サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16
takuyaonline.hateblo.jp
MOK Radioについておれが一番に思い出すのは毎回ラジオの本番が終わったあとそのまま反省会と称してたくさんお酒を飲んで、そんなんやってるうちに朝が来て、配信スタジオとして使ってた神保町の津田大介の事務所を出て、みんなばらばらに駅に向かうときの朝の空気です。 濃ゆい感じでやってたのはたぶん2003年から2006年までの3年間くらい。隔週金曜24:00から3時間の生配信でリスナーは毎回300人くらいだったと思う。今のインターネットの感じからすると300人って少ないけど20年前はそういう規模感だったしそれで十分楽しかったのよ。2006年に定期配信が終了したあとは数年ごとに不定期で何回かやったくらい。最後は2013年の10周年イベントだっけな。そのあともやったかな。記憶っていうものがもうほとんどないからわからないけど。 そもそもMOK Radioがどんなふうに始まって、どういう内容だったかみた
あのMOK Radio(モックラジオ)がハタチになって帰ってくる! TwitterやYouTubeはおろか、mixiも前略プロフもなかった時代=2003年に突如始まったインターネットラジオ界の星雲児、それがMOK Radio! 当時音楽系個人サイトの管理人だった津田大介・実験40号・大山卓也の3人がパーソナリティを務め、夜な夜なご機嫌なトークとミュージックをお届けしておったが、みんな忙しくなってきたりしてそのうち終了したのじゃった。 しかし気づけばなんと20周年ですねということで、そんなMOK Radioが一夜限りで復活します! いつやるか? 2023年7月7日(金) でしょ! MOK Radio 20周年スペシャル 2023年7月7日(金) 22:00〜24:00 出演:津田大介・実験40号・大山卓也 ディレクター:キョウオカ YouTubeライブで配信するけどラジオなので基本音声のみで
おれはずっと地元の公立校に行ってて大学も札幌の実家から通ってて、家を出たのは就職で上京決まったときでそれが初めての一人暮らしだった。東京で必要な生活用品やら買いに母親のクルマに乗せてもらって2人でホームセンター(たぶんホーマック)に行ったの覚えてる。上京の1、2週間前だったと思う。 一人暮らしに何が必要かもあんまりわかってなかったけど、とりあえず安いパイプベッドと安い寝具5点セットみたいなやつを買って、台所用品はフライパンと厚手の雪平鍋とまな板とか包丁とか最低限用意した。冷蔵庫は部屋に備え付けの小さいのがあったからいらなくて洗濯機だけ東京で買うことにした。テレビなんかはそのうち余裕ができたらという感じ。ホームセンターの会計は母親が払ってくれた。 ほかに引っ越しの荷物といえば洋服と少しの本とCDくらいだった。これら全部を高さ1.8mくらいのロッカーみたいな箱に突っ込めば単身引っ越しパック的な
みなさん「Kindle Unlimited」使ってますか? 自分はここ数年、iPad+Kindle Unlimitedでマンガをたくさん読んでいて、この組み合わせがかなり最高なので、もしマンガ読む人で知らない人がいたらたいへんだ!と思い、このエントリを書くことにしました。 必要な環境について マンガはiPadで読むべきっていう話は以前もしたけど、その後11インチのiPad Proを買ってからはサイズ感ちょうどよくてそればっかり使っている。 takuyaonline.hateblo.jp とはいえ、別にiPad Proじゃなくて普通のiPadでもいいし、Androidタブレットでもなんでもよくて、今日伝えたいのは、みんな今すぐ10インチ〜くらいのタブレット端末を買って、Kindle Unlimitedに加入して、どんどんマンガを読もうという話です。10.2インチのiPadなら38,280円だ
