韓国の世論調査会社「リアルメーター」は8日、戒厳令を宣布した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する逮捕状執行について、54・4%が賛成する一方、44・5%が反対しているとの調査結果を発表した。高官犯罪捜査庁(高捜庁)や警察などで作る合同捜査本部は内乱などの容疑で尹氏に対する2度目の逮捕状執行を試みようとしているが、世論の分裂は捜査当局の判断にも一定の影響を与えそうだ。 調査は7日に18歳以上の男女約500人を対象に行った。逮捕に反対する44・5%には「拘束せずに捜査」を求める12・5%と、「戒厳令は正当だったので逮捕すべきでない」とする31・9%が含まれている。年代別には40~50代の約7割が逮捕を支持。一方、60~70代の半数以上が反対した。男女別で見ると、女性は約6割が逮捕に賛成し、男性は賛成が48・8%、反対が49・2%と拮抗(きっこう)した。 逮捕について賛否が二分する背景には、