承前:2008-01-21■[TVから遠く離れて]NHKの注目番組2題id:HALTAN:20080121:p4NHKスペシャル『認知症 なぜ見過ごされるのか〜医療体制を問う〜』 NHK総合去年12月に始まった認知症キャンペーン。「歳だから仕方がない」、「絶望の病」といった“古い常識”を一掃するため、認知症は早期発見によって治療の可能性も広がっているという研究の最前線を伝えてきた。しかし、NHKに寄せられた患者・家族たちの声からは、認知症の人々をめぐる「医療」の問題が、課題として浮かび上がってきた。「年相応の物忘れと言われている間に症状が進行してしまった」、「どこに行けばいいのか?」という患者・家族の叫び。また、たとえ認知症と診断されても、在宅や施設での暮らしに医療がほとんど手をさしのべていないという実態。認知症は「診断までが医療、その後は介護」という意識が根強い中で、認知症の人々は必要な