2月25日、黒田東彦日銀総裁は午後の衆院財務金融委員会で、マイナス金利の導入によってすでに低い預金金利が若干低下しても、消費者に大きな影響はない、との認識を示した。写真は都内で昨年9月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino) [東京 25日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は25日午後の衆院財務金融委員会で、マイナス金利の導入によってすでに低い預金金利が若干低下しても、消費者に大きな影響はない、との認識を示した。鈴木克昌委員への答弁。 総裁はマイナス金利導入後の金利動向について、預金金利が小幅な低下にとどまる一方、貸出は基準金利や住宅ローン金利が「はっきりと低下」しており、「金利面ではすでに政策効果があらわれている」と評価。今後は「設備投資や住宅投資にも好影響が及んでいく」と述べ、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和は国民生活に必ずプラスになると確信している」と強調した。