サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
デスク環境を整える
mahoblog.com
室生犀星の詩「小景異情」をご存知の方は多いと思います。 たとえその題に覚えがなくても、詩をご覧になったら、ハッと思い当たるのではないでしょうか。 「小景異情」は六篇の短い詩から成るのですが、なかでも有名な「そのニ」を引用します。 小景異情―その二 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食かたゐとなるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや いかがですか。 「ふるさとは遠きにありて思ふもの」という出だしだけでも、暗唱している方は多いですよね。 この「小景異情」はすべて、犀星が故郷である金沢で書いた作品です。 「え?ふるさとにいなから、なんでふるさとは遠くにあって思うものなの?」と疑問に感じるかもしれませんね。 ここでは、「小景異情」が生まれた背景と、詩
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『mahoblog.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く