サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
news.railway-pressnet.com
25年前に廃止された新潟電鉄電車線の旧・月潟駅(新潟市南区)で9月22日、電車の走行イベント「走れ!かぼちゃ電車2024」が行われる。通常は同駅で静態保存されている電車を走らせるもので、今年2024年で3年目。これに先立つ9月1日に実施された、試運転と地元住民限定の試乗会を取材した。 駅とともに3両を静態保存 現在の新潟交通はバス専業だが、かつては白山前~燕の36.1kmを結ぶ鉄道路線(電車線)も運営する私鉄だった。信濃川水系の中ノ口川に沿って新潟平野を南北に縦断していたが、1999年までに全線が廃止された。 電車線の跡地は遊歩道として再整備された部分が多いが、月潟駅は古びた木造駅舎やホーム、線路がほぼ往時のまま残されている。ホームがある部分の線路には、白山前寄りからモハ10形電車(モハ11)とモワ51形電車(モワ51)、キ100形除雪車(キ116)が3両並んで静態保存されている。駅施設と
小田急電鉄は9月9日、特急ロマンスカーの新型車両の設計に着手したと発表した。2027年4月に小田急小田原線・新宿~小田原が開業100周年を迎えることから、「次の100年」を見据えた車両として開発。2029年3月の運行開始を目指す。 新型ロマンスカーの設計着手は今年2024年9月2日付け。小田急電鉄は「これまでの伝統や歴史、たくさんのお客さまとともに育んできたロマンスカーブランドを継承しながら、国内外のお客さまに一層上質な移動時間を提供できる車両にしていきたい」としている。 内外装のデザインは、子育て支援住宅「ヴェルデ甲佐」(熊本県甲佐町)など集合住宅や住宅を手がけるCOA(コア)一級建築士事務所(東京都)と共同で行う。小田急電鉄は「同社(COA)がこだわる地域とのつながりや、地域特性を大切にする姿勢、利用者を思うからこそ生まれる気遣いある設計実績が、今回のロマンスカー設計をはじめとした当社
鉄道趣味団体「鉄道友の会」は5月23日、第64回(2024年)のローレル賞(優秀車両)として宇都宮ライトレールのHU300形電車を選定したと発表した。 HU300形は2023年8月に開業した路面電車方式の軽量軌道交通(LRT)「ライトライン」の車両として製造された、3連節の低床式電車。HU300形を含むライトラインの施設や車両は宇都宮市と栃木県芳賀町が保有し、第三セクターの宇都宮ライトレールが両市町から施設や車両を借り入れて運行している。 HU300形の全長は法令上の限界となる約30mで、低床式車両の定員としては最大の159人を誇る。一般アンケートの結果を受けて車両前面に大型曲面ガラスを採用し、黄色をベースにしたデザインが特徴だ。 鉄道友の会は「新規開業のLRT路線における、インパクトのあるデザインの車両であることから、社会的にも大変に注目されるとともに、次世代のLRTを期待させるポテンシ
ドイツのオストヴェストファーレン・リッペ工科大学(THOWL)などは、地方向けの新しい軌道交通システム「MONOCAB(モノキャブ)」の研究、開発を進めている。既存の鉄道を活用して小型の車両を自動的に走らせるもの。地域交通が抱えるさまざまな課題の解決を目指している。
大阪府の都市整備部は4月24日、大阪モノレール線の延伸事業について、開業目標時期を延期すると発表した。事業費も大幅に増加する。 大阪モノレール線は大阪空港~門真市の21.2kmを結ぶ路線で、門真市~瓜生堂(仮称)の8.9kmの延伸区間が工事中。瓜生堂駅は近鉄奈良線との交差部に設けられ、近鉄奈良線にも新駅を整備して連絡する。現在、軌道桁の支柱や車両基地などの工事が行われている。 開業目標時期はこれまで2029年としていたが、駅舎の基礎工法の変更が必要になったため、おおむね4年程度(2033年ごろ)延期する。