小学生のとき以来35年ぶりにガンプラ作ってみました。RG[リアルグレード]のガンダムMK-II(エゥーゴ仕様)っていうやつ。 そしたら、いや、噂には聞いてたけど、今のガンプラすごいことになってて驚いている。素組みでこのクオリティって。接着剤も塗装ももちろん不要。パーツをパチパチはめてくだけでべらぼうにカッコいい立体物ができあがってしまう。ランナーから切り取っただけのパーツが可動するの意味わからん……(アドヴァンスドMSジョイントっていう技術らしい)。 昔は仮組みして接着してパーティングラインをパテ埋めして、ヤスリできれいにしてから塗装して、ってやってたけどそういうのもういらない時代なんですね。現役モデラーの人には常識なんだろうけど。率直に言って、かけた手間と得られる完成物のバランスがとれてないと思った(完成物がよすぎるって意味です)。 下の写真は同スケール(1/144)のガンダムMK-II
突発性難聴という病気になって入院してました。一昨日退院したので、治療を通して得た自分なりの知見をまとめておきます。 自分が発症したのは2週間前の月曜の朝。起きたら左耳だけ妙な耳鳴りがしていて、その後ブツッと耳の穴が詰まるような感じで音が聞こえにくくなった。「耳の病気は早めの治療が大事」という話を聞いたことがあったので、とりあえず午後イチで近所の耳鼻科に行ったところ、高音が極端に聞こえにくくなっていることがわかり、突発性難聴と診断されました。 この病気はKinKi Kidsの堂本くんなどミュージシャンに多い印象があるけど、発症の原因はわかってなくて誰でもなり得るらしい。ストレスとかウイルスとか言われることもあるけど自分としては心当たりはなく、もし気を付けていたとしても発症を予防するのは難しそうだなと思いました。約3,500人に1人の割合でなるそうなので、運が悪かったと思ってあきらめました。
こんにちは。このごろ本はだいたい電子書籍で読んでます。特にマンガはかさばるから電子書籍が強いなと思っていて、今回はマンガをデカいタブレットで読むのが最高だっていう話をしたい。 マンガをどんな端末で読むかって考えたとき、スマホだとさすがにつらすぎるっていうのはみんな同じ気持ちだと思うんです。Kindleだったらストレージ容量が大きいマンガモデルっていうのもあるけど、あれも結局ディスプレイサイズは6インチとかだから大きいスマホとたいして変わらなくて、やっぱりマンガ読むのには向いてない。 そういうわけで自分は12.9インチのiPad Proを愛用してて、これがものすごく快適なので紹介したい。 (藤田和日郎「双亡亭壊すべし」1巻より) まずは比較画像を見てください。上の写真は12.9インチのiPad Proと新書判の単行本を並べたところ。12.9インチだと雑誌掲載時よりは小さいけど、新書判よりは少
こないだメジャー1stアルバムをリリースしたばかりの「夏の魔物」というバンドについて書いてみたいと思う。 知らない人も多いと思うので説明すると、「夏の魔物」は青森で毎年やってるロックフェス「夏の魔物」を主宰する成田大致(29歳)が率いる6人組。パッと見おかしなビジュアルで、メンバーはグラビアアイドルとか現役プロレスラーとか特撮狂とか、こないだまで素人だった女の子とか、そんな感じのアクの強い人たちが集まってる。ライブでは楽器は弾かずに歌ったり叫んだり踊ったりする。ライブの途中でステージに敵のレスラー(?)が乱入してきてプロレスをしたりもする。 ロック、アイドル、アニメ、ゲーム、プロレス、特撮といった、いろんなユースカルチャーのエッセンスをごちゃ混ぜにして、謎の熱量でパフォーマンスするエンタテインメント集団。っていう説明で合ってるのかな。夏の魔物に似たグループは見たことないし、こんなの誰も思い
魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ 2016年5月25日(水)東京都 Zepp Tokyo 2016年5月26日(木)東京都 Zepp Tokyo 2016年5月31日(火)愛知県 Zepp Nagoya 2016年6月1日(水)愛知県 Zepp Nagoya 2016年6月3日(金)大阪府 Zepp Namba 2016年6月5日(日)大阪府 Zepp Namba 2016年6月6日(月)大阪府 Zepp Namba 2016年6月8日(水)広島県 広島CLUB QUATTRO 2016年6月11日(土)東京都 Zepp DiverCity TOKYO 2016年6月12日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO 2016年6月15日(水)北海道 Zepp Sapporo 2016年6月23日(木)東京都 Zepp DiverCity TOKYO 2016年6
今年買ってよかったものベスト3、栄えある第1位は布団乾燥機でした。 いやいや、確かに普通の製品だけど、ちょっと待ってほしい。数年前、家庭用布団乾燥機業界にちょっとした革命が起きたのを皆さん知っていますか。おれは知らなかった、っていうか最近知った。 布団乾燥機はもちろん昭和の時代からある定番の家電で、1977年に三菱電機が初号機を発売して、そこから各メーカーが参入したってWikipediaには書いてある。それから35年間わりと静かな状態が続いてきたんだけど、2012年9月に象印が新機種を投入して歴史がググッと動いた。 象印が開発した「スマートドライ」というその商品には、なんと袋がなかったのだ。 そもそも布団乾燥機の素晴らしさ自体は皆さんご存じですよね。あのばっちり暖められてサラサラになった布団にもぐりこむときの気持ちよさと言ったら、それはもう言葉にできないくらい。でも、あの乾燥用の袋をホース
今年買ってよかったものベスト3の第2位は「V60珈琲王」と「ナイスカットミル」でした。 家で飲むコーヒーをどうするかについては、ずっと考え続けてきたんですわ。 それまでは普通に安い電動ミルで豆を挽いて、ハンドドリップで入れていた。でもなかなか満足できるクオリティにならなくて、もうコーヒーは外でしか飲まん!家ではお茶だ!とかってなってた時期もあったりして。 そもそもハンドドリップがヘタなのが一番の問題なのである。細口のケトル持ってないせいもあってか、同じ豆で同じように入れても日によって味にバラツキが出てしまう。だからってコーヒーメーカーで入れたコーヒーはあんまりおいしくないっていうイメージもあって、どうしたもんかなーと思っていた。 そんなときに出会ったのがハリオのV60珈琲王です。 ハリオのV60っていう円錐形のドリッパーがいいらしいっていう話は以前から聞いていた。世界中のカフェで愛されてる
突然ですが、年末なので今年買ってよかったものベスト3を発表しようと思う。 この10年くらいどんどん持ち物を減らしまくっていた自分でしたが、なんだかそういうのにも飽きてしまって、1年前に引っ越したのを機に家電とか家具とかぼちぼち買い始めたのだった。 というわけで2015年買ってよかったもの。 第3位は「珪藻土バスマット」! 珪藻土(けいそうど)っていうのはすごく水を吸ってすぐ乾く材質で、これを板状にしたのが珪藻土バスマットです。風呂上がりにびちょびちょの状態で乗っても、足の裏に吸い付くような感触でマジハンパない吸水力。しかもバスマット自体もすぐ乾く。 ひとり暮らしだとあんまり関係ないけど、家族と住んでる人なんかは、バスマットがいつも完全に乾いてる状態なの最高かよ!って思うはず。 自分が買ったのはsoilっていうメーカーのやつで8000円くらいして、バスマットに8000円ウケるwwwって思った
