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大谷翔平
hereandnow.info
この投稿は10年以上前に書いたものですが、最近見た下記の Togetter に触発されてアップデートしました。 「どうしてタイやインドに行くと本当の自分が見つかるんですか?」ゼミで「バックパッカー」の話をしたら、今の学生はピンと来てなかった話 – Togetter https://togetter.com/li/2294081 (令和6年1月18日(木)閲覧) 自己理解・自己受容・自己肯定感 自己理解、自己受容、自己肯定感(自尊感情・自信と同義)は密接に関連しています。 本当の自分探しとは、自己理解の深化と同義とします。 自己理解の深化は、自己受容を促します。 自己受容の深化は、自己肯定感を向上させます。 つまり、自己理解の深化は、自己肯定感を向上させます。 「自己肯定感が低い人は、海外を放浪するといいですよ」とするのは安直過ぎると思います。上記 Togetter に引用されているポストの
ストレスとは、心や身体に負荷がかかって歪んている状態のことを言います。 ストレスという用語は、もともと物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。 ストレス軽減ノウハウ:2 ストレスとは|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(うつ病・自殺対策を含む)|厚生労働省より引用 ストレス状態=緊張状態 ストレスを感じると、心と身体は刺激に耐えようとします。力が入って緊張した状態になります。ストレスを感じていないとき、心と身体はリラッ
自分をつらくさせる考えたかのクセ ー べき思考 他者に向かうと人間関係に悪影響を及ぼす 誰もが社会の一員であり、社会の一員である以上、社会から一定のマナーを守ることを期待されます。同様に、私たちは他者にマナーを守ることを期待します。 「べき思考」がまったくないのは問題ですが、行き過ぎると自分も他人もしんどい思いをすることがあります。 やっかいなのは、「べき思考」の内容が概ね正しいことです。「他人に不快感を与えない行動をとるべきだ」という考えは概ね正しい考えです(概ねの意味は後述)。なので、自分をつらくさせる考えのクセと気づくのがむずかしくなります。 また、「べき思考」は他者への怒りを生むことがあります。コンビニから出る自動車が歩道をふさいでることがあります。そんなとき、「歩行者優先なのに、歩道をふさぐのは何事か!」と苛立ちを感じるのがこのパターンです。 このような苛立ちは、一つ一つは小さい
自分でやる認知行動療法の書籍がたくさん販売されています。それらに取り組んでもうまくいかなかったとおっしゃるクライエントは少なくありません。なぜ、うまくいかないのでしょう。 認知行動療法とは 認知行動療法は、習慣的に繰り返される非適応的な認知(思考・考え方)と行動のパターンを変化させることによって、症状や問題行動を軽減・改善する心理療法です。 表現が固くてわかりにくいかもしれません。以下の図を用いて説明します。 <状況>友人を見かけので声をかけたら素通りされました。 <認知>何か友人の気に障ることをしてしまったのだろうかと思いました。 <感情>不安や焦りの気持ちが生じました。 <身体>不安で胸がドキドキしました。 <行動>彼に見つからないようにその場から離れました。 そのようなことを考え続けていると、思考はさらに悪い方向へ進んで行き、つらい気持ちが脹らんでいきます。 この人は友人が通り過ぎた
今日の朝刊スポーツ欄に、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が特集されていました。 関心を引かれたのは『体技心』という言葉。心・技・体の順ではなく、体・技・心の順です。田中投手の言葉で、「まずは体と技術を整えて、最後は気持ちをしっかりし合いに持っていく」と説明されています。 これ、カウンセリングにも共通します。また、セルフケアの知識として、この順序を知っておくことは有益です。 感情に翻弄されているとき、物事を多面的に見るのがむずかしくなります。一元的にしか見れなくなります。闘うか逃げるかの状態は、その典型的な例ですね。 このようなときに、客観的に見よう、考え方を変えてみようとしてもうまくいきません。まずは、暴れている感情を冷ますことが必要です。感情が落ちついてくると、多面的、客観的な見方が徐々にできるようになります。 『体』に働きかける『技』を使って『心』をリラックスに向かわせる 感情を
