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ブックマーク / closetothewall.hatenablog.com (5)

  • 2009-02-23

    アマテラスといえば皇祖神として天皇の権力を根拠づける記紀神話の主神とも言うべき神で、天の岩戸や天孫降臨などエピソードも多く特に知名度の高い存在だろう。同時に天皇制を象徴する神でもあり、政治的色彩がいまだに色濃いものと見られている。今回はちょうどアマテラスがたまっていたのでそれぞれのでのアマテラス像を紹介してみる。 アマテラスの誕生 (講談社学術文庫) 作者: 筑紫申真出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/05/10メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (9件) を見る書では冒頭、アマテラスが男の蛇の神だとする説の存在が紹介されている。ひとつは鎌倉時代のある僧の記録によるもので、もうひとつは著者自身が、アマテラスを祭る皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮、伊雑宮の神官の家筋の者からじかに聞いた話だという。 アマテラスが蛇神であった、というこの神格の混乱を枕として、

    2009-02-23
  • テンプレを踏んでいることに気づかないテンプレ通りの人たち - Close To The Wall

    東浩紀の発言から始まった年末南京事件騒ぎだけれども、このパターンほとんど年始のフロムダ氏の南京論争とそっくりで、わたしとしては以下の一年前の記事を再掲するだけで終わらせても良いくらいだ(この騒ぎでにわかにリバイバルしてアクセス数が増えている)。 「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall 続・「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall 南京事件否定論は基的にトンデモ - Close to the Wall 論争傍観者を自称する人間についての二つの問題 - Close to the Wall ただ、東のいっていることは単純に歴史修正主義容認論とみなしていいのかどうかはやや判断に迷うところなのでさておくが、ゼロアカ門下生藤田直哉id:naoya_fujitaの発言はひどいのを通り越してもはや犯罪的だと

    テンプレを踏んでいることに気づかないテンプレ通りの人たち - Close To The Wall
  • 笙野頼子 - おはよう、水晶−おやすみ、水晶 - Close To The Wall

    おはよう、水晶―おやすみ、水晶 作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12メディア: 単行購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (19件) を見る笙野頼子が二年間筑摩書房の「ちくま」に連載していた作品。2006年6月から2008年6月までのを加筆して収録したのに加え、最終章を書き下ろして単行化したもの。 作中の重要な部分の欠落について、以下で訂正記事が出ています。 筑摩書房からのお知らせ / INFORMATION&TOPICS 最初はエッセイ集かななどと思ったんだけれど、そのうち妙な幻視が混じってきて、これが小説として書かれていることに気づかされた。基的な事実関係はフィクションではないようだ*1けれど、エッセイと小説の境界を「文章」の力業で跨ぎ越えていく書き方は笙野頼子得意の筆法だと言える。 これが連載されていた二年間といえば、「おんたこ」

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  • 透明で綺麗な暴力 - Close To The Wall

    西成暴動は、逮捕者も出て、沈静化の兆しを見せているようだ。 前回の記事はこれまでにないほどブクマついてアクセス来たんでびっくりした。前に書いたことは以前にも書いたことを、暴動に興味を持った人にとりあえず一つの視点を提供するためにも雑駁にまとめたもので、きっちり書いてあるとは言えないので、少々肩身が狭い思いだけれど、それなりに読まれたようなのでそこそこの価値はあったかと思う。 踏み込んだものとしては「野宿者襲撃」と絡めて考えたArisanさんの記事や、暴動を眺める人間の反応について書いたMadashanの記事が非常に面白いので、そちらを是非読まれることを薦める。 釜ヶ崎の暴動から受けとる(聞きとる)べきもの - Arisanのノート 西成蜂起について - 無産大衆 さて、でそれらの記事についたブクマのコメントやらにはいくつかとても予想通りのものがあり、興味深い。いちいち引用することはしないが

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  • 何の罪も無いはずなのに 何らかの罰を受けてる - Close To The Wall

    「何の罪も無いはずなのに 何らかの罰を受けてる 自分で蒔いた種でもないのに 咲き乱れた花摘まされる」 ある記事を読んでいたら、この歌詞が浮かんだ。歌は、仲井戸“Chabo”麗市の「遠い叫び」のサビのフレーズだ。この曲は元々チャボが所属していたRCサクセションのアルバムの曲だったのを、アニメ「serial experiments lain」のエンディングテーマとしてソロで再録したもの(のはず)。イントロから切り込むギターはバッキングからソロまでとにかく格好いいし、浮遊感のあるキーボード、やさぐれた詞、どれも印象的で抜群のインパクト。私的邦楽史上、ベスト5くらいには好きな曲で、これをエンディングにながすセンスには驚愕した。*1 で、チャボのアルバムとしてはこの曲が収録されているのはこのベスト。 CHABO’S BEST HARD&Heart(HARD編) アーティスト: 仲井戸麗市,CHABO

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