注釈:平成16~18、21、22、24~令和元、令和3、4年は、ふぐによる食中毒の発生はありませんでした。 ふぐ毒の正体は? ふぐ中毒の原因物質であるふぐ毒はテトロドトキシンとよばれ、ふぐの肝臓や卵巣などの内臓、ふぐの種類によっては皮、筋肉にも含まれ、通常の加熱では壊れません。その強さは青酸カリの1,000倍以上ともいわれる猛毒です。 人が死亡する毒量は、10,000マウスユニット程度といわれており、1グラム当たりの毒量が1,000マウスユニットの部位の場合、10グラム食べると致死量になります。 肝臓や卵巣では10,000マウスユニット/グラムを超えるものもあり、わずかな量でふぐ中毒を起こし死亡することがあります。 <メモ> マウスユニットとは、ふぐの毒量をあらわす単位で、体重20グラムのマウスを30分で死亡させる毒量が1マウスユニット。 食べたふぐの毒量は、「食べた部位の1グラム当たりの