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秋田の山中に出没した「人喰いグマ」の「ヤバすぎる正体」…!報じられない地元の証言「どう見てもツキノワグマじゃねえ」「デカすぎる」 赤毛で大型の個体の目撃例が増えてきた 秋田県鹿角市大湯の山中でこの5月、クマに襲われた警察官2名を含む計3人の男性が死傷した。そのうちの一人、命を落とした佐藤宏さん(64歳)の遺体は損傷が激しく、妻も見ることができなかったという。 このクマは今に至るも駆除されていないが、年間を通じて山菜を採りに山に入るというある男性は、首を傾げながらこう語る。 「ここ5年ほどだと思うのですが、秋田側の熊取平や田代平、岩手側の四角岳、青森側の迷ケ平など、三県の境界周辺で、大型の個体の目撃例が増えてきたのです。 しかも、そのほとんどが赤毛の個体でした。 ツキノワグマは高齢になると稀に褐色の毛色になる個体もありますが、偶然にそのような個体が増えているのか、別の理由があるのかは定かでは
開成東大卒の「天才AIエンジニア」が都知事選出馬…オードリー・タンに背中を押されて決めた「圧倒的危機感」と、ヤバすぎるリアル 東大卒AIエンジニア・起業家・SF作家。 そんな異色の経歴を持つ東京都知事選候補が、出馬の表明と同時に知識人からの注目を集めている。 安野貴博氏、33歳。 「テクノロジーで誰も取り残さない東京へのアップデート」などユニークな政策を掲げる彼は、一体どんな人物なのだろうか。 取材を通じて、驚くべき経歴と出馬にかける思いが明らかになってきた。 9歳の頃、独学でプログラミングを学ぶ まずは「天才AIエンジニア」と呼ばれるに至る経歴から見てみよう。 安野氏は9歳の頃、独学でプログラミングを始め、17歳にして初めてのWebサービスをリリース。未来予測の確率論「マルコフ連鎖」をベースに開発されたもので、すでに“超高校級”のエンジニアだったことがうかがい知れる。 開成高校を卒業後は
まるで金融機関の「営業パンフ」 本日のコラムは、先週6月8日(土)に放送された筆者出演番組『正義のミカタ 特別編!おっかねーお金の話SP!』(大阪朝日放送)のコーナー「4000万円必要!? 摘んでも積んでも足りない老後資金の怪!」での話題を取り上げよう。このコーナーのプレゼンターは、金融機関の方でリモート参加だった。 かつて老後には2000万円が必要といわれた。金融庁金融審議会が作成し2019年6月に公表された報告書であったが、賢明にも当時の麻生太郎金融担当相は受け取らなかった。 あまり知られていないが、役所の審議会報告書は大臣諮問に基づき行われるが、この報告書はその手続きをミスしていた。 金融担当大臣である麻生氏から金融審議会への諮問は、2016年4月19日で、その内容は「市場・取引所を巡る諸問題に関する検討」だった。実際、諮問から半年後の2016年12月20日に報告書が出ている。その内
20世紀最大の哲学者のひとり、マルティン・ハイデガー。 彼が90年前に出版した『存在と時間』は、ハンナ・アーレントら哲学者はじめ、フランスではサルトル、フーコー、ドゥルーズなど「ポストモダン主義」の思想家たちに多大な影響を与えた。 また彼の説く「本来性」は日本人の「道」の感覚に通じることから、日本でも大変人気の高い哲学書として読み継がれている。 しかし同書は「難解の書」としての魅力も放っているため、チャレンジしてみたものの途中で挫折した方も多いのではないだろうか? 轟孝夫氏の著書『ハイデガー『存在と時間』入門』は「ハイデガーが本当に言いたかったこと」を10年かけて解明した一冊だ。 ハイデガーの説く「存在」とは一体なんなのか? 今回は、特別に「入門の入門」として、誰も解けなかったその「真理」を問答形式でわかりやすく、轟氏に寄稿していただいた。 「わかりやすく書けないのか」と先輩や編集者も苦言
