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化学プラントでは多種類の液体やガスを使い、流量を一定に制御しながら安全に運転する必要があります。ここで重要なのが流量計ですが、中でも安価な面積式流量計(フローメーター)は使う機会が多いです。 本記事では、化学プラントで面積式流量計を使う場面をいくつか紹介します。 この記事は、流量計シリーズの一部です。 流量計って何を見て選べばいい?技術者向けやさしい解説 流量計の直管長を確保するために配管設計で注意すること 化学プラント配管:流量計と操作弁を短距離で配置する理由 面積式流量計の位置づけ 化学プラントで使う様々な流量計の中で、面積式流量計がどういう位置づけかをまずはおさらいしましょう。 種類用途直管長圧力損失価格電磁式水要(短)0高渦式スチーム要(中)小中コリオリ式油不要中高面積式油・ガス不要小安容積式校正不要大高 安価な面積式流量計は、いろいろな使い道があることが期待できますね。 窒素パー
フッ素樹脂ライニングは耐食性の高さなど突き抜けた特徴があるために、化学プラントで使うことは少なからずあります。でも、ある意味で平均的な特徴が求められる化学プラントでは、デメリットの大きさのために採用されないことも多いです。 この記事では、化学プラントでフッ素樹脂ライニング設備を選定する時の、実際の採用理由となるものをいくつか考えました。むしろ採用されるのは、“ほかの選択肢ではどうにもならない”という 消極的な理由 が揃ったときです。 この記事は、フッ素樹脂ライニング設備シリーズの一部です。 フッ素樹脂ライニング設備の概念設計 フッ素樹脂ライニング設備を扱う時はガス透過に注意 フッ素樹脂ライニングとFRPの比較|耐酸性材料 腐食性がとても高く、使用期間が短い フッ素樹脂ライニングは耐食性が高いことがメリットなので、取り扱う内容物の腐食性がとても高い場合には選ばれます。グラスライニング設備で何
黒字リストラが話題になっている昨今、私が居る会社でもそういう噂が聞こえてきたりします。実行する前に社内ではいろいろ動きがあって最終的にリストラという流れになる(リストラの話が急にあってそれまで何もなかった、というわけではない)という立場から、会社の中でどういうことが起きるのかを私の例として考えます。 化学会社の話ではありますが、なるべく一般化しようと思います。 この記事は、業界再編シリーズの一部です。 三菱ケミカルの希望退職に対して思うこと 住友化学も人員削減へ:三菱ケミカルに続く構造改革の波 プラントオペレーターが余る時代が来る?― 現場の人員過多とその影響を考える 化学プラントの設計職場で起こる窓際族問題を考える オーナーズエンジニアの設備設計は将来性があるか? 石油化学だけの話と思っていない?化学業界を覆うコモディティ化の本質 化学プラントでアウトソーシングされる部門とは?その理由と
化学プラントなどで製品が粉体である場合に、粒径を揃えるために振動ふるい(篩)を用いることがあります。当たり前のように使ってしまいがちですが、機械の構造を考えずに使うと事故に繋がる可能性があります。 本記事では、振動ふるいについて設計上のケアすべきポイントを解説します。 振動ふるいの役目 振動ふるいは様々な会社が製造していますが、外観はほぼ同じ以下の形をしています。 動いていない状態のこの設備を一見すると、何の目的か分からないかもしれません。主張が激しくなく、その場にそっと居るだけの存在に見えてしまいます。 この機械では、例えば製品の粒径を一定に揃えるという重要な役目を担います。例えば、以下のように、粒径分布が広い粉に対して振動ふるいを使って細かい粉と粗い粉に分ける作業を行います。 ここで細かい粉が製品など目的物となって、粗い粉は回収して再利用に回したりします。 振動ふるいの構造 振動ふるい
化学プラントで熱交換器は非常に多く使われます。様々な型式があり目的に応じて使い分ける必要があり、選定するには知識や経験が必要となります。失敗すれば大きな事故に繋がる可能性もあり、選定は慎重に行いましょう。 本記事ではバッチプラントに限定して熱交換器の一般的な選定方法について解説します。 この記事は、熱交換器設計シリーズの一部です。 シェル&チューブ熱交換器の縦型と横型の違い|特徴・設計ポイントをわかりやすく解説 シェル&チューブ熱交換器の主要部品と構造を徹底解説|初心者向けガイド 熱交換器の伝面計算だけを変えるときの考え方 向流と並流、どこまで徹底する?化学プラント熱交換器の実務的考え方 熱交換器の「汚れ係数」とは?設計で押さえたい基本と考え方 溶接型プレート式熱交換器の落とし穴:設計と運用で注意すべきポイント プレート熱交換器の選び方と使い方|液液熱交換のメリットと注意点 熱交換器設計の
