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インタビュー
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「何をどのくらい」食べるかより、「いつ」食べるかが大事 「朝昼晩、健康的な食事をしっかり3食とる」。この「3食」のうち、一番ハードルが高いのは朝食ではないか。忙しくて朝食をつくることができなかったり、食べるのを忘れたりすることがよくあるからだ。加えて朝食は、昼食や夕食と比べ、「いつ」「何を」「どのくらい」食べればいいか、分かりにくい面がある。例えば、「バナナ1本で済ませている」「パンと目玉焼きが定番」という人は、それでいいのだろうか。 時間栄養学や体内時計に関する研究を行う、広島大学大学院医系科学研究科公衆衛生学教室准教授の田原優氏によると、1日の食事の中で特に重視すべきなのは「朝食」だという。「もちろん朝食の内容や量もおろそかにできません。しかし、何よりもまず、『朝起きたら食べる』という習慣を持つことが大切です」と田原氏は話す。 なぜ朝食を重視すべきなのか。その背景には、人間が生まれなが
「ただ寝ればいい」というわけではなく、睡眠時間よりも睡眠休養感が大事であること、世代によって目指すべき睡眠量が違うということが分かってきました。自分に合う睡眠のポイントを知り、調子よく毎日を過ごしましょう。 現代は休養のとり方を工夫する必要がある 「スマホやリモートワークなどで、日常も仕事も便利になった一方で、情報から解放されず、疲れやストレスの質が変化している。私たちは、自分がどのような疲れにさらされているかを具体的に把握し、休養のとり方をもっと工夫する必要がある」というのは、睡眠医学を専門とする早稲田大学スポーツ科学学術院の西多昌規氏。 かつて昭和の高度成長期は「眠ること=休息」ととらえられていた。しかし、「産業構造が変化し、デスクワークが中心の時代を経て、令和の現代は顧客に接する“感情労働”に携わる人が増えている。神経をすり減らし、疲れは慢性化しているが、適切に休息をとれているとはい
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。2025年2月の回答者は、ストレッチによる筋肉への効果に詳しい西九州大学リハビリテーション学部准教授の中村雅俊先生です。 前編 Q 1 年をとっても体は柔らかくなる? 答え Q 2 股関節が痛むのはストレッチを間違えているから? 答え Q 3 開脚前屈ができるようになりたい 答え Q 4 ひざの痛みやこわばりに効くストレッチが知りたい 答え Q 5 運動後はストレッチをしたほうがいい? 答え Q 6 凝りの改善にストレッチは有効? 効果は個人差がある? 答え 後編 ←今回 Q 7 健康を維持するためのストレッチを教えてください 答え Q 8 ストレッチをするなら朝夜どっちがいい? 答え Q 9 太っていてストレ
「脳力」を高め、若さを維持する6つのキーワードとは 人間の脳は加齢とともに萎縮し、思考や判断、会話やコミュニケーション、記憶のコントロールといった「高次認知機能」が低下していく。 しかし、同じ年齢でも老けて見える人、若々しく見える人がいるように、脳においても、萎縮が速く進んでしまう人がいる一方で、ゆっくりと進む人もいる。萎縮、つまり脳の老化のスピードには個人差があり、50代、60代、70代と年を重ねていくほどその差は大きくなっていく。なぜなら、そこには長年積み重ねた日々の「生活習慣」が大きく関わっているからだ。 では、すでに50代、60代、70代になっている人が脳の老化スピードを遅らせたいと思っても手遅れなのか。脳の発達や加齢のメカニズムを研究する東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之氏は「手遅れではありません。脳には『可塑性』と呼ばれる変化し続ける力があります。いくつになっても脳に刺激を与え
