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前書き 今回から何回かに渡って英語学習に関する記事を投稿する予定です。これは私がVMware社内で行った「私、英語とこんな付き合い方をしています」というウェビナーの内容を書き起こしたものです。2020年7月に「ツール編」、2022年2月に「マテリアル編」と、2回に分けて行いました。これらが思いのほか好評で、私が過去に行ったどのテクニカルセッションよりも評判が良いという、なんとも喜んでいいのやら悲しむべきなのやら少々複雑な気持ちなのですが(笑)、ともかくみなさんのお役に立てれば、と思い公開をすることにしました。 話をしてから少し日が経っていますので、一部情報が古くなっている部分があるかもしれません。気づいたところは「後記:」として新しい情報を加えましたが、最新の情報はみなさんご自身で確認することをお勧めいたします。 それでは早速「ツール編」からお届けしましょう。 動機 今日は私が日々英語とこ
この度、Larry PetersonとBruce Davie が中心となって書いているネットワーク関する書籍シリーズ “Systems Approach” の SDN 編 “Software-Defined Networks: A Systems Approach” という本の邦訳版「Software-Defined Networks ソフトウェア定義ネットワークの概念・設計・ユースケース」を出すことになり、その翻訳をやらせていただきました。6/22に発売開始予定です。 [ この翻訳本を出すことになったきっかけは本書の「訳者まえがき」のところでも書いたのですが、簡単に言うと、私の Nicira 時代の同僚で、VMware では私の直属の上司でもあった Bruce Davie から「”Software-Defined Networks: A Systems Approach” の日本語版を出
はじめに 2020年1月に札幌で行われたJANOG45で、Cisco Systemsの河野美也さんと共同で「宣言的(Declarative)ネットワーキング」というセッションをやらせていただきました。その時の資料はこちらです。残念ながら30分と時間が限られていたため、十分にお伝えすることができなかった部分もあるため、こちらに補足記事としてまとめておくことにしました。 そもそも宣言的(Declarative)って何? 最近「宣言的」や「Declarative」という言葉をよく耳にするようになっていると思います。実は、宣言的/Declarativeという言葉はそう新しいものではなく、実はかなり前から使われている言葉です。プログラミング言語の世界では関数や述語論理に基づいたプログラミング言語などが従来型の命令的プログラミング言語との対比として「宣言的プログラミング言語」と呼ばれていました。比較的
Antreaとは 2019年11月にSan Diegoで行われたKubeConのタイミングで、Kubernetesのためのネットワークプラグインとして、新たにAntreaというプロジェクトが公開されました。CNI (Container Networking Interface) に準拠したプラグインで、現在はVMwareが中心となって開発をしていますが、オープンソースのプロジェクトですので、今後は徐々にコミュティーからのサポートが得られていくのではないかと思います。GitHubのリポジトリはここにあります。 “Antrea”という名前ですが、実はAntrea Netから来ています。Antreaはフィンランドに近いロシアの街で、世界最古の漁網が見つかった場所として知られており、その網は見つかった場所にちなみんで「Antrea Net」と呼ばれています。Kubernetesという名前は「操舵手
日頃から仕事でお世話になっている方からこんな記事を教えてもらった。2004年の記事だが、当時IntelのCTOだったPat Gelsinger(現VMwareのCEO)がオーバーレイネットワークの構想を持っていたのには驚かされる。Patが思い描いていた世界は(当時彼がIntelにいたということを考えると)全てのデスクトップやノートブックPCにまでオーバーレイネットワークが伸びていき、そこで色々なネットワークサービス面に接続して使う、というような姿だったのではないかと想像する。今日のオーバーレイネットワークは我々の手元のPCまで届いているとは言い難い状況だが、クラウドやデータセンターにおいてはそれに近い姿が実現されているので、2004年にこのような世界観を持っていたPatの先見性には驚かされるばかりである。 Patのような先見の明を持ち合わせていたわけではないが、なぜか私もこれまでオーバーレ
