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アメリカ大統領選
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高田唯氏は、東京造形大学での同僚なので一応毎週顔を見てるのだけれど、大学にいる時はバタバタしていて、個人のプロジェクトの話やそれぞれの教員が担当するゼミの内容なども話す機会があまりない、というのが実情。
進学希望者の研究したい事を聞いてみると、楽譜の在り方そのものに立ち戻っている人あり、音楽と同調する動画で考える人あり、かと思えばレコード/CDジャケットに戻って、そこに軸足を置きつつそのパッケージ(立体)の在り方を考える人あり、特定ジャンルの音楽のジャケットの文字だけに注目する人、などなどなど。 書くには恥ずかしいが、私が担当している大学の講義「グラフィックデザイン史」の中で「音楽とグラフィック」というテーマの週もある。先に書いたように私目線でレコードジャケットやMVを中心に紹介しているだけに「配信になってからのグラフィックの在り方はまだ私自身が研究中です」と終わってしまう。デザインのジャーナリストとしても教員としても、煮え切らない終わり方が常々どうにかならないかと思っていたところ。
言っていいのかどうかよく分からないけど、普通にグラフィックの仕事を頼みづらそうなグラフィックデザイナーランキング多分5位以内の2人。だって、普通に文庫本の装丁(文字組込み)とか、コンビニで売る飲料のパッケージデザインとか、この2人に頼んだらどんなものが出て来るか全く予想が付かない。
編集宮後です。 2017年もよろしくお願いいたします。 年末に白金高輪のprint galleryで開催されている、イ・ギョンスによるタイポグラフィ展「迷い鳥たち:文字の練習」を見てきました。会場には、韓国ソウルを拠点に活動するデザイナー、イ・ギョンスさんの作品14点が展示されています。 イ・ギョンスさんは、弘益大学大学院でヘルムート・シュミットに タイポグラフィを学び、ハングルとアルファベットの融合、字間や余白について考える作品を制作されてきた方。今回の個展では、過去10年の仕事で、タイポグラフィ上の問題が生じた 細部を極端に拡大したポスターを展示しています。普段気にとめないような細部をあえて拡大して見せることによって、作品として成立させると同時に、見る人に問題提起をするという実験的な作品です。 こちらが展示風景。print galleryからお借りしました。 展示の詳細はこちらをご覧く
展覧会ディレクターは佐藤卓氏。これまでもキシリトールガムや写ルンですなどを対象とし「「デザインの解剖」のテーマを10年以上続けている。
アジアでは他にバンコクや香港などが外国人に人気の旅行先だと思われるが(特に手元にデータがないので、思われる、と書いておく。主に英語で書かれた旅行滞在記などを見る限りの感想)、シンガポールの使いやすさにはかなわないだろう。
編集宮後です。 いきなり意味不明なタイトルですみません。最近は本を書かれるデザイナーも多いと思うので、ものをつくる人が文章を書くということについて考えてみたいと思います。 デザイン雑誌の記事を読んでいて「このデザイナーさん、いいこと言うなあ」と思って、その方の著書を読むと「あれっ? なんか違う人みたい」と思うことはありませんか? 雑誌記事の多くは、デザイナーへの取材をもとにライターが文章をまとめているので、いわゆる「いい話」「オチがある話」になるよう、話を「盛って」しまうことがあるんです。要するに、「なんか、この人いいこと言ってる!」と読者が思えるようにうまくまとめるわけですね。 一方、デザイナー本人が執筆されている著書では、ライターや編集者が手を入れることはありますが、基本的にはご本人の言葉が直接文字になって本になります。文章には、その方が普段考えていることや意識がそのまま出てしまうので
