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みなさま、あけましておめでとうございます。多分、今年もっとも遅く新年の挨拶をしたブロガーという程、遅くもなく中途半端なのが、かやになります。 さて、ほとんど更新しなくなったと思いきや、こうして突発的に更新してみたりする当ブログですが、今回は2013年ということで、愛について語ってみようと思います(年関係ない)。 「愛とは◯◯である」と聞いて、みなさんは「◯◯」に何という言葉を入れるでしょうか。 玉の輿を狙って合コンに明け暮れる主人公を描いた月9ドラマ「やまとなでしこ」(2000年)では、「愛は年収」というコピーが話題になりましたね。愛は年収、愛は年収、愛はネンシュウ…繰り返し唱えていたら、ネンシュウの2文字がゲシュタルト崩壊を起こしそうです。 結婚相手紹介サービス「ノッツェ」を運営する結婚情報センターによると、同サービスの会員女性のうち63%は男性に「500万円以上」の年収を希望しており、
ご無沙汰しております、ノマド系OL、かやです。ちょっと仕事がバタバタしており、久々の更新になってしまいました。 さて少し前ですが、4/21の週刊ダイヤモンドが『騙されない保険』特集を組んでいます。 内容をざっとひとことでまとめると、「保険各社は、消費者の不安を煽って複雑な商品を売りつけることもある。注意して選べ」。保険会社の口車に乗せられホイホイ加入すると損するぞ、といった感じです。 ライフネット生命の岩瀬大輔氏によると、日本人は生命保険が大好き。全世帯における生保加入率は90%で、9割の世帯が何らかの生命保険に入っていることになります。この率はアメリカの2.2倍、イギリスの2.5倍、フランスの2.25倍です*1。 また、日本人の人口1人あたりの「生命保険保障額」はアメリカの約3倍、イギリスの約6倍。平均すると、20年間で1世帯あたり1,000万円近い生命保険料を払っている計算になるそうで
バレンタインデー前日ですがみなさん、準備はいかがですか。 中1の時に好きな男の子にチョコをあげるも玉砕した経験から、早々とバレンタインデーを見限ってきた私です。 ネット上では毎年のように「今年のバレンタインデーは中止になりました」系のコピペが出回っておりますね。男子諸君にとって2月14日は、色恋沙汰に興味があるなしに関わらず自意識過剰になってしまう日なのでしょう、知らないけど。 日本のバレンタインは、チョコレート業界の陰謀によって始まったとか、ソニープラザのキャンペーンに由来するなどと言われたりしています。 はじまりには諸説あるようですが、チョコレート会社が2月14日をバレンタインデーとして提唱したのがだいたい60年代、学生たちから主婦層にまで広く普及したのが70年代前半〜80年代とのこと。 まぁ、なぜ普及したかはこのくらいにして本題です。バレンタインデーが一般化して以来、モテるか否かがチ
こんにちは!かやです。東京では昨日、申し訳程度に雪が降りました。地元はちょっとした雪国(ってどんなだよ)なので、凍った雪道を歩くのが割と得意な私です。 先日のブログ『橋下市長を支持する「普通」願望』では、について考えました。彼の批判する「既得権益」は一部の大金持ちではない。経済格差が拡大する中、「普通の生活」を実現できている層こそが既得権益なので す。 この記事には多くのコメントをいただきました。記事を書いた後も橋下市長の勢いは衰えることなく、高い支持率をキープしているもよう…。 そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの橋下市長とテレビ討論をした研究者たちは、皆こてんぱんにやられているようです。例えば政治学者の中島岳志氏や山口二郎氏、エコノミストの浜矩子氏。森永卓郎氏も朝日放送の討論で「フルボッコ」にされたとか…。普段偉そうなことを言っている学者先生らが、ぐうの音も出ないほど打ちのめされるのを見て、視聴