なぜ「酒を飲んでも太らない」という説がある? 「酒はエンプティカロリーだから太らない」という話を聞いたことはないだろうか。 これを信じ、「酒だけを飲む分には太らないから大丈夫」と豪語して、つまみなしで飲み続ける酒豪もいるが、お腹はポッコリである。 エンプティカロリーとは、カロリーがゼロ(空=エンプティ)という意味だ。酒に含まれる純アルコール(エタノール)には、1g当たり7.1kcalのエネルギーがある。ところが、このうち70%ほどは代謝で消費されることが分かっているので、同じカロリーを脂質や糖質でとったときよりも、体重増加作用が少ないのではないか、という説なのだ。 私はスマートフォンのアプリで食事と体重の管理を行っている。食べたものや飲んだ酒などについて入力すると、その日に摂取した総カロリーが計算される。だが、もし「エンプティカロリー説」が本当なら、酒を飲んでもアプリに入力しなくてもいいん
男性の多くはリタイアとともに大腸の転換期を迎える 口から入った食べ物を消化・吸収する最終段階を担い、便として外に排出する機能を持つ大腸。下痢や便秘、腹痛などのよくある症状だけでなく、大腸がんのような重大な病気が発生する臓器でもある。さらに近年、腸は脳と互いに影響を及ぼし合い、全身の免疫の維持にも関係していることが分かってきた。多彩な役割を持つ腸の健康を守ることは、健康長寿に直結すると言ってもいいだろう。 われわれに最も身近な腸のトラブルといえば、便秘。そしてそれは「女性特有のもの」というイメージを抱く人が多いのではないだろうか? しかし、男性にとっても腸のトラブルは人ごとではない。 「男性の多くは、仕事のリタイアと同時に大腸の転換期を迎えます」。そう話すのは、これまで3万人を超える人たちの大腸を内視鏡で診てきた、国立病院機構久里浜医療センター内視鏡部長の水上健氏だ。 「働き盛りの男性の腸の
「健康Q&A」では、日経Goodayの連載や特集でおなじみの医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。2025年1月の回答者は、腎臓の病気に詳しい大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学教授の猪阪善隆先生です。 前編 ←今回 Q 1 たんぱく質を多めにとるせいか、腎機能の数値が良くありません 答え Q 2 たんぱく質をサプリメントでとる際に注意すべきことは? 答え Q 3 eGFRが年々下がり続けています 答え Q 4 eGFRの変動が大きいときは、平均値で判断すべき? 答え Q 5 eGFRが低いのは筋肉量が多いせい? 答え Q 6 腎機能が低いのに、「腎臓は萎縮していない」と言われました 答え 後編 Q 7 最近、排尿時の泡立ちが気になります 答え Q 8 尿潜血が陽性で「反応性尿路上皮細胞」が見つかりました
人生100年時代、若々しいシニアライフを迎えるためのヒントとなるのが、日進月歩で進化するアンチエイジング研究の知見だ。老化予防に役立つ最新研究を分かりやすく紹介する本連載、第1回のテーマは誰もが気になる「認知症」。右肩上がりに増えている日本の認知症患者だが、実は10 年先、20年先の推計患者数が大幅に下方修正されているのをご存じだろうか。最新データを報告した九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生学分野教授の二宮利治氏に、背景にあるのは何かを聞いた。 朗報? 認知症患者数の予測が200万人以上「下方修正」 10年、20年先の「老後」をイメージするとき、私たちの多くが気になるのが「自分は認知症になるかどうか」という点だろう。 認知症とは、脳の病気や障害によって、記憶、思考、判断、学習能力といった認知機能がゆっくりと低下していく状態のこと。進行すると日常生活全般や社会生活を送ることが困難になる。