アスベストの話題がたびたび話題になっています。化学プラントでも昔はアスベスト付きの設備があり、古くなったプラントを撤去する際に大きな問題になっています。特に配管は交換などの機会が多く、アスベスト付き配管でないかに気を配らないといけません。 本記事では、化学プラントのアスベスト付き設備を取り外すときの、ユーザー側で注意すべきことをまとめました。 アスベストの取り扱いは有資格者である必要があり、作業方案や申請などは実際の工事会社が手配してくれます。ユーザー側としては発注時に資格有無のチェックなど大事なことはありますが、この記事ではもう少し現場目線での対応を中心にしています。 アスベスト有無の調査 化学プラントで具体的にどこにアスベストが使われているかを調査します。例えば、以下のような場所がターゲットになります。 ・配管の断熱 ・設備の断熱 ・建物 この中でも、配管の断熱は配管そのものの撤去や更
化学プラントの機械系エンジニアが機種選定という重要な作業を任されるとしたら、まずはポンプです。ポンプは色々な種類があり、プロセス的に求められる機能があまり多くないけども、機械的には考えることが多い設備です。液体を送るという基本的な機能ですが、化学プラントの物性が難しいので失敗も多いです。 本記事では、バッチ系の化学プラントでポンプを選ぶ時の基本的な考え方をまとめました。 渦巻ポンプ 化学プラントではユーティリティ向けに渦巻ポンプを使います。つまり、大容量を送る必要があり、腐食性が少なく、人への悪影響も少ない液を送るために最適です。渦巻ポンプと言っても種類は様々なので、渦巻ポンプはユーティリティにしか使えないわけではありません。ユーティリティには渦巻ポンプを使うことが多い、という意味です。 ユーティリティには渦巻ポンプしか使ってはいけない、というわけでもありません。キャンドポンプやシールレス
バッチ運転では槽型反応器を中心に設備を構成します。槽型反応器の数やサイズが、工程の能力を決め、しいてはその会社の実力を測る指標ともなりえます。反応器の金額感は、バッチプラントの建設や新しい投資をする際にとても重要です。 この記事では、槽型反応器の相対的な金額感を紹介します。実際の金額は、各ユーザーとメーカーとの間で決まり、発注条件や世間の情勢など様々な影響を受けますので、ご注意ください。 この記事は、反応器シリーズの一部です。 槽型反応器の基本構造と仕組み|化学プラント初心者向けガイド グラスライニング反応器のオプション比較 ステンレス反応器に求められる特徴と設計の注意点 ハステロイ反応器の設備設計で大事な材質選定 材質ごとの違い 反応器は材質による違いがとても大きいです。設備は大量の金属を使うので、金属の値段が重要であることはよく考えると当たり前です。各材質ごとの反応器を相対的に比較して
バッチプラントのような少量多品種生産では、生産品目に応じて反応器は固定で配管を変更する切替生産という方式を取ります。切替を実現するためにヘッダーという配管構成を取る場合があります。単なる配管の合流という以上に、そのプラントの実力(競争力)を左右する要素です。 本記事では配管ヘッダーのメリットデメリットを整理します。 この記事は、ヘッダーシリーズの一部です。 バッチ化学プラントの配管ヘッダー|使い方・設計の注意点・トラブル対策 タンクヘッダーの構成はP&ID段階で練り上げる 配管ヘッダーでの手動弁と自動弁の位置関係 ヘッダー化のメリット ヘッダー化のメリットについて解説します。メリットがあるからこそヘッダーは採用されます。 反応器のノズルが足りない 反応によっては複数の原料を1つの反応器に投入することがあります。この時にノズル数が物理的に足りないことがあります。例えば、1つの反応器に10個の