2015年3月29日(日)東京都 世田谷文学館 天気読み 天使たちのシーン 親(朗読) それはちょっと 春にして君を想う 神秘的(ものかたりす) 友情という魔法の力(朗読) 強い気持ち・強い愛 流星ビバップ(ゲスト・沖祐市) ドアをノックするのは誰だ?(ゲスト・GAMO) 戦場のボーイズ・ライフ 東京の街が奏でる 当日17:30に突然ライブ告知のアナウンスが流れて館内ざわつく。 SNSに事前にライブのこと書かないようにっていう注意あり。 18:00の閉館後、18:30すぎからライブ始まって演奏時間約70分。 オザケン白シャツに紺のパンツで座ってアコギ弾くスタイル。 岡崎京子作品の写真をエリザベスさんが撮って、タケイグッドマンさんがリアルタイムで後ろのスクリーンに表示。 岡崎京子さん本人は来場せずだが、京子さんに見せるためのビデオ撮影あり。 オザケンはiPhoneからのライン出力でビート鳴ら
サザンオールスターズの「東京VICTORY」っていう曲を最初に聴いたとき、すごく驚いて、いくらなんでも滅茶苦茶だろうと思った。 時を駆けるよ Time goes round 変わりゆく My hometown 彗星(ほし)が流れるように 夢の未来へ Space goes round 友よ Forever young みんな頑張って それ行け Get the chance!! どこに驚いたかというと、日本語と英語を織り交ぜた軽快な展開の中に突如ぶちこまれる「みんな頑張って」というフレーズ。普通はありえないでしょう。「みんな」っていう不特定多数に向けたメッセージの内容が、よりにもよって「頑張って」とは。どういうことなの。凡庸すぎるし大ざっぱすぎる。そんなの何も言ってないに等しいじゃないか。 そもそも日本語のロック音楽の歌詞で「がんばろう」とか「がんばれ」っていうメッセージを伝えるのは相当に難し
スチャダラパー「スチャダラ2010〜オールスター感謝祭〜」(2010年5月9日) 今夜はブギー・バック 東京スカパラダイスオーケストラ「トーキョーナイトクルージング」(2012年9月30日) モノローグ「京浜港と音楽」 ぼくらが旅に出る理由 今夜はブギー・バック スチャダラパー「新木場ジャンボリー」(2012年10月13日) それはちょっと ドアをノックするのは誰だ? 今夜はブギー・バック 真城めぐみ「MASHIROCK FESTIVAL 2013」(2013年9月29日) いちょう並木のセレナーデ 愛し愛されて生きるのさ 笑っていいとも!「テレフォンショッキング」(2014年3月20日) ぼくらが旅に出る理由 さよならなんて云えないよ それはちょっと ドアをノックするのは誰だ? 今夜はブギー・バック(CM中) 東京スカパラダイスオーケストラ「Live at Budokan 〜The La
「風立ちぬ」すごく面白かった。二郎のクズっぷり推せる。あれだけ虚無い(きょむい)人物を主人公に据えつつ前向きな感動みたいなとこに持っていくのがすごかった。 ただ、二郎が菜穂子に対して薄情だとか、戦争産業への従事に伴う葛藤がないとか、そのあたりの違和感はすでに各所で語られていて、それは二郎が飛行機に夢中になりすぎてほかのことが目に入らないせいだって捉えられてるみたいだけど、自分はなんだかそういうことでもない気がしたんですよね。 二郎はすごい飛行機を作ることさえも実はどうでもいいと思ってるんじゃないかと思う。ほかにやることないからやってるだけ。ただ流れていくだけの人生を埋める暇つぶしで、どうせ暇つぶしならせめて美しく飛んだほうがいいだろうっていうくらいのもんじゃないのかしら。 菜穂子のことも自分のこともどうでもよくて、菜穂子の死にも自分の生にも興味がない。だからこそあの映画は、これ見よがしに「
