大回り乗車とは?初乗り運賃150円でも鉄道旅行を楽しめる 東京や大阪といった大都市周辺の鉄道網「大都市近郊区間」には、以下のような規則があります。 ・出発駅から目的地の駅まで、重複しない限り、どのような経路で乗ってもいい ・実際に乗った経路にかかわらず、運賃は最も安い経路で計算する たとえば東京から池袋に行くなら、山手線外回りでも内回りでも、京浜東北線で少々遠回りをしても料金は変わりません。 通常は乗る経路に応じた運賃を払いますが、多くの路線があり経路の選択肢が多い大都市では大変な手間となります。そのため、自由に経路を選んで乗れるルールにした方が、乗客にも駅員にも負担が少ないのです。 この決まりの範囲内で遠回りを楽しむのが、本記事で紹介する「大回り乗車」です。東京近郊区間は、1都10県にまたがる広大な区間。初乗り運賃150円で、1,000kmをこえる大冒険もできてしまいます。 大回り乗車の