トボトボと小股で歩くようになったら、足腰の衰え(=ロコモ)が進行しているかもしれない。ロコモになる前の兆候を示す「4つのサイン」のうち、「急ぎ足で歩く」が難しくなるケースについて今回は紹介しよう。歩行スピードの低下と寿命には深い関連がある。歩幅を大きくとり、さっそうと歩けるようになるための効果的な4つの体操も紹介する。
血管を若返らせるために最も大切なのは運動 血管が劣化していく原因には、加齢、高血糖、高血圧、高脂質、喫煙などさまざまある。このうち加齢は誰もが避けられないが、それ以外の要因は、バランスのよい食事、適度な運動、禁煙などにコツコツと取り組むことで改善することが可能だ。これらの対策は、加齢による血管の劣化のスピードを抑えることにもつながり、「100年元気な血管」づくりにつながっていく。 中でも重要なのが運動だ。 運動をすると、全身の細胞でより多くの酸素や栄養が必要になるため、心臓は拍動回数を増やして、血流を増やす。また、筋肉が伸び縮みすると、筋肉の中にある血管も圧迫と緩みを繰り返し、血液が流れやすくなる。 血流が良くなると、働きが悪くなっていた毛細血管に血液が再び流れ込み、酸素や栄養が体の隅々にまで行き渡るようになる。さらに、血流が増えると血管内皮細胞が刺激を受けて、血管の若さを保つ一酸化窒素(
第2回 最大の敵は高血糖! 高血圧、高コレステロールも血管を老化させる 2024/12/5 梅方久仁子=ライター 全身に酸素や栄養を届ける血管の劣化は、どのように始まり、動脈硬化から重篤な病気へとつながっていくのだろうか。また、一度劣化した血管を若返らせる方法はあるのだろうか。カギとなるのは血管の一番内側にある「血管内皮細胞」の働きだ。特集第2回は、動脈硬化のもとになる内皮細胞の劣化の仕組みと、100年元気な血管をつくるための鉄則について見ていこう。
「股関節」を動かしたときに引っかかりがあったりして、「可動域」が不十分になってしまう場合があります。「そのようなときは股関節の可動域を適正にする動的ストレッチに取り組んでください」と話すのは、書籍『すごい股関節』を出版したフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん。動的ストレッチのやり方と、可動域の考え方について教えてもらいました。
全身に酸素や栄養を届ける血管は、健康の要。老化すると全身の機能がうまく働かなくなり、心筋梗塞、腎臓病、認知症といった重い病へと突き進む「老化ドミノ」が起こってくる。人生100年時代を健康に生き抜くには、100年機能する若々しい血管を保つことが重要だ。本特集では、血管の老化を予防するために知っておきたい最新情報を、愛媛大学抗加齢医学講座教授の伊賀瀬道也氏に聞いていく。
政府は12月2日から、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」への一本化を進める。同日以降、従来の健康保険証は新たに発行されなくなる。厚生労働省によれば、マイナ保険証に一本化することで、新たに保険証を発行するコストを年間約100億円削減が見込めるという。マイナ保険証への一本化に向けて知っておきたい10の疑問をまとめた。 1:マイナ保険証とは何? 2:どうしたらマイナ保険証を入手できる? 3:マイナ保険証を使うメリットとは? 4:12月2日から現在の健康保険証は使えなくなる? 5:マイナ保険証の課題は? 6:マイナンバーカードを持っていない人の診療はどうなる? 7:マイナ保険証を利用できない病院では診療が受けられる? 8:マイナ保険証のメリットに不可欠な「電子処方箋」の導入率は? 9:マイナ保険証への移行で企業に求められる対応は? 10:今後、マイナ保険証はどう進化? 1:
