サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
kisaragikyo.hatenablog.com
移動を避けたいこの時期に、母が入院した。 急遽実家のある鳥取に帰ったけれど、京都から来た私が面会する為には厳しいルールをクリアしなければいけない。 (分かりにくいけれど、鳥取駅) (駅前広場には、多分廃材利用の木製のテーブルと椅子が置かれていた) 面会出来るのは、健康な親族に限られる。これはまあ分かる。 厳しいルールというのは、県外から来た者は2週間鳥取に居て、その間鳥取県民以外と全く接触してはいけないというものだ。 もしも県外者と接触すれば、2週間ルールがリセットされてしまうので、当地に夫や妹を呼ぶ事すら出来ない。 その上、京都でコロナワクチン接種の予約が出来ても、その為に京都に帰ればまた当分面会が無理な状況になるのだ。 担当医と電話で話したけれど、たとえワクチン接種を2回受けたとしても、感染の可能性がゼロとは言えない為、ルールを守らなくてはいけないと断言された。 こちらの病院は、京都に
2年前からの我が家の家電崩壊パレードはまだ終わらない。 7年間使ったコードレスアイロンが壊れた。 しかし毎日使っているのに、7年とはよく働いてくれたものだ。 形に無駄がなくとても使いやすかったので、同じPanasonicの似たような物を、Amazonで探した。 実は、同じ物なんてもう無いに決まっていると思いながらの検索だったのだが…。 あった! 似ているどころか、見た感じは全く同じではないか。早速注文して、翌日届いたのがこれ。 うーん、どこか違った所は…無いね。 穴のあくほど眺めたが、全く変わっていない。ホホ。こんなに嬉しい事は無い。 ためらいながら説明書とニラメッコせずとも、そのまま使えるのだ。 使い心地も同じ。 7年間変わらないのは、それだけ愛されてきた証拠だ。発売当時から、既に完璧だった? ワイシャツにアイロン掛けをして、ケースにしまう。 また永〜く使えますように。 このアイロンが気
「イタタタタタ…」 深夜2時半、左足のふくらはぎがつってその痛みで目が覚めた。足がつるのは3年ぶり位。 目覚める直前の夢に救急車が出てくる。 救急車を呼びたい程の痛みと言う事かな(笑)。 足の指をグーパーしていると数分で治った。じっと我慢するよりは効果がある。 小雨の降る朝、何か花が咲いていないかと庭に出てみる。 アジサイも・・・ ナンテンも・・・ クチナシも・・・ 庭の花達は、まだ硬いつぼみのまま。 写真を撮っていたら、アマガエルがじっとしていた。雨が降りそうな時にケロケロ鳴いていたのは君か。危うく踏みつぶすところだった。 振り向いてスマホを向けると、瞬く間にどこかに隠れてしまった。 写真は苦手ですか? 私と同じだね。 部屋に入って窓から覗くと、二羽のメジロがネズミモチの葉陰で雨宿りをしていた。 狭い荒れ庭でも、生き物達は小さな物語を紡いでいる。ただそれだけなのに静かに感動していた。 一
『新緑美しい真如堂』というタイトルで画像をアップしようと思っているうちに、梅雨に入ってしまった。 えっ?もう? 目の前の美味しいお菓子を食べようと手を伸ばした瞬間、横に居る誰かにパクリと食べられてがっかり。そんな気持ちになる。 こんなに早く大好きな季節が終わっちゃうんですか~っ? そう叫びたくもなるさ。 今なら間に合うよ。梅雨入りは間違いだったと言ってほしい。 折角なので、今月初めに撮った真如堂の画像をお蔵入りさせないで出しますわよ。 この日は暑くて、夏の訪れを感じさせたと言うのに・・・。 運送会社のトラック、後ろの文字にホッとします。 昨日からジメジメと蒸し暑いので、エアコンのドライを入れている。 朝は湿度80%だったが、ドライにすると午後には50%台に下がっていた。 洗濯物は室内用物干しに干して除湿器で乾燥させる。数時間でパリッと乾くので有難い。 今や我が家にとって、除湿器は必要不可欠
