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昨今、石油問題でナフサの話題を多く目にしています。ここで蒸留の話が出てきますが、大型の連続蒸留ではないバッチ蒸留について少し考えたいと思います。 機電系エンジニアにとっても設備構成とプラント設計とで関わる部分があります。 この記事は、蒸留シリーズの一部です。 水蒸気蒸留と真空ポンプ蒸留の違いとは?設備コスト・サイズ・動力コストを徹底比較 【貧溶媒】晶析の前に蒸留が必要な理由 蒸留で省エネ・コスト削減!化学プラントでの溶媒回収の実務解説 水蒸気蒸留の基本計算イメージ|手計算で確認する装置運転の考え方 蒸留で起こる変化をざっくり理解する方法 水蒸気蒸留のかんたんな計算イメージ バッチ蒸留の基礎と装置構成|反応器・塔・熱交・槽を理解する バッチ蒸留の設備構成 蒸留は連続運転でもバッチ運転でも可能です。バッチ運転で行う蒸留(バッチ蒸留)のシステムを最初に見てみましょう。 このフローの通り、反応機、
化学工場など危険物を扱う工場では、タンクに危険物を貯留して使用することが普通です。容器内に液体を入れるためには、ガスラインを適切に設計しないといけません。ところが、実設備では意外と軽視されている場合があります。 本記事では、ガスラインのシール方法について基本と見落としやすい部分を解説します。 この記事は、ガスラインシリーズの一部です。 ガスラインの設計が安全上とても大事な理由|化学プラント H笠の本当の役割とは?排ガスラインに取り付ける理由と誤解を解く なぜガスラインだけは配管材質を上げるべきなのか?設計者の心得 ガスライン設計の限界と反応調整によるプロセス制御の実際 タンクのシール方法 タンクは液体を保管する設備であり、液体をタンクに入れるためには内部の気体を外部に排出しないといけません。そのためにガスラインというガスを排出する専用の配管を設置します。ガスラインの設置方法としては以下の3
私は化学会社の機電系エンジニアとして20年以上働いてきました。直近1年は本社で企画系の仕事をしていて、機電系の仕事にはほとんど関わっていません。会社のビジネス面に触れていると工場や機電系の仕事に対する見方がどんどん変わってきます。 本記事では、工場に対する見方や機電系に対する考え方について、この1年で変わったことをまとめました。 この記事は、仕事の考え方シリーズの一部です。 現場の声は届かない? 製造業で“根深い問題”に向き合う習慣とは 内側では正義、外からは無関心──機電系エンジニアの構造的孤立 化学工場に根付く「足し算思考」の限界|改善を止める構造とは何か 「改善」のつもりが改悪に?世代間ギャップと現場無視の危うさ なぜ設計者は成長しづらい?化学プラント設計の構造的な課題とは なぜ仕事に燃えなくなるのか?化学プラントで20年働いて見えた“変わらなさ”の罠 工場に対する見方 工場の機電系
昨今、原油供給停止が話題になっています。化学プラントでも石油化学系で生産が止まったり問題になり始めています。今後、影響は拡大していくでしょう。石油化学以外の化学プラントでも影響はすでに出ていますが、世間では石油化学だけが話題になりやすいです。あとは半導体。 本記事では、石油化学ではないバッチ系の化学プラントで、原油が止まって起こっていることを説明します。 原料が届かない 原油が止まると、化学プラント目線では原料が届かなくなります。石油化学プラントでナフサから各種原料を取り出して製品としていきますが、この製品を石油化学以外のプラントでは原料として使用します。 溶媒 まずは溶媒の供給停止を考えます。溶媒が止まると石油化学以外の化学プラントでも即運転停止となります。 化学プロセスでは反応物質よりも圧倒的に多い量の溶媒を常時使用しています。トルエンなどが典型例です。トルエンもナフサから得られる物質
コンサルというと会社の経営に関する相談など大きな話をイメージする人も多いと思います。かくいう私もその1人。昔、社内でコンサルにお願いしたという話を耳にしたときは、確かに経営に近い部署の話でしたし、今でもその部署はコンサルに情報収集をお願いすることもあります。 そんな中で、機電系のオーナーズエンジニアとしてコンサルにお願いした経験があります。何の課題を問題視していたかをまとめようと思います。効果の検証までは終わりませんでしたが、コンサルにお願いすることは選択肢の1つと考えていいと思います。 業務効率化 機電系のオーナーズエンジニアがコンサルに依頼する目的として多いのはきっと「業務効率化」だと思います。私が依頼した時はこれでした。 少子高齢化に加えて、生産技術の保全のイメージ悪化も相まって、機電系学生の応募が難化。残業抑制の流れもでき始めた時で、組織を生まれ変わらせるためには、自助努力の限界が
