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超光速通信「もどき」がいつの日か市場を席捲するかもしれません。 米国のシカゴ大学(UChicago)で行われた研究により、量子もつれに工夫を加えることで、現代の光速に情報通信が限定された株式市場において、圧倒的に有利な立場をとれる可能性が示されました。 超光速通信というとオカルトやSFの部類に思えますが、量子もつれの仕組みを使えば、疑似的にこれを達成することが可能です。 研究ではこの量子もつれを利用した疑似的な超光速通信を量子テレパシーと定義しており、既存の情報伝達システムに対して有意なアドバンテージがとれることを実証しています。 今回はこの疑似的超光速がいかにして達成されるか、またこの仕組みが将来の株式市場においてどんな利点になり得るかをわかりやすく解説したいと思います。 研究内容の詳細は2024年7月31日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されました。 目次 量子テレポ
江戸時代の日本ではキリスト教が禁止されており、キリスト教徒を摘発するために絵踏みが行われていました。 その絵踏みに使われていたのが踏絵ですが、どのように管理されていたのかはあまり知られていません。 果たして江戸時代の日本で踏絵はどのような扱いを受けていたのでしょうか? 本記事では踏絵の種類や管理のされ方などについて紹介していきます。 なおこの研究は、西南学院大学博物館研究紀要4巻p25-38に詳細が書かれています。
意識は光が担っているのかもしれません。 中国の上海大学(SHU)で行われた研究により、脳内で光子の「量子もつれ」を発生させている可能性がある場所が示されました。 この場所はニューロンの長い腕を覆うミエリン鞘に存在しており、研究ではここから生成された量子もつれ状態の光子が、脳全体を同期させる量子通信を実現している可能性が示されました。 脳活動が、不思議な量子世界の光子たちによって媒介されている場合、単なる電気信号を模倣するAIでは、人間のような意識を持たせるのは困難となるでしょう。 私たちの意識は、量子世界の光によって生成されているのでしょうか? また脳はどうやってもつれ状態にある光子を生産していたのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年8月2日に『Physical Review E』にて発表されました。
「有酸素運動をすると筋肉が落ちる」 トレーニング界隈でよく話題になる俗説です。 この俗説を信じると、筋トレをメインにしたい人は有酸素運動をしない方がいいかのような印象を受けます。しかし実際のところどうなのでしょうか? この俗説の真実に迫った研究結果が、カナダのクイーンズ大学(Queen’s University)らに所属する研究グループから発表されました。 その研究によると、確かにウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、一部の筋肉量を減らしていたようですが、それがそのまま俗説の支持には繋がらないようです。 本記事では、筋トレ愛好家が有酸素運動に抱いているイメージの真実を含めて、トレーニング界隈の俗説の真実に迫ります。 なお、今回の研究結果は、学術雑誌『Medicine & Science in Sports & Exercise』の2024年5月号に掲載されています。 A New St
画像生成AIモデルは、膨大なサンプルから学習し、新たな画像を生み出します。 その結果、今やネット上にはAI画像があふれています。 では、AIモデルが、知らず知らずのうちにAI画像を取り入れて学習するようになると、どうなるのでしょうか。 アメリカのライス大学(Rice University)に所属するリチャード・G・バラニューク氏ら研究チームは、生成AIモデルが合成データを学習して新たな合成データを生成するループが生じると、生成される合成データの品質はどんどん劣化していくと報告しました。 研究チームは、こうした状況を狂牛病(ウシにウシの肉骨粉をエサとして与える行為で蔓延した疾患)になぞらえています。 そして現在、静かに「AI狂牛病」が広がっているかもしれません。 この研究は2024年5月オーストリア・ウィーンで開催された深層学習分野の国際会議「ICLR 2024」で発表されていて、論文はプレ
イギリスのロンドン大学(UoL)で行われた研究により、ワープドライブを搭載した宇宙船の痕跡を現在の技術でも検知できる可能性があることが示されました。 研究では、ワープの理論的な仕組みを検証するとともに、ワープドライブが事故などによって破損した場合に宇宙空間に放たれる重力波のパターンを特定することに成功しています。 もしこの技術が実現すれば、ワープ技術を持った文明が存在するかを確かめたり、宇宙の高速道路の存在を明らかにできるかもしれません。 研究内容の詳細は2024年7月24日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されました。 What no one has seen before – simulation of gravitational waves from failing warp drive https://www.uni-potsdam.de/en/headlines-