PCの電源を入れたのに、立ち上がらなくなった。画面は黒いまま、全く起動しない。 これって故障? イヤだなぁ。困ったなぁ。 電源ランプは点いているんだけど。 暫く放心状態で、PCが無くなった場合のあれこれを思い浮かべた。 イヤだ〜。すっかり私の生活に入り込んでいる。無ければ本当に困る。 ドキドキしながら、この状態についてスマホで検索してみた。 するとこれは故障ではなく、本体の過剰な帯電によるものらしい。PCが故障を避ける為に、一時的に電源を落とすのだそうだ。 暫くはそのままにして放電されるのを待てば、元に戻るという。 本当?そんな単純な作業で大丈夫? でも、他に方法が無いので、電源ランプが消えるのを辛抱強く待つ事にした。 それでも駄目なら、修理に出すしかない。 その時は100%に近い充電状態だったので、ランプが消えるまで1日半かかった。 ランプが消えてから再び充電して、恐る恐る電源を入れると
鳥取に帰省中の妹から、「家の前の溝にヌートリアが居た!」とメールが来た。 えっ?あのネズミの大きいヤツ? にわかには信じ難かったが、どうやら本当らしい。 鳥取の広報を見ると、ヌートリアばかりかアライグマまで出没して、農家の野菜をむさぼっているという。 ヌートリア・アライグマ防除の指針/とりネット/鳥取県公式サイト (tottori.lg.jp) そう言えば、近所の人が収穫時期のサツマイモの殆どを狸に食べられたと仰っていた。 それは、もしかしたらアライグマの仕業? 『あらいぐまラスカル』というアニメの中で、アライグマがトウモロコシを食い荒らすという場面があった。 アライグマの習性なのか、一本を完全に食べるのではなく、おいしい所をちょっとだけ齧っては大喜びで声を上げて、次々ともぎって食べていた。少しでも齧られたら売り物にならないから、農家にとっては大損害。タチが悪い。 あらいぐまラスカル: 徳
昨日お昼、にゅうめんを夫が作ってくれた。 美味しかった。 味より何より、自分で作ろうという意気込みが嬉しい。 お出汁はインスタントで、かまぼこは底に沈み、おあげとネギの切り方は雑だけど、あんた成長したね〜。 私が寝ている間に朝食も作ってくれて、嬉しかった。 そう、これでいいんだよ。 ウン十年前の結婚当初はな〜んにも作れない人だった。 私が熱を出して寝ていても「今日のご飯は?」と言える、冷酷さ。 「私が作るの?熱があるのに・・・?」 怒りの余り、頭から湯気が出そうだった。 今なら立派なDV夫として訴えられるよ。 そう言えば、『亭主関白』なんていう言葉はもう死語になったらしく、最近聞かないな。 私の年代ではこういう夫は珍しくないのかも知れない。友人はおたふく風邪に罹った時でも、3人の子の面倒を見て、買い物を近所の人に頼みながら家事も出来る範囲でやっていた。 でも、それでは本当の家族になれない気
『ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ』 これは、ヘーゲルの『法の哲学』の序文にある文章だ。ミネルヴァは、『知識』『医学』『工芸』など多くの仕事を司る女神。 梟は彼女が愛する聖なる動物で、肩や手に乗せている像が多い。 賢い鳥と言われている為、知の女神ミネルヴァにはふさわしい動物なのだろう。 法の哲学〈1〉 (中公クラシックス) 作者:ヘーゲル 発売日: 2001/11/01 メディア: 新書 ヘーゲル自身の解説によると、『黄昏』とは破滅寸前の政治の荒廃や、世の中の混迷。 哲学はその危機を察知して警鐘を鳴らす事をせず、いつも遅きに失するのだ、という自嘲的な比喩らしい。 哲学は荒廃した世の中を救えないという、ヘーゲルのジレンマを感じる。 (孫がお気に入りの池袋アウルパークの梟たち。現在は時短営業中) だが、私にはこの解釈に納得出来ず、ずっとモヤモヤが残っていた。 梟は飛び回り、破滅寸前の世界
