2014年09月02日11:21 カテゴリ社会時評 新宿焼身自殺事件の続報が出た 今年2014年6月29日に新宿駅南口の横断歩道橋上で、一人の男性が集団的自衛権容認に反対のスピーチをしてからガソリンをかぶり、焼身自殺をはかった事件があった。抗議の自殺と思われたが、日本のマスコミはその後関連の続報を全くしないのが異様だった。背景を調べようとする記者が一人もいない筈がないと思っていたが、きょうの朝日新聞社会面に、かなりくわしい記事が出ていた。 それによると、この男性は元タクシーの運転手だったが、白内障で働けなくなり、路上生活を経て生活保護を受ける身の上だった。さいたま市のワンルームマンションに一人で住み、家族からは縁を切られていたという。警察が自宅を調べても、記者が周辺の人たちの話を聞いても、政治的な主張をしていた様子はうかがえなかったということだ。背広にネクタイという事件時の姿も、本人の最近