今再び「ビタミンB1欠乏症」が注目されています。ビタミンB1欠乏症と言えばひと昔もふた昔も前の国民病といわれた「脚気(かっけ)」が知られ、食べるものがたくさん手に入る現代人には関係ないように思えるかもしれません。しかし、近年の研究で疲労感や睡眠障害、免疫低下、心不全や記憶力の低下など、さまざまな不調にビタミンB1不足が関係する可能性があることが分かってきました。後編では、ビタミンB1と記憶障害の関係を中心に紹介します。 >前編 ビタミンB1不足で心不全のリスクが上がる? 上手なとり方は ビタミンB1は水溶性のビタミンB群の一種で、酵素(体内で反応を起こすたんぱく質)の機能を助ける物質だ。食事から摂取する糖質を代謝してエネルギーを作る補酵素としての役割があり、生きる上で不可欠な栄養素である。 食事で摂取した糖質は最終的に細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアに入り、代謝を繰り返して最終的
第2回 脚力を使わず立ち上がる。鍵はシーソーの原理で前傾 2024/11/14 梅方久仁子=ライター 古武術は、合理的な動きにより相手を制する技を研究し磨き続けてきた日本古来の武芸の総称だ。筋力に頼らず全身を連動させる動きが多く、筋肉や関節にあまり負担をかけない。そのため、腰や膝を痛めにくく、疲れず、楽に素早く動けるのが特徴だ。本連載では、理学療法士・介護福祉士として古武術をヒントにした合理的な体の使い方を研究する岡田慎一郎さんに、この技を日常生活に取り入れる方法を伺っていく。 日常生活で、椅子から「立ち上がる」のは、1日のうち何度も行う動作だ。しかし、年を取って筋力が落ちると、それが意外につらくなってくる。つい立つのがおっくうになり、座りっぱなしでいると、脚力が落ちて立ち上がるのがさらに困難に…。そんな悪循環にはまらないために、脚力に負担をかけない古武術式の立ち上がり方を覚えよう。 腰や
第4回 がんと診断されたら冷静に情報を集め、治療について理解しよう 2024/11/13 柳本操=ライター がんの予防につながる生活習慣を心掛け、定期的にがん検診を受けていても、残念ながらがんが発見されることはあり得る。そんなときは、ひとまず冷静になり、「これから受ける治療はどんなものか」の情報を集め、考える時間を持ちたい。第4回では、「標準治療」や「先進医療」、「分子標的薬」など、よく耳にするが正確に理解しているとは限らないがん治療の基礎知識について、東京大学大学院医学系研究科 総合放射線腫瘍学講座 特任教授の中川恵一氏に聞く。
【 この記事で取り上げる「がんの予防」に関する Q 】 Q 禁煙、節酒のほかに、がんのリスクを減らせる方法はある? Q 食事で具体的に心がけるといいことは? Q がんの原因となる感染症の有無を調べるには? Q 太りすぎもダメだが、やせすぎもダメって本当? Q どんな基礎疾患があるとがんになりやすい? 男性のがんの43%、女性のがんの25%は「予防が可能」 Q 禁煙、節酒のほかに、がんのリスクを減らせる方法はある? 健康への関心が高い読者なら「喫煙」や「飲酒」ががんの発症に関わることはすでに把握済みだろう。「この2つに注意すれば、遺伝性以外の多くのがんは予防できる」と思っている人も多いかもしれない。 確かに、タバコとお酒を避けることはとても重要だ。 「日本人の発がんの原因のトップはタバコです。タバコに含まれる発がん物質は70種類ほどあり、体内で細胞内の遺伝子に結合し、細胞のがん化を引き起こし
座りっぱなしの生活は死亡リスクを高めることが知られていますが、毎日8時間以上座ったままで過ごしている人でも、中強度から高強度の身体活動を週に150分以上行えば死亡リスクは上昇しないことが、糖尿病患者を対象とした研究(*1)で示されました。中高強度の運動の例としては、早歩きや階段の上り下り、自転車、軽い筋トレなどがあります。 座りっぱなしが避けられない仕事でも、週末や隙間時間の運動で悪影響を相殺できそうです。(写真:metamorworks/stock.adobe.com) 座位時間が長い人は糖尿病になりやすい 1日のうちで座っている時間(座位時間)が長いことが健康に悪影響を及ぼすことはよく知られています。また、座位時間が長い人は糖尿病を発症しやすく、糖尿病患者はそうでない人に比べ不活発である傾向が高く、座位時間が長い糖尿病患者は血糖のコントロールがさらに不良になることも示されています。 そ