ねこと一緒に暮らしていた。1990年代の半ばから数年間だから、もうずいぶん前のことだけど。 名前はにゃりん太。「忍者ハットリくん」に出てくる影千代(忍者猫)が「にゃりーん!」て言うのがイカしてたから、そこから名前を拝借しました。その前はトトロって呼ばれていたらしかった。 トトロって呼んでたのは当時近所に住んでた人たちで。トトロは地域のボス猫で、うちに来る少し前からいろんな人にかわいがられてたみたい。真っ白で顔と背中に茶色のブチがある、とてもきれいなねこ。 でもある日にゃりん太はうちにやってきた。通りに面したアパートの外階段を上がったところの2階にある、うちの玄関の前になぜかちょこんと座ってた。「いやいや、うちでは飼えないんだよ」って伝えてみたけど、にゃりん太はずっと玄関の前にいて、しょうがなくドアを開けたらそのまま物怖じもせずに家に入ってきて一言「みゃー」って鳴いた。その頃はまだ半野良のや
2008年の頭にMacにスイッチして、それ以来何が快適かって、コンピュータのことを考えなくてよくなったのが最高だなって思う。それまではスペックとかデザインとかいろいろ見比べながら何年かごとに次のパソコンどれにしようかって考えてて、そういうの楽しい人はいいんだろうけど、おれの場合はそこから解放されて今すごくラクだしすっきりしてる。今のMacのスペック物足りなくなったらそんときの最新機種に買い換えればいいだけっていうのがいい。iPhoneも同じで、ガラケー時代に携帯の機種をいろいろ調べて、機能を比較したりしてたのとかもうわずらわしくて、そんな時代に戻りたくないって思うわ。 菊地成孔が山下達郎の音楽を指して「街中どこに行ってもかかってる。それはファシズムなんだけど全然息苦しくならない。達郎が全部埋め尽くすならいいよ」て言ってたけど、まさにそういう感じ。Apple帝国に埋め尽くされるならそれでぜん
いきものがかりの「風が吹いている」がすごいのは、やっぱり最後の「La La La…」っていうコーラスのところだと思う。あれを入れるのは相当な勇気がいるでしょ。作り手が「これは壮大なスケールの曲ですよ」ってことを自ら宣言してるわけだから。普通だったら気恥ずかしくてそんなことできないし、さりげなく作った小品ですって言ってたほうがどんだけラクか。 でも今のいきものがかりの3人にはそれを引き受ける覚悟と勇気があって、国民的な名曲を作ろうっていう馬鹿みたいな目標を掲げて、本当にあの名曲を作ってしまった。実際、曲自体もあの壮大なコーラスに耐えるだけの強度を持ってて、紅白歌合戦のクライマックスで歌われて、老若男女を感動させてるっていう事実。それをあの、どっから見ても普通の姉ちゃんと兄ちゃんたちが成し遂げてるっていう奇跡。ほんとにすごいと思う。
あらかじめ予定されてるアンコールってやっぱどうにもなじめない。ライブに行くたび、実は毎回思ってる。 「以上をもちまして本日のコンサートはすべて終了いたしました」的なアナウンスが流れて、それでもなお観客がアンコールを求めて、拍手と歓声が鳴り止まなくて、そうやって求められた演者がステージに戻ってきて予定外の曲を演奏するっていう、そんなアンコールが本当のアンコールじゃないすか。 だから、最初からやることが確定してて、セットリストにがっちり組み込まれてるアンコールはやっぱり違和感がある。演出の都合とかって話ももちろんわかるし、それが今どき普通のことだっていうのもわかるけど。それでも予定調和のアンコールを目の当たりにするとやっぱりいつももやっとした気持ちになるんだよなー。ちょっとだけしらけてしまうっていうか。 だってアンコールやるって最初から決まってるなら、本編ラストで「次で最後の曲です」って言った
たまにはちょっと生活感のある話もしてみたいと思うんです。シャンプーと枕は不要かもしんないですよ、という話。 まずシャンプーについてですけど、自分はここ15年くらいシャンプーを買ったことがなくて。じゃあどうしてるかというと、石鹸ひとつで頭も身体も全部洗ってる。これめっちゃオススメです。 自分はシャボン玉石けんというやつを使ってるけど、化学添加物が入ってない純粋な石鹸ならなんでもいいと思う。この石鹸オンリースタイルの何がいいかっていうと、シャンプーもリンスもトリートメントもボディソープもフェイスウォッシュも、男の人ならシェービングクリームも、そういうの全部いらなくなるっていうことなんです。 「ボディソープなくなりそうだし詰め替え用の安いの見つけたら買っておかなきゃ」とか「シャンプーとリンス違うのに代えたいけどリンスがまだなくならないんだよな」とか、そういう些末な悩みから完全に解放される。風呂場
