サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
www.tagchan.net
今年もFOSS4G Advent Calendar 2013に3年連続で参戦。2011年の記事はこちら。2012年の記事はこちら。これまではeコミマップ関係だったが、今年はちょっと違うテーマで書くことにした。それは「クリアリングハウス」である。 Data.go.jpがオープンしたこともあり、カタログサービスが注目を浴びている。カタログサービスによって、どういう公共データが公開されているのか、簡単に検索することができるようになったことは、非常に良い方向性だと思う。 平常時の防災とか災害時の応急対応とかを考えてみると、地図を使うことが重要であり、これがたとえばハザードマップとか被害実績図などがオープンデータになって公開されて、それを検索できてすぐにGISで活用できる、ということが誰でもできるようになる情報利用環境にしてきたいと考えている。 そんなことができるツールとして、以前から開発して
政府や自治体の情報を機械判読可能で二次利用可能な形式で公開する「オープンデータ」の話が盛り上がってきた。非常に望ましい方向だと思う。オープンにするデータは色々あると思うが、地理空間情報はそのなかで重要なコンテンツの1つになるだろうと思う。主に国や自治体等がオープンデータとして公開するために、考えるべきことについて、3回くらい(ネタがあるのかはわからないけど・・・。)に分けて、自分が考えていることを書いてみたいと思う。今回は「どういう形式で地理空間情報を公開していくべきか?」についてである。 地理空間情報は、位置情報を付与する必要が無いデータに比べると、複数の情報を統 合して扱うことのメリットを出しやすいデータといえる。そう考えると、オープンデータにするからといって、それぞれの機関が独自のフォーマットで公開してしまうと、データ自体がオープンになることは良いけれど、例えば各自治体の独自の形式に
FOSS4G Advent Calendar 2011に参加したので久々にブログ更新(26日担当)。ここは個人のブログですが、現在、自分が「仕事で」開発を担当しているWebGIS「eコミマップ」を紹介したいと思います。(このエントリは「です」「ます」調。) 1. eコミマップの概要 背景とか理念とか書き出すと文章長くなって時間も無いので省略しますが、eコミマップは防災科研が開発しているオープンソースのWebGISです。FOSS4Gのプログラム群を基盤に機能を拡張して作っています(一番基盤となっているのがGeoserverで、PostGISとかOpenLayersとか、いろいろ使っています)。ライセンスはGPLで無償公開しています。なので、特に申請なども必要なく、商業利用も可能です。ダウンロードはこちらから。 特徴は、OGCのオープンスタンダードで公開されている地理空間情報の流通の仕組み(W
東日本大震災前に投稿していた論文が応用測量論文集で公開されたので紹介。以前にもブログに書いたけど、地図をインターネット上に流通させる国際標準方式であるWMSで公開したことは、参加型マッピング(OpenStreetMap)にとって有効だったことを示した内容である。 ハイチ地震の際は、幾何補正済みの衛星画像をそれぞれの機関が、責任を持ってデータをWMSで公開したわけだが、それによって、データが即座に利用可能となり、必要なデータを必要な地理的範囲で動的に利用できることになった。そして、マッピングに参加した人は、マッピングに必要な衛星画像を切り替えながらマッピングを行い、迅速な基盤地図整備が実現したのである。 このように、それぞれの機関が地理空間情報を国際標準のような形式でデータ流通させて、互いに利用し合える環境を「分散相互運用環境」というのだが、それが役に立ったはじめての事例といえる。(この言葉
最新の写真測量技術を使って、建物の3次元モデルを参加型で作成する試みがGoogleからはじまったので試してみた。豆腐のような壁面が無い3次元モデルではなく、壁面付きの3次元モデルが簡単に作成できる。 Googleビルディングメーカーでは、斜め写真などの大量の航空写真(空中写真)を使い、その写真から建物の3次元構造(輪郭線)がどのようになっているのかを、マウスを使って教えてあげるだけである。これらの航空写真を撮影したカメラは、どこでどの向きで撮影したのかは撮影時点で計測しているので、複数の写真で、特定の建物がどういう輪郭線であるのかをインプットすることで、建物の輪郭線が現実世界の3次元地理座標と対応をとることが可能となる。それによって、3次元モデルが作成可能となる。 以下が、建物の輪郭線が写真でどのように表現されているのかを示している様子である。直方体だけでなく、屋根のような形状との組み合わ