広島湾に浮かぶ島といえば厳島(宮島)が有名だが、その東には江田島(広島県江田島市)という比較的大きな島がある。隣接する能美島と一体化しており、Y字状の形がユニークだ。 ここは旧海軍兵学校の施設を転用した海上自衛隊の幹部候補生学校と第1術科学校があることで知られる。明治期に建造された赤レンガの庁舎は観光スポットとしても有名だ。その一方、海上自衛隊が江田島で鉄道を運行していたことは、あまり知られていない。 島の北東部、切串から小用にかけ1kmほどの海岸沿いに「切串弾薬庫」という海上自衛隊の施設がある。現在は呉弾薬整備補給所(呉弾補所)が管理し、砲銃弾や魚雷、機雷といった弾薬類の保管と整備、補給を行っている。江田島市内なのに「呉」を名乗っているのは、呉地方隊の隷下部隊のためだ。
大井川鉄道とソニー・クリエイティブプロダクツ(SCP)は4月9日、SL列車「きかんしゃトーマス号」が走るイベント「DAY OUT WITH THOMAS」の今年2024年のスケジュールなどを発表した。6月8日~12月25日の期間中、105日間にわたり開催される。 大井川本線の「きかんしゃトーマス号」は運行区間を新金谷~川根温泉笹間渡に拡大。約2年ぶりに大井川の本流に架かる橋梁を走る。車内放送を一新するほか、これまで乗り降りの取り扱いを行っていなかった家山駅は復路に限り乗り降り可能に。これにより「きかんしゃトーマス号」の乗車パターンは、(1)新金谷~川根温泉笹間渡の往復遊覧乗車、(2)新金谷→川根温泉笹間渡→家山、(3)家山→新金谷の三つになる。 運行時刻は、1便目:新金谷9時30分→川根温泉笹間渡→家山10時36分着・10時41分発→新金谷11時09分着、2便目:新金谷12時34分発→川根
国土交通省は3月29日、近江鉄道や滋賀県などが申請していた鉄道事業再構築実施計画を4月1日付けで認定すると発表した。同日、近畿運輸局長が認定書を手交する予定。近江鉄道線が上下分離方式の経営に移行する。計画期間は4月1日から2024年3月31日までの10年間。 実施計画は今年2024年2月29日、近江鉄道と一般社団法人近江鉄道線管理機構、滋賀県、東近江市、彦根市、近江八幡市、甲賀市、米原市、日野町、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町が申請していた。 実施計画の対象となるのは、近江鉄道線を構成する本線・米原~貴生川47.7kmと八日市線・八日市~近江八幡9.3km、多賀線・多賀~多賀大社2.5km。現在は近江鉄道が第1種鉄道事業者として施設を保有し、列車を運行している。 4月1日からは、近江鉄道線管理機構が第3種鉄道事業者として施設を保有。近江鉄道は第2種鉄道事業者として管理機構から施設を無償で借
JR線の普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」が発売されてから40年以上が過ぎた。私が初めて「青春18きっぷ」を使ったのは、いまから39年前の国鉄時代、1984年の夏。夜行列車で早朝に東京入りし、そこから日中の普通列車を乗り継いで青森に向かい、青函連絡船の夜行便に乗り継いで北海道に渡った。私が北海道を訪ねたのは、これが初めてだった。 その後も「青春18きっぷ」は何度となく使ってきたが、近年は比較的短い距離での利用が増え、長距離移動で使うことはほとんどなくなった。「初北海道」からもうすぐ40年になるのを機に、久しぶりに「青春18きっぷ」で北海道を訪ねてみようと思い立った。 1本目:上野5時11分→水戸6時58分 列車番号:321M 距離:117.5km 時間:1時間47分 まだ夜が明けてない2023年9月2日の早朝4時ごろ、前日から「宿泊」していたネットカフェを出て上野駅まで歩く。私はそれな
