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合成オピオイド「ニタゼン」の粉末サンプル。The Conversation 新たに、とてつもなく危険な薬物が米国に広まりつつある アメリカとヨーロッパの一部で、「フェンタニル」という医薬品による過剰摂取死亡が、年々驚くべき割合で増えています。 フェンタニルというと馴染みがない感じですが、同じ系統の薬として、ヘロインやモルヒネだとわかりやすいかと思います。合成オピオイドと呼ばれる薬物のひとつです。 しかし、フェンタニルは、ヘロインの 50倍の効力を持つ強力なもので、2017年頃に、これがアメリカで蔓延し始めていることを聞いたときに、「かつてのヘロインでもあれだけの惨状を呈していたのに、こんなものが蔓延してどうなる?」とは思っていました。2017年の以下の記事などに書いています。 2015年から加速しているアメリカの「ヘロイン / オピオイド地獄」が人ごとではないと思うのは、私たち日本人もまた
戦争の時代 最期の食糧危機 異常な現象 英国で起きている「極端な野菜の枯渇」は、今の生産、流通システムのままだと今後さらに悪化するという専門家の意見。では日本の今後は? 2月25日、野菜が消えたロンドンのスーパーマーケット。The Guardian おそらく事態は改善しない 現在、イギリスで、現代では過去になかったような「野菜の枯渇」が発生しています。 以下は、2月24日の英国 BBC の報道を翻訳したものです。 (報道) イギリスで極端な野菜不足が発生。生産者たちは「5月まで続く可能性がある」と述べる (2023/02/24) BBCより 英国の主要なスーパーマーケットは、果物と野菜が不足した後、販売を制限している。 このような事態となった理由のひとつとして、英国の主要な生産者たちが、エネルギーコストが高いために、一部の作物の作付けを遅らせていると生産者協会 LVGA は述べる。 政府と
パンデミック以来最大の医療崩壊へ 日本の報道では、コロナでの医療の圧迫のことをほとんど報じなくなっているため、現状がよくわからなく、また、お医者様のほうでも、SNS 等に、「書いていいこと、いけないこと」が雰囲気としてあるのか、一部の医療者の方々を除いて、なかなか実態はよくわかりません。 日本だけではないのですが、以下の記事で取りあげましたように、さまざまな国の医療は、昨年一昨年とは比較にならない圧迫を受けていることが想像できます。 [記事] ディーガルの世界へようこそ In Deep 2023年1月14日 今はむしろ海外のサイトで日本について取りあげている情報が頼りとなっている部分もあります。 そんな中から、最近の海外のウェブサイトの記事をご紹介します。 日本の病院の院長さんの「崩壊が間近に迫っています」という言葉などを含めて、医療現場はかなり厳しい状況のようです。 しかも、現在の状況が
パンデミック 奇跡の光景 自然の力 「誰に責任を負わせることができるかを国民は知る権利があります」:欧州議会のクリスティン・アンダーソン議員が「コロナの嘘に対する政府への犯罪捜査が進行中です」と声明で述べる Christine Anderson MEP says a criminal investigations underway 欧州議会のあの女性議員が再び 今年の夏に、欧州議会の「 COVID-19パンデミック特別委員会」で、ドイツの国会議員であるクリスティン・アンダーソン欧州議会議員(Christine Anderson)が、 「コロナワクチン接種の強制は、これまで人道的に犯された中で最悪の犯罪だ」 として、「今後調査を続けていく」と述べたことを以下の記事でご紹介したことがあります。7月のことでした。 [記事] 欧州議会の女性議員が、パンデミック特別委員会で、「コロナワクチンの大量接
最期の食糧危機 異常な現象 異常気象 アメリカのメジャー小麦生産地が「6月に40℃近く」という記録的な熱波に見舞われている。干ばつがさらに進行する見込み 6月としての記録を破る超高温 今年は、アメリカの小麦生産地で「雨が少なすぎたり」あるいは「雨が多すぎて、植栽が遅れたり」といったことが春から続いていたことは何度か取りあげたことがあります。 最近では、以下のような記事があります。 [記事] アメリカで小麦生産量が最も多いカンザス州やテキサス州の冬小麦収穫が、雨不足により過去最低レベルになる見通し… 地球の記録 2022年3月22日 小麦の栽培には、「冬小麦」というものと「春小麦」というものがあります。 冬小麦:秋に種をまき、初夏に収穫する 春小麦:春に種をまき、秋に収穫する というもので、一般的なのは「冬小麦」のほうですが、アメリカでも北部など、冬の寒さが厳しい土地では、春に種をまく春小麦
