経済学にいうゲーム理論に、「しっぺがえし戦略」というものがあります。 三国志の世界にあてはめてカンタンにまとめると、 ・短期的に見れば、平気で裏切る人が、絶対に裏切らない人を食い物にする法則があるようにみえる ・しかし長期的に見れば、絶対に裏切らない人のほうが、だんだん利得が大きくなっていく ・ただし、絶対に裏切らない人は、単純な平和主義者であってはならず、「裏切られたことに対する正当な反撃」はしないといけない ・つまり、やられたときはキチンとやりかえさないといけない ・「こちらから裏切ることはないけど、裏切られたら場合は必ずやり返す」戦略が、結局は裏切り者を駆逐し自分の評判も傷つけない=最強である となりましょうか。 この理屈は現代の私たちの実体験にも適っているように思います。 他人をどんどん蹴落として急成長する人は、強いように見えて、長い目で見ると、けっきょくは没落していたりするもの。