『史記(しき)』は前漢(ぜんかん)(前202年~後8年)の歴史家である司馬遷(しばせん)が執筆した歴史書であり、本当の名称は『太史公書』と言いますが『史記』が有名なのでこの記事では『史記』で通します。 今では発掘史料を重視していますが、戦後間もないころの日本では中国との国交が回復されていなかったので、古代史の分野では『史記』を一級史料として使用していました。『史記』にはどんな特徴があるのでしょうか?今回は『史記』の特徴に関して解説します。 ※記事中のセリフは現代の人に分かりやすく翻訳しています 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に