開業まで残り1週間を切った、路面電車タイプの軽量軌道交通(LRT)「宇都宮芳賀ライトレール線」(芳賀・宇都宮LRT)で8月21日、報道関係者向けの試乗会が行われた。開業初日の8月26日は午後から一般運行が始まる。 試乗会ではHU300形電車「ライトライン」のHU306編成とHU307編成を使用。記者は平石停留場を9時10分に発車する上り宇都宮駅東口行き(HU307編成)に乗り込んだ。「ライトライン」は軌道や停留場の地上施設と同様、宇都宮市と栃木県芳賀町が保有。第三セクターの宇都宮ライトレールが両市町から「ライトライン」を借り受けて運行する。
岩手開発鉄道は7月27日、新造のディーゼル機関車を導入したことを、X(Twitter)の公式アカウントで明らかにした。 新潟トランシス製のディーゼル機関車で記号番号は「DD5602」。7月24日から27日まで試運転を行い、正式に引き渡されたという。岩手開発鉄道が新造のディーゼル機関車を導入するのは、1977年に新潟鉄工所(現在の新潟トランシス)で製造されたDD5601以来、46年ぶりとみられる。 【お知らせ】 この度、新製ディーゼル機関車を導入しました。7月24日から本日まで試運転を実施し、正式に引き渡しとなりました。 これからどうぞよろしくお願い致します。 製造:新潟トランシス社様 車号:DD5602#岩手開発 pic.twitter.com/zlY7Hz3Ios — 岩手開発鉄道株式会社【公式】 (@kaihatsurailway) July 27, 2023 岩手開発鉄道はこのほか、
JR東海は7月20日、新型の特急型電車「385系」を新製すると発表した。2026年度に量産先行車を完成させ、2029年度ごろの量産車の導入を目指す。 385系は、名古屋~長野を結ぶ中央本線・篠ノ井線の特急「しなの」で現在運用されている383系と同じ振子式を採用。カーブ走行時に車体を傾斜させることで遠心力を緩和し、速達性と乗り心地を両立させる。 現在の383系は雨天による滑走などが発生した場合、カーブ開始位置からの車体傾斜ができず、乗り心地が悪くなるという課題を抱えている。これに対して385系は「次世代振子制御技術」を採用。車両に設置したジャイロセンサーで車両とカーブの位置関係を常に監視し、カーブの開始位置を正確に検知する。 これにより滑走などが発生した場合でもカーブ開始位置からの車体傾斜が可能に。現在の振子制御に比べ乗り心地が約15%改善されるという。 また、特急「ひだ」「南紀」に導入され
夏季用の「青春18きっぷ」の発売が7月1日から始まった。7月20日~9月10日の期間、JR線の普通列車が乗り放題の企画切符。一人1日分を1回とし、1枚で5回分がセットになっている。一人で5日間利用したり、5人が同一行程で1日利用したりすることができる。 発売額は1万2050円で1回あたりでは2410円。普通列車の速度や乗り継ぎ時間にもよるが、早朝から深夜まで乗り続ければ1日で1000km以上移動することも可能だ。1000kmだと所定運賃は本州JRの幹線で1万2000円程度だから、「青春18きっぷ」を使えば実質8割引くらいになる。 発売から40年が過ぎて一般にも定着し、鉄道マニアでなくても「青春18きっぷ」といえば「普通列車が乗り放題の格安切符」というイメージを持っている人は多いだろう。ただ、「青春18きっぷ」で乗れる列車や路線はこの40年間で変化しており、特例の新設などもあって、昔は利用で