フグは高級食材として長年愛されてきましたが、同時にフグ毒の危険性も広く知られています。 フグ毒は、青酸カリの500~1000倍に達するほどであり、死亡率が高く、日本で起こる食中毒死亡者の過半を占める場合もあるようです。 では、人間にとって猛毒なフグ毒は、フグ自体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。 最近、東京大学大気海洋研究所に所属する濵﨑恒二(はまさき こうじ)氏ら研究チームは、トラフグの稚魚にフグ毒入りのエサを与え、その影響を調べました。 研究の詳細は、2024年7月31日付の学術誌『Scientific Reports』に掲載されました。
ナルシストたちは「もっと俺に注目してほしい」「私は仕事ができる」などと口にするものです。 これくらいであればまだ可愛いものですが、極度なナルシストたちは「俺は唯一無二の才能を持っている。誰も俺のようにはなれない」「私はいつも絶対に正しい!だから他の人が間違っている!」「いつか自分は世界中の人から認められる存在になる」と考えたり、発言したりします。 なぜ彼らは、そのような誇大性(自分自身の能力や価値を実際以上に高く評価すること。非現実的な優越感)を示すのでしょうか。 アメリカのハーバード大学(Harvard University)心理学部に所属するエレン・F・フィンチ氏ら研究チームは、ナルシストたちにとって、「大げさな言葉」や「大げさな空想」が、気分を調整するための効果的な手段となっていることを発見しました。 研究の詳細は2023年10月18日付の学術誌『Frontiers in Psych
バランスの良い食習慣で、人の暴力性は薄れていくかもしれません。 イギリスの心理学者であるキンバリー・ウィルソン(Kimberley Wilson)氏は最近、科学ニュースメディアLive Scienceのインタビューを受け、栄養状態の改善が「心の平穏」を保つのに重要であることを話しました。 ウィルソン氏は以前、当時ヨーロッパ最大の女性刑務所だったロンドンのホロウェイ刑務所(2016年に閉鎖)でセラピストとして数年間働いていた経験があります。 そのときに「栄養状態を改善すれば暴力が減る」ことを学んだといいます。 ‘When you improve nutrition, you reduce violence’: Psychologist Kimberley Wilson on working in Europe’s largest women’s prison https://www.live
私たちの身体は、毎日摂取する食べ物や飲み物から成り立っています。 食べ物や飲み物を購入するにはお金が必要なことを踏まえると、個人の収入や商品の価格が間接的に私たちの健康に影響を与えているとも言えるでしょう。 たとえば、スナック菓子、菓子パン、惣菜パン、カップ麺などの超加工食品は、安価で高カロリーですが、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養価が低いです。 反対に、野菜や果物といった健康的な食事はカロリー当たりで見ると高価で、経済的に貧しければ購入するハードルが高くなります。 最近、米・マウントサイナイ医科大学(Icahn School of Medicine at Mount Sinai)らに所属する研究グループから、スーパーマーケットの野菜や果物、ノンカロリー飲料を半額にするクーポンを発行することで、人々の購買習慣や体重が変動するのか調べた研究が発表されました。 その結果とは、半額のクー
卒アルの写真から寿命の傾向が予測できたようです。 米アリゾナ州立大学(ASU)はこのほど、顔の魅力度が寿命に与える影響を調べるため、高校の卒業アルバムの顔写真を使った調査を実施。 その結果、魅力度が最も低いグループに属していた人々は、他のグループに比べて、その後の寿命が有意に短くなっていることが示されました。 ただ一方で、魅力度が高くなるほど、寿命も長くなるという傾向はなかったとのことです。 研究の詳細は2024年7月2日付で学術誌『Social Science & Medicine』に掲載されています。 Can your high school yearbook photo predict your longevity? New research has surprising answer https://www.psypost.org/can-your-high-school-year
