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中東情勢
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年末や新年になると、「今年の干支」の話題が頻繁に登場します。 多くの人が干支という言葉を十二支と同じ意味合いで使いますが、実はこれは誤りです。干支と十二支は何が違うの? そもそも干支って何? といった疑問を解決するために、干支と十二支それぞれについて詳しく解説しましょう。 十二支とは何? 十二支は、「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の12種類の動物を指します。 十二支は古代中国から日本に伝わった思想のひとつですが、現代の私たちにも馴染み深いものですよね。 年を表す場面以外では今はあまり使われなくなりましたが、かつては時刻や方位を表すためにも利用されていました。 たとえば、真夜中を表現する「丑三つ時」という言葉があります。昔は午前0時の前後2時間を子の刻と定め、2時間ごとに十二支を割り当てていました。 一つ時は30分間を表すので、丑三つ時は午前2時から2時30分の時間を指して
新年を迎え、新たな気持ちで「今年も良き1年になりますように」と願いをかけられた方も多いことかと思います。 幸運への願いを込めて、縁起物を入手なさったり、大切な方に贈られたりすることもあるのではないでしょうか。 日本で「縁起の良い生き物」といえば、真っ先に思い浮かぶのが鶴と亀です。 鶴や亀の描かれた品や、亀の甲羅をモチーフにした文様などは、縁起が良いのはもちろんのこと、外国人の方へのお土産としても喜ばれることうけあいです。 そこで今回は、鶴亀は縁起が良いとされている所以などについてご紹介したいと思います。 「鶴は千年、亀は万年」は中国から伝わった 「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、日本では古くから、鶴と亀は長寿を象徴するめでたい生き物であると考えられてきました。 これは日本独自の考え方ではなく、古く中国前漢時代の思想書に、鶴は千年、亀は万年の寿命を持つという言い伝えがあることが記されて
戦後、日本人の生活の欧米化が進むにつれ、普段使いの衣類や身の回りの小物なども大きく変化しました。 しかし、洋風なライフスタイルが当たり前になった現在、「風呂敷」や「手ぬぐい」など、かつて多くの日本人が愛用してきた日用品の魅力が改めて見直されるようになっています。 今回は、外国人の方へのお土産にもぴったりな「風呂敷」についてご紹介していきます。 どうして「風呂敷」なの? 風呂敷の由来とは 手提げカバンや紙袋、レジ袋などの普及で、現在では日常的に風呂敷を使う場面はあまりなくなりました。 それでも、「大風呂敷を広げる」という言葉は今でも一般的に使われますし、贈答品を持参する際や和装する際に使うこともあるでしょう。 風呂敷はいろいろなものを包んで持ち運ぶことができる便利な布ですが、どうして「風呂敷」と呼ばれるのかをご存知でしょうか。 これは、江戸時代に庶民の間で大流行するようになった「銭湯」の文化
日本酒を飲むときに使うお猪口は、手のひらにちょんと乗るサイズの大きさで、日本酒を飲む際にとっくりとセットで使うのが一般的です。 現在は日本酒を飲むのに使われるお猪口ですが、江戸時代以前は少量の酢の物や和え物を入れる器として使われていました。 お酒を飲む器として使われるようになったのは、江戸時代中期ごろからです。今回はこの「お猪口」の基礎知識をご紹介しましょう。 なぜお猪口は小さいの? 日本酒とお猪口の関係 ご存知の通り、お猪口は飲み物を入れる器としては小さく、その容量は一般的に45ml程度です。 お猪口の容量が小さいのは、日本酒はアルコール度数が高いため、少しずつゆっくり楽しむのにお猪口のサイズが最適なのです。 お猪口とよく似たものに「ぐい飲み」がありますが、こちらはお猪口よりも大きく、ご飯をよそう茶碗より一回り小さいくらいのサイズが目安です。 名前の通り、ぐいぐい飲むための器で、お猪口が
