サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
衆院選
kn.itmedia.co.jp
2024年8月26日週は、フランスに本社を置くサノフィが医療従事者の情報漏えいについて発表した。無許可で接続用IDを保存していたノートPCがマルウェア感染したことが原因だ。 2024年8月26日週は、サノフィからの医療従事者の個人情報漏えいの他、洋菓子を提供するエーデルワイスのECサイトが攻撃されてクレジットカード情報が漏えいした事件、損保4社からの契約者情報の漏えいが話題になった。同週の主要なセキュリティニュースをまとめて紹介する。 脆弱性攻撃にID管理への不正アクセス この1週間で起きたこと 2024年8月26日週で特に大きな話題となったのが、サノフィの情報漏えいだ。医療従事者の個人情報が70万分以上漏えいした。マルウェアを利用して個人情報を収めたデータベースにアクセスするためのID情報が盗み取られたことが原因だ。ID管理に穴があると、ソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性などを利用されな
子供の習い事で自転車にて送迎をしている際にスマートフォンを落としてしまったらしい。ポケットの浅い短パンを履いていたせいだろうか、さっきまで収まっていたはずのスマートフォンが見当たらない。 自分がたどった軌跡をくまなく探したものの、いとしのiPhoneは姿を見せてくれない。 慌てて踵を返して自宅に戻り、妻に電話をかけて欲しいとお願いしたところ、電話が鳴っている気配がある。であれば、「iCloud」にログインし、「デバイスを探す」の機能で見つかるはずだが、「位置情報が見つかりません オフライン」という表示が出た。 うそーん。さっき落としたばかりなのに。すごく焦る……。 利便性が裏目に……学生のBYODを許可した大学でまさかの大混乱が起きたわけ とある教育機関の学内ネットワークについて聞く機会があった。その機関は、学生向けに学内ネットワークを自由に開放しており、キャンパス内のどこからでも自由にイ
OSを最新の状態に保つために重要な「Windows Update」。情シスにとってはアップデート管理は面倒な仕事かもしれないが、脆弱(ぜいじゃく)性を悪用するサイバー攻撃の被害者にならないためにも、常に最新のWindows Updateを適用しておくことが重要だ。 対処したはずの既知の脆弱性を復活させてしまう、厄介なサイバー攻撃の手口が明らかになった。一体、どんな方法で? その新たな攻撃手法は「Windows Downdate」と呼ばれ、Windows Updateを「なかったこと」にしてしまうというもの。いわば「ダウングレード攻撃」だ。攻撃を受けると、パッチを適用したはずのWindowsマシンが何千もの脆弱性を抱えた状態にロールバックされ、ゼロデイ脆弱性を抱えた状態になる。 2024年8月3~8日にラスベガスで開催されたセキュリティカンファレンス「Black Hat USA 2024」で
Copilot for Microsoft 365を導入後、ただユーザーにライセンスを割り当てただけで活用が進む例をほとんど見たことはありません。どのような施策を打てば、ユーザーに浸透するのでしょうか。 「Office 365」や「Microsoft 365」のライセンスを保有している企業であれば、Copilot for Microsoft 365のアドオンライセンスを購入するだけで利用できます。費用は年間契約で1ユーザー当たりおよそ月4500円(税別)で、「Microsoft 365 Business Premium」の料金と比べても高く、決して安くはありません。ライセンスを購入したからには、ユーザーには十分に活用して欲しいと願うのは当然でしょう。しかし、ライセンスをユーザーに割り当てたからといって、活用が進む例をほとんど見たことがありません。 せっかく導入したCopilot for M
さまざまな情報を学習して概ね適切な回答を得られる言語生成AIは、業務効率化や生産性向上に寄与する技術として注目を集めています。 しかし、企業が自社の業務に生成AIを活用するには、独自のノウハウや社内情報を組み合わせていく必要があります。これを実現するアプローチの一つとして、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)に注目が集まっています。大規模言語生成AIモデルと組み合わせてRAGを適切に利用すれば、自社固有のマニュアルやドキュメントを生かし、より精度の高いを得ることが期待できるからです。 本ブックレットは、ITmedia エンタープライズの人気連載「AI ビジネスのプロ 三澤博士がチェック 今週の注目論文」から、RAGの最新動向を紹介します。
