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中国の国慶節休暇が10月8日に終わり、中国メディアは今年の海外旅行動向を報じています。これらの記事を簡約して伝えるレコードチャイナなどから紹介します。 まず、あいかわらずの民族大移動を大げさに伝える話。 中国の「スーパー連休」、延べ7億人が国内を大移動(レコードチャイナ2017年10月10日) http://www.recordchina.co.jp/b193189-s1-c30.html (一部抜粋)中国で建国記念日にあたる国慶節と中秋節を祝う超大型の8連休が8日に終わった。中国国家観光局データセンターによると、期間中に延べ7億人が国内を移動し、観光収入は5836億元(約9兆8924億円)に上ったという。 携程旅行網(シートリップ)は、連休期間中に旅行に出かける人のうち、「親子旅行客」と「家族旅行客」がそれぞれ32%、42%を占めるとする予測。 国家観光局や携程旅行網のデータによると、8
今週水曜、観光庁の今年第3四半期の訪日外国人消費動向調査がリリースされ、朝日新聞も以下の記事を配信しています。昨春の「爆買い」終了の影響で落ち続けていた外国人1人あたりの消費額が1年9ヵ月ぶりに増えたというのです。 【訪日外国人消費動向調査】平成29年7-9月期の調査結果(速報) http://www.mlit.go.jp/common/001206326.pdf リピーター効果、訪日客の消費増 1人16.5万円(朝日デジタル2017年10月19日) http://www.asahi.com/articles/DA3S13186795.html 訪日外国人客の7~9月期の1人当たり消費額は前年同期比6・6%増の16・5万円と、7四半期(1年9カ月)ぶりに増えた。かつての「爆買い」の勢いはないが、高額品が売れ、百貨店でも客単価が上がっている。 観光庁がサンプル調査をもとにした推計値を18日発
先日、LAOX銀座本店を訪ねた話を書きましたが、なぜ行ったかというと、その日銀座の中央通を歩いているとき、反対側から歩いてきたおじさんの手がぼくの手にしていたコンパクトデジカメを叩き落とし、壊れてしまったからなんです。一瞬、そのおじさんは申し訳ないという顔をしたものの、そそくさと歩き去ってしまいました。 来月には海外取材の予定があったので、買い直さなければなりません。いますぐ買うかどうかはともかく、家電量販店で最新の製品を物色しようと思いました。中央通にある家電量販店といえば、目の前にあるLAOXだったのです(ビッグカメラは有楽町駅のそば。ちょっと遠い)。 Laox銀座本店でひな壇座りする中国客。ここは中国なんだなと思う (2017年10月20日) http://inbound.exblog.jp/27442449/ ところが、すでに書いたとおり、LAOX本店にはデジタルカメラは置かれてい
先週終わったツーリズムexpoジャパンですが、22日(金)の業界日にもうひとつのセミナーがありました。 対馬を訪れる韓国客40万人。理由はexpected unfamiliarity(似てるけどどっか違う)という国境特有の体験 http://inbound.exblog.jp/27141258/ 訪日外国人の増加にともなう制度変更が懸案となっていた、来年から施行される新しい通訳案内士制度やランドオペレーター登録制度に関する観光庁からの説明です。 膨大なパワポの資料が提示されたので、面白そうなものだけ挙げてみましょう。 まず「言語別通訳案内士登録者数」です。圧倒的に英語に偏っています。
対馬を訪れる韓国客40万人。理由はexpected unfamiliarity(似てるけどどっか違う)という国境特有の体験 今週金曜日、東京ビッグサイトで開催されているツーリスムexpoジャパンに行ってきました。 ツーリスムexpoジャパン http://www.t-expo.jp/ 会場では各種セミナーが行われています。そのひとつがボーダーツーリズム推進協議会のセミナーでした。 ボーダーツーリズム推進協議会 https://www.border-tourism.com/ ボーダーツーリズム(国境観光)って何だろう? (2017年 07月 14日 ) http://inbound.exblog.jp/26987824/ ボーダーツーリズムの魅力をテーマとしたこのセミナーでは、3つの話がありました。 第1部は、先月ロシアのハバロフスクから中国の撫遠の国境を渡った北海道大学の岩下明裕先生の旅報