断面図の読み方にも皆さん慣れてきたでしょうか? 今回はメカニカルシールの図面の基本的な読み方を見ていきましょう。化学プラントの設備の図面としてはここまでくれば合格ラインです。特殊な機器で断面図の詳細があるものもありますが、基本ができてれば、時間はかかるものの読み取れるようになっているはずです。 この記事は、断面図シリーズの一部です。 断面図の読み方|色塗りで機械構造を理解するシンプルな方法 断面図の読み方2|色塗りで理解するノズル図面 断面図の読み方3|色塗りで理解する熱交換器外形 意外と見にくいメカニカルシール図面 メカニカルシールは渦巻ポンプなどで一般的に使われる部品です。化学プラントの機械屋では設計しているときやトラブルの対応をしているときに、この図面を見ることは多いでしょう。慣れてしまえば簡単ですが、最初は意外と構造も読みにくいものです。 メカニカルシールの断面図は例えば以下のよう
化学プラントで液体や固体を製品として扱っていると、異物混入はゼロにはできません。限りなくゼロにする努力は必要ですが、それでも起きてしまった時には対応をしないといけません。特に身近な例では「原因不明」や「単純ミス」の例が多いと思っています。この場合の、報告書の書き方はとても困ります。 本記事では書きにくい異物混入が起きた時に作成する報告書の例を紹介します。全体が見えていると、各部署で対応することも分かりやすくなります。 この記事は、異物混入シリーズの一部です。 異物混入トラブルの原因と対策|化学プラント現場の難しさと解決法 プラント運転で絶対避けたい異物混入のリスクとその対応 クレーム内容 クレームを受けた内容をそのものを報告書にしっかり記載する必要があります。こういう内容の報告を受けているはずです。 ・発見日 ・ロット番号 ・状況説明のメールなど ・写真 あくまで事実ベースで淡々と記載する
機械の断面図を理解するには色を塗るのが早いことは、私が初心者のころに実感しましたが、実際に色を塗ってチェックしている人は驚くほど少ないです。それで理解した気になっていても、しっかり理解できていないと、自分一人で仕事を進めたり他の人に教えるときに理解不足を実感しかねません。 本記事では、図面の色塗りの例として、熱交換器の外形を理解するための色塗りをしてみましょう。 この記事は、断面図シリーズの一部です。 断面図の読み方|色塗りで機械構造を理解するシンプルな方法 断面図の読み方2|色塗りで理解するノズル図面 断面図の読み方4|色塗りで理解するメカニカルシール 熱交換器のイメージ図 まずは今回取り上げる横型の多管式熱交換器のイメージをGrokで書いてみました。それっぽく見えなくもないのがすごいですね。 初心者が多管式熱交換器のイメージをするには、大事なチューブ部がある程度描かれていることがポイン
化学プラントでは多くの液体原料を扱います。多量の液体はタンクに貯めて必要量を使っていきますが、タンクの置く位置や大きさは大きく2通りの考え方があります。 工場という全体を建設するときに決まってしまう部分が多く基本設計の要素が強いですが、後で少しは手を付けれる部分もあり、メリットデメリットを理解しておくことはプラント設計者としても知っておいた方が良いでしょう。 1か所のタンクに集中 液体タンクの置き方として1か所に集める方法は、最もシンプルな方法です。例えば以下のようなフローでイメージされるもの。 この方法の特徴を紹介します。 場所が固定されてしまう タンクが1か所であれば、受け入れ場所は当然その1か所に決まってしまいます。これは他の場所に移転させにくいことを意味します。 屋外タンク設備を別の場所に移転するという可能性を考えること自体が難しいと思います。工場内で使用する溶媒を1か所のタンクに
化学プラントの運転は自動運転が進んでおり、多数の計装設備をライン中に配置しています。使用していくうちに劣化していきますが、放置しているといつかは生産停止に繋がります。 本記事では、計装設備のトラブルが生産停止に繋がる理由を、プラント初心者向けに解説します。 自動弁が開かないで生産数量減少 計装トラブルの大半が自動弁です。これは設備点数の比率から考えると当然。化学プラントの計装設備で最も数が多いのが自動弁だからです。 自動弁が故障すると、弁の開閉ができなくなります。基本的には閉まったまま開かないという状態になります。たいていの自動弁はエアーレスシャットで空気が供給されないと弁が閉まる方向に動きます。 自動弁が何らかの形で故障しても、強制的に開けることは可能ですが、当然時間が掛かります。省力化のために現地で人が手動弁を操作しなくてもいいように自動弁を付けたはずなのに、使えないとなると人の作業が