風月フーズは、福岡エリアを中心にサービスエリアや空港で飲食、食品事業を展開する、1949年創業の老舗食品企業だ。 祖父、父、母に続き、2020年3月に4代目代表取締役社長に就任した福山 剛一郎氏は、「スタッフ同士のコミュニケーションが不足している」「先輩やベテランの経験だけで物事を判断してしまう」「意識が内向きで他の部署の業務に興味を持たない」といった、旧態依然とした組織風土に課題を感じていた。 加えて風月フーズには、「社内サーバの老朽化」「基幹システムの硬直性」「データの可視化」といったシステムに関する課題もあったという。 同社で35年にわたりシステム管理に従事している田中茂任氏(管理部 経理課 課長)によると、社内サーバが老朽化によって頻繁に故障するようになり、メンテナンスに莫大な時間やコストがかかっていただけでなく、OSのサポート終了に伴ってデータベースやシステムの再構築を余儀なくさ
サイバー攻撃は年率30%の割合で増え続けている。被害金額も増える一方だ。こうなると、サイバー保険の保険料は上がるだろう。 サイバー保険料の保険料が下がった理由とは だが、保険会社の報告書によると、保険料は過去12カ月にわたって低下している。なぜだろうか。 英国を拠点とする保険会社のHowden Group Holdings(以下、Howden)は2024年7月1日に報告書を発表した(注1)。 Howdenによると、直近1年半はランサムウェア攻撃が再び活発になっており、サイバー攻撃がエスカレートした。もちろん、攻撃を受けた企業が回復のために費やす費用は増えている。 ランサムウェア攻撃において、犯罪者は悪質なソフトウェアを使用して、企業が自社のコンピュータファイルやシステム、ネットワークにアクセスできないようにする。そして、それらのアクセスを回復させる対価として身代金を要求する。機密データを公
トラスコ中山は「在庫は成長の源泉」と考え、業界内でも圧倒的な数の在庫を保持することで成長を続けている。なぜ在庫を保持すべきと考えているのか。そしてどのようにして顧客に製品を短納期で届けているのか。同社のビジネスモデルを支えるデータ基盤とERPの関係が明らかになった。 トラスコ中山は、製造業が工場で用いる機械工具などの間接材や副資材を販売する卸売事業者だ。1959年創業の老舗で、全国28箇所に物流センターを構える。過去25年間で売上高は約3倍に成長し、2024年12月期の会社予想では2847億円を見込んでいる。 在庫を必要最低限に抑えることで資産や管理コストを圧縮する企業が多い中、同社は「在庫は成長の源泉」と考え、業界内でも圧倒的な数の在庫を保持することで成長を続けている。 トラスコ中山はなぜ在庫を保持すべきと考えるのか。そして、どのようにして顧客に製品を短納期で届けているのか。2024年7
Microsoftの対話型AIアシスタント「Microsoft Copilot」。ワークフローや個人タスクに組み込むことで業務の効率化が期待でき、現在、多くの企業が活用を進めている。開発ツール「Microsoft Copilot Studio」を使うことで、社内データを学習させた独自のチャットbotを開発できる。 今、Copilot Studioで開発されたAIチャットbotが重大なセキュリティリスクを生むと騒がれているが、どうやらCopilot Studioのある設定が問題らしい。 2023年8月3~8日(現地時間)にサイバーセキュリティカンファレンス「Black Hat USA 2024」がラスベガスで開催された。特にAIに潜むセキュリティリスクに話題が集まり、Copilot Sudioで開発したチャットbotの危険性が語られた。 Tech系ニュースサイト「The Register」が
Power Automateはここから使え 一から分かる基礎解説:実例で学ぶ! 仕事を効率化するPower Automate活用術(1/3 ページ) Power Automateは生産性向上のためのツールとして人気の高いツールです。そのメリットを分かりやすく説明するとともに、特に効果が高く、作りやすいシナリオの設定方法を図で解説します。 はじめまして。日本ビジネスシステムズ(通称:JBS)の舟越と申します。私はいわゆるインフラエンジニアとして社会人生活をスタートしました。現在は、人材開発部という、従業員のスキル向上を担う部門に所属しています。インフラエンジニアとしての経験を生かし、特にエンジニアのスキルアップに関わる仕事をしています。 技術研修でスキルアップに関わる事もありますが、「アウトプットによるスキル向上」という観点でJBS Tech Blogという企業技術ブログも運営しており、その