編集宮後です。 毎年、開催を心待ちにしている展覧会「世界のブックデザイン2014-2015」を見てきました。 http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/151205/index.html 今年で14回目をむかえ、「世界で最も美しい本コンクール2015」の受賞図書13点をはじめ、日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国と今回初めて紹介するデンマーク、計8カ国のコンクール入選図書、およそ200点を展示。現物を手にとって見ることができる、すばらしい展覧会です。 世界各国で開催されているブックデザイン賞の受賞作品を集めて審査される「世界で最も美しい本コンクール」の受賞作品が入口のところに展示されています。 2015年度のグランプリ、金の活字賞の重作品はこちら。ファッション写真の写真集のような雑誌のような体裁のビジュアルブック。きわど
編集宮後です。 修正を待っている間に、ふと編集の各工程を書き出してみたくなりました。 いまやっている仕事の工程を箇条書きにしてみると、 ・本の企画や全体の構成を考える ・著者と打ち合わせする ・原価計算をする ・企画書をまとめる ・会議でプレゼンする ・台割をつくる ・スケジュールを組み立てる ・原稿や写真を依頼する ・取材をする ・自分で原稿を書く ・原稿を整理する ・写真などの図版を集める ・ISBNとバーコードを発注する ・デザイナーと打ち合わせする ・ラフを書いてデザイナーに渡す ・レイアウトや文字を修正する ・校正をする ・印刷担当と打ち合わせする ・束見本をつくる ・印刷所に入稿する ・スリップを発注する ・色校正をする ・見本出来後、確認する ・関係者に見本を送る ・amazon用資料をつくる ・書店用注文書をつくる ・販促用POPやパネルを用意する ・書店でのフェアやイベン
ライター、渡部のほうです。 お土産にもらった小田原鈴廣のかまぼこ。これが素敵な紙袋に入っているのです。 威勢のいい魚(トビウオ、ヒラメとホウボウ)の姿も顔もいいけれど、その間に鈴のシンボルマークと「江戸のころより 味づくり一筋」の文字をくいっと入れても一体感を感じさせるバランスの良さ。 スタイルとしては芹沢圭(金偏に圭)介風だけれど、どうも確証がない。誰がデザインしたの?といつもの疑問が湧き、久々にブログ相方宮後さんと一緒に鈴廣かまぼこ本社に行ってきました。 袋だけでも感動モノなのに、まあ、出て来る出て来る資料の数々。お得意様に配っていたという月ごとのカレンダー、絵暦、御絵布(ハンカチサイズのてぬぐい)に、年賀はがきに暑中見舞い、各種パッケージ、そして各種袋、まだまだ続く。昭和30年頃から現在まで、この独特なスタイルは脈々と続いています。
編集宮後です。 少し前の『Wired』で、ビジネスとデザインの新しい関係について興味深い記事が載っていたので、一部引用してみます。 「多くの組織は、企業デザイン能力を補強する近道として、企業をまるごと買収している。そうしてこうした規模拡大は、なにも米国だけの現象ではない。噂によると、Barclaysは現在、ロンドンのデザイン人材にとって最大の雇用主となっているというし、シングテル(シンガポール・テレコム)は、シンガポールでデザインチームのために大規模なフロアを建設したという。自社の中枢機能にデザインを組み込むという点では、IBMが非常に積極的だ。」(『Wired』Vol.15 p.77より引用) ほかにも、企業によるデザイン事務所の買収事例として、米CapitalOneによるAdaptive Pathの買収、FacebookによるHot Studioの買収、アクセンチュアによるFjordの