昨日のエントリで、Google Earthでハイチの被災地を撮影した商用の高解像度衛星画像が公開されていることを紹介したが、WMSで公開されていることがわかった。これはインパクトが大きい。 この大地震によって、地図関係の大きな動きとしては、OpenStreetMapの活発な活動が挙げられる。OpenStreetMapは参加型で地図を作成するプロジェクトである。今回のハイチの大地震により、世界各地の人々から、あらゆる情報を使い、ハイチの地図の作成が行われている。当初は、Landsatなどの中解像度の衛星画像が活用されていたのだが、とうとう商業用の高解像度衛星画像が活用されるようになった。 これらの衛星画像は、これまで紹介してきた国際的に標準的な地図画像のやりとりの方式あるWMS(Web Mapping Service)が利用されているのだ。これによって、公開するだけでOpenStreetMa
ハイチ地震の全容が次第に明らかになってきている。それと同時に、衛星観測によるデータが出てきている。1月14日夜の時点で確認できているのが、日本のJAXAのALOS(だいち)、アメリカの商用衛星Geoeyeの画像である。色々な面で違いが分かりやすいので紹介する。 1. ALOS(だいち) 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)によるハイチ地震にともなう緊急観測 http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jdis_av2_haiti_100114.htm 一部の拡大画像が紹介されている。2時期の画像の比較から、被害が起きたところは白くなっているということらしい。上記のデータが国際災害チャーターへ利用されている。 国際災害チャーター http://www.disasterscharter.org/activation_details 衛星写真地図が公開されている
阪神淡路大震災から15年ということもあり、地震関係の話題をよく目にする。流行もので大変恐縮だが、Twitterに代表されるソーシャルメディアが地震防災研究に貢献できる可能性について考えてみたいと思う。ここで「地震防災研究」としているのは、実際に地震防災に役に立つ手段なのかが明らかにされておらず、有効性を評価するための研究が必要だからである。しかし、以下の2つの項目に記した文章から分かるように、研究ができる下地は整っており、地震防災研究へ貢献できる可能性は十分にあるといえる。 ・地震予知の研究にソーシャルメディアは使える? 毎日新聞のサイトで以下のような記事を発見した。 地震:異常現象を予知に生かそう 関西の産学が本腰(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100106k0000e040069000c.html 空が赤く光ると
久々にマスメディアの記事に反応してみる。光学センサによる人工衛星の画像の問題点を報じた記事である。こういう記事が出てきたのははじめてではないだろうか。 不法投棄人工衛星で監 視界不良(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20091022-OYT8T01274.htm 後を絶たない廃棄物の不法投棄に対し、人工衛星から撮影した写真で投棄現場をキャッチしようという試みが今年度、各地の県民局で続いている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)から購入した写真をもとに各県民局で分析し、山間部など地上パトロールの盲点になりやすい場所への投棄を発見する狙い。ただ、衛星写真の限界もあり、成果はまだ見えてこないようだ。 (中略) しかし、これまでに発見に至った投棄現場はゼロ。県環境整備課によると「衛星が県上空を通る時に雲がかかっていると、場所
日本全国の地震動マップを推定して結果を公開するシステム「地震動マップ即時推定システム(QuiQuake: Quick estimation system for earthQuake map triggered by observed records)」が公開された。(個人的に)注目すべきは、WMSで配信していることである。専門家が配信するこのような地理空間情報を、WMS配信することで、複数のソフトウェアによってユーザが動的に表示して、他のデータと重ね合わせることが可能となる。 ウェブサイトの概要によると、データの種類は2つあり、震動による最大地動速度(PGV: Peak Ground Velocity)と計測震度がある。また、データはGeotiffでも公開している。データは、KMLで公開されているが、KMLからWMSを使ってGoogle Earthで表示することが可能である。しかし、WM
GDALのプログラム群のひとつである、gdalwarpを使うと、ラスター型(メッシュ)のGISデータの接合が簡単にできるので自分へのメモを兼ねて紹介したい。 国土地理院の基盤地図情報やASTER GDEMなどで公開されている地盤高データ(Digital Elevation Model; DEM)は、タイル状に分割されて公開されている。そのため、境界部を対象にする場合や、広域な利用を考える場合は、データを接合する必要がある。 基盤地図情報については、以前のエントリでラスター型GISデータへ変換できることを紹介した。先日公開がはじまったASTER GDEMはGeotiff形式のラスター型GISデータとして公開されている。これらのデータは、GDALのgdalwarpを使うことで、簡単に接合処理ができてしまう。 gdalwarp ファイル1 ファイル2 出力ファイル ファイル1とファイル2をつなぎ
