今年も都心部で雪が積もる時期になりました。積雪予報が出たとき、駐車中のクルマのワイパーは「立てておく」もしくは「立てておかない」どちらが正解なのでしょうか。 結論をお伝えする前に、まずはワイパーの仕組みや構造を知っておいたほうが、積雪時のワイパーはどうすればいいのかの理解を深めるとともに、何かとカーライフの役に立ちます。 ワイパーは、ゴムを窓ガラスに押しつけて水滴を拭うという至極簡単な仕組みで、雨天時などの視界を確保する装置です。 このゴムを押し付けてウインドウの水滴を除去するという仕組みは、ワイパーが発明された1903年から現在まで変わっていません。 ワイパーを発明したのは、米国のメアリー・アンダーソンという女性実業家だといいます。 真冬のニューヨークで乗っていた路面電車の運転士が、フロントウインドウについた水滴が視界の邪魔となって運転に苦慮していたのを見て、ゴムブレードをバネが付いたア