編集宮後です。学校や職場で新生活を迎えている方も多いことでしょう。デザイン学生さんも読んでいると思うので、これからのデザインの話を書こうと思います。 いまちょうど90年代以降の日本のグラフィックデザインを振り返っているのですが、この四半世紀で環境が激変したんだなというのをあらためて感じています。デザイン史というと自分とは縁遠いものと思われる方も多いかもしれませんが、おつきあいください(詳しくは『IDEA No.369 : 日本のグラフィックデザイン史 1990-2014』をどうぞ。四半世紀を俯瞰できる良い記事です)。 雑誌や本でデザイン史を振り返るときは王道的なものを中心にとりあげていくことになりますが、そこにおさまりきれないものも増えてきて(というか増えすぎていて)、2000年以降のデザイン史をまとめるのはとても難しい(というかまとめらんない)のを感じています(まとめられたとしても紙媒体
ライター、渡部のほうです。 アメリカはシンシナティの郊外にある、アメリカンサインミュージアム www.americansignmuseum.org に行って来ました。 周りにある看板がインパクトがありすぎて、ミュージアム自体の看板が一番目立たないかわいそうな状況。 カタカナで「サイン」と書くと、文字とその表示のイメージが強いのですが、ここでは写真に写っているようなフィギュアや絵など看板全般をカバーしています。 現在コレクションは6000点ほどあり、展示されているのはそのうちの500点ほど。コレクションのほとんどは大きすぎてミュージアム内に入らないのが困ったところだとか。 ざっと見るだけなら30分で回れそうな大きさですが、1時間のガイドツアーが1日2回あります。 こんなマニアックなミュージアムで、平日の午前11時のツアーに誰が来るんだろうと思っていたら、家族連れが徐々に集まってきて15人くら
編集宮後です。受験シーズンもほぼ終わるこの時期、よく目に付くのが学習塾や予備校の広告。というわけで、塾・予備校のロゴを比較してみました。 こちらは中学受験の塾。 こちらは大学受験の予備校。 もちろんほかにもいろいろあるけれど、塾と聞いてみなさんが思い浮かべるところを中心に並べてみました。 塾に通う生徒にとって一番大事なのは、志望校に受かることですから、ロゴにも「信頼できそう」な印象が求められるのかもしれません。全体的にロゴでなにかを主張する、連想させるというよりは、他の塾と間違えられないように、確実に認識されることが求められているような気がします。 特に中学受験の塾は、小学生1年生から通う子もいるので、間違ってほかの塾の建物に行ってしまったりしないよう、自分が通っている塾を確実に認識してもらうことが重要なのかも。 どこのロゴも青か赤ですね。勉強する場所なので、理知的なイメージの
ライター渡部のほうです。ブログ久々。 現在、東京造形大学で「現代デザイン論」という講義を担当しています。 ここで悩ましいのは「現代デザイン」とは何か?という点。 デザインとは何か、というテーマは様々に語られているので、それは一旦置いておいて、 難しいのは「現代」の定義です。 私の家のPCに入っている国語事典「スーパー大辞林」の中で、「現代」とは 1 現在の時代。その人が生きている,今の時代。 2 歴史の時代区分の一。世界史的には一般に,大衆社会の成立をみた一九世紀末以後,あるいは資本主義社会と社会主義社会の並立した第一次大戦後をさすが,日本史では,第二次大戦後をさすことが多い。 とのこと。 2に沿って、19世紀末以降、にしてしまうと「近代デザイン」だろうし、「日本史では第二次世界大戦後」と言われても、私の担当授業内の話になってしまいますが、50年代〜2000年代までは「グラフィックデザイン
ライター渡部のほうです。 ブルガリア3日目。遠出をして、ソフィアから200キロほど離れた、ちょうどブルガリアの真ん中くらいにある「Бузлуджа Buzludzha(カタカナで無理矢理書くとブズルジャだが、実際の発音が全然違うので、アルファベットで。以下固有名詞も同)」という場所へ。 資料がブルガリア語で、詳細はやや不明なところがあるので概要になるが、以下のようなものらしい。 設計はGeorgi Stoilov。1974年に建設着工し、1981年に完成した建築物で、1989年までブルガリア共産党の集会に使われていた場所。 直径42メートルのUFOのような建物と塔から成り、550 平方メートルと言われる巨大なモザイク装飾はVelichko Minekov, Valentin Starchev, Vladislav Paskalev, Kantcho Kanev, Stoiu Todorov