TBSテレビは、Googleの生成AIサービス「Google Gemini」を統合した「Gemini for Google Workspace」の検証をしている。同社は、何に魅力を感じ、どのようにGeminiを使っているのか。 生成AIの盛り上がりとともに、コミュニケーションプラットフォームに生成AIによるアシスタント機能を統合したサービスが次々に登場している。 こうしたサービスでは、これまでの活用を通して蓄積してきたデータを生成AIに参照させて、自社のコンテクストを理解した回答を生成できることが特徴だ。Googleの生成AIモデル「Gemini」を搭載した「Gemini for Google Workspace」もその一つとして注目を集めている。 実際にGemini for Google Workplaceを使うことに決めたユーザーは何に魅力を感じ、どのようにGeminiを使っているのか
2024年8月12日週は、KADOKAWAが業績予測を発表した他、MicrosoftがWindowsやAzureの脆弱(ぜいじゃく)性を公開した。マネーフォワードはアカウントの不正利用を発表、伊藤忠テクノソリューションズは業務委託先がランサムウェア攻撃を受けたものの、情報流出については調査中だ。同週の主要なセキュリティニュースをまとめて紹介する。 ランサム攻撃の金銭的被害が明らかに セキュリティニュースまとめ読み 2024年8月12日週で特に大きな話題となったのが、KADOKAWAの特別損失だ。ランサムウェア攻撃を受けるとどの程度の金銭的な被害が生じるのかが分かる。以下、1週間分のニュースをまとめて紹介する。 ●2024年8月7日 Semperisは「Microsoft Entra ID」(旧称Azure Active Directory)に特権昇格をまねく脆弱性を発見したと発表した。「M
業務効率化や生産性向上などメリットばかりに目を向けられるAIだが、その裏で問題となっているのが電力消費だ。AI処理は多くの電力を必要とする。その問題を解決する技術が誕生したという。 IT業界だけでなく多様な産業で活用が進むAI。AIはトレーニング時やエッジデバイスで利用する際に多くの電力を消費する。また、AIサービスを提供するサービスプロバイダーが運用するデータセンターでも大量のエネルギーが消費されていて、早急に解決すべき問題となっている。 爆増する電力消費問題とAIの性能アップをまとめてかなえる新技術が誕生したという。AIの能力を高めるとともにエネルギー問題までも解決する技術とは? その新技術とは「CRAM」(Computational Random-Access Memory)だ。ミネソタ大学ツインシティー校の研究チームが、新たなハードウェアデバイスとしてCRAMの実証に成功した。これ
ランサムウェアに備えるには防御策を固めると同時に、いざ攻撃が受けたときにすべきことを事前に決めておくことが必要だ。 ランサムウェア攻撃を受けてPCやサーバが使えなくなったとき、PCの電源を切るべきか、犯人と連絡を取るべきか。何から手を付けたらよいのかが分からず、社内は混乱に陥るだろう。 何らかの防御策を立てていたとしても、ランサムウェア攻撃を受ける可能性は残る。攻撃されたときにまず何をすべきなのかを、あらかじめ整理しておかなくてはならない。 ランサムウェア攻撃から回復するための10段階 データセキュリティソリューションを提供するLepideは2024年7月3日、ランサムウェア攻撃から回復するための方法を公開した。同社で顧客支援の任に当たるナターシャ・マーフィー氏(カスタマーサクセスアドボケート)は、10個の段階を順に踏むことを勧めた。 以下では社内のPCやサーバがランサムウェア攻撃に遭った
2024年8月5日週は、三菱電機ホーム機器で個人情報漏えいの可能性や、東急リバブルの個人情報不正持ち出し事件などが報じられた。同週の主要なセキュリティニュースをまとめて紹介する。 大規模情報漏えいに脆弱性報告 セキュリティニュースまとめ読み 2024年8月5日週で特に大きな話題となったのが、気仙沼市立病院の患者情報の漏えい問題だ。サイバー攻撃によるものではなく、物理的な機器の処分が原因だ。一体、何がまずかったのか。以降で、1週間分のニュースをまとめて紹介する。 ●2024年8月5日 KADOKAWAは2024年6月9日に起きたランサムウェア攻撃の結果、25万4241人分の個人情報などが漏えいしたことが分かったと発表した。なお、同社と協力する大手セキュリティ専門企業の調査によれば、ランサムウェア攻撃を招いた原因はフィッシングなどの攻撃により従業員のアカウント情報が窃取され、社内ネットワークに