大量死 最期の食糧危機 世界最大のパーム油生産国であるインドネシアが、「すべての食用油の輸出を禁止する」と発表し、世界の食糧価格と供給の混乱は新たな局面に 食糧に対しての自国の保護主義が拡大しています。 これまで、穀物の大生産国では、以下のような国が、食糧の輸出禁止という措置を発表しています。 穀物、食糧などの輸出の禁止を発表した国 ・ヨーロッパ最大の穀物輸出国のひとつであるハンガリーがすべての穀物の輸出を禁止 (記事) ・ウクライナが、小麦を含むすべての穀物の輸出を禁止 (記事) ・ロシアが、小麦、大麦、トウモロコシなどすべての穀物の輸出を禁止 (記事) ・大豆の輸出量世界第1位のアルゼンチンが、大豆の輸出を禁止 (記事) ・トルコ政府が食用油、穀物、動物用飼料の輸出を禁止 (記事) ・ベラルーシが小麦の輸出を禁止 (記事) そして今度は、パーム油というヤシから作られる食用油の世界最大の
コロナワクチン接種が進めば進むほどコロナ感染者が増加するというようなことは、何度か記させていただいていまして、以下のような記事ではグラフなどでも示しています。 ワクチン接種が進むとコロナの感染状況がどうなるかをいくつかの国で見てみましょう。接種率がヨーロッパでトップのマルタの感染数は1ヶ月前の200倍超 投稿日:2021年7月21日 また、以下の In Deep の記事でも、遺伝子コロナワクチンの抗体は人間の基本的な免疫に干渉するために「接種後、コロナだけではなく、なんでもかんでも感染しやすくなる」というようなことを漠然とですが、書きました。 …ワクチンとマスクがコロナ感染をさらに拡大させる上に、人の免疫を根底から破壊するメカニズム In Deep 2021年7月27日 そのような中、国民のワクチン接種率が 70%に達しているシンガポールで、 「最近の新たな感染者の4分の3がコロナワクチン
パンデミック 大量死 気になるニュース 英国政府の公式ワクチン副反応報告「イエローカードレポート」最新版によれば、イギリスでの総副反応数は10万1263例、死亡事例は233例 英国政府ウェブサイト イギリス政府のウェブサイトを見てみましたら、2月16日現在も、サイト上部に、 「状態:国家封鎖 / ステイホーム」 と表示されていまして、「イギリスはまだ完全なロックダウンが続いてるのか」とやや驚きましたが、そのイギリス政府のウェブサイトに、コロナワクチンの有害事象報告の公式なデータが発表されていることを知りました。 アメリカに関しては、CDC などが運営する有害事象報告システム(VAERS)がありますが、それと同じような詳細な報告です。アメリカの有害事象報告システム(VAERS)のデータについては、最近は以下の記事でも取り上げています。 米CDC有害事象報告システム(VAERS)のデータでは、
パンデミック 気になるニュース 疾病と感染症 「どこからでも感染する」:中国の科学者が新型コロナウイルスを「ドアノブ」から検出し、スマートフォンを含むあらゆる日常品が感染経路となる可能性を警告。また、エアロゾル化した糞便による大気感染も懸念される ・Global Times 新型ウイルスは乾燥に強かった… 中国のグローバルタイムズで、「患者の家のドアノブからウイルスが検出された」という中国の科学者たちの発表が報道されていました。検出されたのは、ウイルスの核酸(コロナウイルスの場合は RNA )です。 ・参考画像 doorknob また、患者の糞便にウイルスが含まれていることはすでに知られていましたが、そのために、このコロナウイルスが、まるでノロなどの感染性胃腸炎のように「消化器系を介して伝染する」可能性、さらには、糞便等がエアロゾル化して、それが空調などの大気に拡散する可能性があると述べて
雨が続いた後に「草原」と化したサウジアラビアの砂漠 ・heartdr1 今年の夏以降、アラビア半島を中心とした中東の砂漠の国々が、普通ではないほどの悪天候に見舞われ続けていました。 その中でも特にサウジアラビアでは、この二ヵ月ほどの間、繰り返し大雨や洪水に襲われていまして、以前も以下のような記事で「もはや砂漠とはいえない」というようなことを書いたことがありました。 サウジアラビアで過去最悪レベルとなる洪水が発生。少なくとも19人が死亡 雹嵐によってサウジアラビアに出現した「砂漠の中の氷の川」 そのようなサウジアラビアの砂漠が、本当に「砂漠ではなくなった」のです。 12月の上旬頃から、砂漠に緑が広がり始め、今では多くの砂漠が「緑の大地」となっている様子が、 SNS で伝えられています。 たとえば、下の写真は 11月に洪水に見舞われたサウジアラビアのメディナという場所の様子です。 11月01日
ノースカロライナ州の巨大な蚊の蔓延を報じるアメリカの報道 ・wcnc.com 今年 9月に、アメリカの東南部をとても強力なハリケーン・フローレンスが襲いました。 フローレンスの特徴は「経験したことのない豪雨」だったのですが、そのために、特に、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州では、ハリケーンが去ったあとも長く洪水の影響が続きました。 カロライナ各地が長期間の洪水に見舞われた9月中旬 ・ABC News ノースカロライナ州とサウスカロライナ州 ・Google Map そして、9月の下旬になり、水は引いたのですが、その後に登場したのが、 「超巨大な蚊の大群」 でした。 それは、この地域には本来はいない種類の蚊で、学術名は、「プロソフォラ・シリアタ(Psorophora ciliata)」というものですが、そのサイズ。 それは通常の 3倍から、大きなものでは「通常の20倍近くの体積がある」の
