徳川家康(とくがわいえやす)は大砲に着目した戦国大名として知られていますが、その大きな目的は難攻不落(なんこうふらく)で知られた大坂城を陥落させる為でした。大きな堀と城壁に囲まれた大阪城を落とすには、大砲の威力で城壁を打ち崩し城内の人員を殺傷し、その不気味な破壊音で戦意を落とすのが最良と考えたのです。 しかし、当時の日本においては、鉄砲の水準は諸外国を越えていたものの、大砲は未発達で家康もイギリスからカルバリン砲を購入して大阪城の頑丈な石壁を破壊して城内の人を殺傷し、淀殿の戦争継続の意志を削いで、大坂冬の陣を和睦に持ち込んだと言われています。まさに、カルバリン砲は家康に天下を獲らせた大砲でしたが、実は家康はさらにスゴイ国産の大砲を製造させていた事をご存知ですか? 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編