5月18日の日本テレビの情報番組『エブリィ』が違法営業と報じた中国配車アプリ「皇包車」とはどんなサービスなのでしょうか? 成田空港で中国系白タクの摘発が始まる!? http://inbound.exblog.jp/26867015/ それはひとことでいえば、2009年中国の大ヒット正月映画『非誠勿擾』のドラマの主人公のように海外をドライバー付きで自由に旅することの実現といえます。 非誠勿擾 http://www.okhotsk.org/news/tyuugoku3.html これが「皇包車」です。 皇包車(HI GUIDES) https://m.huangbaoche.com/app/index.html このサービスのキャッチコピーはこうです。 「华人导游开车带你玩(中国人ガイドがあなたを乗せてドライブします)」 ここでいう中国人ガイドって誰のこと? その下に都市名と契約したドライバー
昨日(5月18日)、中国のSNS「微信(WeChat)」上に、ひとりの日本に住む中国人と思われる人物から、中国系白タクの利用に注意を促す以下のメッセージが発せられました。 新闻不报道还不知道国内有个叫“皇包车”的软件(2017-05-18) http://www.sohu.com/a/141506227_559312 メッセージの中身は、その日夕方5時50分過ぎの日本テレビの情報番組『エブリィ』で放映されたニュースに触れたもので、成田空港や羽田空港に急増している中国の配車アプリ「皇包車」を使った白タクが、今後摘発の対象になると言っています。 さらに、中国で広く普及している同アプリによる配車サービスは、日本では合法ではないこと。万一事故に遭ったとき、補償がないことを知るべきだと呼びかけています。 ぼくはこの番組を観ていないのですが、そのメッセージにはニュース映像のカットが2点載っていて、「白
日露戦争後、関東州と南満州鉄道附属地を手に入れた日本は、満鉄主導で現在の東北地方の開発を進めましたが、いかにも日本らしいと思うのが、各地に温泉を開発し、行楽地にしたことです。 なかでも有名だったのが、湯崗子温泉(鞍山)、熊岳城温泉(営口)、五龍背温泉(丹東)でした。当時は「満州三大温泉」と呼ばれていました。 これら満州の温泉を世に広めるのに一躍買ったのが、明治の文豪たちです。 最初の話題提供者は、『満韓ところどころ』を書いた夏目漱石。彼が訪ねたのは日露戦争後わずか 4年目( 1909(明治 42)年)で、満鉄沿線は開発途上でした。それでも、漱石は熊岳城温泉と湯崗子温泉を訪ねており、兵士の療養小屋に毛の生えた程度の温泉宿の様子を「すこぶる殺風景」と評しています。 時代は移って大正期に入ると、紀行作家として有名な田山花袋のベストセラー『温泉めぐり』や『満鮮の行楽』などの読み物の中に、満洲三大温
利用料金が39元とお値打ちなのも、うれしいところです。館内には日本料理店もあり、さらに詳しい写真はこの現地旅行サイトでご確認ください。 http://www.ly.com/scenery/BookSceneryTicket_228469.html?spm=1.68076534.6975.8 さて、この丹東江戸温泉城は、2012年頃から丹東新区の目玉アミューズメント施設として計画が進んでいました。オープンは今年の2月です。 ただし、それはマンションも併設したかなり大規模な複合開発案件です。温泉が使え、鴨緑江を望む高級マンションとして売り出されています。 施設の周辺は、これ以外にも多数のマンション建設が進められていますが、売れ行きはあやしいと言わざるをえません。ゴーストタウン化しているといわれても、否定できない印象です。 ここは丹東新区と呼ばれる、現在の市街地から西へ10数キロの場所です。中国