みんな感じている「じつはわかりづらい」生成AIの使い道…ビッグテックが爆走中の「使いやすさ向上レース」と沈黙するアップルの「次の手」 生成AIは「どこにどう使うべき」なのか 5月中旬からの2週間、いずれも米国で開催されたGoogleとマイクロソフトの開発者会議を連続して取材してきた。 両社のテーマは共通している。生成AIを初めとしたAI技術を、「いかに普通の人が使うものにするか」だ。 生成AIがブームになってまもなく2年が経過するが、利用者の数は限定的だ。コストやハードウエア面の要因もあるが、最も大きいのは「どこにどう使うべきかがわかりづらい」ということかもしれない。 生成AIの「賢さを磨く」競争は今も続いているが、一方で「いかにAIを使いやすくするか」という競争も始まっている。そうした動きについて、Googleとマイクロソフトというビッグテック2社の動きから解説してみよう。 「Gemin
日本はそもそも「民主主義」なのか? 「沖縄」に向き合ってこなかった国の現実 映画『シン・ちむどんどん』評 政治を楽しくエンタメするコンビ・ヒルカラナンデスが、ドキュメンタリー映画第二弾『シン・ちむどんどん』をつくった。第一弾『劇場版 センキョナンデス』からわずか4ヵ月後、劇場公開年2本の快進撃。 筆者もかねてより、学生や友人に紹介したり、パロディイラストを添えたチラシを研究室に貼ったり、クラファンで応援したりと、“ヒルマニア”と呼ばれるファンの一人として地道な活動を続けてきた(が、「マニア」と呼べるほどなのか自信はない)。ヒルマニアには遠方まで“追っかけ”をする人もいるみたいだよ、と研究室で学生に話していたとき、そういえば聞かれたことがある。政治や選挙という敷居が高いコンテンツにアイドルみたいなファンダムができるのはなぜ? 彼女は全国へ飛び回る自称「乃木坂のドルオタ」で、ヒルマニアは自分に
2月20日に、ジュンク堂書店池袋本店で『『忘れられた日本人』をひらく――宮本常一と「世間」のデモクラシー』(黒鳥社刊)発売記念トークイベントが行われた。 参加者はこの新刊で対談している民俗学者の畑中章宏氏とコンテンツディレクターの若林恵氏、加えて若林を聞き手として昨年秋に刊行された『実験の民主主義――トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書)の政治哲学者・宇野重規氏。 6月3日からは、畑中氏を指南役に起用したNHK Eテレの人気番組「100分de名著」で宮本常一『忘れられた日本人』が放送されているが、その予習としても楽しみたい、「民主主義」と「民俗学」と「世間」とをめぐる鼎談を4回に分けてお届けする。 民俗学と政治思想史 若林 『『忘れられた日本人』をひらく』では宇野先生に帯の文言をいただいたんですよね。 宇野 「宮本常一は民主主義の理論家だ!」って、すごいこと言ってますね
日本人が中国の実態を理解できないわけ 日本では、中国崩壊論を唱える論者が少なくない。しかし、中国はどうみても、崩れているかもしれないが、壊れていない。日中国交正常化以降の50余年、日本の中国研究を振り返れば、ますます極論する傾向が強くなっている。なぜならば、中国研究者の多くは自らの期待に基づいて中国を描写しているからである。なんとなく群盲象を評すことに似ている。忘れてはいけないのは中国が想像以上の複雑な多面体である。 おそらく中国崩壊論を唱える論者のほとんどは共産党指導体制に対する憎悪が強いものである。中国のような独裁政治がうまくいくはずもなく、だから崩壊するという結論に達するのである。 一方、中国の奇跡を標榜する親中派論者も少なくない。彼らは中国を訪問するたびに、中国の大きさ、新しさと豪快さに感銘して帰ってくる。天安門の城に上ったことのある人なら分かるはずだが、天安門広場の大きさを実感さ
NHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』、45話では視聴率が18%を超え、『カムカムエヴリバディ』以来の高視聴率が期待されている。本作は女性で初めて裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにしたドラマ。法科大学に「女子部」が設けられながらも魔女扱いされたり、「女子」の学ぶ場所が限定されていた過去のことが、“現代”と変わらないという意見も出ている。「男子校」「男子だけの学び」を、保守的な家父長制の象徴のように感じる人もいるのではないか。 では「男子校」は男女差別的な世の中の空気をつくり出す諸悪の根源なのだろうか? そんな疑問に対し、「性教育」を柱にして男子校の分析をし、男子校の今を伝えつつ、今の教育に必要なことを伝えるのが、教育ジャーナリスト・おおたとしまささんの『男子校の性教育2.0』(中公新書ラクレ)だ。「男子校」の歴史を振り返り、男女差別や中学受験ブーム、東大の男女比率や少子化についての分析もしな
SNSで絶大な人気を誇る広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が、7月に迫った都知事選への出馬を表明した。 前回記事『都知事選に出馬表明した安芸高田市・石丸伸二市長は「恫喝裁判」「73万円踏み倒し裁判」で相次ぎ敗訴…!それでもSNSで大絶賛される若きエリートの「実像」』に引き続き、石丸市長の言動をつぶさにウォッチしてきた取材不足氏が、その「素顔」を明らかにする。 都知事を目指す石丸氏の斬新すぎる提案 東京都内のイベントで出馬宣言をした翌日、石丸伸二氏は広島市で会見を開いて正式に都知事選への立候補を表明。「東京の過密を解消して世界一住みやすい町にできる」などの抱負を語った。 しかし、これまで紹介してきた事実を踏まえた上でこの会見を見ると、石丸氏へ不安を抱いてしまうのも無理からぬことである。 東京の過密を解消するということは、人口を減らすということだ。まさか出生率を下げようというのではないだろ
「こども大人もわかる政治」入門 金子恵美「自民は嫌、立憲も微妙、維新もあんまり…でも」内閣支持率低下に思うこと 「政権交代」が起きるとどうなる? 政治と金の問題で政界が荒れていますね。自民党安倍派のいわゆる「裏金問題」は国民に対して極めて大きな政治不信をもたらしました。様々な対応が後手後手になり、安倍派の幹部に対しても処分が甘い、などと国民からの怒りはとどまるところを知りません。その中で、安倍派の体質に対して一言物申した宮沢博之議員は国民から、何か重大なことを暴露しこの政治体制に一石を投じてくれるのではないかと期待されながらも、結局自身のプライベートのスキャンダルによって議員辞職することとなりました。 この一連の騒動により、今、自民党の支持率は大きく低迷しています。先日行われた3選挙区の衆議院議員補欠選挙(裏金問題で関係しているのは1区のみで、あとは自民党議員が逮捕され、辞職したり、亡くな
都知事選に出馬表明した安芸高田市・石丸伸二市長は「恫喝裁判」「73万円踏み倒し裁判」で相次ぎ敗訴…!それでもSNSで大絶賛される若きエリートの「実像」 SNSで絶大な人気を誇る広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が、7月に迫った都知事選への出馬を表明した。 前編記事『「こいつら殺されても仕方ないよな?」暴走する支持者たち…SNSで大絶賛される安芸高田市長・石丸伸二氏「人気の正体」』に引き続き、石丸市長の言動をつぶさにウォッチしてきた取材不足氏が、その「実像」を明らかにする。 恫喝をでっちあげて敗訴 石丸伸二氏は、これまでに訴訟を2回起こされ、いずれも敗訴している。 石丸氏が起こしたトラブルの中で最も深刻なのが、前編記事でも言及した「恫喝でっち上げ事件」だ。被害の大きさと故意性において、その悪質さは群を抜いているため、詳しく解説しよう。 発端は、議会中にいびきをかいて居眠り(後に軽い脳梗塞
