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要約 日本は男女差別の面で遅れており、犯罪に関してもフェミサイド(性別が女性であることを理由に男性に殺されること)大国などと一部で呼ばれています。性犯罪以外の犯罪については被害者の男女割合は同程度が男性のほうが多くなっていました。また、安心感の男女差は諸外国と比較して大きくなっています。 本文:犯罪リスクの男女差 日本は世界的に見ても女性差別の面で遅れていると言われています。最近でも以下のようなことが話題となりました: ・吉野家幹部による「生娘シャブ漬け戦略」などの女性蔑視発言 ・日経新聞に掲載された「月曜日のたわわ」広告による炎上問題 ・芸能界での映画監督などによる女性の性的搾取 最近では「フェミサイド」という言葉(性別が女性であることを理由に男性に殺されること)もよくsnsで目にするようになりました。特に2021年9月の小田急線における無差別殺傷事件の際に話題になりました。犯人が「幸せ
要約 危険をあおるほどインパクトファクターの高い科学雑誌に論文が掲載されやすい、という近年の環境科学に対するへの違和感の正体について、(1)科学と社会運動(〇〇すべき)の混在、(2)「リスクを減らしたい」ではなく「悪いものに罰を与えたい」という感情、(3)「正しさ」の押し付け、という3つの視点から整理しました。 本文:環境科学への違和感の正体 環境科学は社会へのインパクトが求められるため、インパクトファクターの高い雑誌(一般的に高いほど良い雑誌と見なされる)ほど、「〇〇はキケン!」という結論の論文が掲載されやすくなります。たくさん分析したけどどれも懸念レベル以下でした、という内容の論文は決して価値が低いわけではないのですが、インパクトファクターの高い雑誌には掲載されません。 環境科学のこういう傾向には以前から大きな違和感を抱いてきましたが、ここ数年でこの傾向はますます強くなっていると思いま
要約 欧州でネオニコチノイド系殺虫剤が規制されましたが、その後のリスク低減効果について、オランダが公表した政策評価書の内容を紹介します。規制の当初から指摘されていたこと(ネオニコチノイド系殺虫剤を禁止しても他の農薬に切り替えるだけでリスクは減らない)が現実になったことが明らかとなっています。 本文:ネオニコチノイド系殺虫剤禁止によるリスクトレードオフ こんなやり取りがあったかどうかはわかりませんが、ネオニコチノイド系殺虫剤は欧州で先行的な規制が始まりました。ネオニコチノイド系農薬は7種類ありますが、そのうちクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの3剤が規制対象になっています(ネオニコチノイド系農薬ではないですがフィプロニルという別系統の殺虫剤も対象になりました)。まず2013年から一部の用途・作物での暫定規制が始まり、2018年からは屋外使用全般について恒久的な規制になりました。
日本学術会議が2020年4月に公表したマイクロプラスチックに関する提言の内容をまとめて紹介します。マイクロプラスチック汚染が進んでいる現状と、生海洋物やヒト健康への影響を懸念する内容ですが、リスク学的な視点からはツッコミどころも多いです。リスク評価がないままに悪いものと印象付けていると感じます。 まだまだ私もマイクロプラスチック問題については勉強中ですので、さらに精査してみたいと感じるところは以下の点です: ・海水中のプラスチックの発生源 ・マイクロプラスチックや添加・吸着している化学物質による生態リスク ・食物連鎖による生物濃縮 ・プラスチック使用削減の効果 そこで今回も資料の紹介という形で書いていきます。今回紹介する資料は科学技術振興機構(JST)が2020年3月に公表した報告書です。 JST研究開発戦略センター (2020) 科学技術未来戦略ワークショップ報告書「社会および産業競争力
要約 日本学術会議が2020年4月に公表したマイクロプラスチックに関する提言の内容をまとめて紹介します。マイクロプラスチック汚染が進んでいる現状と、生海洋物やヒト健康への影響を懸念する内容ですが、リスク学的な視点からはツッコミどころも多いです。リスク評価がないままに悪いものと印象付けていると感じます。 本文:マイクロプラスチック問題のからくり 何か次の研究ネタとしていい感じの毒はないですか?今研究で扱っている毒ではもうブームが去って研究費がとりにくくなってきているんです。助けてください! これは私の完全な妄想ですが、化学物質の環境リスク研究には「ブーム」があることは間違いありません。ダイオキシンや環境ホルモンがあり、ナノマテリアルがあり、ネオニコチノイド系農薬があり、そして今マイクロプラスチックがあります。 マイクロプラスチックはその名の通りプラスチックの小さい破片で、海洋漂着ごみとしての
注意したいのは、この調査は新型コロナ発生前のものです。コロナ禍ではワクチンがかなり前のめりになっている印象をうけますので、現時点でどうなっているかはまた別な話かもしれません。コロナに効くかどうかもわからない段階でBCG接種希望者が続出したのは、これまでのことを考えるとかなり異例のことです。 さて、「なぜワクチンは嫌われるか」という論説はすでにたくさんあるのですが、リスク認知の観点から私も論じてみたいと思います。キーワードは「ジェシカちゃん」と「マンホールのふた」です。 特定できる被害者効果とワクチン問題 1987年にジェシカちゃんという18ヵ月の幼児が幅20cm、地下7mの井戸に落ちて2日後に救助され、このとき70万ドル以上の寄付が集まった、という実話があります。 動画の最後のほうで救いだされます これが「ジェシカちゃん問題」となるわけですが、この美談の一体何が「問題」だったのでしょうか?
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