安全は特に製造業ではとても重要で常々この単語が飛び交います。化学工場の「安全」と一言でいっても、その中身は多岐にわたります。化学物質の危険性を扱う化学安全、設備やプロセスの制御を扱うプロセス安全、現場作業に関わる作業安全、そして日常的なヒューマンエラーを防ぐ行動安全。 この記事では、それぞれの「安全」の意味と、現場での関わり方の違いを整理して解説します。 化学安全 化学安全は、化学物質そのものの安全を意味します。具体的には引火爆発などの危険性や毒性などを指します。これらはSDS(安全データシート)として情報がまとめられます。 化学物質を実際に使用する製造工場だけでなくて、運搬する物流会社など広い範囲で大事になる情報です。工場だけならその会社の教育でカバーできても、工場外となると難しいですからね。 新たな化学物質を合成する時に話題になるだけではなく、例えば原料を変更して出来上がった製品に新規
製造工場では電気を使った設備が非常に多いです。化学プラントでは火災爆発の危険性から、電気設備は防爆仕様にする必要があります。このハードルが高いため、設備導入ができないケースは多々あります。そこで諦めるのではなく電気以外の方法を考えることは、1つの有効な方法となりえます。 本記事では、電気以外の動力としてエアーを使う設備について紹介します。 この記事は、防爆シリーズの一部です。 ・放出源・換気・距離の視点から考える化学プラントの現実的防爆設計 ・化学プラントで必須の防爆機器とは?設計・保全に役立つ基本知識と選定ポイント ・プラントの危険区域の精緻な設定方法を試してみた ・防爆設備はどちらを選ぶ?安全増防爆と耐圧防爆の違いと実務判断 ・現場でできる防爆対策の基本:モーターを防爆型にするか、非防爆を遮断で守るか 防爆設備のデメリット 電気はとても便利なものなので、防爆という制約があっても化学プラ
化学プラントなど防爆設備が求められる場所では、防爆という制限のために導入できる設備が限られます。定期的に購入する設備で防爆を標準化されている場合は、購入者側はコストや納期を意識することはあっても、どうやって防爆設備にしているかを意識することはありません。この感覚でいると、何か新しい設備を導入する時に多少のつまづきを覚えます。 本記事では、現場レベルで防爆設備を導入するための工夫・コツについて解説します。 この記事は、防爆シリーズの一部です。 ・放出源・換気・距離の視点から考える化学プラントの現実的防爆設計 ・化学プラントで必須の防爆機器とは?設計・保全に役立つ基本知識と選定ポイント ・プラントの危険区域の精緻な設定方法を試してみた ・防爆設備はどちらを選ぶ?安全増防爆と耐圧防爆の違いと実務判断 ・「電気は無理?」ならこれを試そう:化学プラント向けエアー代替の現実解 防爆化のポイント 設備を
化学プラントなど危険物製造所等では、無条件に電気設備を選定できるわけではありません。防爆構造を持った設備(防爆設備)である必要があります。防爆構造といっても色々な種類がありますが、機械系エンジニアならまずは安全増防爆と耐圧防爆を知っていれば良いでしょう。 本記事では、安全増防爆と耐圧防爆について実務上知っておく方が良い事を記載しています。定義などは下のシリーズ記事に記載していますが、実務上での使用優先度は実は高くはありません。 この記事は、防爆シリーズの一部です。 ・放出源・換気・距離の視点から考える化学プラントの現実的防爆設計 ・化学プラントで必須の防爆機器とは?設計・保全に役立つ基本知識と選定ポイント ・プラントの危険区域の精緻な設定方法を試してみた ・現場でできる防爆対策の基本:モーターを防爆型にするか、非防爆を遮断で守るか ・「電気は無理?」ならこれを試そう:化学プラント向けエアー
グラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管は、化学プラントなど腐食性物質を扱う場所でよく使います。プラントの老朽化が話題になっている昨今、保全の重要性は上がっていくばかり。 設備関係の保全はよく話題にあがりますが、配管は意外とケアがされていません。この記事では、特に重要なグラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管の保全の考え方を一通りまとめました。通常の保全を言語化しただけですが、それそのものが意味のあることだと思っています。 この記事は、グラスライニング配管シリーズの一部です。 グラスライニング配管の特徴|プラント初心者向け グラスライニングの閉止フランジを使いますか? グラスライニングの配管設計はスペーサーによる調整が大事 BMで交換 グラスライニング配管やフッ素樹脂ライニング配管の保全は、BMが基本です。壊れたことに気が付いてから、交換します。1ライン・2ライン程度なら適切な