四季がはっきりしている日本では、その季節を連想させる香があります。 春なら梅や桃、夏なら雨や植物、そして秋を連想させる香りの代表格といえば金木犀。金木犀の季節が過ぎると本格的な紅葉のシーズンを迎え、冬に突入です。 四季折々ならではの香りがある日本には、季節関係なくいい香りを楽しむ「お香」という文化もあります。 今回は秋の香りの代表格・金木犀と、日本人とお香の歴史についてご紹介します。 秋の香りの代名詞「金木犀」 日本には四季があり、その季節に咲く花の香は季節を連想させる最たるものです。 中でも秋の金木犀は春の梅や桃と並び、季節の訪れを感じさせる香りと言えます。金木犀は丈夫で早く育つこと、いい香りをさせることから庭木や街路樹に選ばれることが多い樹木です。 9月の終わりごろから10月の初めにかけてオレンジ色の小さな花を咲かせ、甘く爽やかでほんのりスパイシーな香りを漂わせます。 金木犀の香りに夏
愛らしい雛人形は、外国の方へのお土産として魅力的です。 しかし、その意味や由来を知っておくと、雛人形を選んだ意味やその心遣いの伝わり方が変わってきます。 雛人形を贈るなら知っておきたい豆知識もあわせてご紹介しますので、ご一読ください。 雛人形を飾る時期 雛人形は「桃の節句」に飾るものとして親しまれていますが、正しくは「上巳(じょうし)の節句」といいます。春を祝う行事でもあるので、立春(好みの上での春。節分の翌日)ごろから雛人形を飾り始めるとよいとされています。 少なくとも1週間くらい前までに飾りつけましょう。 片付ける時期は、早い方がよい、春分の日や旧暦の3月3日(4月中旬)までとするなど、地域によって考え方の違いがあります。 人形が湿気を嫌うため、片付けるのは晴れた日を選ぶとよいでしょう。 ひな祭りを過ぎたらすぐに片付けないと嫁に行き遅れるといわれますが、それは雛人形に込めた親の思いの裏
ボンボニエールは、皇室の慶事には欠かせない引き出物で、金平糖などを入れて贈る砂糖菓子入れとして知られています。 その装飾は美しく、卓越した日本の工芸意匠を一目で感じ取ることができる逸品です。 砂糖菓子だけではなく、アクセサリー入れなどとしても活用できるので、外国の方への手土産や贈り物に適しています。 日本らしいデザインのものを選べば、きっと喜んでいただけると思います。 ボンボニエールとは? ボンボニエールとは砂糖菓子を入れる菓子器のことです。 フランス語で砂糖菓子のことをボンボン(bonbon)といいますが、そのボンボンを入れる器のことをボンボニエール(bonbonnière)と呼びます。 皇室のお祝い事には欠かせない引き出物として知られ、今上天皇の即位の際や、最近では高円宮家の三女絢子さんの結婚披露宴にあたる「晩さん会」でも引き出物として出席者に贈られたことがニュースになりました。 中身
会津塗とはその名の通り、福島県の会津地方を産地とする漆(うるし)工芸です。 長い年月をかけ独自の文化として発展してきた会津塗は、多彩な技法と美しい模様により、現代でも多くの人々を魅了し続けています。 会津塗はどのように作られ、他の産地で作られた漆器と比べて、どういった点に特徴があるのでしょうか。 ここでは会津塗の歴史についてもお話しながら、その魅力について解説していきたいと思います。 会津塗の歴史 会津塗の歴史は、今から500年以上前の安土桃山時代にまでさかのぼります。 1590年(天正18年)に会津の領主となった蒲生氏郷(がもううじさと)が、それまで領主を務めていた近江日野(現在の滋賀県蒲生郡日野町)から漆工芸の職人たちを呼び寄せたことが始まりです。 氏郷は会津の人々に漆工芸の技術を学ばせ、やがては漆の木の栽培から木地作り、加飾までを一貫しておこなう漆器の一大産地にまで発展させました。