新しいGoogleストリートビューの新機能にパンケーキというものがある。これは、マウスカーソルが道路上では円なのだが、建物の壁面では、壁面の存在や向きを考慮したカーソルの形状となる。これは、ストリートビューが3次元空間を認識していることに他ならない。高度な処理を施している可能性があり、今後この技術と3次元情報が面白いことに活かされる可能性もある。 パンケーキについての説明は、以下が参考になる。 Google「ストリートビュー」で素早い移動が可能に (Internet Watch) 今回導入されたスマートナビゲーション機能では、マウスカーソルを画面の道路部分に乗せると、円盤状の図形が表示される。Googleではこれを"パンケーキ"と呼んでいる。パンケーキを自分の進みたい場所に動かし、そこでダブルクリックすると、即座にその場所にジャンプできる。パンケーキは道路のかなり先の方まで表示されるため、
概要:iPhone 3GSの新機能として、方位が分かる電子コンパスがあるが、撮影した写真のヘッダー情報(EXIF)には方位角が含まれていることを確認した。ただし、iPhoneを真横に傾けて撮影する場合は、方位角が異なる点に気をつける必要がある。 iPhone 3GSを発売日から2日後の日曜日に秋葉原ヨドバシカメラにて購入した。動作が格段に速くなり、大変満足している。パフォーマンスについては多くのブログで言及されているので、今回はiPhone + 写真 + 位置情報の関連のテーマとする。 一番気になったのが、新機能である電子コンパスである。電子コンパスの方位角の情報が撮影した写真に埋め込まれる可能性があると考えた。iPhone 3Gの写真には、ヘッダー情報であるEXIFに位置情報(緯度経度)が格納されてた。そこで、iPhone 3GSに撮影された写真に方位角が格納されているのかを確かめてみた
これまでのエントリーでは、Quantum GISを使って地図画像に位置情報を与え、Google Earthに表示させた。今回は応用編として、自然災害の被害範囲を地図化したハザードマップを重ねてみることにしよう。 ハザードマップは市町村ごとに公開している。もちろん、作っていない場合や公開していない場合もある。まず、お住まいの市町村のホームページに公開されているか確認してみよう。私は現在、流山市南流山駅あたりに住んでいるので、流山市で探してみたところ、洪水ハザードマップが公開されていることがわかった。 流山市洪水ハザードマップ http://www.city.nagareyama.chiba.jp/section/kasen/hazardmap/index.html PDFで公開されている場合が多く、今までの方法を行う場合は、画像化する必要がある。Irfanviewでは、プラグインをインスト
2008年8月から2009年2月にかけて,200ページ以上の学位論文の執筆を行ったが,ファイル管理にDropboxが役に立った。今回,自分がどのようなソフトウェアおよびファイル管理方法を用いて論文を書いたのかを文章として残すために,このエントリを書くことにした。 文章作成に使用したソフトウェア LaTexを使ったことがあり,研究室にも代々使われてきたLatexのテンプレートがあったのだが,MS Wordで書くことにした。一部の図表でLinuxを使う場合があったが,基本的にWindowsを使っていたので,MS Wordを使うことが最も楽であると判断したからである。 図表の作成には,MS PowerPoint 2003を使った。1枚のスライド1つの図表とした。パワポ上でオブジェクトを選択し,「図として保存」とすることで,emf形式に保存した。図表ファイル名は,「figタイトル.emf」や「ta
前回のエントリでは,Quantum GISを使って地図画像に地理座標を与えた。地理座標が定義できているので,地図投影法は自由に変えることが可能となる。今回は,希望の投影法に変換する手順を説明したい。 GDALは,ラスター(画像のようなメッシュ)形式のGISデータを処理するライブラリである。Linuxだけでなく,Windowsでも動作する。Windowsへのインストールは,まずOSGeo4Wで,OSGeo4W Installerをダウンロードし,実行させる。そして,GDALのみをチェックするとインストールできる。スタート > すべてのプログラム > OSGeo4W > OSGeo4W Shellを選択すると,コマンドプロンプトが出てきて,このプロンプトを通してGDALのライブラリが実行できる。コマンドプロンプトの使いかたについては,こちらのサイトが参考になりそうだ。 前回のエントリで行った,