生成AIを活用するなら知っておきたいRAGの基礎知識やその回答精度を高める方法、RAG専用のデータを効果的に作成する秘訣を専門家が語った。 生成AIを業務で使いたいと考える企業が増えている。キーマンズネットが実施したアンケート調査「生成AIの活用意向と利用状況」(実施期間:2024年5月24日~6月7日、回答件数:219件)によれば、企業における生成AIへの投資意欲は、「生成AIを利用している/試験利用中」「検討中」の割合は60.7%だった。一方で、生成AIが出力する情報の正確性や信頼性への懸念も生まれている。 こうした懸念を軽減するための技術としてRAG(Retrieval-Augmented Generation)が注目を集めている。RAGとは生成AIがテキストを出力する際に外部情報の検索を組み合わせて回答を生成する手法のことだ。 RAGの基本的な考え方やその回答精度を高める方法、RA
2024年7月の「Microsoft 365」のアップデートは、Teamsでカスタム絵文字が登録できるようになるなどUX向上に着目したものが目立っていた。 「Microsoft 365」では、毎月のように新機能の追加や改善がある。2024年7月に行われたMicrosoft 365のアップデートについて、内田洋行の太田浩史氏(エンタープライズエンジニアリング事業部)がウェビナーで紹介した。 7月のアップデートでは10を超えるアップデートがあった。「Microsoft Forms」(以下、Forms)と「Microsoft Excel」を同期させて回答を分析する機能などは、Formsユーザーの生産性向上に役立ちそうだ。 Teamsの使い勝手が大幅に向上 8つのアップデートを一挙紹介 まずはMicrosoft Teams(以下、Teams)の8つのアップデートを紹介する。 Teams(1) 会議
HDDの故障率は全体に下がっている。だが、調子が悪くなりやすいモデルも残っている。現時点の故障率を押さえておく必要があるだろう。 クラウドストレージサービスを提供するBackblazeは2024年8月6日(現地時間)、自社のデータセンターで運用中のHDDの故障率などを統計レポートとして発表した。2024年第2四半期(2024年4月1日~同6月30日)のデータだ。今回はHDDの経年劣化と経年変化、さらにはAI(人工知能)やML(機械学習)によってこれを予測する可能性についても調べた。 HDDの優等生はどれだ? 4社の製品を徹底比較 2024年第2四半期末の時点で、同社はSSDと28万8665台のHDDを運用、監視していた。ここから3789台の起動ドライブ(2923台のSSDと866台のHDD)を除外した残りの28万4876台のHDDについて紹介する。これらのHDDにはBackblazeの顧客
VMware製品のコストアップの影響はユーザー企業だけでなく、VMware製品をサービスに組み込んで提供している事業者にも及ぶ。今後の価格改定や対応方針など、ユーザーが気になるところを独自のベンダーアンケートで尋ねた。 2023年末にVMwareを買収後、Broadcomは2024年2月末に新しい製品ラインアップとライセンスモデルを発表した。課金形態とライセンス体系が変更されたことで今後のシステム戦略およびIT投資計画を見直さざるを得ない状況となり、多くのユーザーが困惑したことは周知の通りだ。 新しいライセンスモデルが発表されてから5カ月が過ぎた現在、一部のITベンダーやパートナー企業から対応方針やアナウンスメントが発表されているが、まだ今後の見通しが不明瞭な部分もある。 コストアップの影響をベンダーはどう受け止め、どう対応するか デル・テクノロジーズや日本オラクル、Amazon Web
移行先ツールとしては「Microsoft Access」(30.5%)が最も多く、「BIツール」(26.3%)、「Googleスプレッドシートなど」(22.2%)や「クラウド型ビジネスアプリ作成ツール(Kintoneなど)」(13.2%)が続いた(図2)。Microsoft Accessは、複雑なクエリの実行や、大量のデータの効率的な処理などが可能なため、特にExcelの動作性などに悩んでいた企業には有効な移行先だ。業種別で人気にそれほど大きな差はないが、流通・サービス業の利用率が最も高かった。 BIツールは、複数のデータソースからの集計や分析に便利だ。製造業での導入が多い傾向にある。BIツールによって、サプライチェーンや製造工程、品質管理、在庫管理など多岐にわたるデータソースを統合し、一元管理することでデータの整合性と可視化を図る目的があると考えられる。 Googleスプレッドシートは、