帰宅した夫に、「今日のおかずは、はブリのオセロ焼きだよ」と言うと、少し首を傾げてから、「ああ、そう」とニッコリした。 きっと新しい魚料理をを開発したと思ったのだろうが、期待されちゃあ困る。 だって、こちらは普通だけど…、 反対側が焦げている。 だから、オセロ焼き。エヘヘ。見苦しくてごめんなさい。 ちょっと目を離した間に、ブリは見事に焦げていた。 裏返して黒い方を見せると、夫は「ありゃりゃ。ま、味は変わらんからいいや」と、美味しそうに食べてくれた。 勿論、焦げてない方を表にして。 母が魚を焦がしたり生焼けだったりしたら、父は物凄く怒った。 それまでどんなに機嫌が良くても、大魔神のごとく、一瞬にして表情を変えた。 あまりに怒鳴り散らすので、周りの者はすっかり食欲を失くし、早々に食べ終えると、そそくさと引き上げた。 だから魚や肉料理の時は、子供だった私は出来上がった料理を注意して点検した。 あん
夜中にポタンポタンと水滴が落ちる音が気になりだして、台所の水道パッキンを取り換えた。 蛇口は相当な年代物で、コックやパッキンを年に一度は交換している。もう交換はお手のもの。ちょうどいいひねり加減。 交換する時に気を付けたいのは、ハンドル内のビスやカバーナットを、締めすぎない事。力を入れずに開閉するには、適当な緩さも必要だ。 動かなくなるまでギュッと締めなくても、四分の一回転位手前で水が出ない状態がベストだと思う。この、ほんの少しの余裕を「遊び」と呼んでいる。 名付けて「遊びの半ひねり」。 これが出来たら「フフフ。プロ級だね」と秘かにほくそ笑む私である。 パッキン交換しながら、この「遊びの半ひねり」、人にも通じているような気がする。 遊びの無い人と付き合うのは難しい。冗談をまともに受けて、すぐにキレたりされると、「もうダメ。この人とは付き合えない」と感じる。そして距離を置いてしまう。 ふわり
4か月ぶりに、やっと母との面会が叶った。車椅子生活で、認知症が進行しているけれど、体調は悪くない。この冬はいつもの喘息が出なかったからか、少し頬がふっくらとしていた。 私が娘だという事は認識出来るが、名前は出てこない。 「○○だよ」と言うと「ああ、○○ちゃんだね」と私の顔をじっと見た。 家に居た頃のような皮膚炎も消えて、肌が綺麗になっている。 「お母さん、色白の美人になったね」と言うと、「ホホホ」と笑う。スマホの画像を見せながら、あっという間に制限時間が過ぎた。 今回は、電話でしか話した事がない担当の男性介護士さんに会えて、お礼を言う事が出来た。想像していたより若くてキビキビした方だった。 玄関外の駐車場で待っていた夫を見て「あら、○○さん。御迷惑をおかけしますねぇ」と言う。 エ~ッ⁉、なんで私の名前を忘れてるのに、夫の名前は憶えているの?変なの~。 まあ、いいけどね。 京都に帰る日に、綺
最大で直径8mm位の薔薇を、沢山作りました。入れている容器は、ペットボトルのキャップです。 これから、全体のバランスを見ながら台座にくっつけて、デコレーションケーキの出来上がり。 甘〜い感じに撮ってみました。 まだニス塗りしていないのですが、ちょっとまぶしい…。 直径2.3cm。百円玉位です。 折角なので、2月にバレンタインデー用に作ったケーキと一緒に並べてみました。 ゴージャス! 甘い香りが届きましたでしょうか? こんなケーキは絶対無いでしょう、あくまで想像の産物だよねと思いながら作ったのですが、ネットで探すと結構あったので驚きました。 フラワーケーキ 軽いバタークリームで作る 作者:長嶋 清美 発売日: 2016/11/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) フラワーケーキ&デコレーションBOOK 作者:長嶋 清美 発売日: 2020/12/07 メディア: 単行本(ソフトカバー)
