アメリカの警察をテレビの画面を通じて目にする事は、とても多いですよね。米国内の暴動・騒乱や凶悪事件のニュース映像から、サスペンス映画や刑事ドラマまで。 でも、それらを聞いたり見ていたりすると、日本人の「警察」のイメージと大きく違っていて、困惑したり疑問に思うこともあります。 今回は、そんなアメリカ合衆国の警察に関してのお話です。 「州=都道府県」ではないまず、根本的なところから。 米国の州を、多くの日本人は、都道府県と同じものだと見ていますが、これが最初の躓き。 全然違うものです。 米国の各州は、ひとつずつの国、それぞれ国家です。つまり、全米50州は50の国です。 そして、その50の国が、「連邦」を形成(連合)して、「アメリカ合衆国」という連邦国家を形成しているのです。 なので、ワシントンDCのアメリカ合衆国政府を「連邦政府」と呼ぶわけです。 合衆国憲法は一部の権限を連邦政府に移譲(委任)