“お笑い”というのはオルタナティブな視点の提供であってほしいと思う。代わり映えのしない日常を生きるおれたちに、想像もつかない自由な世界を提示して、受け手の意識を解放してくれるものであってほしい。ここではないどこかへ連れていってほしい。 しゃべりのスキルがいくら高くても、いくらボケとツッコミのテンポがよくても、それだけでは笑いの本質に手をかけることはできない。すぐれた話術は笑いを生み出す必要条件ではあっても十分条件にはなり得ない。早弾きの得意なギタリストが必ずしも魅力的なフレーズを弾けるわけではないように。スキルの高いラッパーがその言葉で真実を射抜けるとは限らないように。 最低限の技術はあって当たり前。努力や練習ではどうにもならない、その人の圧倒的な才能と非凡な発想がすべてをなぎ倒す瞬間をこそおれは見たい。クラスの人気者程度の人たちががんばってもたかが知れてるんだし、だからこそ選ばれた人はと
YUKIの曲で何が好きかって訊かれたら、そりゃあ「WAGON」も「ワンダーライン」も「ランデヴー」も「2人のストーリー」も「大人になって」も最高だけど、でもやっぱり「JOY」なのかもしれないなっていつも思う。 「JOY」っていう曲はどんな曲か。おれはあの曲は「死」について歌った曲だと思う。「JOY」を聴くたびに濃厚な死の匂いが自分の身体にじっとりとまとわりついてくる感じがいつもする。 四つ打ちっていうのは死のビートだと思う。永遠に繰り返されるキックは、おれの身体を杭のように打ち付けて、打ち付けて、その場から動けなくさせる。それに抗うように必死で身体を弾けさせて、それが結果的にダンスみたいなものになる。 「いつか動かなくなる時まで遊んでね」なんて歌われて、「そうか、自分にはそれしかできないんだ」ってやっと気付いたりして。死ぬまでワクワクしたくて、死ぬまでドキドキしたくて、でも結局いつか動かな
大学んときのバイトの先輩で、すんごいモテる男の人がいて。当時20歳かそこらのおれはちょっとかわいがってもらって、たまに飲みに連れてってもらったりしてた。「ノルウェイの森」で言う永沢さんみたいな存在というか。 今思えば特別にイケメンってわけでもなかったと思う。でもまあちゃんとおしゃれで、気が利いてて、仕事はできるし後輩の面倒見もいい。ちょっと話せば「あーこれはモテるわ」って思わず納得しちゃうようなそういう人だった。実際いつも複数の女の子とつきあってて。今より若くまっすぐだったおれは「そういうの、二股とか三股とかよくないですよ!」とか言いながらも遊んでもらっていた。 そんな感じの百戦錬磨のモテ男だけど、一番印象に残ってるのはその人の家に行ったときのこと。いつもの感じで朝まで飲んでいつもはそのまま帰るところを、その日はなぜか家に寄らせてもらって。そしたらその人が「朝メシ作ってやるよ」て言って、ト
後藤真希についてぼんやりと考えてる。10年前の僕らは胸を痛めて「ザ☆ピ〜ス!」なんて聴いてた。そしてモニタに映し出される彼女の非凡な存在感に、ひたすら驚かされていた。 やっぱりあの頃の彼女は特別だった。だからこそ、ハロー!プロジェクト卒業後の活動にどうにも納得いってなかったのも事実で。アイドルとしてのずば抜けた身体能力と、持って生まれたカリスマ性、そしてその存在自体が生み出す光と影。そういう魅力がほとんどこちらに伝わってこないことがもどかしかった。 だいぶキモイ感じになってるけど、続けますね。 ソロになって、エイベックスに移籍して、R&B路線みたいなことをやり始めて、まあ正直よくわかんなかったです。コンセプトもパフォーマンスも、別に後藤真希がわざわざやんなくてもいいような感じのものだったから。だからって、ハロプロ時代のつんく♂のプロデュースがベストだったかっていうとそんなこともない。つんく