ライター渡部のほうです。 学校は夏休み。 世間はお盆休み。 フリーランスとしては社会的な「休み」というのはあまり関係ないのですが、自宅作業が続くとどうしてもマイペース、怠けがち。本を読んだりDVD見たり、極楽ではありますが、恐らく夏休みの最後に泣くことになるのでしょう。 溜まった仕事の書類を横目に、溜まった「見てないDVD」を立て続けに見ています。 イギリスBBCのミステリドラマ『Father Brown(邦題 ブラウン神父)』は、日本でもおなじみGKチェスタートンのブラウン神父シリーズをベースにしたドラマで、現在シリーズ2(シリーズごと各10話、合計20話)まで放映され、シリーズ3も予定されています。 イギリスBBCのサイト: www.bbc.co.uk/programmes/b03pmw4m 日本で放映しているAXNミステリのサイト: http://mystery.co.jp/prog
編集宮後です。 amazonにアップされたので情報解禁なんですけど、いまロゴの本をつくっております。 オランダの出版社BIS Publishersから2012年に刊行された『Logo Life - Life Histories of 100 Famous Logos』という本の日本語版です。タイトルは『ロゴ・ライフ 有名ロゴ100の変遷』。 世界の有名企業100社の創業から現在までのロゴの変遷をまとめた本。現役アートディレクターである著者がロゴの歴史を全部調べ上げて書いているんですね。 われわれも「これ誰」でずっとロゴを調べてきたわけですが、変遷までは追いきれていない部分もあり、本当にこの著者の方はよく調べたなと思います。 日本でもロゴの本は多々ありますが、ちゃんと変遷まで調べている本となると、太田徹也さんの本『CI=マーク・ロゴの変遷―デザインで追う企業イメージの移り変わり』くらいでしょ
編集宮後です。 少し時間が経ってしまいましたが、代々木公園にオープンした製本工房「EINBUCH」を訪問してきました。とてもセンスがよく、気持ちのよい工房です。 工房主の毛利彩乃さんは武蔵野美術大学を卒業後、製本を学ぶため、ドイツに留学。帰国後、しばらくしてからこちらの工房を立ち上げたそうです。 毛利さんが留学していた付近には、こうした製本工房が街中にあり、個人のお客様が製本の依頼をされるのだとか。 この工房もそうしたドイツの工房をイメージして整えたそうです。壁には製本で使う道具がずらり。見た目も美しく、使いやすそうな収納。真似したくなります。
編集宮後です。 編集者にとって、ゴールデンウィークは楽しみというより印刷所が止まってしまうという恐怖週間でしかありません。かくいう私もGW前に駆け込みで校正を戻したばかりです。 さてさて、この時期多い話題は、雑誌のリニューアル。特に、雑誌の小型化と制作スタッフ総入れ替え的なリニューアルが最近目立つ傾向でしょうか。 雑誌の小型化は、少し前から女性誌で始まりました。A4変型という従来の女性誌のサイズだと、大きすぎてバッグに入らないということで、同じ内容を小型化したミニ版が従来サイズと同時に流通するように。「どちらか読者が好きなほうを選んで買ってね」という戦略です。 出版社側の都合でいえば、小型化することで紙代も減らせるし、同じコンテンツを流用できるし、そのまま電子書籍にも展開できていいことづくめのようですが、はたして大小2サイズを同時刊行するほど読者ニーズはあるんでしょうか。読者が小さいほうを