普通旅客運賃は対キロ区間制。上限額は初乗り(3kmまで)が150円、3km超~5kmまでが200円、5km超~7kmまでが250円、7km超~10kmまでが300円、10km超~13kmまでが350円、13km超~15kmまでが400円になる。 運賃割引は定期割引と小児割引を設定。定期割引運賃は普通旅客運賃が150円の区間で通勤1カ月が5670円。通学1カ月では4770円になる。普通旅客運賃が400円の区間では、通勤1カ月が1万5120円で、通学1カ月は1万2720円。 小児割引は6歳以上~12歳未満について半額運賃(10円未満切り上げ)を設定。1歳未満の乳児と6歳未満の幼児は、普通旅客運賃を支払う6歳以上の旅客一人につき二人まで運賃無料とする。宇都宮ライトレールはこれ以外の割引について、後日案内する考えだ。 普通旅客運賃で競合するバス路線と比べた場合、関東自動車の宇都宮駅東口~ベルモール
山万が鉄道事業法に基づき今年2023年6月30日付けで公表した安全報告書で、2023年のおもな安全施策の計画として「新車両等の検討」が盛り込まれた。「車両更新の検討」や「駅務機器更新の検討」「信号保安設備更新の検討」を行うという。 ユーカリが丘線は山万が経営するニュータウン「ユーカリが丘」と京成本線・ユーカリが丘駅を結ぶ鉄道路線。ゴムタイヤの小型車両が専用の通路を走るタイプの新交通システム(AGT)を採用している。40年ほど前の1982年に一部開業し、翌1983年に全線開業した。 車両は40年ほど前の開業時に導入された1000形電車「こあら号」が現在も使われており、老朽化が進んでいる。いまでは珍しい冷房装置を搭載していない「非冷房車」で、サービス面での改善も視野に入れて新型車両の導入が検討されるとみられる。 《関連記事》 ・「山万ユーカリが丘線」どんな鉄道? 成り立ち・路線・駅・車両すべて
日本旅行大阪法人営業統括部の鉄道・バス企画デスクとしなの鉄道は、「115系電車普通夜行 信越本線経由軽井沢行」と題したツアーを共同で企画した。7月22~23日の車中1泊2日。かつて上越線や中央本線などで運行されていた夜行普通列車を再現する。 車両はセミクロスシート車の115系を使用。7月22日夜に軽井沢駅を発車し、しなの鉄道線・JR信越本線・北しなの線を行きつ戻りつしながら23日朝に軽井沢駅に戻る。行程は次の通り。 軽井沢21時13分発→(各停運転)→北長野23時37分着・23時58分発→(急行運転)→軽井沢1時32分着・2時50分発→(快速運転)→西上田3時53分着・4時40分発→(快速運転)→軽井沢5時42分着 日本旅行によると、各停運転→急行運転→快速運転というように、かつての夜行普通列車の運行形態を再現。オプションプランとして夜食の釜めし弁当を用意し、希望者には窓越しに弁当を渡して
4月23日の函館市長選挙で初当選した大泉潤市長が4月27日、市長就任後初の記者会見を市役所で行った。公約に掲げていた北海道新幹線の函館駅への乗り入れ構想の調査について、6月の予算に盛り込みたいとの考えを示した。 大泉市長は6月の補正予算に盛り込む公約について「何を取り込んで、何を取り込まないか、きょう踏み込んで話せる段階ではない」とした。その一方、新幹線の函館駅乗り入れ構想は「6月の政策予算に調査費用を盛り込みたいとイメージしている。担当部局(企画部)と話し合いもしていないから確定的なことはいえないが、そういうイメージで進めていかなければ間に合わないと考えている」とし、調査費の早期計上に強い意欲を示した。調査費の額は規模感も含め明言しなかった。 大泉市長は1995年、函館市役所に入庁。総務部秘書課長や観光部長、保健福祉部長などを務めた。今年2023年4月の市長選に出馬。第2子以降の保育料無
