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ドラクエ3
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この時期になると以前に作った哲学・倫理学の輪郭を(ざっくり)つかむための読書ガイドが改めてRTされたりして嬉しい限りです。 ただ、このリストはあくまで 「どういうトピックがあるのか」とか「なんでそのトピックを面白がっている研究者がいるのか」 を知るためのもので、これだけで勉強するというのはやはりちょっと難しいのではないかと思いはじめたわけです。 普通、勉強というものは「読む」というだけではあまり成立しないと考えられてると思います。数学でも英語でも、知識を仕入れたら「自分がそれを本当に使いこなせるか」をチェックするために問題を解いたり、別の知識と組み合わせるとどうなるかを検討したりするじゃないですか(そういうことをしないでたんに文法書を読んでるだけの人は勉強が下手と思われる、はず)。 私は現在の日本の哲学教育で知識のチェックや整理の重要性が強調されることがあまり多くないことに少し不満がありま
先日、togetterにこんな話題がまとめられてました。 これがポストモダンだ!(2) ちょっと煽りっぽいタイトルがついてますが、分析哲学 vs. ポストモダンという大きな(そして月並みな)話ではなく、なにかを論じるときに哲学者の名前をどう使うか、といった哲学の話をするときの方法の問題として読むのがいいんじゃないかと思っています。 まとめで応酬を繰り広げてるのは江口聡さんと植村恒一郎さんです。江口さんは生命倫理やセックスの哲学で有名な先生で、倫理学や大学教育についてブログを通して活発に発信されています。植村さんは近現代哲学の専門家で、特にカントや時間論の研究で広く知られています。ジェンダー論についての論文もありますね。 やり取りの主要な対立軸がわかるのはこのあたりのツイートでしょうかね。 でも特定の哲学者(哲学者だけじゃなくてどの分野の学者についても)がどう考えたかっていう筋道を追ってみる
昔やってたゼミでは四年生の八月中に「卒論レシピ」というのを作ってもらってました。みんな就活で忙しくてごりごり卒論を書き始めたりできないのはわかるけど、このくらいの進捗報告はしてね、ってやつです。 このレシピづくりみたいのは僕自身も論文書く前に自分向けにやってるんですよね。こういう簡単な設計図をつくらないと僕は何も書けないので。 (askで卒論関係の質問多いので公開することにしました) 卒論の「レシピ」を作る 1 卒論の形式 • 字数:18000字~32000字(目次と文献表は字数に含めない) A4 横書き • 一次提出:2016年1月12日 最終提出:2月1日。いずれも .pdf形式 でメールに添付して送ること。期日より早く書き終えることができたなら、いつ送ってもらっても構 わない。 • 脚注は文末脚注ではなくページごとにつけること。 • フォントは明朝体(欧文はTimes New Rom
哲学書のブックガイドは色々あって、どれも面白いのですが1)三田哲学会のとかオンラインで読めますね。執筆者がすごい。後は人文書院のブックガイドシリーズもあります。、ちょっと古かったり癖が強かったりして「本当にマジの初学者がこれをいきなり読んで大丈夫なのか/適切なのか…」とか不安になってしまうのが多いんじゃないかと思っています。 そりゃいきなりカントとかアレントとかマッキンタイアとかを読めるひともいるかもしれないけど、新書や教科書を読んだりしながら「どういうトピックがあるのか」とか「なんでそのトピックを面白がっている研究者がいるのか」とか「そのトピックを知る上で重要な文献は何だと現在思われているのか」とかそういうの知っていくのが正攻法なんじゃないかと。入門書大好き主義。 非常勤やってみて、やっぱりそういうブックガイド要るよなー、と思って自分で作ってみました。大学1〜2年生向き。 哲学倫理学の輪
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