編集宮後です。 ウイダーinゼリーのパッケージがリニューアルされたと聞いて「これ誰で取材せねば!」と意気込んでみたものの、発売元のウェブサイトに担当者の取材映像やら歴代パッケージの変遷やら、すごい詳しい資料がたくさんアップされておりました。Excite ismにも掲載されているので、われわれの「出番なし」ですね。 http://www.weider-jp.com/weider-in-jelly/ こちらがリニューアル後。 アートディレクションは佐藤可士和さん。 全体的にごちゃっと入っていた情報が整理された印象。「ウイダー」と大きく書かれたカタカナ表記がほぼ姿を消し(下のほうに小さく書かれています)、ほぼ全体が英語表記になっています。 ウイダーのブランドは浸透しているので、カタカナ表記がなくても、これが何なのかはわかると思いますが、ほぼ全部英語なのに日本っぽい感じがするのはなぜだろうと考えて
ライター渡部のほうです。 アメリカから戻って3日。やっとゾンビ状態から回復しつつある。 もう少し書けば、ロンドンに2週間、東京に1週間、アメリカに10日、という旅行期間を経て、やっと、ということなのだが、今回アメリカ(LAとアーカンソー・ベントンヴィル)でのカルチャーショックは大きかった。 疑問が湧いてくるのだが、自分なりの解答を得られない状態というのは気分が悪い。 とはいえ、ライターという職業上、疑問は持ち続けなければいけないのだろうなあ、とも思う。 その疑問を文字化すれば、少しは解消になるのかもしれないというわけで、ブログに書いてみる。 ・アメリカではなぜあんなに商品のサイズが大きいのか。 食品のサイズが大きい。「アメリカ人は大きいから食べる量も多いのだよ」という理由ではないような気がする。スーパーマーケットで売っているスナックのサイズが1袋250gくらい。チョコレートブラウニーが食べ
編集宮後です。 明日は東京都知事選挙。ということで街に貼られている選挙ポスターのデザインのお話です。 有権者がなんとなく投票したくなるポスターのデザインってあるのだろうか?とつらつらを考えてみました。 まずポスターの大きさは決まっているので、顔写真、名前、スローガンなどをどのサイズでどう配置するかがデザインのカギになるわけです。要素はそれほど多くないので、とりあえず二者択一で考えてみます。 まず絶対に必要な要素は顔写真と名前ですね。顔写真がない候補者もたまにいらっしゃいますが、どんなに有名で知名度がある方でも顔写真がないと「この人に投票して大丈夫なのか?」という気持ちになります。なのでこれは必須。それぞれパーツごとに検証してみます。 [タテかヨコか] 全体的にはタテが多い気がします。なんとなく見慣れているほうに親近感を感じるので、ここはセオリーどおりがいいのかも。 [顔写真] 大きい/小さ
相変わらず仕事が詰まっているのに全然終わらない、ライター渡部のほうです。 先日、Kpop の「AOA - 짧은 치마 (Miniskirt) Music Video Full ver.」 を見て 「韓国女性アイドルグループのセクシー路線は、女性が描く憧れの女性像に見えるけど、よく分からないのは「セクシーな私、素敵」という自己愛が強いのか、「ここまでやっていい男を釣ろう」という餌の意味が強いのか、どっちだろう。」 とツイッターでつぶやいたところ、「自己愛」という反応をもらったので、思い出したのだけれど、昔、某女性用下着メーカーに取材に行ったときに、ピンクが圧倒的に人気で、人に見せることが目的ではなく、かわいい下着を着ている自分がかわいい、と思うため。云々という話。 デザイン史を勉強していくと、女性が「男性から評価される存在」から「自分を評価する存在」という流れが分かってくるのだけれど、その時
ライター渡部のほうです。 スパルタ美術学校の妄想はこの辺でやめることとして(いや、また妄想がぶり返してくるかもしれないけど)、実際の学校、私が教員として勤務している東京造形大学で出した課題「本屋さんのCI計画」について。 町中の書店がどんどん減っているいる今、既存の書店の問題点や課題を考え、それを解消するような書店を新しく考える、というテーマを去年と今年課題として出した。 この課題を考えた当初は、オンラインショッピングとの連動や、ネット上とは異なり実際に本を触れる利点を活かしたサービス、高齢化社会に向けたサービスなどが上がるのかな、と勝手に想像していたのだが、学生と接していて面白いのは、自分にない考えを持ってくるところで、やはり、自分の想像とは全然違うものが上がってきたのだった。 アート専門書店、児童書専門店、音楽専門書店、手紙関連書籍専門店、恋愛関係書籍専門店など、個々にはかなり異なるア