突然ですが、プラントエンジニアの業務は結構わかりにくいものです。各種サイトなどでいろいろ書かれていますが一般的・共通的な要素を集めていくうちに、抽象的な内容になってしまいます。身近な業務ではないので、もともとイメージがしにくいものなので、理解もしにくいでしょう。 そこで本記事では、私の担当業務を実体験に基づいて書いてみようと思います。プラントエンジニアに興味がある人に少しでも役立てばうれしいです。 特定業務 プラントエンジニアの業務を特定業務と日常業務の2つに分けます。先に特定業務から解説します。こちらの内容の方が、プラントエンジニア的な内容です。 詳細設計 設備の詳細設計をするフェーズです。いかにもエンジニアの設計という業務です。成果物は設計書という書類になります。 設計書には以下のような内容が含まれます。 ・設備の主要な仕様 ・仕様を決定するに至った理由 ・付帯設備、安全設備などの考え
計算フォームはこちらです。 蒸気密度を計算する 気体の状態方程式の計算です。蒸気密度は蒸留や真空周りでの計算で使います。 $$ PV=nRT $$ 蒸気密度の計算をするので、以下の式に展開します。 $$ PV=\frac{m}{M}RT $$ $$ \frac{m}{V}=\frac{PM}{RT} $$ 圧力は絶対圧、温度も絶対温度で計算し、モル定数を\(8.31Pam^3/Kmol\)を使うと以下が具体的な計算式になります。 $$ \frac{m}{V}=\frac{(101.3+P)M}{8.31(273.15+T)} $$ 例えば大気圧で100℃、水の場合だと以下の通りになります。 $$ \frac{m}{V}=\frac{(101.3+0)18}{8.31(273.15+27)}=0.588 $$ 蒸気表だと0.598ですので多少の違いはあります。しかし、実用には耐えるでしょう。
計算フォームはこちらです。 流体流量と温度差から顕熱を計算する 比熱の公式は学生時代に習ったと思います。この式は、熱計算で非常によく使う基本式です。密度\(ρ\)、流量\(V\)、比熱\(c\)、温度差\(Δt\)を使って、顕熱\(Q\)は以下の通りに表せます。 $$ Q=ρVcΔt $$ 熱交換器に流体を流して熱交換をしたとき、流体は温度変化を受けます。流量が少ないと温度変化量が高くなりますが、相変化が起きたり熱交換への影響が出たりと問題もあるので、一定の流量を確保しないといけません。配管口径を設計するためのに必要となる式です。 計算式は単純ですが、単位が合っているかどうかは常に確認しましょう。 $$ kcal/h=(kg/m^3)(m^3/h)(kcal/kg/K)(K) $$ 比熱を熱伝導率と勘違いしたり密度を計算に含めていなかったり、手計算だと間違えにくいけどもスプレッドシートや電
CADといえば3Dが当たり前という世界になってきたでしょうか。化学工場の配管設計でも3D-CADがを使う機会はゼロではありません。ただし、個人的には極めて機会が少ないと思っています。10年以上前から話題になっていても、実現ができない理由を少し掘り下げました。 過去に2Dと3Dの比較をした記事を作成しています。このアップデート版です。 2D CADと3D CADの違いとは?プラント配管設計での使い分けガイドプラント配管設計における2D CADと3D CADの違いと使い分けを初心者向けに解説。特徴・メリット・併用例をわかりやすく紹介。neoneeet.com2025.05.28 過去に考えていた問題 過去記事で考えていた問題を改めて考えてみます。 スキルが必要 3D-CADを使える人が少ない、という問題は依然と残っています。これはプラントエンジニアリング会社の課題ではなくオーナーズエンジニア側
化学プラントの日常更新工事やプロジェクトなど、定期的に設備を購入する機会がある場合、工場内では予算見積には一定の精度が求められます。初めてだから仕方ない、という理由では社内では納得感を得られません。 オーナーズエンジニアはこの問題を解決するために、過去の実績をデータベース化するなどの活用方法を考え対応します。ところが、意外に見落としがちな理由でこのデータが上手く使えなかったという例はあるでしょう。 設備購入のために、過去の実績を使って予算見積を行う際の注意点をまとめました。 過去の実績と実行段階とで差が出る主な理由 過去の実績を使って見積をして、実行段階で金額に差が出る場合に考えられる典型的な理由を紹介します。 調達部とサプライヤーはもっといろいろなやり取りをしているでしょうが、私のところは調達部からその理由を適切に聞く機会はあまりありません。それでも、工場内や社内で説明するための理由とし