前回のブログには想像以上に反響があり、嬉しいやら恥ずかしいらです。というわけで誰も覚えてないと思いますが「次回はagehaネタで」と書いてしまったので、2月号が発売されて久しい(小悪魔agehaは月刊誌で1日発売です)のですが、元総合編集長中条氏が去った直後の『小悪魔ageha』について書こうと思います。 中条氏が辞めた『小悪魔ageha』はズバリ、少しずつ毒を抜かれています。 彼女が去って初めて出た1月号では「X'mas着回し特集」が組まれ、他の赤文字系雑誌と同レベルの欲望を煽ることに終始しているように感じます。なによりモデルの写真が修正されすぎて皆同じ顔に!以前はもっと、1人1人一人ひとりが強烈に主張していたのですが…。 発売から全号全巻、揃えるほど熱心な読者である自分にとって、そんなagehaを読むのは辛かった。まず、タイアップ記事の多いこと多いこと。もちろん今までのようなマニアック
最近の若者はキャラによって自分を演じ分けているらしい。中学生を対象とした調査*1によると、教室内での地位とキャラに対する考え方には相関があるそうです。これが本当に若者のリアルを現しているかはわかりませんが、集団の中での自分を、キャラという側面から考えてみるのは面白いと思います。 突然暗い話題で恐縮ですが、自分は小学校から中1まで完全なる「仲間外れキャラ」でした。いじめられっ子というわけではなかったのですが、3人グループにいるといつの間にか自分以外の2人が仲良くするようになっている。こっちは3人で仲良くしたいのに、あちらは私を除いた2人でどんどん仲良くなっていくのです。これが割と辛かった…義務教育期間はもう友達関係が全てですから。 どうにかしてその2人の間に入ろうと、ときには媚び、ときには他人の悪口まで言い、仲良くしてもらおうとするわけです。ところがそんな行動を取れば取るほど、自分以外の2人
こんにちは、kayaです。今回は「リア充」について触れつつ、若者たちの「普通」願望を掘り下げてみたいと思います。リア充とはご存知、ネットスラング発祥の「現実生活が充実している奴ら」を指す言葉。この言葉が、誰のどんな思いを体現しているのでしょうか、というお話です。 政治学者の中島岳志氏によれば、日本を覆う空気を「リア充への苛立ち」と「リセット願望」だといいます。週刊金曜日での連載で彼は、大阪で橋下市長の圧勝を後押ししたのもこの2つの心であると解説していました。とにかく自分より恵まれている存在=「リア充」たちが気に食わない。閉塞感のあるこの社会を、一旦リセットしてくれ…そんな思いが「ハシズム」を後押ししたのです。 中島氏も引用した赤木智弘氏は、社会が流動化すれば貧乏人も豊かな人間も皆平等になる、だから「希望は戦争」と主張しました。「31歳フリーター」であった彼はロスジェネ論壇の牽引役となり、「
こんにちは、かやです。もうすぐクリスマスですね。いかがおすごしでしょうか。私は例のごとく、仕事から帰った後はブログ書いたり本読んだり、充実した引きこもりライフを満喫しております。さてさて、今回は「元」小悪魔ageha総合編集長の中條寿子氏と付録の話を。 「元」というのは、彼女が先月でインフォレスト社を退職し、ageha編集長ではなくなったからです。諸事情あったのでしょうけれど、中條氏がagehaからいなくなるのは自分にとって色々と感慨深い。彼女は先日の「週刊金曜日」の連載で、雑誌の付録について語っています。「『付録をつければ売れるんだから何でも良いからつけろ』と暗におじさまたちからにおわされ」ていたとか。その証拠に、中條氏が去った2月号(1月1日発売)のアゲハには初の付録がつきます。 付録といえば、2001年に日本雑誌協会が「プラスチックや金属を使った付録の流通に関する自主規制」を緩和し、
こんばんは、寒くなりましたね。みなさま秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか。今日は久しぶりの更新です。突然ですが先日、真夜中に新宿某所のドン◯ホーテで痴漢に遭いまして。もちろん今でも思い出すとゲェ…とか思うわけですが、そこは転んでもタダでは起きないかやです。今回は、その時に感じたことを掘り下げてえぐってみることにしました。 痴漢に遭ったのは本当にすれ違いざまの一瞬で、声を上げる間もなく加害者(黒いジャンパーみたいなのを着た自分より身長が低い中年男性ですが)は逃げてしまい捕まえられませんでした。 最初は何が起きたのか分からなかったのですが、ハっと我に返った瞬間に思ったのは「声をあげなきゃ」ってことで、できる限り勇気を出して「触らないで下さいよ!!」って言ったのですね。でも犯人は振り向きもせず逃げてしまい…追いかけようかと思ったが、足がすくんで動かない。 で、そんな自分に「加害者に敬語使ってどう
