割り込みハンドラへのポインタを配列状に並べたものを「割り込みベクタテーブル」と呼びます。英語ではInterrupt Vector Table。なぜ「ベクタ(ベクトル)」という語が使われるのか疑問に思い、ツイッターで聞いたりした結果、ベクタはポインタとほぼ同じ意味である、という結論になりました。 「配列だからベクタ」説 割り込みベクタテーブルはx86では256個の要素を持つ配列です。C++で動的配列を意味するクラスがstd::vectorであるように、配列のことをベクタと呼ぶ用法が一般にあります。 しかしIntel SDMには次のように表記されており、どうやら配列全体のことをベクタと呼ぶのではなく、個々の要素をベクタと呼んでいます。 To aid in handling exceptions and interrupts, each architecturally defined excep