アナログでしか存在しない地図をデジタル化し,他のGISや地図と重ねられたら便利なことも多いだろう。では,それをどのように実現すれば良いのか?今回は,数回に分けてこれまで何度か紹介してきたQuantumGISを使って,デジタル化された地図画像に位置情報を与える方法を説明したい(世界地図よりは国内の地図を中心としています)。 まず調べておく必要があることは,どの地図投影法なのか,という点である。手書きで完全にオリジナルな地図であれば,残念ながら重ならない。もし,行政機関が出したような「ちゃんとした」地図が基となっていれば,投影法が定義された地図のはずであり,地理情報を与えることが可能だ。ちなみに,行政機関等の地図の投影法は以下のように決まっている。 ESRIジャパン株式会社 GISとは? - 投影法について もっともポピュラーな1/25000地形図は,UTM図法(横メルカトル図法)で投影されて
最近のエントリでは,Web Mapping Service (WMS)に注目してきた。国内を中心に代表的なWMSをリストアップしていきたい。なお,Quantum GISでのWMSの使い方は,こちらのサイトが参考になる。下記のWMSのURLを,Quantum GISのURLに入力することになる。 1. 基盤地図情報25000 配信元:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 縮尺: 1/25000 サイトのURL http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jpmap/kibansrv/index.html http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jpmap/kibansrv/srvinfo.html WMSのURL http://refits.cgk.affrc.go.jp/tsrv/jpmap/
Blog Top > iPhone > | 地図 > PicasaからGoogle Earthを使ってジオタグ(位置情報)をつけるにはiPhoneの写真が参考になる Newer Older 写真にジオタグ(位置情報)を与える手段はいくつかあって,以前のエントリでも紹介した。iPhoneは自動的にジオタグが付くのだが,一般的なデジカメで撮影した写真にはジオタグには付いていない。そのため,ジオタグを付ける簡便な方法を見つけたいと考えていた。 便利な方法の1つとして,タイトルのように,PicasaによるGoogle Earthを利用したジオタグを付ける機能と,iPhoneの位置情報が付いた写真を組み合わせ,位置情報の付いていない写真にジオタグを付ける簡便な方法を紹介する。 今回は,厳密な位置を特定することは想定せず,だいたいの撮影場所(数十メートルや数百メートルの誤差は含まれる程度)を記録す
このエントリーでは,基盤地図情報の地形データをGISソフト等で解析できる形に変換し,無料のGISソフトで表示する方法を紹介する。 基盤地図情報について 基盤地図情報とは,国や地方公共団体が整備したデジタル化された地理情報である(詳細)。 なお,国は基盤地図情報を無償でインターネット上で公開することが法律で定められている。ただし,使用には著作権者の許可が必要である(国土地理院の地図についてはこちら)。 今回は特に地形データ(DEM)に注目してみたい。5mメッシュ(正方形のメッシュで,一辺の長さが5mという意味)の地形データは2008年3月から公開されており,範囲を広げてきている。また,10mメッシュについては,2008年10月に四国が整備されて公開され,2009年2月1日からは全国が整備されてダウンロード可能となった。国土地理院が発行している,全国で整備された地形データは50mメッシュしかな
デジタルの地図データを見る方法は2つある。1つ目は,Google Mapsなどのウェブブラウザ経由で地図を見る方法である。2つ目は,Google Earthのように,ソフトウェア経由で地図を見る方法である。後者の方は,Google Earthが出るかなり昔からソフトウェアが存在しており,GISソフトウェアと呼ばれている。このようなソフトウェアは,有料なものがほとんどであり,ほとんどが高価である(Googleに買収される前のGoogle Earth (Keyhole)は有料だった。)。 ただし,GISソフトウェアもフリーのものが多く出てきている。GE Maniacsさんでは,フリーのGISソフトウェアを紹介している。その中で,Quantum GISについて紹介したい。Quantum GISは,既存のデジタルGISデータ(ラスターやベクターを問わず)の表示が可能な数少ない無料のソフトウェアであ
前回のエントリから間が空いてしまった。一応,無事に生きており,学位論文の執筆で忙しいため,ブログエントリを書く余裕が無い。 しかし,日々iPhoneを使い倒している。そして色々なアプリを使っては消しているのだが,iPhone写真による位置情報付きライフログの取得の方法はklickからTwitxr(ツイッチャ)に移ってしまった。Twitxを選ぶことにした理由を,以下に列挙しよう。 TwitxrもFlickrに写真をアップロードできるが,klickはアップロードに時間がかかる。Wifiだとアップロード時間はそんなに違わないのだが,3Gのときはklickだと数分かかる場合がある。電池の消耗が激しいのだ。Twitxrは写真のサイズを落としてアップロードしてくれるので,アップロード時間はそれほどかからない。 Twitxrは,名称からも推測できるようにTwitterと連携している。Twitxrは,Tw