「こいつら殺されても仕方ないよな?」暴走する支持者たち…SNSで大絶賛される安芸高田市長・石丸伸二氏「人気の正体」 いよいよ7月に迫る東京都知事選。すでに立憲民主党の参議院議員である蓮舫氏が名乗りを上げ、現職の小池百合子都知事との一騎打ちになるのではないかとも言われている。 そんな中、中国地方から一人の男が出馬を表明した。広島県安芸高田市の石丸伸二市長だ。旧態依然とした地方議員をことごとく論破する姿が注目を浴び、SNS上では「他の議員たちとIQが違い過ぎる」などと絶賛の声も多い。 主に石丸氏が出演する市の公式YouTubeチャンネルの登録者数は、自治体では最多の約27万人。歯に衣着せぬ発言はXでも健在で、本人の公式アカウントのフォロワー数は今や約40万人にものぼる。 はたしてその「実像」とは——。これまで石丸市長の言動をつぶさにウォッチしてきた取材不足氏が、正体を明らかにする。 異例の市長
炎上、「✖✖ハラスメント」 昔から若者はこれまでの仕組みに反抗するものだけれど、結局はその仕組みに組み込まれていくもの。筆者の団塊世代は、1960年代、「体制」に抗議する学生運動を経験したが、卒業後はどこもかしこも終身雇用・年功序列の社会に絡め取られて身動きならず、どっぷりと既存の枠組みに浸かる羽目になった。大学でも役所でも企業でも「AはBより格が上」という格付け思想、「何やかや言っても、役人には逆らえない」という封建的志向、等々。 ところが今のZ世代は、気に入らないものには何でも「✖✖ハラスメント」と決めつけて、十把一絡げでゴミ箱に投げ捨てようとする。労働力不足の今、彼等の要求は通りやすい。しかし旧い体制を拒否するのもいいが、その後をどうするのか。日本はどういう経緯で今のようになり、どこがどう捻じれているのか、どうすれば建前と本音のずれがない、風通しのいい社会ができるのか。そのあたりを、
あれはもう、パンチドランカーだな。打たれ過ぎて正気を失い、本当はもう限界なのに、ガンガン前に出ていく—自民党旧岸田派の議員がこう呆れるほど、岸田文雄総理はいま「ハイ」になっているという。 推薦人が集まらない? 5月26日に行われた3つの選挙。最も重視された静岡県知事選で自民推薦候補が敗北。東京都議補選でも自民党は一議席も獲れず惨敗。さらに、総理のお膝元である広島県府中町の町長選挙でも、自民党推薦候補が大敗。府中町の選挙には、総理の長男で秘書の翔太郎氏が応援に入ったにもかかわらず、野党系候補にダブルスコアをつけられた。 本来なら責任を感じて即辞任を申し出てもおかしくないほどの敗北の連続。ところが、日中韓首脳会談のために26日からソウルを訪問していた総理は、選挙総敗北の情報を聞いても、素知らぬ顔だったという。外務省関係者が明かす。 「日中韓首脳会談で韓国の尹大統領と久しぶりに会いましたが、4月
あれはもう、パンチドランカーだな。打たれ過ぎて正気を失い、本当はもう限界なのに、ガンガン前に出ていく—自民党旧岸田派の議員がこう呆れるほど、岸田文雄総理はいま「ハイ」になっているという。 そんな中、急浮上した「7月解散」説には、布石があった――。 前編記事『「もはや限界」…崖っぷちの岸田総理が青ざめた、衝撃の「重大情報」』より続く。 焦りまくる茂木 5月27日、超党派の新憲法制定議員同盟が東京・平河町で開催した「新しい憲法を制定する推進大会」。憲法改正の必要性を訴える各党の幹部らが集ったこの会に、岸田総理はビデオメッセージを寄せ「国会の発議を見据えた議論をしていかなければ、いつまでも憲法改正は実現できない」と力説した。 前出の閣僚経験者いわく「これも『憲法解散』への布石」だ。 もはや不気味とさえいえる岸田総理の言動を目の当たりにして、次を狙う者たちは焦りを隠さない。なんとかして「暴走解散」
