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さて、次のような表現は正しいでしょうか? 「宇宙が誕生したのは138億年前なので、138億光年先までしか見えない」 「100億光年かなたの銀河の光は、100億年かかって地球に届いている」 どちらもよく見かけるものですが、正しくないです。 たしかに、宇宙が膨張していなければ、100億光年の距離にある銀河からの光が届くのに 100億年かかります。 しかし、実際の宇宙は膨張しているので、光が届く間に、その銀河は100億光年よりも遠くに行ってしまっています。 たとえるなら、銀河は動く歩道に止まっている人、光は動く歩道を逆走する人、のようなイメージです。 動く歩道上の同じ位置からスタートすると、逆走する人が歩道の始点に着くころ、歩道上に止まっていた人は、ずっと先まで進んでいるでしょう。 では、100億年かかって光が届くような銀河は、現在どのくらいの距離にあるのでしょうか? そして宇宙年齢138億年と
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2012年7月4日、スイスにあるCERN(欧州合同素粒子原子核研究機構)が「ヒッグス粒子らしき新粒子を発見した。」と発表しました。翌日の朝刊一面トップに「ヒッグス粒子発見、万物の質量の源」と報道されるなど、大ニュースとなっています。ヒッグス粒子とは、この発表までは「神の粒子」と報道されていたもので、万物に重さの種を与える粒子で理論的に予言されていたもの。その候補となる未知の粒子が発見されたのです。多くの物理学者はヒッグス粒子で間違いないと言っているそうですが、CERNはまだ実験を続ける必要があると慎重で、"Higgs within reach"と表現されています。 ヒッグス粒子はヒッグス場からある手続き(場の量子論)で導かれるものなのですが、そのヒッグス場とそっくりな現象が方位磁石をたくさん集めると観察できるのです。大阪市立科学館には「磁石のテーブル」という方位磁石を1000個並べた展示装
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「幻日(げんじつ)」は太陽の横に明るく見えるスポットで、太陽の右側だけや左側だけのときもあれば、左右両方に見えることもあります。 幻日が非常に明るく見えると、まさに「幻の太陽」という感じになるのですが、そこまで明るく見えることはめったにありません。
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惑星記号はいつ、誰が決めたのか? 2003年の科学館友の会夏の合宿観測会は佐治天文台で行いました(科学館友の会会報・月刊うちゅう2003年9月号参照)。宿泊したコスモスの館の部屋名が惑星になっていたため、参加者名簿では惑星記号で部屋割りをしました。その時「この記号はどういう意味?」「惑星の記号はいつ、誰が決めたの?」という質問を受けましたので、ここでまとめてみます。ただし文献が少なく、分からないことが多いので、詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。 主要な5惑星(水星、金星、火星、木星、土星)の記号は15世紀ごろの占星術で使われ始めたようです。16〜17世紀には錬金術でも使われていました。 コペルニクス以前は5惑星+太陽+月が"惑星"で、地球は惑星ではありませんでした。また、天王星以遠の惑星についても記号が決められたのは、ずっと後のことです。 各惑星記号の意味としてよく言われている
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日本のフーコー振り子調査リスト Foucault pendulum in Japan ←調査トップ(情報提供) → 北海道 東北 北関東 東京 南関東 中部 近畿 中国・四国 九州 その他 ここにある以上の情報をお持ちの方は、こちらのページをお読みのうえご連絡下さい。 いただいた情報を元に随時リストを更新しております。最終更新: 2023年03月01日 注:このリストは「日本のフーコー振り子を網羅したもの《ではありません。使用にあたってはご注意ください。 文責:大阪市立科学館 学芸員 渡部義弥 北海道 ←調査トップ(情報提供) → 北海道 東北 北関東 東京 南関東 中部 近畿 中国・四国 九州 その他
