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アメリカ大統領選
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前記事から時間的には少し空いているが、関連するつぶやきのまとめ的な投稿。 下記2つのツイートをRTした上で、公平性以前の問題として、どう見ても50万人の受験者をさばけるだけの実施体制が全然整っていないということを指摘した*。 これだけ多方面から無理だと言われているのに強行して、不安を払拭どころか不安が的中してトラブル多発した場合、どう責任を取るんだろうか。大臣辞任?それは甘過ぎるなあ。記者会見で誰もそこを問わないのだろうか。 https://t.co/sHDTdflbST — 三浦淳一 (@N_yobiko) 2019年9月17日 「努力します」 文科省の職員にそんな精神論を言われても到底納得できない。 公平性が最も問われる入試になぜ、その公平性を担保できない制度設計をするのか。複数の大学も導入拒否を公言し、多くの見直しを求める声を無視して何が文部科学省なのか。 https://t.co/
大学英語入試に関する2月の東大でのシンポジウムが報告書にまとまってひと月以上経った。シンポジウムの前後に比べると反応が弱く、どのように受け止められたのかはわからない。 東京大学高大接続研究開発センター主催シンポジウム報告書『大学入学者選抜における英語試験のあり方をめぐって(2)』 討論部分で「学習指導要領が高校の終わりまでにA2〜B1レベルの到達を求めている状況で、大学が『A1 以上でいい』と言えるかどうか」と発言したのだが、横浜国立大・上越教育大・福岡教育大・熊本大など、複数の大学が「A1以上」を出願資格とすることにしたようだ(資料)。このことが持つ意味について考える。 この件についてある新聞の記者から質問をもらい、私もこの状況に少し驚いていると返答した。上述の通り、建前とは言え、次期学習指導要領では高校修了までにA2〜B1レベルを目標とすることを謳っており、大学自らが、小中高の教育課程
最近読んだ本。Thought-provoking. 岸 政彦・北田 暁大・筒井 淳也 ・稲葉 振一郎 (2018).『社会学はどこから来てどこへ行くのか』有斐閣. 参考 まず第1章が非常に非常に面白くて、ときどきこういう話をしてくれる人がいる業界は幸せだと思う。先を切り拓きながらも分野を俯瞰し現状を捉える視点を持った先輩。自分がそういう存在になろうと努力するのとは別に、常に周りにいてほしいものだ。ここでは、社会学の話法に「時代診断」と「合理性を媒介にして理解する」ことがあり(p. 41)、後者にこそ「社会学らしさ」があるというのが岸さん・北田さんの合意。他方、第2章で「暴力性」について議論があるのだが、やっぱり叱られてる気持ちになる。私がズカズカと小中高の教室に乗り込んでいってやっていることにもほとんど全て当てはまる議論だからだ(後でこの点を少し考える)。 第3章はメタ学問の議論として超重
新井 紀子 (2018).『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社. [Kindle] について。TwitterやFacebookで見てる範囲では肯定的な感想が多い。教育(学)関係者からはもう少し厳しい感想が出てくると思って読んだのだが。 今のところ「真の意味でのAI」は存在せず、現状のAI技術の原理から言って「シンギュラリティ」は到来しない、という話の部分は明快だし、読む価値がある。ここ数年、定年まで自分の職が安泰であることを疑ったこともないような立場の人が、耳かじりの「みなさんが大人になる頃には今ある仕事の半分はAIに取って代わられて…」みたいな話をするのを聞くとヘドが出そうになるので、そういう人には特に第1章と第2章で理解を深めて欲しいが、本書もその点については脅し煽るような書きっぷりなので読んでもあまり変わらないかもしれない。 私が教育(学)関係者からの厳しい感想
岩瀬直樹先生が同タイトルで(約)20冊を紹介されていて、シェアしたら「亘理さんのオススメ本も教えてください!」とコメントいただいたので応えてみる(2017年11月21日補足追記)。 いわせんの仕事部屋|【修正しました!20171119朝版】独断と偏見による、これからの教育を考える20冊。 英語教師になる人のためのブックリスト(私家版)に挙げているものやこれまで記事やツイートで紹介してきたものが複数並んだが、一応、岩瀬先生と同じ下記の条件で選んだ。 (1) わりと最近出た本 (2) わりと読みやすい本(できるだけ専門書をのぞく) (3) 自著はのぞく 上記記事には2006年の本が挙げられているので、その辺までは(1)の条件を満たすと判断。2003年と2004年のものが入っているが、それ以外は2006年以降のもの。 研究室の本棚の前に立ったらいくつか入れ替わりそうな気もするものの、教育社会学的
前田啓朗先生に捧ぎます(以下では敢えてけいろー先生と呼ばせてください)。長文になりますが、お付き合いいただければ幸いです。 Twitterを見ているとみんなのけいろー先生であったことがよくわかるし、私も先生の「ふぁぼ」やエアリプに救われていた一人である。単純に、大好きな人であった。 ただ、私も研究者の端くれであるので、恩を少しでも返せるのであれば�研究・教育で返したい。気持ちの整理はまだつかないし、けいろー先生の膨大な研究・教育の足あとを全てカバーすることなど私にはできないけれども、先生が私に教えてくれたことをこれまでの論文・文献に沿って私なりに噛み締めながらまとめてみる。 先生は冗談めかして「(恥ずかしい過去も晒してしまう)�CiNiiなんてなくなってしまえばいいのに」と言っていたが、そのおかげでわれわれは、先生の論文をすぐに目にすることができる。いみじくもけいろー先生が、 前田啓朗 (
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