ミカンとお別れかと思うと、寂しくなる。 洗う必要ナシ、包丁要らず、ビタミンCが豊富。温州ミカンの100%は国内産で、日本人には一番身近な果物だろう。こんな優等生は他に無いゾ、としみじみ思う。 炬燵に入り、家族でミカンを食べながらトランプに興じた子供時代の思い出がある。それを作文に書いたら、文集に掲載されて、両親が大層喜んだ。 オレンジ色がテーブルにあるだけで、気持ちも明るくなる。 この冬はハズレが無かった。はしりの頃から今まで、酸っぱいミカンには全く出会わなかった。農業の技術が向上し、センサーで糖度を測定しているお陰だろうか。 先月、母の入居している施設の介護士さんから『サービス担当者会議』に関する電話があった。現在の状態を知り、介護に対する希望を今後に活かすのが会議の目的。本来は家族もその会議に参加するのだが、コロナの影響で今回は施設の担当者のみで行うという連絡だった。 その時に母の様子
先月の末に電気を関西電力から大阪ガスの電気に替える手続きをして、今日から切り替わる。計画した訳ではないけれど、今日3月11日は、東日本大震災から10年目。地震と津波によって福島第一原発事故が起きた日だ。 未だに復興が進まない状況で、保証も十分ではなく、地元の方々の悲しみや不安は消えていない。 私は昭和人間なので、システムが替わるのには多少の不安がある。なるべくならそのまま替えたくない。恥ずかしながら、何れは…と思いながらも、今でも光インターネットを使わず、ADSLを利用している。 そんな私がガス会社の電気に替えたのは、電気代が年間1万円以上も安くなる上に、基本料半額サービスに惹かれたから。でもそれだけじゃない。 事故後10年経過しても、原発依存の電力会社の体質が全く変わらない事に業を煮やしたから。私なりの小さな抗議なのだ。 この記事を見たのは週明けだった。 書かれているのは、今は休止してい
2月上旬の寒い日、何年も着続けたコートがくたびれているのが気になり始めた。 時期が遅すぎるから、もうコートなんか売っていないだろう、そう思いながらショッピングセンターの婦人服売り場を回ると、「あった!」一枚だけ奇跡のように残り物が…。 試着してみると、サイズがぴったりで、色も理想的。ただ難点はフード付きという事だけだったが、これ位は我慢できる。 厳しい目で裏表をじっくり見る。 縫製はしっかりしていて、襟と袖口・前立てにはボアが縫い付けてあるので暖かそうだった。 これから寒波がやって来ると予報が出ていたから、当分着られそうだった。 値札には、元の値段4,800円が半額の2,400円になっていた。これが半額で買えるなんてお得じゃないの? よろしい、合格。 レジに持っていくと、なんと更に半額の1,200円だった。そう言えば、値札に『50%引き』と赤い字で書かれていたが、それは既に引かれているもの
ついこの前お正月だったのに、あっと言う間にもう3月。いやはや。 息子が、クラゲの画像を送ってくれた。東京スカイツリータウン・ソラマチ5~6階にある《すみだ水族館》で撮影したもの。 私はクラゲに何回も刺された事がある。ポツポツと赤く腫れて、とにかく痒い。8月に刺されたのに、冬になるまで痒みは治まらなかった。早めに皮膚科に行けばよかった。 しかし眺めているだけなら、幻想的でとても癒される。ずっとフワフワを見ていたい気がする。 こちらも大人気のチンアナゴ。 砂の中からニョッキリ生えて、目があどけない。何でも、顔が犬のチンに似ているからこの名前になったとか。 同じ水槽に、チンアナゴ・ニシキアナゴ・ホワイトスポッテドガーデンイールの3種類が同居していて、それぞれ模様が違う。 スーパーに行くと、雛祭り用のお菓子が置かれていた。 雛祭りか…。実家のお雛様は、ずっと物置にしまわれたままなので、気になってい
何故か視線が痛かった。 近所の人に挨拶をした時も、道を歩いている時も、郵便局へ行って受付の人と話している時も、椅子に座って順番待ちをしている時も、チクリと刺さるものを感じていた。 何?この違和感。私、何か変ですか?…モヤモヤしながら順番を待っていた。 でも、暫くしてハッと気付いた。 マスクしてない~~っ!!! 慌ててマスク代わりにマフラーをぐるぐる巻きにして凌いだ。息は苦しく、心臓がドキドキ、頭はかっか。待ち時間の長かった事と言ったら…。 その時に限って、マスクの入っているいつものバッグではなく、100均で買ったレジ袋に財布をポンと入れて出掛けていた。近所なので油断していた。 窓口で名前を呼ばれて用事を済ませる。 絶対変なオバサンだと思われただろうなぁ。マフラーぐるぐる巻きで、髪の毛は逆立ってるし、下を向いたままボソボソ喋るし。嫌だ嫌だ。 その場に居るのが恥ずかしくて、小走りに郵便局を出る