こんにちわー。 前回のブログには沢山の反響をいただきました。「ライトフェミはすぐ男に媚びる」とか「人種差別にも同じことを言うのか」とか、「あの子は小悪魔agehaを読んでいるアレな人だから」 、「差別と差異を一緒にするな」などなど。 文章の解釈は読んで下さった方の自由なんですが、その反応から、どうにも言いたいことが伝わってないなーって感じでちょっと悔しいので、炎上覚悟で前回の補足をしたいと思います。ではではいきますよー。 差異のない世界はありません。AさんとBさんがいた場合、AさんとBさんは違う人なので、2人の間には差異があるといえます。AさんとBさんが仲良くしているうちは「私たちは同じ仲間だよね」と言い合っている。だけどもし彼らが喧嘩をした場合、AさんはいきなりBさんを「あなたは私とは違う、下等な存在だ」と主張し始めるかもしれない。こんなふうに私たちが固有の存在である以上、そこには無数の
こんにちは。Kayaです。 最近、北原みのり氏が書いた『アンアンのセックスできれいになれた?』を読みました。 1970年に日本初の女性ファッション誌(と言ってもいいよね)として生まれたan・anの40年間を、セックス特集で振り返るという内容。面白かったよ。an・anのセックス特集には時代の空気が反映されている。 中でも特に興味深かったのは、97年あたりからそれまで「私のためのセックス」「開放的で自由なセックス」を高らかに主張していたan・anが、「愛あるセックス」ばかりを礼賛するようになったこと。 ちょっと引用してみます。 「(最高のセックスは)愛情と信頼と、すべてをゆべてをゆだねられる一番好きな恋人」「最高のセックスは、愛される幸福感をもたらす」「最高の快感を得られるのは、一番好きな人とのセックス」(97.6.20) 北原氏によればan・anが「愛あるセックス」を唱え始めた背景には、当時
みなさまこんにちは。学園祭の季節ですね。少しでもフェミニズムをかじり、そしてこじらせた女としてこの時期ちょっと気になるのはそうミスコンです。 ご存じの方も多いと思いますが、ツイッター上では最近ミスコンをめぐる議論が大いに盛り上がっています。 中でも“ICUのミスコン問題”をきっかけとして、「反対派の怒れるフェミニスト」と「賛成派の男性知識人」とが激論を交わす例が目立ちます。 前者が必ず女とは限らないのですが、この構図はどうも80年代からずっと変わっていないようで。 学祭のたびに「ミ、ミスコンなんか全然興味ないんだからねっ!」派を決め込んでいたかやですが、いち女(若干こじらせてるけど)として言いたいことはありますよほんとうは。 というのも、女性差別の観点からミスコンを批判するのには限界があるからです。 「ミスコンは男を見る側、女を見られる側として固定する女性差別である」→「ゆえに廃止すべき」
こんにちは。世間では3連休ですねkayaもだけど。みなさまいかがお過ごしでしょうか。自分は相変わらず目立った予定もないので、週末引きこもりをやっております。 いきなりですが、先日のブログで90年代後半、中学生男子に回し読みされていた漫画「ふたりエッチ」について触れたのを覚えておられるでしょうか。ものすごい小ネタだったので私自身も忘れていたのですが、今回はそこから派生して若者論をぶちたいと思います。 「ふたりエッチ」の何巻かは忘れたけど、20代フリーターがとある女の子に「俺、フリーターやってるぜ」とか何とか自己紹介をし「カッコいい!エッチしたい!」(だったか忘れた)と思われ、ゆきずりのセックスをする場面がある。90年代後半の話です。 その頃はまだフリーターが「カッコいい」存在だったのか… ゼロ年代の進路指導ではよく「フリーターと正社員の生涯収入の差はウン億円」の図が使われた。で「フリーターだ