中国が米国を追い抜くという話はどうなった? 投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットの金言は数多くあるが、「メディアが賢ければ賢いほど、投資家は繁栄する」もその一つだ。 皮肉やブラック・ジョークが好きなバフェットの言葉だから、この言葉は「読み替える」必要がある。つまり「メディアが賢くないから、投資家が繁栄しない」ということだ。 もちろんバフェットは、かつては永久保有銘柄とされたワシントン・ポストを始めとする多数の「メディア」に投資してきた。実際、初期のバフェットの成功には、ワシントン・ポストだけでは無く多くの新聞社の成長が貢献している。 また、ロイター 2014年8月15日「米バークシャーがチャーター株保有、ディレクTV株減らす=報告」を始めとする映像メディアにも積極的に投資してきた。 だが、そのメディア業界に精通しているバフェットが、メディアの「報道」に対しては辛口だ。例えば「新聞の最
毎年1回は受けることが義務付けられている職場健診。健診結果の異常を示す「*」がついた数値には、実は気にしなくて良いものもあれば、今すぐに再検査を受けなければならないものもある。果たしてあなたは診断結果の本当の意味を理解しているだろうか。 BMI・血圧・尿糖・眼底など項目別にその検査結果の正しい見方を解説した『健診結果の読み方』(永田宏著)より一部抜粋してお届けする。 『健診結果の読み方』連載第16回 『健診結果が出たら「血小板数(PLT)」必ずチェック! 数値が高いと起きる「恐ろしい」事態とは』より続く 血糖値とは 糖尿病が心配な中高年にとって、血糖値は最も気がかりな健診項目のひとつです。職場健診では、必須項目となっています。 血糖値は血液中のブドウ糖濃度のことです。単位は「mg(ミリグラム)/dL(デシリットル)」。血液100cc当たりに溶けているブドウ糖の量(重さ)になります。
「人類学」という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろう。聞いたことはあるけれど何をやっているのかわからない、という人も多いのではないだろうか。『はじめての人類学』では、この学問が生まれて100年の歴史を一掴みにできる「人類学のツボ」を紹介している。 ※本記事は奥野克巳『はじめての人類学』から抜粋・編集したものです。 サファリルックで「未開の地」へ? そもそも、人類学とは何でしょうか。みなさんは人類学という言葉を聞いたとき、どのようなイメージを思い浮かべるでしょう。サファリルックのような服装で「未開」の部族に入り込み、フィールドワークをつうじてその人たちの文化を明らかにする学問? たしかにそれもひとつの見方です。ただ、それはある意味で固定化されたイメージにすぎません。 たとえば最近では、デヴィッド・グレーバーによる『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』(2018年)が
作家として多数の連載を抱え、4つのシェア型書店をプロデュースし、横綱審議委員に就任…超多忙の仏文学者・鹿島茂が次にたくらむ「出版業界との『連帯』」とは何なのか 講談社現代新書創刊60周年記念インタビュー「私と現代新書」 講談社現代新書創刊60周年を記念して、現代新書の筆者の方々に、ご自身にとって特別な現代新書を挙げていただきながら自著についてお話を伺うインタビューシリーズ「私と現代新書」。 第1回目にお話を伺うのは、仏文学者の鹿島茂さんです。これまで刊行された現代新書は『デパートを発明した夫婦』(1991年)と『悪女入門 ファム・ファタル恋愛論』(2003年)。このうち『デパートを発明した夫婦』は、書き下ろしの「パリのデパート小事典」を付して、今年、装い新たに講談社学術文庫『デパートの誕生』として刊行されました。 鹿島さんにとって特別な現代新書3冊を挙げていただいた1回目(「「もっとも多