マイスナー効果を見る 斎藤吉彦 大阪市立科学館 高温超伝導材を液体窒素で冷やすと、磁石が浮く。 高温超伝導材が超伝導状態になったのだ。これをマイスナー効果と称することが多いが、ちょっと違う。マイスナー効果とは「磁力線は超伝導体を貫くことが出来ない。」である。磁石から出る磁力線が超伝導体から押しどけられた結果、超伝導体と磁石とが反発し、磁石が浮くのである。 では、マイスナー効果を見ることにしよう。 (注)どうやらこれはマイスナー効果ではないようである。マイスナー効果による外場の排斥は100〜200ガウス程度らしいが、ここで紹介する外場の排斥は500ガウス程度である。この超伝導体は数十万ガウスの外場は排斥するそうで、このような強い排斥はマイスナー効果ではなくピン止めらしい。最近そのことを知ったので、書き加えておきます。(2009年10月8日) 超伝導体をこの磁力線の中に置く。磁石は10cm角の
・雪山・真夏の海岸 ・晴天昼太陽光 ・晴天午前10時太陽光 ・晴天午後3時太陽光 ・曇天昼太陽光 ・曇天午前10時太陽光
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(3)七夕祭りは一年に3回 各地で七夕祭りが行なわれる日付を見ていると、3種類あることに気づきます。一つ は現在の暦の7月7日で、二つめが旧暦の7月7日。そして三つめが8月7日に行なわ れるというもので、有名な仙台の七夕祭りなどはこれが当たります。 仙台の七夕祭りのように、現行太陽暦の日付の一ヶ月遅れでおこなう行事を「月遅れ の行事」といいます。これは明治期に太陽暦への改暦が行われた時、新暦でお祭りをす ると余りにも行事本来の季節とズレてしまうことに対処するため、1ヶ月遅れでお祭り をすることにしたのが始まりです。旧暦の日付が新暦に対して平均で約1ヶ月遅れとな ることに着目したアイデアです。これだと、旧暦の日付と大きくズレないため、それぞ れの行事が持つ本来の季節感との違和感が緩和されるのが利点といえましょう。 七夕祭りの日付に3種類あるというのは格好の話のタネで、「万一7月7日に雨が降
目次へもどる 3.中秋の名月は必ず満月なの? 旧暦の日付と月の形とを比べてみると、必ずしも15日が満月になるとは限りません。 だいたい13日から17日位までの幅を持っています。 ここ数年の中秋の名月の日(旧暦8月15日)と満月の日をあげてみると、 次のようになります。
このリストは、清朝時代の星表『欽定儀象考成』巻1の 「恒星総記」から星座名を抜き出しました。星座名や星数については、 文献毎によって微妙な違いがみられますが、18世紀に出版された『欽定儀象考成』 は星座名、星数が最もよくまとめられている文献であることから、 本書を基本としました。 星座名については、三垣二十八宿および南天の星座に分類しました。 前者については『欽定儀象考成』編纂において観測された277星座とともに、 「今無」(今は見えない)とされた6星座(天稷、天廟、東甌、軍門、土司空、器府) についても組み込み、合計283星座を記載しました。南天の星座は同書に記載された 23星座を記載しています。
1998年、奈良県のキトラ古墳の石室で天文図が発見され、多くの人たちが 注目しました。しかし、そこに描かれていた星座の形は、私たちが知ってい るものとは全く違っていて馴染みの無いものでした。というのも、描かれて いたのは中国流の星座だったからです。現代に生きる私たちにとって星座と いうと西洋星座の事を指しますが、古代から江戸時代末までの日本では、中 国流の星座を指していました。ですから、日本の星の文化を理解するには中 国星座を避けて通るわけにはいかないと言えましょう。 中国の星座は、今から2,500年位くらい前に成立した星座体系で、 西洋などの影響を全く受けずに独自に発達しましたといわれています。 星座は大きく分けて2つのグループがあります。第1のグループは 「二十八宿」と呼ばれる天の赤道に沿って作られた28の星座で、 天文学や星占いに重要な役割をもっているため歴史も古く、 紀元前8~6世