つくばエクスプレス(TX、東京都・埼玉県・千葉県・茨城県)の茨城県内の延伸構想について、茨城県の「TX県内延伸に関する第三者委員会」は3月31日、提言書をまとめて大井川和彦知事に提出した。 提言では土浦・茨城空港・水戸・筑波山の4延伸案について「延伸によって得られる効果と費用のバランスなどを考慮し、土浦方面への延伸が最善」とし、常磐線の土浦駅に接続する案に優位性が認められるとした。 《続報記事》 ・つくばエクスプレス「土浦延伸」検討へ 茨城県が正式決定、さらなる延伸も「議論」(2023年6月23日) その一方、収支採算性は4案とも赤字が見込まれるとし、土浦延伸では年間の赤字額が3億円になると予測。費用便益比(B/C)も4案すべてで社会的利益が事業費を下回る「1」未満とされた。 このため提言は、TX延伸の実現可能性の向上を図るため「従前どおりの沿線開発にとどまらず、更なる需要増加及び費用削減
三重県鈴鹿市の末松則子市長は3月9日の定例記者会見で、市内公共交通の今後の方向性の一つとして、近鉄鈴鹿線をリニア中央新幹線・三重県駅の候補地とされている亀山市まで延伸するよう近鉄に申し入れる考えを明らかにした。 三重県はリニア三重県駅の候補地として、(A)関西本線の井田川駅を含むエリア、(B)東名阪自動車道の亀山ICを含むエリア、(C)紀勢本線の下庄駅を含むエリアの3案を比較検討。しかし2022年11月、同県は「それぞれ特色はあったが差異が出なかった」として一本化せず、3案をJR東海に提案することを決めている。 鈴鹿線は近鉄名古屋線の伊勢若松駅から鈴鹿市駅を経て平田町駅に至る8.2kmの路線。鈴鹿市内を東西に横断し、終点の平田町駅はリニア三重県駅の候補地のほうを向いている。平田町駅からの直線距離は、A案に含まれる井田川駅が最も短く約4.5km。C案に含まれる下庄駅までは約8.8kmで、B案
駅のポスターで写真を無断で使われたとして、東武鉄道と同社子会社の東武ステーションサービス(東武SS)に損害賠償などを求めた民事訴訟で、原告・被告の双方とも控訴しなかったことが3月6日までに分かった。東武SSに対し合計50万円の支払いを命じた判決が確定した。 原告の男性は2月26日、取材に対し「(判決に)納得できる部分と納得できない部分があるが、大きな成果を得られた。一定の名誉回復はできたのかなと思う」と述べて控訴しない考えを明らかにし、「著作権は想像以上に身近な問題だと捉え、企業内の研修等にもっと力を入れてほしいと思う」と話した。 東武鉄道の広報部は2月28日、取材に対し同社と東武SSが控訴しなかったことを明らかに。判決内容に対する考えや控訴しなかった理由は「回答を控える」とした。駅や列車内のポスター、プレスリリースなどでの著作物・知的財産の取り扱いについては「社内教育等により再発防止に努
京都丹後鉄道(丹鉄、京都府・兵庫県)を運営する「WILLER TRAINS」(ウィラー・トレインズ)がJR東海から特急型気動車「キハ85系」を譲り受け、営業車両として導入することが3月7日、分かった。 ウィラー・トレインズ親会社の「WILLER」(ウィラー)によると、キハ85系の2両編成1本を導入する計画。車両の内外装はほぼ変更しない。運行開始時期は未定という。 ウィラー・トレインズは鉄道事業法に基づき公表している安全報告書の2021年度版で、車両更新のため2両1編成の中古車両を導入する計画を明らかに。京都府も老朽化した丹鉄の特急車両「タンゴエクスプローラー」の継続使用が不能だとし、ダイヤ維持や安定運行確保のための中古特急車両の導入経費を支援するものとして3600万円を2022年度6月補正予算に計上していた。 キハ85系は1988年から1992年にかけ80両が製造されたJR東海の特急型気動