EOS後もWindows 10を「使い続ける勢」の言い分 中小企業はなぜWin 11への移行をためらうのか? ノークリサーチの調査によると、Windows 10のサービス終了時点では回答者のうち過半数がWindows 10を使い続ける見込みだ。何が中小企業のWindows 11への移行を阻むのか。 2024年も後半に入り、2025年10月14日に予定されている「Windows 10」のサポート終了まで1年半を切った。しかし、「Windows 11」への移行が順調に進んでいるとはいえず、「サポート終了間際の混乱も予想される」とノークリサーチは指摘する。 同社が中堅・中小企業を対象として2024年3月に実施した調査によると、依然として多くのユーザー企業がWindows 10を利用している。 Windows 11への移行をためらう理由は? エンドポイントOSの導入予定を尋ねた設問に対して、多くの
連載第4回の本稿は、具体的な読者のお困りごとについてフリーコメントを基に紹介する。VMwareユーザーのコストだけではない多岐にわたる不満や、SIerや販売代理店がBroadcomと顧客の板挟みで苦しんでいる状況が分かる。 BroadcomのVMwareの買収に伴うライセンス変更によって、多くの企業から悲鳴が聞こえてくる。そこでキーマンズネット編集部とITmedia エンタープライズ編集部は共同で「『VMware製品のライセンス変更』に関するアンケート」(調査期間:2024年6月26日~7月6日、オンライン調査、回答数:425件)を実施した。 ここまでは、VMware製品群を利用しているユーザーの今後の予定や具体的な移行先、継続理由を紹介した。第4回の本稿は、具体的な読者のお困りごとをフリーコメントを基に整理する。 結局、みんなは何に困っている? 多くのVMwareユーザーがコストだけでは
インターネットサービスプロバイダーがユーザーをマルウェアから守るために保護策を用意していることは珍しくはないが、その逆のことが起きたという。 マルウェア被害は今も絶えることなく発生し続けている。企業や施設などから毎日のように被害報告が寄せられ、マルウェアに対してはいくら注意を払っても払い足りないご時世だ。 本来ならユーザーをマルウェアから守る立場にあるインターネットサービスプロバイダー(ISP)が、自社サービスを利用するユーザーのPCにマルウェアを仕込んだことが明らかになり、大問題となった。どうやらデータの窃取が目的ではないようだ。インターネットサービスプロバイダーの思惑とは? ISPが自社の顧客のデバイスにマルウェアを仕込んだというにわかには信じられない話だが、実際にあった話だ。マルウェアを配布したのは、韓国の大手ISPであるKTだ。通信トラフィックに大きな影響を与える「BitTorre
生成AIは導入ハードルを下げるのか? 2024年版「業務改善ツール」選定のポイント:IT導入完全ガイド 複雑化、属人化が進んだ業務や、複数部門にまたがる業務をどう改善すべきか。生成AI搭載でプロセスマイニングはどう変わるのか。導入時のポイントや運用の注意点、導入前に揃えておきたいシステムを解説する。 長い年月を経て複雑化し、属人化が進んだ業務をいかに改善するか。特に企業の主要事業を支えるコア業務の処理に長い時間がかかっていたり、手戻りが多く発生していたりする場合は、収益にも影響を及ぼしかねないため、改善は急務だ。 担当者レベルによる草の根活動では改善が難しい、ビジネス全体に影響を及ぶ複雑な業務を改善する際に一つの選択肢となるのがプロセスマイニングだ。 前編では、BIツールとプロセスマイニングの違いや、プロセスマイニングを活用するメリット、プロセスマイニングによる改善を必要とする業務、プロセ
VMwareのライセンス変更によって、多くの企業のIT予算に影響が出ている。VMware製品群を利用しているユーザーが具体的にどういった製品に乗り換えるのか、調査結果を基に紹介する。 Broadcomは2023年11月にVMwareの買収を完了し、事業ポートフォリオを大幅に変更した。2024年2月4日に従来ライセンスでのVMware製品の販売を終了し、新たなポートフォリオへの移行を促している。 VMwareのライセンス変更によって、多くの企業のIT予算に影響が出ている。そこでキーマンズネット編集部とITmedia エンタープライズ編集部は共同で「『VMware製品のライセンス変更』に関するアンケート」(調査期間:2024年6月26日~7月6日、オンライン調査、回答数:425件)を実施した。 第1回は、VMware製品群を利用している企業に対し「今後のIT基盤をどうする予定なのか」を聞いた。