中国人観光客の「爆買い」が終わったと多くのメディアは指摘している。本当にそうなのだろうか。では、その理由は何なのか。探っていくと、そこには3つの理由があることがわかった。 7月上旬、中国南方航空の成田・ハルビン線の機内の大半は中国客だった。彼らは日本人に比べればずいぶん多くの買い物をしているようだが、昨年までのように炊飯器を5つも6つもまとめ買いするような人は見かけなかった。 現地到着後、預け入れ荷物を受け取った中国客の多くは、X線検査装置にそれを通さなければならない。そのため、買い物を手控えているのだろうか。少なくとも、その光景を見る限り、「爆買いが終わった」というのは本当のようだった。 ■電化製品やカメラの購入額が減少 いくつかの経済指標がそれを裏付けている。 たとえば、2016年7月の全国百貨店売上高概況によると、免税品売上高が前年同月比で21.0%減少。購買客数は継続して拡大してい
5月末、中国メディアで一斉に報じられた日本の「ブラック免税店」告発報道について、これまでいくつかの文章を書いてきました。 日本のブラック免税店が中国客を陥れる!? http://inbound.exblog.jp/25875503/ ブラック免税店問題はもうずっと前からありました http://inbound.exblog.jp/25875949/ これが中国報道の原文です。 日本免税黑店专坑游客 多次曝光受害者不减反增(2016.5.31) http://news.sina.com.cn/w/zx/2016-05-31/doc-ifxsqxxu4793505.shtml さて、この記事の中に出てくるのが、以下の2つの免税店です。 Alexander & Sun 東京都新宿区新宿5丁目17番13号 オリエンタルウェーブビル 6F http://www.alexanderandsun.com
2013年8月中旬、タイ最北部にあるゴールデントライアングルで王冠を被せたような奇妙な建物を見かけたことを先日、書きました。地元の人に聞くと、カジノだといいます。 インドシナ3カ国が接するゴールデントライアングル最新国境風景 http://inbound.exblog.jp/22434567/ チェンセーンのボート乗り場に戻ると、すぐにトゥクトゥクに乗ってゴールデントライアングル方面に向かいました。対岸にあるカジノに行く方法を知りたくなったからです。
このところ、歌舞伎町周辺を訪ね回り、外国人ツーリストの動きをウォッチングしていました。その中間報告というわけでもないのですが、やまとごころに書いています。 歌舞伎町は今日も多くの外国人ツーリストでにぎわっている。ここ数年、周辺でホテル開業ラッシュも起きている。新宿は都内で最も外国客に人気のホテル地区なのだ。世界的にも知られるこの歓楽街はこれからどう変わっていくのか。周辺のホテルに滞在している外国客にもっと街を楽しんでもらい、お金を落としてもらうには何が必要なのだろうか。考えてみたい。 やまとごころ.jp http://www.yamatogokoro.jp/report/2015/report_15.html 新宿歌舞伎町のネオンの下には、今日も多くの外国人ツーリストでにぎわう光景が見られる。靖国通りで大型バスから降りてきた中国やタイの団体客たちは添乗員に先導され、セントラルロードから裏道
先週、中国のある友人から一通のメールが届きました。 「最近、円安で日本商品が安く買えるため、日本に旅行に行った中国人の爆買いが有名になりましたし、日本在住の中国人に化粧品や日用品を買わせて宅配便で送ってもらい、中国国内でネット販売する人が増えています。 こうしたなか、中国政府は6月1日から日用品の輸入関税を大幅に下げました。今後は中国でも以前より安く日本の輸入商品を買えるようになりそうです」。 彼が教えてくれたニュース記事は以下のものでした。 6月1日起中国降低部分日用消费品进口关税 (新華網2015年5月25日) http://news.xinhuanet.com/fortune/2015-05/25/c_1115398300.htm この記事によると、中国政府は6月1日よりアパレルや靴、スキンケア用品、紙おむつなどの輸入関税を平均50%以上引き下げるというものです。 この図にあるように