バレンタイン。 彼女の家で、《passion》とプレートに書かれた手作りのチョコレートケーキを出されらどうする?受け止め方はあなた次第。 もしも彼女の事が大好きなら本当に嬉しい。その情熱を、喜んで受け止めましょう。 でもそうでなければ、ちょっと重荷かも。 『お返しが大変そうだなぁ…』 ちらっとでも、そんな事を考えてはいけませんよ。 《passion》には二つの意味がある。一つは情熱、そしてもう一つはキリストの受難。 さて、あなたはどちらでしょう。 🍓 🍓 🍓 バレンタイン用の ミニチュアチョコレートケーキを作ろうと決心してから、なかなか考えがまとまらなくて、ぎりぎり間に合いました。 チョコケーキと並行して、ほかにも作ったケーキがあります。 名付けて《苺とブルーベリーてんこ盛りケーキ》。もうちょっと素敵な名前はないものかしら。 そしてもう一つ作りました。 オレンジゼリーとムース
2月1日が誕生日だったのに、叔母からメッセージを貰うまですっかり忘れていた。 あっ、誕生日やん。 その後妹からも「今日誕生日だよね。おめでとう」のメッセージ。 正直、ここまで生きてきたら、自分の誕生日なんかどうでもよくなる。 『どうせ私なんか、華やかな活躍なんて、これまでもこれからもある筈無いよね』 などと、拗ねてみたくもなる。 夫が出先から「何か欲しい物ある?」と聞いてきた。 「何も無いよ。胸焼けするからケーキも要らんよ」 なのに、仕事帰りにショートケーキを買って帰った。 「ここのケーキは、フワフワでお腹に優しいからな」 言い訳のようにそう言って、私にケーキの箱を渡した。 一条寺ガトーモンブランのケーキは優しい味で、本当に胸焼けしなかった。 箱の絵が可愛いので、撮りたくなる。以前もブログに載せた記憶がある。 ケーキのお礼言ったかな?寝る前に思い出した。 祝ってくれる人がいると、生きてる事
手帳をやっと買った。 ここ5年位は同じ赤い手帳を使用していた。私だけの為なら必要ない。スケジュールはほぼ母の予定で埋まっていた。 ○月○日から帰省、母を〇〇病院へ連れて行く、といった具合。母は整形外科、内科、皮膚科、歯科にかかっていて、月に一度帰省して、一週間でそれらの医院に連れて行った。 母の予定を書き込む欄が足りなくなり、年末に買う手帳も厚めの物を選んだ。 その頃作った俳句。 介護の日厚き手帳を選りて買ふ 「手帳買ふ」は、年末の季語のようだ。 不測の事態も多々あった。 2年前には2度、別々の病院に入院して、脳外科と整形外科の手術を受けたので、その頃のページは小さな字でぎっしり埋められている。あの頃は大変だったなぁ、自分の方が倒れそうだった、と手帳を繰りながら振り返る。 今の施設には直属の整形外科と内科があり、定期的に内科・歯科検診もある。他にも異常があれば、看護師さん同行で通院出来るの
若冲愛が強すぎて、すぐにはこのドラマの感想が書けなかった。 1月2日のNHK『ライジング若冲』の話である。 14年前、当時話題をさらった《若冲展》に行った事がある。 はじめは、人気のある絵を見ておこう、といったミーハー的な気持ちだった。 会場の京都市《相国寺承天閣美術館》に入るまで、1時間45分の順番待ち。入場直前は疲れていたのだが、美術館に足を踏み入れた途端、心が躍り、夢心地で退館するまで、いや家に帰ってからも、興奮が冷めなかった。 若冲の絵にはそれ程凄みがあった。 美術館には順路が無く、自由に鑑賞出来たので、私はあちらこちらへ移動しながら、ガラスに張り付くようにして見詰めていた。 鶏の鳴き声、飛び立つ野鳥の羽音、跳ね上がる小枝からザクリと落ちる雪…。絵なのに触感があり、音が聞こえたのだ。それを見逃すまい聞き逃すまいと、私は必死だった。 《ライジング若冲》は、あの時の驚きと感動が、生々し