生産機会の損失がやはり圧倒的ですね。以下で内訳を計算します。 生産機会の損失 プラントが停止すると生産機会を損失します。バッチプラントの場合は数時間程度の遅れだと、サイクルタイム次第では回収できることもありますが、ここでは1日生産ができないとしましょう。 1日の生産能力が1MTで、1000円/kgの単価だとすると、生産機会の損失は 1,000×1,000 = 1,000,000円 という単純計算になります。 設備修理費用 続いて設備費用です。例えばポンプが故障して1日生産できないというケースだとしましょう。 ポンプ次第ですが、500,000円の修理費用だと考えます。 メカニカルシールの交換費用と、配管取り外し・取り付けの費用が発生したという前提です。 清掃費用 設備が故障したら、清掃が必要になる場合があります。ポンプが故障したという今回の例で、ポンプから外部に漏れた液の回収処分というわけで
スチームトラップは化学プラントの省エネで必ずと言っていいほど話題になります。スチームトラップを適切に機能させるためには診断が必要で、これによって省エネが達成できます。とても高度なことをしているように見えますが、実際にはかなり現場的な対応になっています。 本記事では、化学プラントのスチームトラップの診断の実際について解説します。 スチームトラップって何?ディスク型とフロート型の使い分けポイント スチームトレースから電気トレースへ|化学プラントの保温・省エネ最適化 スチームの力を最大限に活かす|加熱源・真空源としての特徴と注意点 省エネ → スチームトラップとなる理由 化学プラントで省エネ関係の話題が出ると、まずはスチームトラップが登場します。逆に他のテーマには触れずにスチームトラップだけを触れる場合の方が多いくらいです。 ここに疑問を持った場合、化学プラントで使うエネルギーを考える方がいいで
化学工場では熱交換器をよく使います。初期使用時は問題なくても長年使っていくうちに性能が悪化していきますが、この評価が意外と難しくて問題を先送りしていくうちに設備故障という最悪の展開につながります。 この記事では、設備の熱交換目的にプロセス液に関係なく冷却水を使っていると起こる問題を解説します。 伝熱計算をここまで理解できれば化学プラントで大活躍 撹拌槽の伝熱計算の基本的な考え方 伝熱計算の例|化学プラント槽型反応器 工業用水は化学プラントでどう使われる?用途別にやさしく整理 水は汚い 化学工場で運転や保全を長い間経験していると「水は汚い」ということは、感覚として認識しています。ところが、設計者であっても実感することが少ないくらい、水は汚いという事実は意外と知れ渡っていません。 例えば、上図のような熱交換器を見た時、シェル側に冷却水を通すとしたら、左図のようなきれいな状態が維持されていて、熱
化学プラントの配管設計をしている中で悩む項目の1つに、操作性・安全性があります。最初は、プロセスや品質を考えて妥当と思える設計をしていても、操作性があまりにも悪く安全に影響を及ぼす場合は、妥協案を探ることになります。 本記事では、配管設計の課題としての地上配置を例に、操作性と品質のバランスの考え方を整理しました。 この記事は、プラント設計(建物)シリーズの一部です。 柱サイズが化学プラントの設計で効いてくる真の理由 プラントの高さ設計はエンジニアリングで超重要 エレベーション・高さがプラント設計で重要となる理由 将来用途を含めないプラントを建てた後の悲劇 高さの考えは配管設計で特に重要|バッチ系化学プラントの場合 長距離配管の地上配置 配管の配置は意外と考えることが多いです。例えばプラント間やプラントと外部とを繋ぐような長距離の配管を考えましょう。こういう配管は工場敷地内に入ると必ず目にす
プラントなどで設備を更新したり新設した後は、その設備の試運転を行って問題ないことを確認したうえで、商業生産に入ります。ここには多くの調整業務が発生していますが、外から見たら気が付かないことばかりです。 本記事では、機器単体試運転に関わる各種調整について解説します。調整がスムーズに進むと立ち上げも楽になるので、ある意味エンジニアの実力ともいえるでしょう。 定修・全停にスーパーバイザーが来る理由とは?現場に必要な“補修のプロ”の存在意義 日程の調整 機器単体試運転の調整を行うために、最初に日程の調整をします。これが実は結構なハードル。消防検査に合格して工事が完全に終わったタイミングで実施すればいいのですが、検査はいつなのか・工事が完全に終わるのはいつなのか、を工事する前にいったんは決めておかないといけません。 できるだけ早い立ち上げを目指して効率的に試運転を行うためには、工事完了の翌日などシビ