大阪市立科学館研究報告 15,189-195(2005) サイエンスショー「風のうらわざ」実施報告 pdf(120kb) 斎藤吉彦 大阪市立科学館 概要 2004年12月〜2005年2月に実施したサイエンスショー「風のうらわざ」について報告する。風には風下へ物を吹き飛ばしたり押したりする作用以外に、強い方へ吸い込む力(ベルヌーイの定理)のあることを、様々な現象で紹介した。驚き→疑問→探索→法則の発見・理解→応用という展開を試みた。 1.はじめに 風は、風下へ物を吹き飛ばしたり押したりする以外に、図1のように風が分布していると、強い方向へ引き込む(以下本稿では、この作用を「風のうらわざ」と記す)こともする。 図1.風のうらわざ 「風のうらわざ」はベルヌーイの定理で理解できるaが、学校で習うことはなく、ほとんど知られていない。常識に反する現象で意外性があるので、今回のサイエンスショーのテーマと
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【紀元前】 4000頃 銅の使用(メソポタミア) 3000頃 青銅の使用(メソポタミア) 3000頃 星座の誕生(オリエント) 2800頃 ピラミッド建設がさかん(エジプト) 2000~ 青銅器時代(メソポタミアなど) 1100頃 鉄器普及(ギリシアなど) 600頃 サロス周期の発見 6世紀 自然哲学の創始(タレス) 6世紀 最初の世界地図(アナクシマンドロス) 6世紀 ギリシア数学の確立(ピタゴラス) 5世紀 原子論の創説(レウキッポス) 5世紀 古代原子論の完成(デモクリトス) 4世紀 天体の不規則運動を説明(エウドクソス) 4世紀 自然学の確立(アリストテレス) 280頃 月と太陽の大きさの算定、太陽中心説をとなえる(アリスタルコス) 230頃 地球の大きさを測定(エラトステネス) 250頃 アルキメデスの原理の発見 150頃 月までの距離を算定(
重力の速度が光速であること(無限でないこと)が確かめられた! ニュートンは「重力は瞬時に伝わる。 重力の伝わる速度は無限大だ。」と考えていました。 しかしアインシュタインは「重力の伝わる速度は有限=光速である。」という一般相対性理論を提唱しました。 たとえば、地球は太陽の回りを1年かけて公転しています。 太陽と地球の距離は約1億5000万kmであり、太陽の光は約8分かけて地球に届いています。 重力も光の速度で伝わるとすると、ある瞬間に太陽が跡形もなく消えてしまっても、地球は8分間、 何事もなかったように太陽の光を感じ、公転し続けることでしょう(8分後からは、まっすぐ飛び去ることになります)。 一般相対性理論は宇宙の成り立ちを支配する根源的な法則ですが、 その基本原理である「重力の速度は光速である」を実際に確かめた人はこれまでいませんでした。 今回、アメリカ電波観測所(NRAO)の研究者たち
星座早見盤(以下、早見盤と呼ぶ)は現在最も普及している天文教具といえます。学校の副教材として用いられたり、書店や科学博物館などで気軽に、しかも手ごろな価格で手に入ります。早見盤が現在のように一般に普及しはじめたのは19世紀頃のことで、この頃から紙製で印刷された早見盤が大量に作られました。 1.星座早見盤の歴史は謎 これほど有名な早見盤ですが、その起源はよくわかっていません。一般的な説では、早見盤としての原型ができたのは17世紀頃で、平面アストロラーベから発達したとされますが、確証はありません。欧米の博物館で見かける古い早見盤でもせいぜい19世紀中ごろのもので、それより古いものにはなかなかお目にかかれません。19世紀中ごろの早見盤を見ると、基本的に現在の早見盤と同じ形態をしていて、紙製で印刷されている大量生産品です。しかし、いきなり完成された形の大量生産品が登場したとも考えにくく、どのように
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