こんにちは。いつのまにやら10月ですね。この季節、バーバリーのチェックのミニを履きたくなりますね持ってないけど。 先日の記事では北原みのり氏の著作を参照しつつ、かつてのアンアンが高らかに唱えたような「セックスにおける自由」が今も可能かどうか考えました。今回はセックスうんぬんから派生する「承認問題」について掘り下げてみます。 90年代後半以降、「普通の女の子」のセックスが簡単に売られる社会となった結果、逆に「愛あるセックス」が規範化した。というよりケータイに象徴される「誰にも見られずに誰かとつながる」ツールが一般化した結果、人間関係が流動化した。 つまり恋愛もセックスも簡単にできるようになった。 実際、90年代に10代の性交経験率はどんどん伸びている*1。 セックスしたければ出会い系に登録すればいいし、お金が欲しければソフトに売春したっていい。 セックスするのに「結婚を前提とした付き合い」や
こんにちは。kaya@夏休みでした。田舎(地元ね)ではひぐらしが鳴いてたよ。今日はそんなkayaが数日間だけ、東京の通勤ラッシュから離れて思ったことを書きます。 いきなりですが、あなたは「女性専用車両について賛成or反対?」って聞かれたらどう答えますか。 かやはずっと、女性専用車両というものについてどう考えればよいのか分かりませんでした。なぜなら実際に自分が多くの女の人と同様、女性専用車両から多大な恩恵を受けているからです。あの中はすごく快適。そういう自分の立場を勘定に入れた上で女性専用車両を検討してみる。 まず、痴漢に遭いたくない女性が女性専用車両をシェルター目的で利用することは合理的である。だって誰だって知らない男性から身体触られたりしたくないしね。性犯罪にあった瞬間のあの自分の身体なのに自分の身体ではないような恐怖は異常だし、トラウマになる場合もある。 誰が悪いかといえば加害者の男性
みなさん、こんにちはー。相変わらず蒸しますね。いかがお過ごしでしょうか。 江ノ島で、リア充が吹かせる湘南の風に吹かれたけど美味しいパスタは作ってないkayaです。 いきなりだけど最近、通勤途中に『くすぶれ!モテない系』(能町みね子著)というエッセイを読みました。 「モテない系」というのは、モテ系にはなれないし、なりたくない!っていう自意識過剰さと、全く男から相手にされない「圏外ちゃん」にはなりたくないしそこまで自分は落ちていない、っていうプライドとの狭間で揺れ動く日本のうるわしき女子たちのことです。あなたの周りにもいるよね?というか、自分がまさに「モテない系」かもしれないと思うkayaですが。 彼女たちは一応、彼氏もいるし、結婚したりもしている。だけどどこかで、ゆるふわ系ファッションと天然キャラで男に媚びるモテ系と自分は違う と思っている。モテ系の彼女たちをうらやましいと思いつつも、モテな
こんにちは、kayaです。 今回は、日本の会社について書きます。といっても難しい話はできないので、印象論(こら)から始めてみます。 働き始めて改めて感じたのが、会社って本当に「尽くす人たち」を必要としているんだな、ということ。サービス残業も厭わず、ガンガン働いてくれる社員さんが、いちばん偉いんだよね。 そういう「会社のために尽くす」働き方は、日本の社会人が「就職」ならぬ「就社」をしていることの一側面だ、とはよく言われるけど(そしてもちろん、そういう働き方すらできない人も最近はとても多いんだけど)。 だから、多くの日本の会社は、「総合職」以外の「会社に対して部分的にしか貢献しない人間」に対してとても冷たい。 たとえば一定の業務しかしない「専任職」や「派遣」「パート」は、会社に滅私奉公しないため、必然的に「総合職よりも劣った存在」扱いとなる。彼らは、会社からあてにされない代わりに安定を失う。
