一周忌が終わり。 各地での上映もおおよそ一区切りし。 次々に新たなる意欲作がスクリーンに登場し。 若松監督の新作が観られる事がもうないのだと再確認する。 今、若松監督が生きていたら、どれだけ吠えただろうと思う。 数年前に「共謀罪」に吠えていた監督を思い出す。 「特定秘密保護法」に与党が暴走していく年の瀬に、 「福島原発」の壮絶かつ悲惨な状況も 2020年オリンピック開催という「国益」の前に 「国益を損なうような情報」である事を理由に、 これまで以上に情報が得られなくなっていくのだろうか、と。 そんな予想が徐々に現実になりつつある悪夢のような今。 しかし、表現は続いていく。 より、切実なものとして、表現は続く。 今年最後の若松監督作品上映会は、 「千年の愉楽」の全編を彩った奄美民謡のその地にて。 『千年の愉楽』上映会&中村瑞希&ハシケン&井浦新トークショーin奄美 日時:2013年12月22