読みました。『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 荒木香織 講談社+α新書』です。 あのラグビー日本代表のメンタルコーチ、荒木香織氏の著書なら多くの人が読みたくなりますよね。ミーハーな気持ちで読ませていただきました。 研究によって確立された理論、学問としての心理学に裏打ちされたメンタルコーチ 氏は元々、全日本クラスの陸上選手だったそうです。後にアメリカでスポーツ心理学を学び、博士課程を修了されたとのこと。そのようなバックボーンをお持ちだからでしょうか、トンデモ心理学、なんちゃって心理学、自己啓発系の類いにネガティブな見解を述べられています。 「経験や感覚といった根拠のないものではありません」「という研究があります」という言葉が登場します。「○○は絶対にウソだと思います」という言葉さえ出てきます。 なんちゃって心理学系、自己啓発系に対する意見は私も同じです。社会に受け入れられるためにはエ
「自信がない」とは、多くの場合「自己効力感(課題や仕事などができる感覚)」および「自尊感情(自分の存在を肯定する感覚)」のどちらか、もしくは両方が低いことを意味します。自己効力感と自尊感情の2つは、自信を支える両輪と考えて差し支えありません。 当カウンセリングルームは、自己効力感と自尊感情を育てて、自信がない悩みを解決するカウンセリングを行っています。「自信」は、私が心理学・カウンセリングを学ぶきっかけであり、ライフワークでもあります。熱意と使命感を持ってサポートします。 自己効力感(self-efficacy):「自分にはこれができる」と信じる感覚のこと。仕事を始めるとき、課題に挑戦するときに、「これができる」と感じる力。自分の能力に対する認識。 自尊感情(self-esteem):自分自身に対する肯定的な感情や態度。自己肯定感。自分のことを「価値がある人間だ」と感じ、自己肯定的に考える
今年も4ヶ月が過ぎました。あと8ヶ月しかありません。 そんな話をすると、「8ヶ月『しか』ではなく、8ヶ月『も』です!」と返ってくることがあります。ポジティブシンキングってやつでしょうか。 ポジティブシンキングのワナ 「『しか』ではなく、『も』です!」と言われて、「確かにそうだな」と受け入れられる人には、ポジティブシンキングは効果的かもしれません。 「そうは言っても・・・」と考えてしまう人には、ポジティブシンキングは逆効果です。「ポジティブに受け取れない私はダメだ・・・」と自己否定に走ります。 自己否定を積み重ねると、ますますネガティブになります。 実は私、ポジティブシンキングというやつが嫌いです。やつのせいで、より苦しくなっている人を見てるからです。 テレビでもご活躍の植木理恵さんの著書には、「ポジティブシンキングがうつの原因になることも」と書かれてありました。 心が迷子に 「自分が何を望
「ジョハリの窓」は、心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムが提唱した、自己理解と他者理解を深めるためのモデルです。このモデルは自分自身について、「開放」「盲点」「秘密」「未知」の4つの領域から成ると考えます。 自分自身の4つの領域 ジョハリの窓の4つの領域 ジョハリの窓では自己について、「自分が知っている/知らない」「他者が知っている/知らない」の4つの領域があると考えます。 開放の窓(開放領域):自分も他者も知っている自分 盲点の窓(盲点領域):他者は知っているが、自分は知らない自分 秘密の窓(秘密領域):自分は知っているが、他者は知らない自分 未知の窓(未知領域):自分も他者も知らない自分 このモデルの肝は、自己開示とフィードバックを通じて開放の窓を拡大し、自己理解と他者理解を深めるところにあります。 カウンセリングでは、来談者さんの自己開示と、カウンセラーからのフィードバックの積
どちらが能動的か 一方、「ん?」と違和感を持ったのは、「聴く」は受動的であり、「聞く」は能動的である、とおっしゃるところです。私は逆と捉えていました。 辞書(大辞林)には以下のように記されています。 「聞く」は〝音や声を感じとる。また、その内容を知る。香をたく〟の意。「雨の音を聞く」「昔話を聞く」「香を聞く」 「聴く」は〝注意して耳に入れる。傾聴する〟の意。「音楽を聴く」「国民の声を聴く」 「訊く」は〝たずねる。問う〟の意。「聞く」とも書く。「名前を訊く」「迷って道を訊いた」 松村明編(2019)『大辞林4.0』三省堂編修所(iOSアプリ) カウンセラーはクライエントさんが発する言葉や非言語情報(仕草や声)を積極的に傾聴します。なので、「聴く」は「聞く」より能動的でしょと条件反射的に思いました。しかし、辞書を引くと、「聞く」が能動的と考えるのが適当です。 そもそもの話ですが、カウンセラーは
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