火山噴火と地震活動 自然の力 カムチャッカのシベルチ火山で近年の全世界の噴火の中で最大級の爆発的噴火が発生。1万2000メートルの高さに達する巨大なキノコ雲が立ち昇る 1万2000メートルの高さの噴煙を上げるシベルチ山 ・Voznikov.A.B 多数の火山が存在するカムチャッカ半島にあるのシベルチ山は、最近噴火を繰り返していたのですが、6月15日、近年の噴火の中で最大の爆発的噴火を発生させました。 噴煙の高さは、何と 1万2000メートル。これは、最近の世界のどんな噴火よりも巨大な噴煙の高さとなります。 5月の噴火の際にも 4000メートル級の噴煙が確認される噴火を起こしたりしていましたが、どうやら桁違いの大噴火を始めたようです。 ・Insragram Sponsored Link ロシアのカムチャッカ火山観測所(KVERT)によれば、噴火が発生したのは 15日未明で、その後、日本の気象
2017年1月22日のアフリカ・アルジェリアの北部 ・vk.com 少し前に、アフリカのサハラ砂漠で雪が降った上に、それが観測史上最大の積雪にまで達したことをご紹介しました。 ・もはや雪国 : サハラ砂漠に「メートル単位」となる史上最大の積雪 2017/01/21 そして、このサハラ砂漠に面するアルジェリア北部の雪は「まったく降り止まない状態」が続いていたようで、最初に雪が降った 1月中旬から1週間ほど断続的に、ずっと雪が降り続けたようなのです。 現地の報道や SNS には、アフリカの温帯の国だとは思えない「雪に包まれたアルジェリアの光景」が、数多く掲載されています。 アルジェリア気象局のフェイスブックより ・Meteo Algerie 雪がちらつく程度ならともかく、ここまで来ると「異常気象」といって差し支えないのではないでしょうか。 今回は、最近のそのアルジェリアの光景をご紹介します。
地震で破壊されたイタリア中部アマトリーチェの街 ・people.com イタリア中部で、ノルチャという場所が震源のマグニチュード 6.2の地震が発生しました。 日本などの感覚でいえば、マグニチュード 6.2程度の地震というのは非常にありふれていますので、第一報を聞いた時にも、それほどの被害はないのではと思っていましたが、時間が経つにつれて、とてつもない大災害となっていることを知りました。8月25日午前の時点で 150名以上の方が死亡したことが確認され、まだ、多くの人々が行方不明となっています。 下は、最も被害の大きかった観光地でもあるアマトリーチェの街の地震前と地震後の光景です。 アマトリーチェの地震前と地震後 ・Italy earthquake: Before and after images show destruction 石造りの素朴な街並みが壊滅的に崩壊したことがわかります。 S
2016年1月29日にドイツのワッデン海国立公園に打ち上げられたクジラ ・True Activist 今年1月に、ドイツの海岸に巨大なマッコウクジラが死亡して打ち上げられたことがありましたが、それらのクジラの検視の結果、「胃の中が大量のプラスチック、あるいは自動車部品などで満杯になっていた」ことがわかったことが、先日報道されていました。 今回はその記事をご紹介したいと思います。 ワッデン海国立公園の場所 ・Google Map 以前、 ・前代未聞の事態 : 2016年1月から、ヨーロッパ各地に30頭以上の死んだマッコウクジラが打ち上げられている 2016/03/17 という記事にしましたが、今、ヨーロッパ全域で、かつてないほどのクジラの大量死が続いています。 2月25日の欧州のメディアより ・SALON それらのすべての胃を調べたわけではないでしょうが、少なくとも、現在、海にいるかなり多く
4月19日に噴火したメキシコのポポカテペトル山 ・Twitter 環太平洋火山帯を中心として、地震と火山活動が活発な状態のままとなっていますが、現在、世界では 38にものぼる火山が噴火しています。 下は、4月21日時点で噴火中の火山(▲)と、活動進行中の火山(▲)、そして、噴火の可能性がある火山(▲)を示したものです。 ・Volcano Discovery この他に、イタリアで1つ、アフリカで3つの火山が噴火しています。 それにしても、上の図を見ていますと「環太平洋火山帯」という言葉が、まったく現実をあらわしている言葉であることがよくわかります。 日本とインドネシア、そしてカムチャッカ半島は、火山のマークで「国土の地図が消えてしまっている」というほど火山が多いですが、次第に「赤」のマークが増えてきています。 そして、九州で地震のあった週(4月13日から19日の週)だけで、世界では「1週間で
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