昨年、訪日旅行者数は1000万人を超えたばかりだが、早くも日本のインバウンドは構造問題に直面している。観光バスとホテルの客室不足だ。後編では、バス不足問題の背景をさらに深く見渡し、改善に向けた取り組みを考えたい。 ※【前編】バスの不足が国際問題に!~今春、訪日旅行の現場では何が起こっていたのか http://inbound.exblog.jp/22771778/ 本当に観光バスは足りないのだろうか? 4月下旬、訪日アジア客の手配業者の業界団体である一般社団法人アジアインバウンド観光振興会(AISO)の総会で議論となったのは、そうした問いだった。昨夏と今春、業界を騒がせただけでなく、今後の日本の訪日旅行市場の行方に暗雲漂わせる観光バス不足の解決を求める声が次々に出たという。 規制緩和と安全対策に揺れた貸切バス業界 いったい何が問題だったのだろうか? 確かに、今年3月下旬から4月にかけて国内外
沖縄県が他の都道府県に比べ、いかにインバウンド力(訪日外客誘致力)において“先進性”が見られるか。いくつかの指標について考えてみました。 まず思いつくのは「外客の入込数・宿泊者数」や「消費額」といった量的な側面です。 たとえば、都道府県別の訪日外国人旅行市場を量的側面から比較する指標として、観光白書では、下記のようなデータを挙げ、動向をつかもうとしています。 ①都道府県別の外国人延べ宿泊者数 ②入国港(空港、港)別 外国人正規入国者数 ③都道府県別の実観光入込客数・観光消費額 そのうち、①の最新統計は、以下の観光庁のサイトに載っています。 宿泊旅行統計調査(平成25年10月~12月、平成25年年間値(暫定値)) https://www.mlit.go.jp/common/001029997.pdf このデータによると、2013年の「都道府県別の外国人延べ宿泊者数」のランキングは以下のとおり
10月26日にオープンしたばかりの、いわゆる「文革レストラン」です。1960~70年代の文化大革命時代の文化的意匠で内装を統一したレストランで、そんな店が日本でオープンしたことがちょっとした話題を呼んでいるのです。老板(オーナー)は中国黒龍江省ハルピン出身。場所は西池袋の繁華街にある「ロサ会館」の西側のビルの8階です。 エレベータの扉が開くと、まず目に入ってくるのが、冒頭の毛沢東の大きなポスターです。 店内には、文革時代のプロパガンダの標語やポスターがあちこちに貼られ、天井からトウガラシなどがいくつもぶら下げられています。これは確かに「文革レストラン」の定番ディスプレイといえます。 メニューの表紙が「毛沢東語録」風というのも定番です。メニューを広げると、東北菜(中国の東北料理)が並び、彼の語録がデザイン化されて書き込まれています(メニュー写真のいちばん下にあるのが毛沢東の好物だったという紅
コロナが明け1年以上がたち、各メディアからインバウンドに関するコメントや執筆を申しつかる機会が増えましたが、いつも思うことがあります。 メディアの人たちの多くが、日本のインバウンドの全体像をつかんでいないと感じてしまうのです。 ここでいう「全体像」とは、そもそもいつ頃から、なぜこんなに日本を訪れる外国人観光客が増えたのか。そこには国内外の社会環境の大きな変化があるわけで、そうした背景についての理解をふまえ、インバウンドを振興することに、どんなメリットがあるのか。誰のための、何のための外客誘致なのか……といった本筋の理解です。 ぼやきというわけでもないのですが、そのへんが明確になっていないせいか、メディアの人たちはインバウンドの現場で起きている、そのときどきの個々のディティールを追いかけ、その現象をその場の思いつきのように、表層的に伝えることが多いと感じています。 たとえば、最近、増えている
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