2013年8月のある暑い夏の日のこと。 米テキサス州サンアントニオで、8歳の少年が数日間にわたる発熱、頭痛、嘔吐、光過敏症を訴えた末、病院に救急搬送されました。 母親は少年をいくつかの病院に連れていったものの、まったく回復の兆しを見せず、悪化の一途を辿っていたという。 少年はすでに意識がなく、光や音、その他の刺激にも反応しなくなっていました。 医師たちは少年に人工呼吸器をつけ、病気の原因を突き止めるべく、懸命の努力を続けました。 そして彼らが少年の脳脊髄液の中に見つけたのは、”脳食いアメーバ”として知られる最悪の殺し屋「フォーラーネグレリア」でした。 このアメーバに感染すると、ほぼ100%の確率で死に至るという。 果たして、フォーラーネグレリアはどのような経路でヒトに感染するのでしょうか? ‘Brain-eating’ amoebas kill nearly 100% of victims
大人でも「歯医者が怖い・苦手だ」と感じる人は少なくありません。 独特な薬品のにおいや、「キーン」という機械の音、歯を削る時の振動などを不快に感じるからです。 最近、そんな歯医者嫌いの人々をさらに怯えさせるような報告がもたらされました。 アメリカの都市ボストンにある会社「Perceptive」が、全自動ロボット歯科医を開発し、人間の患者を対象に治療を行ったというのです。 自律型ロボットが自分の歯を削るなんて非常に恐ろしいですが、このロボットを用いると人間の歯科医の8倍早く処置を終えることができます。 Fully-automatic robot dentist performs world’s first human procedure https://newatlas.com/health-wellbeing/robot-dentist-world-first/ Meet modern de
九州で奴隷を集めていたポルトガル商人狩野内膳作『南蛮人渡来図』、ポルトガル人は鉄砲を日本に輸出し日本から奴隷を輸入した / credit:wikipedia戦国時代の日本では、人身売買が盛んにおこなわれていました。 当時の日本は戦乱の時代ということもあって荒れに荒れており、親が子どもを売って資金調達と口減らしを同時に達成するということも多くあったのです。 また城が攻め落とされた後、その城にいた女性や子どもを戦利品として手に入れるということも多々ありました。 さらにポルトガル商人宣教師の報告にも「島津家の軍勢が1586年に豊後(現在の大分県)に攻めてきて、女性や子どもを中心に多くの人を拉致し、その多くが九州各地に売られた」とあります。 こうした事実に対して心を痛めた人も少なくなく、イエズス会の日本教団の巡閲使アレッサンドロ・ヴァリニャーノは「お金のために人を牛馬のように売買する日本人の行為に
車を意図的に横滑りさせてコントロールする「ドリフト走行」は、レースやショーで観客を魅了します。 ゲームや映画などでもよくドリフトする場面がピックアップされており、運転が好きな人であれば、自分の車で試したこともあるでしょう。 最近、「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」とスタンフォード大学(Stanford University)工学部は、そんな高度なテクニックを必要とするドリフト走行が可能な自動運転システムを発表しました。 しかも2台の車を並走させ、互いに数十センチメートルの距離を保ちながら、ぶつからないようにドリフトすることが可能です。 Toyota Research Institute and Stanford Engineering Achieve World’s First Fully Autonomous Tandem Drift Sequence https://p
「名前にその人の本当の姿が表れている」という意味を指して「名は体を表す」といいますが、これは本当かもしれません。 イスラエル・ライヒマン大学(Reichman University)はこのほど、人の顔は自分の名前に合うように成長する傾向があるという驚きの研究結果を発表しました。 参加者に画像中の人物の名前を当ててもらうタスクをしたところ、子供の名前は当たらなかったものの、大人の名前は偶然を上回る有意な確率で当てられたという。 これは私たちが子供から大人になるにつれて、自分の名前に合うような顔に成長することを示唆するものです。 研究の詳細は2024年6月11日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されました。 New Reichman University study reveals: People’s faces evolve to match their names https://www.eu
人類はいまだ地球外生命体を見つけられてはいません。 しかしアメリカ航空宇宙局(NASA)は最近、火星にかつて存在した「生命」の痕跡を発見した可能性が高いと発表しました。 NASAによると、この痕跡は火星にある岩石の中に「生命活動の兆候」を示唆する化学物質として見つかったとのこと。 この発見が正確であれば、史上初めての地球外生命体の証拠となるでしょう。 NASA’s Perseverance Rover Scientists Find Intriguing Mars Rock https://www.nasa.gov/missions/mars-2020-perseverance/perseverance-rover/nasas-perseverance-rover-scientists-find-intriguing-mars-rock/ NASA Mars rover finds ‘fi