マスコミはほとんど報じない 新聞やテレビではまだほとんど報じられていないが、NTT(日本電信電話)法の廃止の是非などを論じるはずの総務省の審議会(情報通信審議会)の答申案の取りまとめ作業が遅れ始めている。先月中に開始するはずだったパブリックコメントの募集が始まってもいない状況なのだ。 こうした遅延の背景には、直近まで法改正作業を軌道に乗せられなかった岸田・自民党政権に対する、総務官僚たちの不振感がある。 総務省は昨年暮れに、自民党の政務調査会から、付随する電気通信事業法や外為法の改正案を整えて、来年春の通常国会にNTT法の廃止法案と共に提出するよう義務付けられていた。ところが、ここへ来て、総務省は岸田政権の迷走ぶりを目の当たりにし、自民党が来年春まで政権を維持できる可能性が低いとみるようになり、もともと不本意だったNTT法の廃止について旗幟を鮮明にする必要がないと判断したという。要するに、
「金村は二桁勝利できる」 新庄マジックが止まらない。交流戦最初のカードとなった阪神との初戦は、1番に抜擢した水谷瞬が効果的なヒットを重ねるなど、若い選手が躍動。さらに2戦目には、先発投手の山﨑福也を6番に起用すると、先制タイムリーを放つ。 新庄剛志監督が「理想は2ゲーム。直接対決で抜かすのが、いちばんドラマチック」と、交流戦期間中にパ・リーグ首位のソフトバンクを射程圏内に入れる目論見に向かって、昨季日本一の古巣に連勝。 2年連続最下位だったチームは、なにが変わったのか。球団OBの金村暁氏が解き明かす。 「暁、ちょっといいか?」 新庄監督が球場にいた金村氏を呼び寄せたのは、4月の末のことだった。 「金村(尚真)を5月8日あたりで先発に戻そうと考えているんだけど、どう思う?」 2016年から7年間、1軍コーチとして阪神の鉄壁投手陣の構築に尽力した金村氏に意見を求めた新庄監督の「金村先発復帰プラ
138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちの存在に至る。しかし、ふと冷静になって考えると、誰も見たことがない「宇宙の起源」をどのように解明するというのか、という疑問がわかないだろうか? 本連載では、第一線の研究者たちが基礎から最先端までを徹底的に解説した『宇宙と物質の起源』より、宇宙の大いなる謎解きにご案内しよう。 どうやってダークマターを見つけるのか 先の記事で、理論的に予言されるダークマターの有力候補について、ちょっとだけご紹介しました。本記事では、それぞれについて詳しく説明してみたいと思います。 最も有力な候補と目されているのは、WIMPと呼ばれる未発見の素粒子です。「弱い相互作用をする重い粒子」という意味の英語の頭文字を取って、そうした性質をもつ粒子の総称として名付けられました。重さは、陽子の100倍(約100G
2014年に発表された、いわゆる「増田レポート」は日本の地方都市の存続危険性を浮き彫りにするものとして、メディアでさかんに取り上げられた。だが、その指摘は受け入れがたい部分も多く、批判が多かったのも事実だ。その点は前編記事「「消滅可能性都市」10年後の増田レポートへの「強烈な違和感」…拭えない「上から目線」の感覚」において指摘している通りとして、10年後の改訂版が出た今も、人口戦略会議の論理には問題があるのではないかと、筆者は指摘する。 過疎自治体リストとの違い ところで、こうしたリストに近いものに、例えば、国が作る過疎自治体のリストがある。 過疎自治体は、人口減少率、高齢者または若年者比率、そして財政力指数をもって指定される(これらを「過疎地域の要件」という)。いま全国で885、全自治体の51パーセントが過疎だ。 この要件のうち、若年者比率は若い女性の数と相関するので、消滅可能性自治体と
自民党幹部が激昂する相手 「国民を舐めてるとしか思えん!」 自民党幹部がこう激昂する相手は、参議院議員の今井絵理子氏である。なぜ党内でこれほど怒りを買っているのか。