アラート調査をはじめとした自社のセキュリティ業務の一部を外部に委託するマネージドセキュリティサービスに注目が集まっている。多様化・高度化するこのサービスから本当に自社に合うものを選定する際のコツは何か。 「ランサムウェアに感染して事業が停止した」「情報漏えい事件が発生して顧客への謝罪対応に追われた」――世の中でそんなインシデントが起こる度、これまでのセキュリティ対策を見直し、必要に応じて新たなツールを導入してきた企業は多いはずだ。 しかしセキュリティツールはただ導入するだけでは不十分で、アラートの内容を精査したり、ポリシーをチューニングしたりするなど日々の運用を適切に実施しなければ最大限の効果は見込めない。 ただし、この運用こそ多くのIT管理者やセキュリティ担当者の負荷を高める大きな要因になっている。セキュリティ人材不足が叫ばれる今、貴重なリソースを運用に割くのは困難という声もよく聞く。
開発現場においてプログラミング作業を効率化できると「ChatGPT」に期待が集まる。一方で、まだ開発を任せられる段階ではないとの意見もある。 生成AIに期待できることの一つに「コード生成」がある。2024年2月にNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが「AIの登場によってプログラミングはもはや人に不可欠なスキルではなくなった」と公言したこともあってか、「プログラマーは不要になるのでは」などとささやかれた。それに対して、「決してプログラマーを葬るようなことにはならない」と異を唱える開発者もいる。 ある研究結果によって、ChatGPTが開発に“使えない”理由が明かされた。 生成AIがコーディングを得意としているのは事実だが、コーディングを任せるにはまだ不安がある。そんな研究結果が発表された。 この件の詳細が、IEEEが発行しているソフトウェアエンジニアリング分野の研究や技術進展を扱う学術雑誌『
Copilot for Microsoft 365を使い倒している筆者が、初心者でも効果を実感しやすい、利用イメージがわきやすい使い方や、活用がうまくいかないときのリカバリー方法を紹介します。 生成AIと共に注目を集める「Microsoft Copilot for Microsoft 365」(以下、Copilot for Microsoft 365)は、多くの企業でパイロット導入が進んでいます。一方で、利用のためには有償のライセンス契約で必須で、具体的に何ができるのかをはっきりとは知らない方も多いのではないでしょうか。 キーマンズネット読者を対象にしたアンケート調査(実施期間:2023年12月8日~12月22日、回答件数:311件)。でも、Copilotへの興味関心は高い一方で、「使い方が分からない」「業務での利用イメージがわかない」といった声が上がっています。 そこで今回は、Copil
ガリガリ君の赤城乳業が決めた「S/4HANA Public Edition」への移行 Fit to Standardへの覚悟を聞いた 「ガリガリ君」をはじめとした氷菓、アイス製品を製造、販売する赤城乳業は、SAP ERPの保守期限に対して決断を迫られていた。同社は検討の末、SAPのクラウド版ERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」への移行を決断した。どのような検討が行われたのか、Fit to Standardをどう実現しているのかを聞いた。 日本で2000社以上が利用しているといわれるSAPのオンプレミスERP「ECC6.0」。最長でも2027年末に保守契約を終了することによる更新ラッシュは、SAPの「2027年問題」として知られている。迫る期限を前に、多くの企業は方針を決めて作業に取り掛かり、すでに完了しているところも多い。 問題回避には幾つかの方法があ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『サイトセンシング、不動産紹介に適した3Dモデル作成サービス開始 - IT、IT製品の情...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く