正しく知れば、有効な治療をタイミングよく受けられる 日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性65.5%、女性51.2%(*1)。今やがんは男女ともに「2人に1人」がかかる病気で、決してまれなものではない。あなたの周りにも、がんにかかった経験がある人、あるいはがんで亡くなった人が1人はいるのではないだろうか。 2人に1人となれば、あなた自身もがんにかかる可能性はある。なのに人はどうしても「自分だけはかからない」と根拠もなく思いたがるものだ。一方、ドラマなどのイメージから「がんは死に直結する病気」と捉えている人も多い。 がんとの戦いはいわば「情報戦」だ。ちまたにあふれる玉石混交の情報の中から適切なものを選び、がんについて正しい情報を得ておかないと、早期のがんをみすみす見逃してしまう。さらには、有効、かつ体への負担が少ない治療を受けられるタイミングも逃していくことになる。 「がんにかかる
第1回 人は股関節から老いる――若さを保つには? 2024/10/29 中野ジェームズ修一=フィジカルトレーナー 年齢を重ねると、「股関節」にちょっとした違和感を覚えたり、痛みを感じたりする人が増えてきます。「人は股関節から老いるといいます。それでも、自分で股関節の状態を良くすることは可能です」――そう語るのは、日本を代表するフィジカルトレーナーである中野ジェームズ修一さん。書籍『すごい股関節』を出版した中野さんに、股関節の状態を自分で確認し、改善していく方法について教えてもらいました。
認知症のリスクを減らすことができる14の危険因子を、医学雑誌「Lancet」が発表しました(*1)。同誌は2020年に12の危険因子を発表していましたが、今回新たに「視力低下」と「高LDLコレステロール」を追加。これら14項目すべての修正に取り組めば、全世界で認知症の発症を45%減らせる可能性があるとしています。 認知症の14の危険因子を取り除けば、世界の認知症の45%は予防できるとLancet誌は表明しています。(写真:2rogan/stock.adobe.com) 新たに2つを追加し、14の危険因子を提示 Lancet誌は医学分野において最も影響力がある雑誌の1つです。Lancet常設委員会は2017年から定期的に、認知症の予防と治療に関する最新のエビデンス(科学的根拠)について検討し、得られた知見を報告しています。同委員会は今回、2020年以降に発表された新たなエビデンスを確認して、
腰痛の多くは病気ではない 体の動かし方のコツを習得しよう ちょっと離れた場所にある物を取ろうとして腕を伸ばしたときや、急に立ち上がろうとした瞬間、腰に負担がかかって痛めてしまった…こんな経験はないだろうか? 腰痛を起こす頻度は、年を重ねるにつれて上がっていく。マッサージに通っても一時しのぎにしかならない、整形外科を受診したが悪いところはないと言われた、とりあえず湿布で様子を見ている、という人も多いだろう。 アスリートから高齢者まで、さまざまな人たちの腰痛を診てきた早稲田大学スポーツ科学学術院教授の金岡恒治氏は、「腰痛の多くは病気というより、体の使い方が間違っているというサインです」と話す。 「飲み過ぎると二日酔いで吐き気や頭痛が起こるのと同じように、余計な負荷がかかる動き方をしているために腰痛が起きていると考えてほしいのです。しびれが出るような場合は医療機関を受診するべきですが、そうでない
筋肉研究の第一人者で、“筋肉博士”として親しまれた東京大学名誉教授の石井直方氏が、8月20日、胆管がんのため亡くなりました。日経Goodayにも連載や特集など様々な形でご協力くださった石井氏。数ある記事の中から、自身の闘病について語ったインタビュー記事をピックアップ、その一部を紹介します。 はじめに 軽い負荷なのに高いトレーニング効果が得られる「スロトレ(スロートレーニング)」の開発者で、筋肉博士としてもおなじみの、東京大学名誉教授の石井直方氏。石井氏は大学生時代からボディビルダー、パワーリフティングの選手としても活躍し、日本ボディビル選手権大会優勝などの実績を誇りつつ、研究者として筋肉のメカニズムについて研究を続けてきました。今や筋トレは、子どもから高齢者まで多くの人に浸透。石井氏はまさに筋トレを日本中に広めた立役者といえます。