新書を読むことが大好きで、学生時代には新書を読み漁って3000冊を読破したという書評家・渡辺祐真さん。 学生時代に出会った「天才」に教えてもらった、新書を読むことが重要である理由とは? そして、渡辺さんが見出した「究極のインプット・アウトプット術」とは? 前回に引き続き、新書の魅力や面白さを存分に語ります(前編はこちら→「「新書3000冊」を学生時代に読破した読書家が語る、新書を読むことが「最高の暇つぶし」だと確信している理由」)。 出会った中で最高の天才 手当たり次第に読んで、未知の分野に出会うという乱読の経験をさせてくれた新書だが、精読の訓練をさせてくれたのもまた新書だった。 そのために思い出話を聞いてほしい。大学生の私には強く憧れている教授がいた。言語学の教授で、専門はキリシタン語学。 キリシタン語学とは何か。戦国時代にフランシスコ・ザビエルなどのイエズス会が日本にやってきたが、そ
新書を読むことが大好きで、学生時代には新書を読み漁って3000冊を読破したいう書評家・渡辺祐真さん。 どうして新書にハマったのか? 新書の面白さとは何か? そして、若い人にこそ新書をオススメする理由とは? 全2回で、新書の魅力や面白さを存分に語ります(後編は翌日公開)。 困ったら新書を頼っていた 何か困ったら、Googleなどの検索エンジンを頼ることが当たり前になって久しい。調べ物をしたい、暇つぶしをしたい、流行りを抑えておきたいなど、あらゆるニーズは「オッケー、Google」の一言でなんとかなる。 平成生まれの私は、検索エンジンがない世界などほとんど考えられないのだが(小学校の情報の時間では、検索エンジンの使い方を学んでいた)、自分の人生を振り返ったとき、何か困った際には、検索エンジンよりも頼っていたものがあることに思い至る。 それは新書だ。 新書とは本の一形態。文庫より少し縦に長くて、
プロだけが気づいていたこと…週刊文春トヨタ記事の「社外取締役」告白は、歴史を画する記事だった 牛島信の眼 「巨弾レポート」の内実 今年2月、週刊文春に「豊田章男トヨタ会長はなぜ不正を招いたのか」と題する「巨弾レポート」が掲載された(2月29日号)。「『全部愛人だと言われている二人の側近女性』との本当の関係」という思わせぶりな見出しもある。 しかし決定的に重要なのは、目次の見出しにある「現役社外取締役が実名告白『一家言ある副社長を次々放逐した』」とある部分である。コーポレートガバナンスの観点からいえば、これは歴史を画する「巨弾」と評価できるだろう。 トヨタが過半の株を有する上場会社・日野自動車での不正が公表されたのは2022年3月4日であった。以来、トヨタが25%弱の株式を有する上場会社・豊田自動織機について2023年3月17日、100%子会社であるダイハツ工業について同年4月28日に不正が
「ChatGPT」の次にOpenAIが仕掛ける「世界革命」...アルトマンCEOが主導する「UBI」とは 「終わりのない成長を目指し続ける資本主義体制はもう限界ではないか」 そんな思いを世界中の人々が抱えるなか、現実問題として地球温暖化が「資本主義など唯一永続可能な経済体制足りえない」ことを残酷なまでに示している。しかしその一方で、現状を追認するでも諦観を示すでもなく、夢物語でない現実に即したビジョンを示せる論者はいまだに現れない。 本連載では「新自由主義の権化」に経済学を学び、20年以上経済のリアルを追いかけてきた記者が、海外の著名なパイオニアたちと共に資本主義の「教義」を問い直した『世界の賢人と語る「資本主義の先」』(井手壮平著)より抜粋して、「現実的な方策」をお届けする。 『世界の賢人と語る「資本主義の先」』連載第27回 『「海岸のゴミ」が「カネ」に変わる⁉...新しい「人間関係」を
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