こないだブルーハーツの昔のビデオを観ていた。そして気づいたのは、ベースの河ちゃんの顔がバンド後期になるにつれどんどん宗教くさくなっていくね、ということでした。初期はまあ凡庸だけど普通の顔してる。それが解散間際には、あの熱心な信仰を持っている人特有の、顔に1枚膜をかけたような顔になる。切ないことです。信仰を持つことはもちろんぜんぜん悪くないけど、あんな最高のバンドにいるんだからロックンロール一択でいいじゃんかって思った。 ちなみにブルーハーツで一番好きな曲は「月の爆撃機」です。あの曲をでかい音で聴くたびに孤独というものに正面から向き合うことになる。
何の話かって言うとどこにでもあるような犬の話なんですけど。子供の頃から一緒だった大(アイヌ犬)は、おれが高校のときに死んだ。15年くらい生きたからまあ大往生だったと思うけど。でもそれからやっぱり家に何かが欠けたような感じがあって、2、3年経った頃、家族の誰からともなくまた犬飼おうって話になった。 大は外につなぎっぱなしであんまりかまってやれなかったから今度は室内犬にしようってのは両親と話して決めた。どんな犬がいいかね、ビーグルとかどうよ、いやそういう犬はうちには上品すぎる気が、とか話したりして、どっちかっていうとパグみたいなぶちゃーっとした子がうちにはお似合いなんじゃないのって。それで結局パグのプーがうちに来ることになった。 仔犬のときはほんと手のひらに乗るくらいちっちゃくて、1日20時間くらい眠ってて。最初寝るときはケージに入れてたんだけど、あまりに寂しがるので結局人と一緒の布団で寝るこ
おれが高校生の頃はちょうどレコードからCDへの移行期だったんだけど、まだ自分用のCDプレイヤーは持ってなくて、だから聴きたい音楽はもっぱら貸しレコード屋で借りて、レコードからカセットテープに録音してた。金なかったし、レコード1枚買うなら、そのぶんレンタルで借りて10枚聴きたいって思ってて、学校の近くの貸しレコード屋で毎週何枚かアルバム借りて、カセットテープに録音して、SONYのダブルラジカセで繰り返し繰り返し聴いていた。今、音楽をダウンロードで買ってるとかっていう状況を当時の自分にどうやって伝えたらいいのかって思う。 「おい、未来から来たおれだけど」 「え?」 「未来のおまえだよ」 「え? ほんとに?」 「うん」 「そうかー」 「そうなんだよ」 「うん」 「ていうか最近どうよ」 「ええとね、いろいろ調べてるんだけど、チェルノブイリがやばい」 「あー」 「日本の原発もやばいと思う」 「あー」
ONE OK ROCKがすごくいい。 週末の横浜アリーナライブの興奮がぜんぜん冷めないので書いている。ライブ中もライブが終わってからも油断するとずっと泣きそうでヤバかった。20代前半の、こんな若いやつらがやってるバンドに、いい歳したおっさんが震えてるっていうね。バンドTシャツ欲しかったけど、グッズ売り場が超並んでて断念した。 正直言って音楽のジャンル的にはぜんぜん好みじゃない感じなのですが、そんな中でONE OK ROCKだけがずば抜けて素晴らしい。その張り詰めた音だけで泣ける。このバンドに人生賭けてて、切羽詰まったギリギリんとこでやってて、そんな姿勢もどうしようもなくロックだと思う。 最初はこんなにいいってわかんなかったわ。食わず嫌いだった。だってバンド名もダサいし、ルックスも良すぎるし、曲名だってひどすぎる。「じぶんROCK」「世間知らずの宇宙飛行士」「キミシダイ列車」とか、もういちい
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『TAKUYAONLINE』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く