首が重だるくて痛みがある、五十肩で腕が上がらない、腰痛がなかなか治らない…。年齢を重ねるほど、こうした首、肩、腰のトラブルに悩む人が増えてくる。「いよいよ俺もガタがきたか」「年のせいだから仕方ないかな…」と、半ばあきらめてしまっている人もいるかもしれない。 首、肩、腰は、起き上がる、着替える、物を持つといった基本動作に欠かせない部位であり、痛みやコリなどの不快な症状があると、生活の質は大きく下がってしまう。そしてこれらの症状は、マッサージや湿布で何となくことはできても、根本的に治すのは難しい。どれも体の外側から働きかける対症療法にすぎないからだ。 それなら筋肉を鍛えて増やし、首、肩、腰にかかる負荷を減らせばいいのではないか?と思う人もいるだろう。だが、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の金岡恒治氏は、「筋肉の量を増やすよりも、筋肉を正しく使うことで『動きの質』を変えることのほうが重要です」と
第1回 CTやMRI画像を分析した加齢研究 脂肪や筋肉はどうゆるんでいる? 2024/9/17 日経ヘルス 筋肉は年齢とともにどんどん薄くなり、たるみやシワの原因になっていた――外からは見えない筋肉の加齢変化を画像診断で見続けてきた医師が、老けない筋肉のつくりかたを突き止めました。
加齢とともに低下していく目の機能。視力を失う原因となる目の病気の多くは「初期には全く自覚症状が出ない」という厄介な特徴がある。しかし、定期的な検査やセルフチェックツールによる早期発見も可能なので活用したい。一生お世話になる大切な目の機能を守るために知っておきたい5つの重要な目の病気について、順天堂大学医学部眼科学教室先任准教授の平塚義宗氏に聞いていく。
朝スッキリと目が覚めない。目が覚めても疲労感が残っている。眠ろうとしてもなかなか寝付けない。夜中にトイレで目が覚めてしまう――。睡眠に関する悩みを持つ人は多いが、睡眠の科学研究が進めば、こうした悩みも解決する日が来るかもしれない。睡眠中は心身が休んでいるイメージが強いが、最新の研究から睡眠時の方が脳は活発に活動しているという逆説的な事実が明らかになったという。東京大学大学院医学系研究科教授の上田泰己氏に話を聞いた。 試験管の中で眠る脳の神経細胞 30代から東京大学大学院医学系研究科の教授を務める第一線の研究者・上田泰己氏が、新刊『脳は眠りで大進化する』(文春新書)を刊行した。近年急速に進んだ睡眠研究の歩みを振り返り、最新の研究からどんなことが分かってきたかを解説した一冊だ。中でも驚くべき発見がある。睡眠といえば心と体が休む時間、覚醒が「動」とすれば睡眠は「静」と思われていたが、実は睡眠は単
「見えにくさ」を放置すると視機能の低下、全身の老化につながる 近くを見るときにぼやける、目が疲れやすい、本を読むのが苦痛になってきた、細かい文字を読み違える、夜間の運転が怖くなってきた――このような変化を「年のせいだから仕方ない」と放置していないだろうか。老眼鏡やコンタクトレンズを使っている人は、最後に眼科を受診してチェックしてもらったのは何年前か、覚えているだろうか。 「ふと感じた見えづらさを『年のせいだろう』で片付けていると、緑内障、加齢黄斑変性など、視力を失う原因となる目の病気を見逃すことになります。見えづらさを放置せず、目の機能の低下に気づくチャンスにしてほしい。目の病気の治療法は年々進歩しています。今からでもできることはたくさんある、とポジティブに捉えていただきたいのです」と言うのは、順天堂大学医学部眼科学教室先任准教授の平塚義宗氏。 確かに、血圧や血糖値、コレステロールなどの数
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