奈良県は近鉄線・大和西大寺駅付近の高架化構想について、大和西大寺駅の高架駅を現在の場所より南側に移す形で整備する考えを明らかにした。 奈良県は「線形(ルート)は確定していない」としつつ、線形の一例を図で示した。それによると、近鉄奈良線の高架線は大阪難波寄りから現在線の南側を東進。大和西大寺駅の新しい高架駅も現在地の南寄りに設ける。 近鉄京都線の高架線は、京都寄りから西へ膨らむようにして南下して新しい大和西大寺駅に進入。現在の線路から最大で100mほど離れるとみられる。橿原線は新しい大和西大寺駅から現在の線路に並行する形で高架線を設ける。 近鉄奈良線の大和西大寺~近鉄奈良は、線路を平城宮跡歴史公園の外(南側)に移設。大和西大寺駅から高架線・地上線を進んで大宮通りの地下に入り、地下化済みの近鉄奈良駅に合流するルートが考えられている。地上線と地下線の境界付近には平城宮跡歴史公園の最寄駅となる朱雀
JR九州と福岡県東峰村は2月9日、日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)の専用道区間の新駅「棚田親水公園駅」について、設置を中止すると発表した。同BRTは従来の鉄道12駅を含む合計37駅で夏頃に開業の予定だったが、1駅減って36駅で開業する。 BRTひこぼしラインは水害で不通になった日田彦山線の代替交通機関として計画されたバス高速輸送システム(BRT)。添田~彦山と宝珠山~日田は一般道を走行し、彦山~宝珠山は日田彦山線の線路敷を活用した専用道を走る。 専用道区間では従来の鉄道4駅(彦山・筑前岩屋・大行司・宝珠山)のほか、彦山~筑前岩屋に深倉駅、筑前岩屋~大行司に棚田親水公園駅を新設する計画だった。このうち棚田親水公園駅は棚田親水公園など周辺施設へのアクセス向上を目的に設けることが計画されていた。 東峰村よると、新駅予定地の地形や高低差、利用者の利便性、工法などを検討した結果、設置を中止す
画像を駅のポスターで無断使用されたとして、埼玉県春日部市在住の男性が東武鉄道などを相手取り民事訴訟を起こした件で、ポスターを作成した東武東上線の駅員が提訴から半年後に死亡していたとみられることが2月3日までに分かった。 原告の男性は東武鉄道の列車を動画で真横から撮影。この動画を加工して列車編成を真横から見た静止画像を作成し、ネット上で公開した。駅員がこの画像を使ってポスターを作成し、男性の許可を受けずに東上線の駅に掲出。男性は2021年3月17日、東武鉄道と東武線の駅業務を受託している東武ステーションサービス(東武SS)が著作権を侵害したとし、さいたま地方裁判所に民事提訴した。判決は今年2023年2月8日の予定だ。 一方で男性は民事提訴に続いて2021年3月26日、ポスター作成者を被疑者不詳として著作権法違反で刑事告訴。さいたま地方検察庁越谷支部は2022年9月27日付けで不起訴処分とした
JR貨物は1月13日、中央共同募金会との共同企画として1月12日から実施する予定だった「赤い羽根共同募金ラッピング機関車」の運転を、一時中止することを明らかにした。 赤い羽根共同募金のラッピング機関車は、JR貨物グループの全社員がさまざまなアイデアを実現することに挑戦する「C&C活動」の一環。同募金運動の周知に協力して社会貢献したいという社員提案を受け、昨年度2021年度から実施している。本年度2022年度の第1弾はDD200形ディーゼル機関車2両とHD300形ハイブリッド機関車1両にラッピングを施し、昨年2022年10月から12月にかけ貨物駅の構内などで運転した。 2022年度の第2弾は今年2023年1月11月に発表。EH200形直流電気機関車1両に共同募金運動ポスターのコピー「あなたと私は赤い羽根でつながっている。」を生かしたラッピングで装飾し、1月12日から2月28日まで関東甲信越地