日本の伝統工芸である螺鈿(らでん)細工は、オーロラのような神秘的な輝きと、ひとつひとつ緻密に切り出された模様の美しさが最大の魅力です。 螺鈿の「螺」という漢字は「貝」を、「鈿」という漢字は「装飾」を意味することから分かるように、螺鈿細工とは貝殻を用いた装飾技術のことを指します。 螺鈿細工は古くから日本人だけでなく、海外の人たちからも愛されてきました。 ここでは螺鈿細工について、その歴史や作る工程などの解説もまじえながら、魅力に迫っていきたいと思います。 螺鈿細工の歴史 螺鈿細工の歴史は古く、紀元前3000年頃のエジプト文明にまでさかのぼります。 当時の遺跡からは、螺鈿細工をほどこした装身具や調度品などが発掘されていて、王族が権力を誇示するために使用していたものと考えられています。 日本で螺鈿細工が作られ始めたのは奈良時代です。唐(当時の中国)から技術が伝わってきたと言われています。 その後
お正月に家族や親戚で集まり新年のお祝いをする際に飲む「お屠蘇(おとそ)」、古くから続く日本独自のお正月の風景です。 しかし、お正月に飲むお屠蘇には、どのような意味があるのでしょうか。「今までなんとなく飲んでたけど、意味は知らない」という方も多いかもしれません。 そこで今回は、お正月に飲むお屠蘇についてご紹介します。 お屠蘇の意味 お屠蘇とは元旦に飲むお酒です。お屠蘇の「屠」には「屠る(ほふる):打ち負かす、殺す」という意味があり、「蘇」は「蘇る」を意味します。その年の「邪気を屠り」「魂を蘇らせる」という目的でお屠蘇を飲むのです。 お屠蘇は日本酒やみりんでいくつもの生薬を漬け込んで作る薬草酒で、正式な名称は「屠蘇散(とそさん)」または「屠蘇延命散(とそえんめいさん)」と言います。 平安時代に唐(現在の中国)から伝来し、平安貴族のお正月の行事に使われたのが日本におけるお屠蘇の起源です。お屠蘇の
日本の伝統工芸品のひとつに、「江戸切子」というものがあります。 江戸時代から作られるようになったと言われているガラス細工です。 特殊な技法で作られた独特なデザインはとても魅力的で、国内外からの評価も高く、現在では日本のお土産品として人気を集めています。 ここでは、そんな江戸切子の魅力をご紹介します。 江戸切子のはじまり 江戸切子が生まれたのは江戸時代。 天保年間に、江戸大伝馬町でビードロ問屋を営む加賀谷久兵衛たちが、南蛮から渡来した外国製のガラス製品に細工を施すことで生まれたと言われています。 それまで日本の庶民たちの食器は木製のものや陶器が主でした。 当然、はじめのうちはガラスに加工をする技術を持っておらず、江戸切子が江戸切子として製品化するのには時間がかかりました。 やがてヨーロッパのほうからガラスの加工法を知る人物が日本に呼ばれるようになります。 西洋人たちの技術を参考に自分たちの独
日本では契約などをする際に印鑑を押す文化がありますが、外国、特に西洋ではサイン(自筆署名)をする文化を持っています。 海外へ出かけた際に、さまざまな場面でサインを要求されることが多くなります。 初めて海外へ行くという方の中には、「サインは漢字ですべきなのか、アルファベットで書くべきなのか、サインの書き方がわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 ここでは、海外でサインを要求されたときにどのように書けばいいのか書き方のポイントをご紹介します。 西洋社会におけるサインとは 西洋社会におけるサイン(自筆署名)は、信頼の証と言えます。 ペンを使って自筆で署名することで、契約書などに書いてある内容を受け入れ、契約内容について履行することを約束するのです。 日本社会における印鑑と同等の効力を持っています。 そのため、ただ名前を記入するだけの行為であるとは言え、海外へ行きサインをするときは