人体の動きを強化する「パワードスーツ」は、元々SF作品に登場する架空の装備でした。 しかし、時が経つうちに、現実でも様々なパワードスーツが登場し、軍事や工場、農業、また介護の現場でも使用され始めています。 ただし、それらパワードスーツの多くは体全体を覆うものであり、気軽に装着したり使用したりはできません。 そこでアメリカのサンフランシスコを拠点とする企業「Skip」は、一般的なカーゴパンツに限りなく近づけた「パワードパンツ」を開発しました。 コンパクトで着用も簡単でありながら、脚力を最大40%強化し、階段や山での上り下りが楽になるといいます。 Skip up a mountain in powered pants from Google’s X Labs https://newatlas.com/technology/skip-arcteryx-powered-pants/ Wearabl
水族館の水槽から新種の甲殻類が発見されました。 研究報告をした北海道大学のチームは、この新種の学名を高橋留美子氏の漫画『らんま1/2』にちなんで、「アプセウデス・ランマ」と命名しています。 その理由はこの新種も早乙女乱馬も雌雄同体だからだという。 研究の詳細は2024年7月25日付で科学雑誌『Bulletin of Marine Science』に掲載されています。
寄生虫の有効活用がはじまりました。 イスラエルのテルアビブ大学(TAU)で行われた研究により、人間の脳に寄生するトキソプラズマと呼ばれる寄生虫を改造して「薬の運び屋」にすることに成功しました。 トキソプラズマには脳への薬の侵入を妨げる血液脳関門を突破する可能性があり、病気の人の脳細胞に必要なタンパク質を提供することができるとされています。 これまで「薬の運び屋」としてはウイルスが使用されてきましたが、トキソプラズマはウイルスよりも大きな分子を脳細胞に運ぶ能力があると期待されています。 しかし、寄生虫を利用することに安全面での問題はないのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年7月29日に『Nature Microbiology』にて公開されました。
海外旅行は楽しいイベントですが、前後の長時間フライトを苦痛に感じる人は少なくありません。 人によっては、「無料のアルコールサービスと睡眠が一番の癒しだ」と感じることでしょう。 しかし、そのような「フライト中の飲酒」は、健康面を考えると特に避けるべきことなのかもしれません。 最近、ドイツ航空宇宙センター(DLR)に所属するラベア・アントニア・トラマー氏ら研究チームは、アルコール飲料と航空機内における低圧環境の組み合わせが、血中酸素濃度(SpO2)や心拍数、深い睡眠に対する悪影響を強くすると報告しました。 研究の詳細は、2024年6月3日付の学術誌『Thorax』に掲載されました。 Drinking alcohol on airplanes is bad for your body https://www.popsci.com/health/alcohol-airplane/ Inflight
アメリカのハーバード大学で行われた研究によって、かつて人間や馬に感染していた危険な西部馬脳炎ウイルス(WEEV)が、哺乳類に感染する能力を失っていたことが示されました。 哺乳類は現在の地球において支配的な種であり、感染先としても魅力的なはずです。 にもかかわらず、なぜウイルスたちは人間に感染することを辞めてしまったのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年7月24日に『Nature』にて発表されました。 Evolution Tamed Once-Deadly Western Equine Encephalitis. Should We Still Worry? https://hms.harvard.edu/news/evolution-tamed-once-deadly-western-equine-encephalitis-should-we-still-worry
富豪たちのリゾート地として栄えた「バイア」バイア(Baiae)は現在、イタリア南部・ナポリ湾の海底に水中遺跡として眠っています。 この地はかつて、紀元前100年から紀元後500年頃にかけて古代ローマの富豪たちで賑わったリゾート地でした。 ローマの富裕層が休暇を過ごすために訪れていた楽園であったため、別荘や邸宅、大浴場、神殿などが数多く建てられていたのです。 かの有名なカエサルや暴君ネロ、哲学者のキケロやローマ皇帝ハドリアヌスなどもバカンスに訪れていたことが記録されています。 水中に没したバイアの像 / Credit: en.wikipedia バイアは紀元前100年頃に土地開発が始まり、ローマの共和国時代(BC509〜AD27)の後期になって富裕層のリゾート地として脚光を浴びるようになりました。 その後、海岸線に沿って並ぶ豪華な別荘群がバイアを代表する景観となっていきます。 それに加えて、