はじめに Flickrは,写真をアップロードして公開する世界的にも最大のサイトである。そのため,半永久的に写真を蓄積してくれるだろうと楽観的に考えている。なので,ライフログとしてどんどん写真をアップロードしたいと考えている。私は,2つのアカウントを取得しており,用途によって使い分けている。一つ目のアカウントは一眼レフの写真アルバムとして,二つ目のアカウントはiPhoneで撮影した普段の写真をアップするためである。今回は,特にiPhoneからFlickrへ写真をアップロードする方法をまとめてみたい。 iPhoneからFlickrへ写真をアップロードする方法はいくつかあるが,特に位置情報の観点からまとめてみたいと考えている。というのも,Flickrは位置情報(ジオタグ)が付いた写真の取り扱いにも力を入れており,位置情報が与えられたライフログの蓄積に最適だからである。FlickrはKMLを配信し
位置情報や空間情報の可能性に長年注目してきた私であるが,「位置情報」のSNSとして登場したBrightkiteには非常に魅力を感じている。Brightkiteについては,やや古いがCnetの記事が詳しい。 私は,iPhoneが登場した2008年7月から,Brightkiteを使ってきた。当初はウェブインターフェイスのみだったが,10月にはiPhoneアプリが登場し,GPSを使えるようになった。まだ,使いこなせたとは言えないが,Brightkiteを半年ほど使ってきたので,ここで魅力について整理してみようと思う。私は3つの可能性を感じている。 位置情報という新しい軸で繋がる Mixiであればコミュニティーやマイミクシーで繋がり,TwitterではBio(自己紹介)でMixiよりも緩やかに繋がる。しかし,Brightkiteは「位置情報」という別の軸で繋がることができる。これは,iPhoneや
以前のエントリで,Twitter検索を利用して天気関連のつぶやきを抽出するサービスをはじめたことを紹介した。 Twitterの天気関連つぶやきの抽出 http://www.tagchan.net/blog/2008/06/weathetter.html 今回,別のTwitter検索を発見して,それなりに良さそうな検索結果を返してくれるので,同じことをやってみた。 Weathetter(うぇざったー) twitter天気関連投稿解析サービス Ver. 2 http://www.tagchan.net/twitter/weathetter_v2.php 基本的に前回と同じキーワードで検索している(ただし,うまく動作しているのかが良くわからない)。円グラフのカテゴリやキーワードについては,少し調整するかもしれない。 気象協会が天気APIを公開することを発表しており,うまく連携できる可能性があ
いつの間にか,Google Maps APIで逆ジオコードができるようになっていた。ジオコードは,住所から緯度経度を求めるが,逆ジオコードは,緯度経度から住所を求める。今まではジオコードは多かったが,逆ジオコードはあまりなかった。 今後,緯度経度(ジオタグ)が付与された写真やいろいろなデータが増加していくことが予想されるが,データの管理としては,やはり緯度経度の情報で扱われる可能性が高いだろう。それを,何かのサービスやアプリケーションで使う場合は,処理においては数字を使うことなるが,ユーザインターフェイスの観点からは人間の見た目で位置を瞬時に把握するために,住所として表現されることは非常に重要である。そういう意味で,気軽に逆ジオコードによって住所が取得できることの意義は大きいと思う。 さて,Google Maps APIで実際に逆ジオコードを行ってみる。RESTサービスで取得可能でありJS
モバイルSNS&位置情報SNSであるBrightkiteに注目している。注目している理由については稿を改めたいが,APIを公開しているので,それを使ってBrightkiteユーザが「今ココ」を表示できる,簡単なブログパーツを作ってみたので紹介する。 私のウェブサイトのトップページの左に表示してある地図の部分が,そのブログパーツである。内容は,Google Static Maps APIで画像を表示させ,時間と位置を表示するだけの,至ってシンプル作りである。 必要なのは,このbrightkite.jsというファイル。JSONPのコールバック関数を呼び出して,HTMLを作成する。このjsファイル内の,Google Static Mapsには自分のAPIキーを入力する必要がある。 そして,以下のソースを貼り付ければ完成。tagchan.jsonのところを自分のユーザ名に変える必要がある。 <sc
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Tagchan.net – 田口仁のウェブサイトです。ここの発言は所属機関の見解ではありま...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く