日本人は古くから夏などの気温が高い日にはうちわや扇子をあおいで涼を取っていましたが、扇風機やエアコンの登場で使う頻度が低くなりつつあります。 たしかに自動で冷たい風を送ってくれる道具があれば、自分であおがなくてはならないうちわや扇子は面倒くさいものかもしれません。あおぐことで余計に暑くなるということもあるでしょう。 しかし、うちわや扇子、特に扇子にはさまざまなデザインのものがあり、中には芸術的ともいえるおしゃれなものもあります。扇子はファッションアイテムとしての役割を持っています。 ここでは、そんな、おしゃれに涼を取れる扇子の選び方についてご紹介します。 まずは重量感をチェックしよう 扇子と言っても、100円ショップで売られているものから専門店で売られている高級品までピンキリです。 ただ涼を取るだけであれば安い物でもいいかもしれませんが、おしゃれなアイテムとして取り入れたいならデザイン性は
京都の金閣寺や平泉の中尊寺金色堂は、金箔に覆われた歴史的建造物として国内はもちろん海外でも有名です。これらの名所をお目当てに日本を訪れる外国人観光客も少なくありません。 金に覆われた建物という、神秘的で珍しい光景を見てみたいという背景には、日本がかつて「黄金の国ジパング」と呼ばれた過去に想いを馳せ、ロマンを感じるという心理も働いているのかもしれませんね。 今回は、黄金の国ジパング伝説と、日本の金の文化についてご紹介します。 神秘に包まれた「黄金の国ジパング」 13世紀にアジア各地を旅したイタリア商人マルコ・ポーロが、帰国後話した内容をもとに記されたという『東方見聞録』。そこに登場するのが「ジパング」です。 ジパングについては、マルコ・ポーロ自身が実際に訪れたわけではなく、中国で伝え聞いた話として語られています。 ジパングは中国の東の海に浮かぶ島国で、「莫大な金を産出し、宮殿などの建物がすべ
Tシャツやタトゥーなどファッションに漢字のデザインを取り入れている外国人の方を多く見かけるようになりました。アルファベットなど表音文字のみを使用する言語を使う文化圏の人にとって、文字それ自体が意味を持つ「漢字」は、とても興味深いものに感じられるようです。 せっかく漢字に興味を持ってくれるのであれば、見た目だけでなく意味についても知ってもらえたらうれしいですよね。そこで、外国人の方に成り立ちの意味を教えてあげたい漢字を3つご紹介します! 鮨(すし) 外国人にとって日本食の代名詞ともいえるのが「SUSHI(スシ)」ですね。漢字では「寿司」と書くことも多いですが、一文字で書く「鮨」の文字もやはり日本人にとってなじみ深いものでしょう。 鮨という漢字は、「魚」+「旨」で成り立っています。「魚」は魚の姿を文字で表した象形文字だというのは有名だし、ちょっとした絵などで説明しやすいですね。「旨」は「旨い」
もこもこした羽毛を持ち、大きな目が可愛らしいフクロウ。その愛くるしい姿から、ぬいぐるみやキーホルダーなど、さまざまなグッズのモチーフになっていますよね。 しかし、フクロウがグッズのモチーフとして人気になっている理由は、見た目の可愛らしさだけではありません。フクロウは世界中で縁起物として捉えられており、フクロウのグッズを持っていることで幸運が訪れると言われているのです。 もちろん、日本でもフクロウも縁起物のひとつ。ではどうして、フクロウが縁起物なのでしょうか。 ヨーロッパにおいてフクロウは「森の賢者」 ヨーロッパでは、フクロウは「森の賢者」として捉えられています。よく、映画やドラマなどでも、フクロウは「物知り」「世間知に長けた長老」といったポジションに置かれることが多いですよね。 このようなイメージがフクロウについた所以は、ギリシャ・ローマ神話にあると言われています。ローマ神話には、ミネルヴ