化学プラントなど危険物製造所では、毎年のように修理や改造工事を行います。その都度、変更工事の申請を行い完成検査を受検した後に、生産再開となります。ここで、検査で不都合が発覚すると、生産再開スケジュールが遅れて大きな問題になります。 本記事では、危険物製造所の変更工事の完成検査で、現場担当者が特に気を付けることをまとめました。 簡単に言うと、申請書類通りの現場にすることが大事です。 この記事は、危険物施設シリーズの一部です。 消防法危険物製造所の構造上の要件【法的制約をざっくり理解】 危険物一般取扱所と危険物製造所の違い|消防法 看板のチェック 完成検査が始まると、最初に看板をチェックします。 看板には以下の情報が書かれています。 ・危険物の類別、品名、数量、倍数 ・保安監督者 変更工事の申請書にはこれらの情報が記載されていますので、看板が同じ内容になっているか確認が必要です。新製品を導入し
化学プラントでもマルチ性が大事なバッチプラントでは、いくつかの常識的な設計の鉄則があります。 本記事では、鉄則の1つとして、配管ヘッダーの材質をグラスライニング配管にするほうがいいと思う理由を解説します。 この記事は、グラスライニング配管シリーズの一部です。 グラスライニング配管の基本と選び方|初心者向け化学プラント解説 グラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管の保全の考え方 グラスライニングの閉止フランジを使いますか? グラスライニングの配管設計はスペーサーによる調整が大事 ヘッダーの拡張がしやすい ヘッダーは、タンクやポンプなどの設備に多くの配管を集めて接続させる場合に使います。単一製品であれば、1つの配管だけで成立すると考えがちですが、2つ以上の配管を接続させたいという場合は分液などで普通にあります。 マルチプラントであれば、製品ごとに送り先が異なるので、同じ設備を使うためにも
サイトグラスは設備や配管の中の液面を、人間の目で直接見ることができる重要な機器です。高圧・高温などの条件を除いて、使える範囲は特にバッチ系では広く、内部の状態が分からない危険物の状態を少しでも知るために、量の情報を知れるサイトグラスは適切に使うことが期待されます。 本記事では、サイトグラスの種類に対して使う場面を紹介しています。 ランタン型 サイトグラスで化学工場の運転をするうえで重要なのは、ランタンだと思います。安全より品質面で重要という位置づけですが、毎日使うので大事だと思います。 ランタン型は、円筒状の形です。最大の特徴は目視範囲が広いということ。後で述べるクロス型に比べると圧倒的です。 目視範囲が広くて良い事は、分液の界面を見分けやすくなること。これは品質を安定化させることに直結します。分液では下層・上層とその間に中間層があります。中間層の量や処理方法はプロセスにより変わりますが、
バッチプラントでは分液はごく日常的に行います。手動分液の補助目的で配管ライン中に導電率計を設置することは大事ですが、よく気を付けて設置しないと失敗しやすいです。 本記事では、導電率計を設置する時の注意点をまとめました。 この記事は、分液シリーズの一部です。 分液の基礎|水と油が分かれる理由と正しいイメージ 化学プラントの2回分液装置構成とは?手動と自動の違いを徹底解説 手動分液装置の配管高さ制約とは?設計段階で知っておくべき重要ポイント 分液がバッチ運転で特に必要な理由|水層と油層 連続分液装置の配管設計で気を付けたいこと 化学プラントのタンク底分液:弁・計器の役割と設計 グリストラップ・油分離槽の設計ポイント|分離効率と運用性を両立する方法 化学プラントで使われるオーバーフローの3つの基本型をわかりやすく解説 ミキサーセトラーの構造|連続液体抽出 手動分液を実現するための化学プラント設備