明けまして おめでとうございます 皆様は、お正月三が日をどのように過ごされましたか? 私は家でゆっくりと過ごし、昨日は下鴨神社に参詣して、新年の祈願をしました。 昨年はコロナの嵐が吹き荒れて、世界中が混迷の渦に巻き込まれました。今年はどうか収束して、世界が平安を取り戻しますように。 下鴨神社の人出は、今までの5分の1程度で、余裕を持ってお詣り出来ました。 今年の干支、丑の大絵馬です。 焚き火で、冷えた体を温めて…。 今年は安全を配慮して、QRコードおみくじがありました。 金色の丑の土鈴を買いました。 今年一年お守り下さいませ。 糺の森を抜けて、次は河合神社に向かいます。例年はこの道の両側には賑やかに露店が並び、美味しい匂いが漂っているのですが、今年は奉納の提灯が並んでいるだけでした。 5分程で、河合神社に着きます。 下の苔むした建物は、『方丈記』で有名な鴨長明の住まいを再現したものです。5
『恋人がサンタクロース』が映画も含めて大ヒットしたからか、《ユーミン》の俳句の季語は冬になるそうだ。 思えば、あの頃はバブリーな時代だった。 俳句の季語になっちゃうなんて、さすが大物。 昨夜、皆様は素敵なイブを過ごされましたか?土日がお休みの場合が多いので、これからホームパーティーという方もいらっしゃるかもしれませんね。 このお菓子の家は、孫からの画像を借りた。キットを買って二人で作った、なかなかの力作。 下は制作現場。土台の生地をこんな風にアイシングしてから、くっつけて仕上げる。 このケーキも二人の手作り。 イチゴのサンタさんがかわいいね。 遠くから画像を見ているだけのバァバも、ちょっぴりご相伴にあずかりたい。 孫達が作るのが好きと聞くと、何となく安心する。私は、作る事に今まで随分救われて来たから。 夫婦二人だけの我が家は、今年は一切何もしない事に決めた。と言うか、不精なだけなのだが…。
孫へのクリスマスプレゼントを発注して、やっと一息つく。 あげるのは義務ではないけれど、この時期になるとソワソワする。 上の孫7歳に「何か欲しいものはある?」とメールで尋ねると、 (~ ̄³ ̄)~ こ〜んな絵文字が返ってきた。 えっ?どういう意味なんだろう。 欲しいものは無いのかな?それとも多過ぎて迷ってる?数日待ったけれど、一向に反応ナシ。 しびれを切らせて、お嫁さんに訊ねたら、何にしようか目下検討中らしい。数分後に「決まったよ〜」とメールが入った。 この鉄琴が欲しいのだそうだ。 ピアノを習い始めてから、音楽が好きになって、他の楽器にも興味が湧いてきたという。でも、アナログな鉄琴って意外だったなぁ。 中学生の頃、あの透明感のある音が好きだったけれど、いつまでも遠い存在の楽器だった。 下の4歳は「ぬいぐるみと絵本」らしい。 今持っているのと重ならないように、お嫁さんに確認してから決めた。 気に
雪が降った日、スマホに慣れてきた夫が比叡山の画像を送ってくれた。 雪と言ってもほんの少し。 新潟で1000台以上の車が高速道路で立ち往生しているニュースを観ると、雪の無い京都で寒い寒いと言うのは申し訳無いような気がする。 鳥取の実家はきっと雪に埋もれているのだろう。 実家での介護中に、病院から帰った時に母が落とした補聴器を、雪かきをしながら探し回った事がある。もう諦めかけて最後に掘った雪の下の側溝で見つかり、ホッとした。 認知症の母は「おお、よかった。よしよし。寒かったろうなぁ。ごめんなぁ」と、私ではなく補聴器に言って、指先でナデナデしていた。 あんなに頑張って探し出した私には、感謝しない。そんなもんかなぁと、涙がこぼれた。 子供の頃から数えれば、雪にまつわる辛い思い出が山ほどある。良い思い出は、雪だるまやかまくらを作って遊んだ事ぐらいかなぁ。 雪国の暮らしを経験した私は、京都に雪が降って
