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アメリカ大統領選
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[書籍紹介][目次][日本語版への序] つまらない問いとつまらない答え ──ルーチンワークとしての学術研究 答えはツマラない。なぜなら問いがツマラないからだ。 マルセル・デュシャンの有名な警句「答えは無い。なぜなら問いが無いからだ」をもじって言えば,このようになるでしょうか? マッツ・アルヴェッソンとヨルゲン・サンドバーグは,その画期的な解説書Constructing Research Questions: Doing Interesting Research――本訳書の原著――で,〈続々と大量に生み出されている紋切り型の論文のツマラなさは,多くの場合,その論文で設定されている問い(リサーチ・クエスチョン)自体のツマラなさによるものである〉と指摘します。その上で,より面白い,つまりもっと“interesting”な研究をおこなうための具体的な方法について,その基本原理だけでなく実際の適用例
2019年6月に大規模なデモが発生してから、香港は一変した。デモは約1年にわたり繰り広げられ、コロナ禍の中でもなお続いたが、2020年6月に北京の中央政府が国家安全維持法を施行したことで強引に沈静化させた。それに伴い、著名な活動家の逮捕や民主派の大手紙『蘋果日報』(りんご日報、またはアップル・デイリーと呼ばれる)の廃刊など、懸念すべき状況が続いている。 国安法施行の要因は、もちろん香港統制の強化を望む北京の意向も濃厚に関係しているが、デモの中で参加者の一部が暴徒化し、香港社会に大きな混乱を生じさせたことも、少なからず関係したと思われる。2019年香港デモでは、従来型の理知的な抗議運動も続けられてはいたものの、暴力的抗議も積極的に行う「勇武派」と呼ばれる若者グループが台頭し、デモの顔となっていた。 この勇武派の若者の多くは、現代の香港社会において必ずしもエリート層とは呼べない人たちだったとみ
韓国の次期大統領選を占うイシューの一つとして、ベーシックインカム(韓国語では漢語を使って「基本所得」と呼ばれています)への注目が集まっています。9月末刊行予定の『ベーシックインカムを実現する』の解説において金成垣氏(東京大学准教授)が触れているように、コロナ禍において「災難基本所得」の給付がなされ(解説の抄録はこちら)、さらに基本所得党から2020年総選挙で国会議員を出すなど、政治的にも、その実現に向けた具体的な動きが進んでいます。 そこで、本書の監訳をお願いした木村幹氏(神戸大学大学院教授)に、歴代韓国大統領が選ばれる際、市民が実現を望んできた「夢」を振り返りながら、ベーシックインカムが注目されるようになった背景について寄稿いただきました。 韓国大統領選挙が持つ特質と国民が託してきた「夢」 李承晩(Wikipediaより) 2022年3月。韓国では「第20代」大統領選挙が行われる。とはい
活動領域の重なりが大きいお二人ながら、意外なことにこのトークショーが初めての顔合わせだった『激動の時代のコンテンツビジネス・サバイバルガイド』刊行記念「小林啓倫氏×山本一郎氏トークショー─プラットフォーマーや海賊行為にやられっぱなしの出版・音楽・映画産業で働く皆様に贈る処方箋、またはレクイエム?!─」(2019年11月25日、八重洲ブックセンター本店主催)、イベントレポート後半は、訳者の小林氏と解説の山本氏のトークを中心にまとめています(山本氏によるヤフーとLINEの経営統合裏話を中心にまとめた前編はこちら)。 まず、この本に登場するプレイヤーたちのその後を皮切りにトークが始まりました。 (文責:白桃書房編集部) 【5/29~6/11まで『激動の時代のコンテンツビジネス・サバイバルガイド』Kindle版が紙版の半額でセール!】 ─プラットフォーマー栄枯盛衰とその要因─ 小林氏:ネットフリッ
活動領域の重なりが大きいお二人ながら、意外なことにこのトークショーが初めての顔合わせだった『激動の時代のコンテンツビジネス・サバイバルガイド』刊行記念「小林啓倫氏×山本一郎氏トークショー─プラットフォーマーや海賊行為にやられっぱなしの出版・音楽・映画産業で働く皆様に贈る処方箋、またはレクイエム?!─」(2019年11月25日、八重洲ブックセンター本店主催)、イベントレポートをお届けします。 このトークショーの直前にヤフーとLINEの経営統合が発表されるという話題性もあり、多くのオーディエンスにご来場いただきました。 あまりにヤバい話は泣く泣くカットいたしましたが、両社合併の裏話や、この本の刊行後のプレイヤーたちのフォローアップ、個人情報の利活用など幅広く話題が展開されたトークショー、できるだけそのままでお届けいたします。 (文責:白桃書房編集部) 【5/29~6/11まで『激動の時代のコン
(対談前半へ) 『3つの切り口からつかむ 図解中国経済』の刊行に合わせ行われた本対談、日本の中国理解の現状を中心に展開してきた前半に続く後半は、まさに今メディアで取り上げられている米中対立などの話題、また、中国ビジネス指南が語られます。 ■中国経済の持続可能性 高口: 日本人読者の多くが気になるポイントとしては、中国経済の持続可能性が挙げられます。明日にも中国経済は崩壊すると煽るような「中国崩壊本」が数多く出版されてきましたが、中国の成長は続いている。では安泰なのかというとそれも不正確で、中国には数多くの課題が残されているわけです。 三尾: 中国自らが喫緊の課題として挙げているのが、本書のキーワード編第2章で取り上げた三大堅塁攻略戦です。金融リスクの防止・解消、貧困脱却、汚染対策という3つの課題を2020年までに解決することを目指しています。2021年が中国共産党建党百周年なのですが、その
大変にご好評いただいている『チャイナ・エコノミー』について、紙版の刊行からだいぶ遅れてしまいましたが、このたび、電子書籍版も発行することになりました。 そのリリースにあたり現代中国研究家として著名な津上俊哉氏に、この本の変わらぬ魅力と、中国の現状についての読み解きをご寄稿いただきました。(白桃書房編集部) 現代中国研究家・日本国際問題研究所客員研究員 本書の著者アーサー・R・クローバーは、北京(在住20年)とニューヨークを拠点にするチャイナウォッチャーで、欧米の主要紙でもしばしばコメントを見かける。謝辞に並ぶ錚々たる名前は、真贋を見分ける著者の目の確かさを感じさせる。 本書は著者の中国観察の集大成である。127の質問を立ててあるので、百科事典風に知りたい項目をつまみ読みすることもできるが、経済のみならず統治の仕組みや国際関係の未来にまで及んで、中国という国を理解するためのツボを分かりやすく
千駄木は古くからの歴史を持った街で、空襲は受けたものの焼け野原になるほどの被害を受けず、また再開発も一部で進みましたが、さまざまな住民の活動の成果もあって、懐かしさを感じさせる路地や建物が多く残っています。1980年代に始まった下町散歩ブーム以降、その独特の雰囲気から観光地として訪れる人は途切れることがありません。 千駄木に立地する街の書店で、さまざまな、これまでの書店の枠にとらわれない取り組みをされていることで有名な往来堂書店の店長、笈入建志(おいり けんじ)氏に『チャイナタウン、ゲイバー、レザーサブカルチャー、ビート、そして街は観光の聖地となった─「本物」が息づくサンフランシスコ近隣地区』を読んで頂き、サンフランシスコの近隣地区と千駄木の街づくりについて、さらに、ノースビーチ近隣地区の街の書店であるシティライツブックストアのことなどをお聞きしました。 【千駄木の街の再発見─『やねせん』
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