分の心身を守ることだ、と思うに至っていたのです。 (松沢さんからは個人的なねぎらいの言葉としても、また連載されているウェブマガジンで当時の記事内容からもたくさんの得がたい視点や導き、また励ましをいただき感謝しています) 時間が経ってしまいましたが、いただいたお返事は主にこのようなものでした。 本来は
大塚幸代さんのことをわたしはゆきよさんと呼んでいた。mixiの登録名が「ゆきよ」だったし。初めてメールを交わしてから、もしかしたらあっという間に10年ほど経ってしまっているかもしれない。それらの短いやり取りは昔のMacや退会してしまったmixiや捨ててしまった二つ折りの携帯電話にちりばめられていて、もうたどることができない。 わたしはまだ本職の風俗嬢ではなかった。身体を壊して堅気の仕事をやめ、療養生活の真っ最中だっただろうか、少し回復してアルバイトを始めた頃だっただろうか、記憶があいまいではっきりしない。ゆきよさんは、もうフリーランスのライターとしてデイリーポータル(その頃はさいごにZがついていたかいなかったか、自信がない)などで活躍されていた。 きっかけが何だったのか忘れてしまったけれど、わたしがゆきよさんにファンレターを書いたのだろう。とかくインターネットが友だちにならざるをえない療養
お題箱サービスでいただいた、わたしにとってはとっても難しい質問にめちゃくちゃ頑張って答えたので載せておくものです。 こんにちは。わたしのお返事もまとまらないものになると思いますがすみません。セックスワーク関連について体系的に学んだりしてはいないので、こういう質問に具体的に明瞭に答えるのはとても難しいです。ただ内側にいますというだけなので。 まず、医師の診断があるかどうかに関わらず、自尊感情の損なわれだとか見捨てられ不安、それをもたらした環境の問題などにつけ込まれて、というケースなら、もちろんあるはずです。そして実際には「強要」と断定ができないようなやり口のことが多いと思います。巧妙というか。そ...
〔1〕からのつづきです。 ——都写美は休館中でーすwwwざーーーまあみそしーーるーーーーwwwwwww すみません、これは原文のままです。最初に受信ボックスを開いたときはいらいらっとしたんです。知ってるし!休館中とか知ってるし!!夏ぐらいから知ってるし!!って。 でもこれ、いわゆるエアリプとかではなくて、メールフォームから(つまり、直接わたしだけの目に触れる方法で)送られて来たんです。しかも携帯電話のいわゆる「本アド」で! もしかしてだけど、わたしが万が一そのことを知らなくていつまでも返事が来ないとくよくよしたら可哀想だと思い、しかし普通に「もしもしご存知ですか」と親切にするのはなんだか恥ずかしく、それでこんな照れ隠しをしてるんじゃないの。 そういうことだろッ? でも、このぶんだとこの方の優しさ、好きな人にちゃんと伝わっているのかどうか心配になります。身近なお友達はよくわかっているのかな、
東京都写真美術館へ質問した件ですが、担当者の方よりすでにお返事をいただいております。心配してくださっている方、お知らせが遅くなってごめんなさい。回答の内容は先だってニュースサイトで取り上げられた際に書かれていたものと特に変わりありません。 とても不安な気持ちで送信し、もしお返事いただけるとしたら年明けかしらと思っていましたので、すぐに対応して下さったことに安堵しました(24時間と経たないうちのお返事でした)。 わたしの希望としてはかなうのであればもう少しやり取りを続けたく、お返事のお返事も、既に送信しています。現段階で受け取っているメールをこのブログにコピーペーストすることが望まれているかもしれませんが、いたしません(掲載の可否を伺うこともしていません)。 メールの公開から、さまざまなご意見やご助言をいただきました。twitterだったり直接のメールだったり、たくさんの人にいろいろと気にか
大人向けで、人によっては好ましくない内容があるブログです。 仕事としてのセックスについて書いています。 その売り買いを、してはならないこと、不幸なこと、とは とらえていない文章が出てきます。 人には性がありますが、誰もそれに苦しめられずしばられず 自分のそのありようと ゆっくり向き合うことができる、 そんな世界をのぞんでいます。 だいじょうぶそうなら、ゆっくりしていってください。 ダメそうだったら無理はよくない。 全然暑いんですけどお元気ですか? 9月もおしまい(※ そう、これを書きはじめた時は確かに9月だったのだ)なのに、防災情報アプリからまだ「危険」とか「厳重警戒」みたいな熱中症アラートがきます。でも夜になるとホットの麦茶ラテを飲んでいるので、暑い夏の時期が終わったことはわかってはいるけど。しかし夏をお断りしたところで冬が来るだけなので、それを思うと二度と不平は申しませんのでいつまでも
東京都写真美術館へ、メールにてわたしの気持ちを伝えさせていただきました。作者ではなく美術館へ働きかけるのは、今後別の芸術家によって似た事案が起こる可能性を低めたい思いからです。暴力を用いた作品の発生よりも、それが世に認められることの方がまだいくぶん防げるのかなと思うからです。 作者本人へ直接コンタクトを取ることは恐怖心に襲われてかなわないものの、美術館に宛ててであればなんとか実行できたから、というのも理由のひとつです。お手紙の内容をこちらに載せておきます。 【12/31追記 その後東京都写真美術館からはお返事をいただきました】 【2015/12 追記 あとからこの話題についてお調べの方向けに、流れを簡単にまとめたものはこちらです】 ——————– 東京都写真美術館 ご担当者様 突然このような長いメールを送付いたしますことを、どうかお許しください。 椎名と申します。××区に住むいち都民です。
ガールズヘルスラボにて、10月のワーカーズライブを担当しました。 風俗嬢コラム Worker’s Live!!-Girls Health Lab: 元気ですか 前月に御苑生さんが書かれたSex Workerが観るSex Work映画〜番外編「入院しています」を読んで、名前にまつわる何かを書きたい、と思っていたのです。 セックスワーカーにとっての「本名」というものの重さ、それがどんなに重要なものか、当事者にとっての切実さに比べて一般的には理解されていないのかもしれない、と思います。そうです、日頃お客さんが何の躊躇いも気兼ねもなく軽〜く聞いてくるからです。ふふ。 twitterで本名を守るセキュリティの話をした時も、「なぜです?別にいいじゃありませんか」と言われたことがあります。あれこれ細かく説明する気力がなく「お客様が全員良い人とは限らないですから……」という答え方をしましたが、納得していた
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