今年の8月、東京の孫が魚市場で買ってきたウーパールーパー。 初めはね、ちっちゃかったんだ。10センチ程で、育つのかなぁと心配だった。くりっとした目が可愛くて、ピンク色の体が赤ちゃんみたいだった。孫が「チビちゃん」と名前をつけた。 細身の体をくねらせて、水槽が広すぎるくらいに、悠々と動き回っていた。 それが4か月経った今では…、 ド、ドーンッ! 立派な体格になった。ライオンのタテガミみたいなヒラヒラも、グーンと大きくなっている。 これは成長と言うよりも、巨大化と言った方が良いかも知れない。 もはや「チビちゃん」ではなくなっている。いつもの水槽は掃除しているので、臨時の小さい水槽に入ると、一層デカイ。 思わず「マツコさん!」と呼ぶ私。マツコさんが、これを読んでいなければよいが…。 どこまで巨大化が続くのか。遠く離れた京都で画像を見守るジジババは、ちょっと怖い。 しかし、よく馴れているようで、孫
滋賀県の叔母から、小鮎の甘露煮が届いた。 叔母とは気が合うので、子供の頃からずっと仲良くして貰っている。 「いつも介護ご苦労さま」と電話があり、小鮎の甘露煮を頂けるとの事。楽しみにしていた。 お行儀が悪いけど、ちょいとつまみ食い。 美味しいわ〜。今晩のおかずに、小鉢に盛る。 コロナ禍以来、電話とメールだけのお付き合いが続いている。体重が減ったそうだけど、大丈夫かしら。声は以前と変わり無いので、少し安心した。80歳の彼女は、子供が幼稚園の頃からずっと、お母さんコーラスを続けている。所属するグループが、全国大会で優勝した事もある。 早く会いたいね、と電話を終える。 いつも見守って声を掛けて貰い、お礼を言いたいのはこちらの方なのに、色々と心を配って頂き、ありがたい。 母の介護は、80歳代の叔父や叔母達に支えられている。年齢的には介護される側なのに、みんな気力がみなぎっていて体力もあり、いつも助け
22~25日まで、鳥取に帰省していた。 施設から母と面会出来る旨の連絡があった。今のうちに会っておかないと、今度はいつ会えるのかわからないので、急遽鳥取へ向かう。それに、実家に届いてる筈の、インフルエンザ予防接種の予約票を施設へ持って行かねばならない。 夫も行きたいと言うので、二人分の荷造りをしてから、母の冬用の着替えを買った。 ああ、忙しいったらありゃしない。 慌ただしく車に乗り込み、行ってきま〜す。 いつも撮り逃す太陽の塔が、やっと撮れた。 「行っといで〜」 「は〜い」 雲の隙間から日が射して、秋の空は不思議な模様。 そして、鳥取に到着。 家族一人だけ、面会室で15分のみという条件付きではあったけれど、漸く母に会うことが出来た。 とても元気そうで、安心した。認知症もそれほど進行していないようだ。 マスクの私を見ると、「えーっと、上の方かな、下の方かな?」と少し考えている。 目の前に居る
息子から、長女(七歳)の七五三の画像が届いた。 次女(四歳)の七五三は去年だったけれど、一緒に着物を着て近所の神社にお詣り。お姉ちゃん以上にはしゃいでいる。 嬉しくてお祝いをついはずみすぎた、とケチな私が顔を覗かせる。苦笑。 私のスマホを機種変更して、今月は何かと物要りだった。 SDカードを容量の大きなものに取り替えたら、どうやら傷をつけてしまったらしく、スマホの画面に突然こんな表示が出てきた。 『SIMカードが挿入されていません。通信サービスはありません』 ショックだわ。ちゃんと間違いなく、SIMカード入れましたよ〜。 取り出してみる。ほら〜、定位置に入ってるじゃないの(ブレブレですみません)。 旧スマホ。上にSIMカード乗せ。 再度試したが、同じ表示が出る。無視して使ってみた。 ◾出来なくなったこと 電話とSMSが出来なくなっていた。困る!! 母が暮らす施設との連絡は、スマホの電話番号
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『kisaragikyo.hatenablog.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く