東京都清瀬市が現在六つある市立図書館のうち4館を閉館すると決めたことに反対の声が上がっている。市民団体「住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会」が、閉館の是非を問う住民投票を目指して8218筆の署名を集め、今月、市選挙管理委員会に提出した。市が図書館サービスを見直す案への意見募集(パブリックコメント)を実施した際、閉館の方針を明示しなかったことに問題があったと主張している。【鮎川耕史】 清瀬市は現在、「中央」「駅前」「竹丘」「野塩」「下宿」の五つの図書館と、元町こども図書館の計6館を運営している。計画によると、竹丘、野塩、下宿、元町こどもの4館を今年度末に閉館する。中央図書館は今年度末に閉館後、近くに建設中の複合施設に「南部図書館」として新設される。これにより市立図書館は「駅前」と「南部」の2館となる。 市は昨年、有識者らで構成する会議を踏まえて「清瀬市立図書館サービス基本方針」の素案を