ライター渡部のほうです、というか、東京造形大学教員の渡部千春のほうです。 東京造形大学の2013年度、最後の授業日にワークショップを行います。 大学外部の方も参加大歓迎。 で、どのような内容かと申しますと、 アルファベットのプリントアウトを切り貼りして、タイポグラフィーのコラージュを作る、というのが主旨。 プラス、私が昨年度から学校を中心にやっている、mtワークショップ(mtで好きな作品を作ってもらうもの)を、組み合わせたものになります。 2時間程度の間に、アルファベットとマスキングテープでどんなコラージュが作れるだろう、というものなのです。 時間は 1/11(土)1:30PM〜(2時間程度の予定) 東京造形大学 8号館 8-205・206(グラフィックデザイン演習室) さらに、ゲストがいらっしゃいます。 ゲスト:高谷廉(AD&D) グラフィックデザイナー/アートディレクター 1976年仙
『スーパー・サッド・トゥルー・ラブ・ストーリー』 ゲイリー・シュタインガート著/近藤隆文訳 NHK出版刊 https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00056382013 (画像がやけにデカいですが、ホント面白かったよ、の現れです) 経済破綻と軍事化が進み、人間の社会性やら性的魅力やらもろもろも全部データ化されて、手元のデバイスですぐ分かっちゃうような、なんだかやりきれないねえ、という近未来(あるいはパラレルワールドの)米国が舞台。 ロシア系アメリカ人、39才、ヲタっぽくってキモいレニーと、韓国系アメリカ人、24才、家族関係とキリスト教的罪と罰の意識と買い物欲に挟まれまくりの美人ユーニス、のやりとりで話が進んでいく。 とてつもなく、今(とちょっと先)のアメリカ社会を映し出すお話。 あらすじはamazonの
ライター渡部のほうです。 先日(といっても、かなり日が経ってしまったが)、ツバメノートさん www.tsubamenote.co.jp に取材に行って来た。 定番のツバメノートの「大学ノート」 「これ、誰がデザインしたの?」 ずばりな質問を抱えて。 ツバメノートといえば、アーティストの鈴木康広さんがアイデアノートとしてつかっていることで知っている人も多いかも(鈴木さんは中無地のタイプ)。 鈴木さんは学生の頃から使っていたそうだが、周りで使っている人の話を聞いてみると、社会に出てしばらくして、さて大人にふさわしいノートはなんだ、と行き着いたのがツバメノートという人が多いようだ。 理由は書き味のよさ、そして大人が持ってもいいと思わせる落ち着いた表紙裏表紙のカバー。 今回はそのカバーを誰がデザインしたのか、をツバメノートの専務取締役、渡邉精二氏に伺ったのだが、これが驚きの「通りすがりの人」という
編集宮後です。 タイプディレクター小林章さんの来日にあわせて 開催されるイベントをまとめました。 (11月7日の情報を追加しました) 11月7日(木) 18:30〜 新潟市・北書店 トークイベント 「まちモジのはなし」 http://kitashoten.blogspot.jp/2013/10/blog-post_9028.html *募集中 11月9日(土) 14:00-16:30 阿佐ヶ谷美術専門学校 連続セミナー「タイポグラフィの世界」 「字の形・字でない部分の形」 http://www.visions.jp/b-typography/ *定員に達したため申込み受け付け終了 11月11〜12日 9:30-17:00 日本パッケージデザイン協会 「第40回 パッケージデザインワークショップ フォントのホント 欧文書体を体感しよう」 http://www.jpda.or.jp/semin
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