日本の伝統芸能である「歌舞伎」。日本が世界に誇る文化のひとつであります。 しかし、どこかハードルが高く感じられてしまうのも事実で、日本人であっても「一度も見たことない」「歌舞伎がどのようなものなのか知らない」という方も少なくないのではないでしょうか。 そこで今回は、歌舞伎がどのようなものか、その歴史や演目の種類などを紹介します。 歌舞伎の語源は「かぶく」という言葉であると言われています。 かぶくという言葉には、「勝手なふるまい、奇抜な身なりをする」という意味があり、江戸時代初期、流行の最先端をいく人目を引くファッションに身を包み、世間の常識の枠に納まらない言動をする人のことを「かぶき者」と呼んでいました。 そんなかぶき者を真似た扮装をして、踊りを披露する「かぶき踊り」が、歌舞伎のルーツであると言われています。 かぶき踊りは、1603年、出雲の阿国によって京都で始められたとされており、江戸で
日本の戦国武将は、大河ドラマや時代劇などを通じて長く親しまれていますが、近年では外国人からの人気も高まっています。その人気に大きく影響を与えたのが、戦国時代を舞台とした漫画やゲームです。 漫画やゲームのキャラクターから「SAMURAI」のイメージが広まり、今では侍グッズが日本のお土産の定番となりつつあります。今回は、外国人に紹介したい戦国武将を挙げ、その魅力をご紹介します。 外国人に紹介したい魅力的な武将5選 ここでは、「LISTVERSE」というサイトで、紹介されている戦国武将の中から、特に魅力的な武将を5人選んでご紹介します。 伊達政宗 政宗は海外との貿易に力を入れ、特にキリスト教徒との交流を深めるためにローマへ使節団を送ったことで知られています。ゲームのキャラクターからの影響なのか、伊達政宗は“クールでハンサムな男”という印象が強いようです。 武田信玄 天下統一のためには手段を選ばず
手巻き寿司は、日本のパーティーメニューの定番の一つとして親しまれています。実は、外国人の間では寿司は知っていても手巻き寿司を知らないという方は多いのです。自分で好きなトッピングを選んでわいわい楽しみながら食べられる手巻き寿司は、外国人をもてなすシーンにぴったりの料理といえます。今回は外国人に教えてあげたい、手巻き寿司の作り方やおすすめのトッピングのアイディアをご紹介します。 手巻き寿司の美味しい作り方3選 意外と知らない!? 酢飯を美味しく作るコツ 酢飯を作る際には、新米よりも水分の少ない古米が適しています。また、炊飯はいつもの2割減の水加減で行いましょう。その方が、酢を混ぜたときにベチャベチャになりにくく、酢とのなじみもいいです。ご飯が炊けたらすみやかに酢を混ぜ合わせるのもポイントです。アツアツのご飯に一気に酢をかけることで、まんべんなく酢がご飯に染み込みます。 また、酢をかけた後にうち
キティちゃんをご存知でしょうか? 白い子猫のキャラクターで、赤いリボンを耳に付けている姿がとてもキュートですよね。また、お土産の定番として「ご当地キティちゃん」などが大流行したことも記憶に新しいのではないかと思います。今回は日本のみならず、海外でも大人気のキティちゃんの由来や、意外と知られていない秘密をいくつか紹介します。 そもそも「キティ」という名前の由来とは? 実はキティちゃんは誕生当時、名前が付いていませんでした。 その後キティちゃんという名が付けられたのですが、これはルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』の続編である『鏡の国のアリス』に登場する、子猫の「キティ」に由来しているそうです。 ちなみに、この「キティ」は黒い猫ちゃんなんだそうです。 また、名前が付けられる前は「赤いリボンをした子猫」「名前のない白い子猫」と呼ばれていたそうです。 体重はりんご〇個分! キティちゃんのプ
5月5日のこどもの日が近づくと、優雅に空を泳ぐこいのぼりを見かける機会も増えてきます。 こどもの日の象徴として知られているこいのぼりですが、そもそも何故「こいのぼりを空にあげる」のでしょうか。今回はこの「こいのぼりの由来」について紹介していきます。 立身出世の象徴 こいのぼりという言葉は「鯉」と「幟(のぼり)」という意味が重なっているという説があります。 中国では「滝を登った鯉が天に昇り龍になる」という言い伝えがあるのですが、それが「男の子が生まれたら幟を立てて祝う」という日本の風習と混ざり、今に至ったという考え方です。 流れに逆らい滝を昇る鯉のように、困難に立ち向かい力強く成長してほしいという願いと、縁起物の「幟」を合わせて、こいのぼりが誕生したというのが有力な説の1つです。 また、幟自体にも「鯉」と関わりがあるものが多く、この幟のシンボルとして鯉をデザインしているものが多くありました。