プラントの設計はプロセスに対して設備を最適化する。プラントエンジニアとして当たり前のように思える前提ですが、同じプラントで複数の設備導入を20年のスパンで実施してきた姿をオーナーズエンジニアとして見ていると、疑問が出てきます。プラントの将来計画を考える上で、初期設計こそが大事であり、オーナーズエンジニアが真剣に考えないといけないと思っています。 本記事では、バッチプラントの設計について長期的な目線で考えるべきことを、私なりにまとめました。 この記事は、ライフサイクルシリーズの一部です。 製品とプラントのライフサイクルを両輪で考える:化学工場の持続的運転戦略 プラントライフサイクル入門:設備寿命から設計まで考える長期保全戦略 製品ライフサイクルを機械屋目線で考えてみた|化学プラントの場合 プラントライフサイクルを決定付ける設備検査7選 プラントライフサイクルとメンテナンスコストの関係:バスタ
化学プラントの特にバッチ系ではグラスライニング設備を多く使います。化学プラントで働く技術者にとって基礎的な内容ですが、意外と口頭でしか情報が伝承されてなかったりします。当たり前にあるから、軽視されてしまうかも知れませんね。 本記事では、グラスライニング設備がバッチ系化学プラントで使用される基本的な理由を解説します。 この記事は、グラスライニング設備シリーズの一部です。 グラスライニング設備の寿命を延ばすための注意点と活用法 グラスライニング設備を扱うときに気を付けること グラスライニング反応器のオプション比較 GLメーカーってこんな感じ?私の正直なイメージ 安い グラスライニング設備は反応器というカテゴリの中では安価です。コスト感覚はとても大事ですね。代替設備を探そうとしたら、2倍~10倍くらいの振れ幅になるでしょう。 バッチ運転では複数の反応器を使うため、1台当たりの反応器の金額はプラン
水系 電磁流量計はその原理から電気を通す液体向けです。ということで真っ先に思いつくのは水系。工業用水などプロセスで水を使う場所は非常に多いです。ここに電磁流量計を使うことは可能です。 複数の反応器を並べてバッチ式で運転するプラントでは、水の投入タイミングが大事で、流量計+ヘッダーの組み合わせで、それぞれの反応器に投入する水の量を制御します。流量計の積算値を使って自動弁を閉めることで、投入量を決めます。 直管長が不要 配管ヘッダーを組むと水平配管の距離がその分だけ長くなるので、直管長が必要な流量計だと、プラントの多くのエリアを流量計周りで占めることになって、プラントの動線や拡張性を悪くしてしまいます。切替配管を基本とするバッチプラントでは、多くの配管が混在するので、できるだけ配管による空間占有率を下げるためにも直管長が不要な電磁流量計は、ニーズがあります。 ヘッダーは複数個必要 水は反応器全
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 香港のマンション火災で多くの方が犠牲になっています。足場が竹であったり、ネットや発泡スチロールの問題だったり、タバコだったり、いろいろなことが考察されています。この記事をご覧の日本の化学工場の方は、これを他人ごとのように捉えているでしょうか?安全に対して非常に手堅くしている会社なら「こんなことは起こりえない」と思っているかもしれません。ですが、私は他人ごとに考えられません。 本記事では、足場上での高所作業での火災の危険性という点で解説します。 溶接は立派な着火源 タバコが着火源と言われているから、化学工場では問題ないだろう。少なくとも化学工場でタバコを吸う人は一発出禁になるくらいのアウトな行為です。少しの火種でも抑えようとすることが重要ですね。 タバコを防いだとして安心かというと、溶接
渦流量計はスチームに特化して使っていると言っても良いくらい、使用方法が明確です。種類が多くて何に適用すればいいか分かりにくい化学工場の設備関係では、こういう明確な役割が与えられていると理解をするうえでとても助かります。 渦流量計がスチーム向きの理由 渦流量計がスチームに適している理由を解説しましょう。 気体の測定が可能 渦流量計は気体の測定が可能な数少ない流量計です。面積式流量計などスチーム向けには他の流量計も考えられますが、液体に比べて気体は使える流量計の種類が少ないことは理解しておきましょう。 精度が高い 渦流量計は精度が高いことが1つのポイントです。これは化学プラントのスチーム向けにはありがたい存在。 というのもスチームは化学プラントでは熱源として使うからです。もともと危険性が分かりにくい化学物質ですが、熱を加えて温度を上げるといつ危なくなるか分かりにくく常に火災爆発の危険性を考えな