ときどき浮上してはフェードアウトを繰り返している阪急電鉄の大規模プロジェクトが、また大きな話題になっている。「新大阪連絡線」と「なにわ筋連絡線」のことだ。 阪急阪神ホールディングス(HD)の嶋田泰夫副社長(3月からHD社長)は、新大阪連絡線・なにわ筋連絡線の2031年開業を目指す考えを明らかに(2022年12月27日産経新聞)。同社子会社の阪急電鉄も同様の方針を明らかにしたという(2022年12月28日NHK)。 新大阪連絡線は東海道・山陽新幹線が乗り入れる新大阪駅と、阪急の京都・宝塚・神戸各線が乗り入れる十三駅を結ぶ計画。一方、なにわ筋連絡線は十三駅と梅田貨物駅跡地の再開発地域(うめきた)を結び、今年2023年3月に使用開始する大阪駅の地下ホーム(うめきたエリア)に乗り入れる。 現在、大阪(うめきた)~JR難波・南海新今宮を結ぶJR西日本・南海電鉄の新線「なにわ筋線」が2031年春の開業
線路を連続的に高架化、地下化する「連続立体交差事業」(連立事業)。道路との平面交差(踏切)がなくなるため道路渋滞の緩和には絶大な効果があり、線路で分断された市街地を一体化できる利点もある。 しかし、連立事業が実施される地域の多くは人口が多く建物が密集している都市部。そのような場所で既設の線路に隣接して高架橋や地下トンネルを建設することになるため用地買収は難航し、工事も難しい。ほんの数kmの工事でも10年、20年という長い時間がかかる。 それでも各地で連立事業が行われており、そのなかには今年2023年中に完成する事業や線路の切替が行われる予定のものもある。事業中の連立事業のうち、おもなものをまとめた(2022年12月31日時点/鉄道側の工事がほぼ完了したものを除く/オレンジ色は高架化または地下化の部分)。 埼玉県 東武鉄道:伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・野田線(東武アーバンパークライン
JR東海は12月16日、来年2023年3月18日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業にあわせ、早朝の時間帯に新横浜駅始発の下り臨時「のぞみ」を新設する。 新横浜駅の下り始発列車は現在、定期列車の「ひかり533号」(新横浜6時00分発→新大阪8時13分着→広島9時56分着)。今回のダイヤ改正では新横浜6時03分発→新大阪8時06分着の臨時「のぞみ491号」を新設し、土曜日と月曜日を中心に運転する。 新大阪着は品川始発の「のぞみ99号」(品川6時00分発→新大阪8時16分着→博多10時46分着)より10分早く、「ひかり533号」と比べても7分早い。 相鉄新横浜線・東急新横浜線の西谷~新横浜~日吉はJRダイヤ改正と同じ日の3月18日に開業する予定。相鉄と東急電鉄が12月16日に発表したダイヤ改正の概要によると、両者とも5時台に湘南台・海老名方面と目黒・渋谷方面か
「地下鉄8号線建設促進並びに誘致期成同盟会」の鈴木有会長(千葉県野田市長)と「東京直結鉄道建設・誘致促進連絡協議会」の茂木佐平治会長(野田商工会議所会頭)らは11月21日、国土交通省の斉藤鉄夫大臣を訪ねて東京8号線(東京メトロ有楽町線の分岐線)の延伸を早期に実現させるよう要望した。 茨城県西南部地域まで線路を延ばして関東鉄道常総線と立体交差する有楽町線のイメージ。【撮影:草町義和・鉄道プレスネット、加工:鉄道プレスネット】 交通政策審議会の答申を踏まえ、押上~野田市の延伸の早期実現を要望。さらに野田市から茨城県西南部地域への延伸誘致に向け、新しい整備の仕組みづくりの検討など事業化に向けた必要な措置を講じることを要望した。また、同盟会が2021年度から着手した検討・調査などの取組に対しても引き続き積極的な参画・協力を行うよう要望した。 有楽町線の分岐線は豊洲駅で有楽町線から分岐して北上し、住
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『鉄道ニュース【鉄道プレスネット】』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く