金平糖はカラフルでかわいく、甘いお菓子として知られていますが、その作り方をご存知でしょうか。実は金平糖は制作方法が難しく、修行を積んだ職人さんの高い技術がなければ作れないお菓子なのです。今回はこの金平糖とはどのようなものか説明しながらその作り方をまとめていきます。 金平糖の由来とは 戦国時代にポルトガルから伝わってきたお菓子として知られている金平糖は、織田信長に謁見する際に献上されたことで日本に伝わったと考えられています。つまり440年以上も前に日本に伝わってきたお菓子、ということになり、歴史のあるお菓子の1つといえるのではないでしょうか。 戦国時代に金平糖が日本国内で製造された記録は多くなく、実際に製造されたのは江戸時代あたりとされています。しかし制作方法は秘密となっており、長きにわたって一般市民が作ることは許されていませんでした。 18世紀ごろからは市民層による製造が始まるようになり、
日本人に古くから愛されてきた花といえば、なんといっても桜でしょう。海外から日本を訪れる外国人には、日本の美しい桜並木の風景や、満開の桜の木の下でピクニックのように食事やお酒を楽しむ「お花見」の文化を新鮮に感じる方が多いようです。 春先に日本を訪れた外国人をおもてなしするなら、美しい桜を楽しめる桜の名所へ案内して、お花見の雰囲気をたっぷりと味わってもらうのがおすすめです。今回は、外国人の方を連れていくのにぴったりな東京の桜の名所を3ヵ所ご紹介します。 (1)千鳥ヶ淵緑道 皇居の北西にあるお堀、千鳥ヶ淵。その周辺はソメイヨシノを中心におよそ260本の桜の木が植えられており、東京屈指の桜の名所として有名です。例年、シーズン中はかなりの人出となります。 桜の美しさを楽しむなら早朝がおススメです。人も疎らで、空気も澄んでいるように感じます。 お堀に沿って約700メートル続く遊歩道「千鳥ヶ淵緑道」では
日本の夏場は湿度が高くてジメジメしがちです。コンパクトにたたんで持ち歩けて、必要なときにサッと開いて使える「扇子」を愛用しているという方も多いのではないでしょうか。 平安時代にはすでに使われていたと記録され、現代も便利に使われている扇子。古くから、本来の「あおいで風を送る」という用途以外にも、宗教や芸能などさまざまな場面で用いられてきました。そんなちょっと変わった扇子の用途の一つに、遊具としての使用があります。今回は、日本の伝統的な遊び「投扇興(とうせんきょう)」についてご紹介します。 投扇興(とうせんきょう)とは 投扇興は、文字通り「扇子を投げて得点を競い合う遊び」です。交互に投げて合計点を競い合う対戦ゲームなので、ダーツをイメージすると近いかもしれません。 投扇興では、「枕」と呼ばれる桐箱の上に「蝶」と呼ばれる的を立て、その的に向かって「扇」すなわち扇子を投げます。枕と蝶と扇の3つが作
昔からあるお正月の遊びのひとつに、羽根つきがあります。最近ではお正月に羽根つきをしている子どもは少なくなってきましたが、羽根つきや、羽根つきで使う羽子板には意味があるのをご存知でしょうか。 ここでは、女の子の初正月に贈る習慣がある羽子板や羽根つきとはどのようなものなのかご紹介します。 女の子の初正月に羽子板を贈るのはなぜ? 羽子板の歴史はとても古く、遊びの道具として使われるようになってからの歴史を見ても、室町時代にまでさかのぼります。厄災を逃れるという意味合いがあった羽子板は、お正月の遊びにふさわしかったことから、羽根つきがお正月の遊びとなっていったといわれています。 羽子板は羽根つきで使われる、テニスやバドミントンでいうところラケットのようなものです。 羽子板でつく黒い球のついた羽は、「無患子(むくろじ)」と呼ばれ、「子どもが患わない」という意味があります。 羽子板で無患子をつくことで、
