毎日新聞が7月20、21日に実施した全国世論調査で、自民党支持層の岸田内閣の支持率が6月から5ポイント減の52%と過去最低となった。下落は2カ月連続。一方で、全体の内閣支持率は先月比4ポイント増の21%と2カ月ぶりに20%台を回復している。自民支持層で何が起きているのか。 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯507件、固定513件の有効回答を得た。調査では、政党支持率は自民21%、立憲民主党14%、日本維新の会8%――などで、「支持政党はない」(無党派層)が33%と最多だった。 なぜ自民支持層だけ? 支持政党別の内閣支持率を見ると、無党派層は先月から1ポイント増の8%とわずか1割にも満たないものの下げ止まりを見せている。立憲民主は9%と5ポイント増え、共産党ではほぼゼロだった「支持」が約1割まで