代表任期中を振り返る公明党の山口那津男前代表=東京都千代田区の参院議員会館で2024年10月3日、玉城達郎撮影 2009年から15年にわたり公明党代表を務め、9月末に退任した山口那津男常任顧問(72)が3日、毎日新聞の単独インタビューに応じた。 1999年に自民と連立政権を組んだ当初は、踏まれてもついていく「ゲタの雪」とやゆされた公明党だが、自公連立は25年の節目を迎えた。選挙では「なっちゃん」の愛称で呼ばれ、党の顔ともなった山口氏に、連立政権で最も長く歩みを共にした安倍晋三元首相とのエピソード、支持母体である創価学会との関係、政治とカネを巡る問題、石破茂新首相への期待などについて聞いた。【畠山嵩、野間口陽】 <主な内容> ・一敗地にまみれて得たもの ・安倍元首相からの電話 ・大衆の「なっちゃん」 ・次期参院選どうする? ――代表を退任した決断について。 ◆私が代表の間、自民党の総裁が4人