お久しぶりです。4月以降、ぼんやりとモノを考える時間がめっきり少なくなってしまいましたが、元気でやっています。 どうも私は「女であることの違和感」にこだわってしまうタイプのようで、仕事中もときどき、考え込んでいます。(働けよ たとえば「働くとき、女らしさを売りにするのはズルいし、売りたくない!」って思っていたけれど、実際は「若い女」であるだけで、すでに自分は「売られている」ということが分かったり。 とても嫌な言い方をすると、売りたくないけど売らされている感じが、すごくある。 「誰もお前の“女”なんて買わねぇよ」とかそういう、個別具体的な問題ではなくて、この社会では、女であること=常にすでに性的商品であることを期待されているんだな、と実感することが、ときどきあります。 飲み会で、私より2つだけ年上の女性が「おばさん」呼ばわりされているのを見たとき。男性と同じようにスーツを着ているのに、ストッ
今回は松田聖子について書くつもりが、11日に大地震が起きてから思ったことを少し、書いておこうと思う。 日本の真ん中から上半分を襲った巨大地震から、1週間がたった。 被災した親戚いわく、「とにかくひどい状態」らしい。テレビ(うちはテレビがないのでNHKの音声だけだが)やラジオもほとんどが地震特番で、ツイッター上でも地震や原発にかんするRTが溢れている。 今朝、出会った古紙回収のおじさんは、「東京出るのは止めた方がえぇで。あこらへん全部、水没するんちゃうかって言われてるで」と言っていた(ソースは不明)。関東の人たちが地方へ「疎開」する向きもある。余震が怖い。 地震直後から気になったのは、「千葉や茨城(や栃木、北海道や新潟、長野)もひどいのに、全然報道されない」という声だった。ネットなどを見ると、トータルで見れば「死者数」「行方不明者数」などは東北が圧倒的に多いけれど、関東やその他の地域でも、避
少し前の話だが、自民党の野田聖子議員(50)が体外受精で男児を出産した。 彼女の頑張りに、多くのメディアは祝福ムードだったと思う。だがウェブ上に溢れていたのはむしろ、彼女をあざ笑う罵詈雑言の数々だった。週刊誌も酷い。男性向け、女性向けを問わず、彼女の高齢出産を「ダシにする」記事が多かった。 「え、そこまで凄かった?」って思う人は、“野田聖子 出産”とかでググってみて下さい。 「キャリア女性の高齢出産」が、30代向けの女性誌でとりあげられるようになってから、しばらく経つ。米澤泉によれば、これは「負け犬」が流行語になった2004年あたりからみられる傾向らしい*1。 キャリア女性の出産や育児を考えるとき、必ずつきまとうのが、「何でも手に入れようとする女」というイメージである。 「仕事上の地位も、美貌も手に入れた。あとは子どもだけ!」みたいなキャリア女性のイメージが、高齢出産や不妊治療と結びつくと
今回はいよいよ、「若い女の価値」について考えてみたい。「いよいよ」って言うほどでもないけど。 突然ですが、キャバクラに行ったことのある男性は割といると思う。最近は不況だし、そこまで多くもないかな。 キャバクラは、1時間に約1万円を支払い、女の子とただしゃべるだけの空間です。1分に換算すると約170円。まばたきする間に3円が飛んでいく場所。 ちなみにキャバクラと顧客層が重なっているとは言えないが、これがいわゆる「本番」の性風俗店では20分で1万円。 1分500円。キャバクラの3倍の値段がかかる。 そんな大金を払ってまで、 「若い女とおしゃべりする」「若い女と性交する」ためだけの店が、日本にはたくさんある。 ところで、キャバクラや風俗店の、女子更衣室あるいは控え室にまで入ったことのある男性は、あまりいないのではないか。 表ではきらびやか(に見える)彼女たち。その裏側には何があるかというと
「若い女」の価値がどれほどインフレを起こしているかは、「若い男」のそれと比べてみるとよりハッキリする。 男女双方の若さだけに価値があるとすれば、若い男子が自分たちの性を売る場所がもっと存在してもいいはずである。*1 また例えば、ミスコンならぬ「オスコン」で選ばれた「男子アナ」が、平均7年で寿退社を迫られていてもいいはずである。 「若い男」の若さだけに価値があるのならば。 男性タレントの寿命はおそらく、女性タレントのそれよりずっと長い。芸能界の事情は知らないが。 もっといえば、資本主義社会ではむしろ、「労働力」としては男子の方が優れていたはずだ。 「育休切り」なんかが横行するのを見ると、今でも「労働力」としては男子の方が優れている、とすら思えてくる。 いろいろと考えてみて、この社会がいかに「若い女」の価値だけを高く釣り上げているか分かった。当事者からしても、本当に、若い女の価値なんて大したこ