万年筆は使えば使うほど持ち主の書き方に馴染み、持っているとどんどん愛着がわいてくるものです。長い間使い続けることで自分だけの一本に成長してくれることは、万年筆の利用で得られる大きな喜びのひとつでしょう。 ここでは、万年筆の特徴や、種類などをご紹介します。 万年筆最大の特徴は、小さな金属を2つに割ったペン先です。このペン先によって繊細で味のある文字を書くことができます。力を強くすれば太くなり、ペン先を紙の上に置き、紙面をなぞるようにすれば細い文字を書くことができるのです。力を入れなくても線が引けるというのも、万年筆の特徴のひとつといえるでしょう。 ペン先は利用者の筆圧やペンの入れ方の向きなどに馴染んで変化していきます。利用者のクセに合わせて変化していくことで、利用者にとって使いやすい、自分だけの筆記具に成長してくれるのです。 万年筆の種類 万年筆には、インクの入れ方に大きく分けて2種類ありま
現在、お寿司をはじめとして世界中で人気の和食。その中でも人気の高い和食のひとつに、丼物があります。牛丼、かつ丼、うな丼、天丼などなど、丼物には多く種類があり、最近ではオリジナリティあふれる丼物がたくさんのお店で作られています。 そんなポピュラーな丼物ですが、案外その歴史については知らないという人が多いのではないでしょうか。 ここでは、海外でも人気の高い丼物の歴史をご紹介します。 丼物の起源は室町時代 丼物のルーツは古く、室町時代までさかのぼります。 室町時代、ご飯の上に味付けした具をのせた飾り飯である「芳飯(ほうはん)」というものが流行しました。芳飯はもともとお寺の料理であり、中国の思想の陰陽五行説に基づき、白、黄、赤、緑、黒の色の具をご飯に盛り付け、すまし汁をかけて食べられていました。 それから上流階級の食事へと変化していき、見た目の美しさと手軽に作れることが人気を呼んで、主に客人をもて
金糸を用いた織物である金襴。光沢のある豪華な紋織物で、日本では古くから高僧が身を包む袈裟など、重要な場面で着用される着物に利用されてきました。その豪奢な文様から織物の中でも最高位に入り、現在でもその人気は衰えることがありません。 ここでは、そんな金襴とはどのようなものか、また綸子(りんず)や緞子(どんす)についてご紹介します。 金襴はもともと、中国から日本に伝わりました。中国・宋代に紋織された「織金」という唐織物の一種でした。平安時代の日宋貿易で京都に運ばれ、鎌倉時代には明から禅僧が伝法のしるしとして金襴衣と呼ばれる袈裟を持ち帰るなどしていました。その金襴衣に金箔の糸が入っていたことから、日本では金襴衣を「金襴」と呼ぶようになったと言われています。 金襴を織る技術は安土桃山時代に中国の職人が大阪・堺に伝え、堺から京都に伝わっていきました。その後江戸時代に入ると、多くの職人による改良が重ねら
お茶は飲むものという認識が一般的だと思いますが、最近では茶葉を食べることで、飲むだけでは摂取できない栄養素を摂取できるとされ、茶葉を食べることが注目されています。 ここでは茶葉を食べることで得られる栄養素や効果などをご紹介します。 緑茶に含まれている成分 緑茶にはカテキンやビタミンなどのさまざまな栄養素が含まれています。特にカテキンは「血中にある悪玉コレステロールの低下」「がん予防」「抗酸化作用」など、身体に良い効果があるとされています。 緑茶に含まれているその他の成分を以下にまとめておきましょう。 【緑茶に含まれている栄養素】 ・カフェイン ・アミノ酸 ・ビタミン ・フッ素 ・ミネラル ・サポニン ・ベータカロチン ・葉緑素 ・食物繊維 など これだけの成分が含まれている緑茶は、健康食品のひとつと言っても過言ではないでしょう。 水に溶けない栄養素がある 身体に良い成分が豊富に含まれている
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