不在の際に荷物を玄関前などに置いていく「置き配」も普及したが、国土交通省の2023年の調査では、再配達となる荷物の割合はおよそ11%にのぼる (撮影/写真映像部・馬場岳人) この記事の写真をすべて見る 2015年に採択された国連の持続可能な開発目標、「SDGs」。達成期限の2030年に向け、折り返しでもある今年は、物流などの「2024年問題」にも直面している。働き手も少なくなる中、持続可能な社会のために消費者一人ひとりができることは何か。AERA 2024年6月10日号より。 【写真】荷物が隙間なくパンパンに…50代男性ドライバーの配送車はこちら * * * ゴールデンウィーク中、男性(55)が都内のマンションに帰宅すると、宅配便の「不在連絡票」が投函(とうかん)されていた。投函時刻は30分ほど前。であればと、すぐに配達員のドライバーに電話を入れた。 「このあと、うかがいます」 配達員