研究の概要を4コマで解説!今回はまず研究の概要と結果について4コマで解説します。 4コマの後には研究について紹介する記事の本文が続いていますので、気になったらぜひ続きも読んでみてください! 4コマという特性上、全てを説明しきることはできませんが、難しい科学研究を楽しめる切欠になってくれれば幸いです。 哺乳類にとって母親は特別な存在です / Credit:clip studio . 川勝康弘子供が母親を慕うのは当たり前だと思いがちですが、その当たり前を実現させるメカニズムが存在します / Credit:clip studio . 川勝康弘子が母を慕う脳回路をハッキングすると、母親以外のものでも子供は安心や安全を感じるようになります。たとえそれが捕食者を模したぬいぐるみでもです。 / Credit:clip studio . 川勝康弘子が母を慕う気持ちが脳にプログラムされているからこそ、厳しい
もう寝ようか、という時間になって「そういえば今日なにも運動してなかったな」と気づくことはよくあります。 そんなとき、寝る前に運動したら目が冴えちゃうかもしれないからやめておこうと、運動を避けたりしていないでしょうか? 最近、ニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)に所属する研究グループらが、夜に軽い筋トレをした方が、逆によく眠れることを報告しました。 この結果は、夜の運動がむしろ睡眠に良い影響を与えることを示したもので、運動不足と睡眠負債を抱えている私たち日本人にとっても気になるエビデンスです。 また、この研究で実際に行われた筋トレは、座りがちな生活の中に30分に1回、たった3分のエクササイズを実施するというものです。 テレビCMの間など、自宅でのリラックスタイムに軽いエクササイズでぐっすり眠れるようになるのであれば、是非取り入れてみたいです。 今回の研究結果
カレーにコクを与える要素とは?カレーの美味しさをどこに感じるかは人によって様々です。何を美味しいと感じるかは生まれ育った地域の味の好みに左右されることもあり、同じルーを使ったカレーでも「塩味が足りない」と感じて塩やソースをかけて食べることで、より美味しさを感じる人もいます。 とはいえ基本は味の5つの要素のバランスが取れていることが望ましく、いずれかが突出していると美味しさを感じにくいものです。ここでは味の要素を整えた上で必要な、コクをもたらす要素について見ていきましょう。 要素その1 香りコクを感じさせるために必要な要素のひとつが「香り」です。これはカレーに使われるスパイスとは別の働きをする物質で、そのうちのひとつにセロリの香味成分を作る化合物「フタライド」があります。 セロリの味や香りがわからない程度に、カレーの元となるスープにこれらの香り成分を加えたところ、被験者からは「厚み、深みがあ
現在先進国はどこも程度の差はあれ、少子化問題に苦しんでいます。 しかし少子化問題は何も全く新しい問題ではなく、江戸時代の日本でも起こっていました。 果たして江戸時代の人口が停滞した原因は何でしょうか? 本記事では江戸時代の人口動態について紹介しつつ、当時の人口が停滞した原因について取り上げていきます。 なおこの研究は、立法と調査260号に詳細が書かれています。
太くて健康な毛がよみがえった!チームはデオキシリボースの育毛効果を検証すべく、人為的に男性ホルモンのバランスを崩してAGAを発症させた雄マウスを作成しました。 次にデオキシリボースをゲル状にした塗布薬を開発し、AGA治療に使われるミノキシジルなどと効果の比較をしています。 実験では、マウスを以下の6つのグループに分けました。 1つ目:AGAを起こしていない普通の雄マウスで、何の薬剤も塗布しないグループ(NC) 2つ目:AGAを発症させた雄マウスで、何の薬剤も塗布しないグループ(T-1) 3つ目:AGAを発症させた雄マウスに、治療薬を含まないゲルを塗布するグループ(T-2) 4つ目:AGAを発症させた雄マウスに、デオキシリボースを含むゲル薬を塗布するグループ(T-3) 5つ目:AGAを発症させた雄マウスに、ミノキシジルを塗布するグループ(T-4) 6つ目:AGAを発症させた雄マウスに、デオキ
「男性型脱毛症(AGA)」は、20代以降の成人男性に見られる進行性の脱毛症です。 遺伝や男性ホルモンの乱れが主な原因であり、日本人男性の3人に1人がAGAといわれています。 AGAに悩んでいる男性は国内のみならず世界中にたくさんいますが、そんな男性陣に朗報です。 英シェフィールド大学(University of Sheffield)はこのほど、AGA治療に効果的な化学物質を偶然に発見したと発表しました。 実験では、脱毛マウスの毛髪再生を80〜90%促進したとのことです。 薄毛とサヨナラできる日は近い? 研究の詳細は2024年6月3日付で医学雑誌『Frontiers in Pharmacology』に掲載されています。 Cure for male pattern baldness given boost by sugar discovery https://www.sheffield.ac.
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