安価な面積式流量計は、いろいろな使い道があることが期待できますね。 窒素パージ用 面積式流量計を一番使いやすい場所は、窒素パージです。 窒素パージなど化学プラントの危険物の引火爆発を防ぐ目的で、窒素は大量に使います。窒素は高いのでできるだけロスが無いように流量は絞りたいものです。ここで適正な流量を監視する目的で流量計が大事になります。 窒素というガスの流量を安価に測る方法は意外となく面積式流量計はその候補の1つです。ガスで汚れも無い窒素だからこそ、面積式流量計を使って詰まる可能性がないことも大きなメリットです。 本当に大事な個所なら自動制御を考えますが、屋外タンクなど常時使用する場所には手動の面積流量計を設置して、バルブを絞って流量が一定範囲にあることを定期パトロールで確認する、という方法を取ります。 バッチ運転など常時パージ用とブロー用がある場合には、常時パージ用に面積式流量計を設置しま
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. フッ素樹脂ライニングは耐食性の高さなど突き抜けた特徴があるために、化学プラントで使うことは少なからずあります。でも、ある意味で平均的な特徴が求められる化学プラントでは、デメリットの大きさのために採用されないことも多いです。 この記事では、化学プラントでフッ素樹脂ライニング設備を選定する時の、実際の採用理由となるものをいくつか考えました。むしろ採用されるのは、“ほかの選択肢ではどうにもならない”という 消極的な理由 が揃ったときです。 腐食性がとても高く、使用期間が短い フッ素樹脂ライニングは耐食性が高いことがメリットなので、取り扱う内容物の腐食性がとても高い場合には選ばれます。グラスライニング設備で何とか使おうとするのが基本ですが、それだとどうしようもなく、高級金属は高すぎるので避けた
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 黒字リストラが話題になっている昨今、私が居る会社でもそういう噂が聞こえてきたりします。実行する前に社内ではいろいろ動きがあって最終的にリストラという流れになる(リストラの話が急にあってそれまで何もなかった、というわけではない)という立場から、会社の中でどういうことが起きるのかを私の例として考えます。 化学会社の話ではありますが、なるべく一般化しようと思います。 稼働の減少 最初に考えることは稼働です。製造業である以上、物を作って初めて成立します。リストラが起きる前には稼働の減少が先に起きているはずです。 工場の稼働は小さい工場なら割と多くの人が全体像を把握できますが、大きな工場であれば部分的な情報しか分からず全体像が掴みにくいです。それでも、従業員の「稼働が空いてきた」という体感的な情
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 化学プラントなどで製品が粉体である場合に、粒径を揃えるために振動ふるい(篩)を用いることがあります。当たり前のように使ってしまいがちですが、機械の構造を考えずに使うと事故に繋がる可能性があります。 本記事では、振動ふるいについて設計上のケアすべきポイントを解説します。 振動ふるいの役目 振動ふるいは様々な会社が製造していますが、外観はほぼ同じ以下の形をしています。 動いていない状態のこの設備を一見すると、何の目的か分からないかもしれません。主張が激しくなく、その場にそっと居るだけの存在に見えてしまいます。 この機械では、例えば製品の粒径を一定に揃えるという重要な役目を担います。例えば、以下のように、粒径分布が広い粉に対して振動ふるいを使って細かい粉と粗い粉に分ける作業を行います。 ここ
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. 化学プラントで熱交換器は非常に多く使われます。様々な型式があり目的に応じて使い分ける必要があり、選定するには知識や経験が必要となります。失敗すれば大きな事故に繋がる可能性もあり、選定は慎重に行いましょう。 本記事ではバッチプラントに限定して熱交換器の一般的な選定方法について解説します。 バッチプラントでは多管式熱交換器が万能です。とにかく悩んだら、多管式熱交換器にしましょう。多管式熱交換器なら、耐食性も取扱物質にも幅広く対応できます。 唯一の欠点と言えば設置面積が大きいということでしょうか。これもある程度妥協をすれば解決する問題です。 多管式熱交換器を前提として、個別の条件に対して選定を考えていきましょう。 凝縮 バッチプラントの9割以上が凝縮目的で、多管式熱交換器を使うのが一般的です
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