Dispatch は Function as a Service (FaaS) のためのフレームワークで、VMware が中心となってオープンソースで開発が進められています。 一般的に FaaS は大きく分けるとホスティングされたサービスとして提供されるもの(e.g. AWS Lambda、Azure Functions、Google Cloud Function、など)と、自らインストールして使うもの(Apache OpenWhisk、OpenFaaS、Fission、Kubreless、Riff、など)がに分けられますが、この分類でいくと Dispatch は後者に分類されるものになります。ただし、Dispatch はいわゆる FaaS 機能の中核となる部分(エンジン)を提供しているわけでありません。OpenFaaS、Kubeless、Riff など、現在 FaaS エンジンには多くの
以下の議論はNATでもNAPTでも成り立つので、どちらの場合でも単にNATと書くことにします。 ViptelaのIPsecの認証方法はauthentication-typeというパラメータで指定することができます。例えばこんな感じです。 security ipsec authentication-type ah-sha1-hmac sha1-hmac ah-no-id ! ! ah-sha1-hmac、sha1-hmacはほぼ自明だと思いますが、ah-no-idという見慣れない設定は何のためにあるのでしょう? 一般的にはNATが途中にあるとAHは機能しません。NATが書き換えるフィールドがAHで守られているからです。しかし、Viptelaのアーキテクチャでは、仮にNATが途中にあっても変換前と後のIPアドレス、ポート番号をシステムが把握しているため、NAT環境であってもAHを使用することが
先日、Linuxのちょっと変わった(と私は思うんですが)ARPの実装に惑わされました。 今まで私は、ホストがARP Requestを受け取った場合、そのARP Requestを受け取ったインターフェースに付いているIPアドレス(複数ある場合あり)が、ARP Requestのtarget IP addressになっているかどうか検査され、イコールになっている場合にのみARP Replyを返す、という動きをするものと思っていました。大抵のOSはそういうふうに動くと思うんですが(少なくともFreeBSDはそううごくハズ)、Linuxはちょっと違った動きをするんですね。 Linuxは、ARP Replyを返すかどうかの判断をする際に、そのインターフェースに付いているIPアドレスだけではなくて、そのホストにローカルについているアドレス全てに対して検査し、ローカルなアドレスならARP Replyを返し
OVN(Open Virtual Network)は、L2、L3、ACLなどの仮想ネットワーキング機能を提供するオープンソースソフトウェアです。OVNは、仮想スイッチとして非常に広く使われているOpen vSwitch(OVS)と連携して動作します。開発もOVSと同じコミュニティで行われていおり、OVSのサブプロジェクト的な位置付けになっています。OVSと同様、ソースコードは完全にオープン、議論はパブリックなメーリングリスト及びIRCを使って進められています。VMware、RedHatなどが中心となって開発を進めていますが、誰でも開発に参加することができます。 現在OVNがターゲットにしているプラットフォームはLinux系ハイパーバイザ(KVM、Xen)やコンテナなどです。DPDKにも対応します。今のところESXiのサポートの予定はありません。なお、OVSはHyper-Vに移植されています
先日のBlogでGeneveという新しいEncapsulation方式について紹介をしましたが、さっそくOpen vSwitch(OVS)に実装されmasterにマージされましたので試してみました。今回はGeneveを検証する事が目的ですので、KVMなどは使わずに、単純に異なるホストにある2つのOVS BridgeをGeneveトンネルで繋いでみることにします。VMware FusionでUbuntu 14.04を2つ(host-1、host-2)動かし、それぞれgithubから取ってきた最新のOVSをインストールしました。各仮想マシンにはNATによるEthernetインターフェースを1つ設定し、DHCPでアドレスをとる事にします。以下の例ではそれぞれのホストで192.168.203.151と192.168.203.149というIPアドレスがDHCPで取れた場合の例です。Bridgeを2つ
L2 over L3のencapsulationとしては、GRE, NVGRE, VXLAN, STTなどが良く知られているものですが、新たなencapsulationとして “Geneve” というものがIETFに提案されています(draft-gross-geneve-00.txt)。ドラフトにはWorking Group名は入っておらずまだ個人名になっていますが、現在nvo3 (Network Virtualization Overlays) Worging Groupで議論がされています。ドラフトを書いているのはVMware, Microsoft、RedHat、Intelの人たちです。 現時点でも十分にいろいろな種類のL2 over L3 encapsulation方式があり、それぞれ実装も多数あるのに、なぜさらに新しいencapsulation方式を作る必要があるのでしょう? まず
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