最近、30代後半〜50代の「バリキャリ」女性と話す機会がよくある。 彼女たちはみな一様におしゃれで、仕事に趣味に一生懸命。しっかり子育てもしている。かといって家庭に籠もるのではなく、消費者としても立派だ。使うお金の額など、ケチな学生とはケタが違う。毎日だらだらしている学生の身からすれば、彼女たち「バリキャリ女性」の生き方は「すごい」としか言いようがない。何か下さい。ぇ そんな彼女たちが自分の人生について語るとき、よく口にする言葉がこれ。 「私は○○を犠牲にしてここまでやって来た」。 ○○には、出産や育児、家族との時間などが入る。一見、イキイキと働いている(ように見える)彼女たちだが、そこに至るまでには、「何か」を犠牲にせざるをえなかったらしい。 大手出版社で働くある30代後半の女性は、子どもはいるが夫とは離婚。働くモチベーションはずっと、愛する娘だったという。またある広告代理店で働く50代
ヘテロの女が、男性向けAVを男性と同じ目線で見ることは難しい。 女である自分は、AVに出てくる女性をどうしても自分と重ね合わせて見てしまう。そして彼女たちの扱われ方に、ちょっと落ち込む(だったら見るなと言われそうだが、この記事を書くため、改めて最近のAVを何本か見てみました)。 このようにAVを見ていると、AV女優と自分との距離が分からなくなることがたまにある。 これを男性に言うと、かならず複雑な顔をされる。「それってAV女優になりたいってこと?」と問われるので、「いや、微妙に違う…違うけど、彼女たちと自分が全く違うものとは思えない」というような会話になる。 どうして「AV女優と自分が全く違うものとは思えない」かというと、『小悪魔ageha』の読者として飯島愛に憧れていたからではなく、お金と(そして承認を)得るため性的な演技をする彼女たちが、とてもとてもリアルな存在に思えてくるからだ。 も
最近、2年前に就職した同級生や知人の転職をよく耳にする。ときには入社してわずか数ヶ月で「やりたい仕事ではなかった」と仕事を辞めていく同世代の若者たち。 年長世代はこれを、「我慢して続けてみることが大事だ」と批判したりする。だが、若者の根性のなさを批判していればすむ問題なのか? 「就活は上手くいかない方が、転職というさらなる商機が増える」。今週の「週刊金曜日」に、マーケティング・プランナーの谷村智康氏がこんなコラムを書いている。企業と学生のマッチングが上手くいかない方が、 第二新卒市場がもうかる、という指摘だ。 だいたい、企業が主催する数回の説明会や面接で「やりたい仕事」が見つかるわけがない。そんなことはリ●ナビも百も承知で、GW頃には「リ●ナビNEXT上で第二新卒者歓迎の求人を検索できます」。 このように「第二新卒」市場は究極のマッチポンプである。誰が考えたんだこのビジネスモデル。最強やな
はてなブログへ「引っ越し」(って言い方あんまり好きじゃないのですが)いたしました。 新しいブログのURLはこちらです。↓ http://kaya8823.hatenadiary.com/ 今後とも、何卒、よろしくお願いいたします!^^ 先月末からネットで炎上している「しまむら従業員土下座事件」。ついに先日、加害者の女性が逮捕される事態にまで発展しましたね。 謝罪強要の疑いで43歳女を逮捕 店員に土下座させネットに投稿(MSN産経ニュース) しまむら好きの私としては、この事件は下記の2点について、特に注目しておりました。 1)加害女性のパーソナリティ 2)従業員が土下座した理由 1)加害女性のパーソナリティについて。 この件について色んなニュースを見聞きするうちに、とあるキーワードが頭に浮かびました。それは「誇大自己症候群」というものです。 誇大自己症候群とは、簡単にいえば、 肥大した自己愛
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