最近X(twitter)で、朝一番に蛇口から水道水を飲んで食中毒というポストを見ました。水は腐るもので、水道管内に滞留している水道水が危ない、ということは化学会社で働く技術系なら知っている人も多いと思います。 というのも化学工場の運転でも同じ考え方を使うからです。私のところでは端切りと呼んでいます。端切り自身は化学工場以外でも使われる表現です。今回の記事では、化学工場での端切りの例を紹介しましょう。 サンプリング サンプリングをするときには端切りは必須です。例えば、ポンプの圧力計やドレン抜きからサンプリングする例を考えましょう(この例自体があまり良くない危ないですが・・・)。 図の赤丸で囲った部分は、配管内でも液が動かない部分です。バルブを開けると最初にこの溜まっている部分の液体が排出されます。この液体をサンプリングとして採取した場合、本当に知りたい情報とは違う情報が得られてしまう可能性が
化学プラント建設(Plant construction)のプロジェクトで、よく使う0.6乗則について分かりやすく解説します。 設備のコストって、ざっくりでいいから見積もれない? こんなことを言われた経験は1度や2度ではないはずです。そんな時は、0.6条則の出番です。 ラング係数とセットで、設備投資の概算見積で大活躍します。この内容を知っていると、社内の見積を超高速化することが可能。 急遽見積をしてほしい!という製造課からの依頼に対しても、即日回答をして信頼感が一気に上がることになるでしょう。 社内で有利に仕事をできるようになりますよ。 この記事は、ラング係数シリーズの一部です。 ラング係数って何?化学プラントの投資概算見積 配管見積の考え方|初心者もわかる現場で役立つポイントと注意点 0.6乗則とは 0.6乗則は、設備投資額がプラント能力の0.6乗に比例するという法則です。 これだけ見ても
日本のものつくりの品質は極めて高い。こう言われて久しい一方で、品質問題が最近はたびたび発生しています。この側面には「過剰品質」があることは、最近では認知されるようになってきました。それでも、品質を下げることはとても難しいです。 この記事では、化学会社の品質について私が経験した範囲で、品質について感じている問題をまとめました。どうしようもないと思っていても表立って言えない問題、みなさんもありませんか? この記事は、品質シリーズの一部です。 原料の品質を落としても大丈夫? 化学プラントで考える“製品への影響” 4M変更管理の重要性:品質トラブルを未然に防ぐために 化学プラントの品質トラブルは“工事”で起きる:設計者が注意すべき落とし穴 安全・環境・品質が化学プラントで深く関係する理由 オーナーエンジニアが現場で実践すべき配管工事の品質管理手法 とりあえず決めた原料規格 化学会社では、原料に対し
サイクロンは粉体と気体が混じった系から粉体を取り出すときに使う装置として、有名です。取り出した粉体は再利用や廃棄を考えますが、直近の粉体工程ではなくその1つ前の工程に戻すことになるでしょう。できるなら直接再利用したいですが、そのためには結構慎重に考える必要があります。 本記事では、そんなサイクロンのライン設計で考えるべきことをまとめました。 サイクロン分割 最初は王道的なパターンを見てみましょう。 このフローは、粉体の入った容器(タンクとかホッパー)から気体と粉体とが漏れてきて、その粉体を回収するためにサイクロンを設置した例です。 粉体はサイクロンで分離され下部から排出され、気体は上部から排出されます。ブロアーのような排風装置がサイクロンの上部の下流側に設置されています。 サイクロン下部にバルブを設置しておき、定期的に粉体を排出するという流れが実現できます。ところが、ここには問題点が。 ・
日本の製造業はこの10年くらいを見ると、非常に大きな変化が起こっています。リストラが分かりやすい例ですが、化学業界でも石油化学で再編が話題になっています。 私は石油化学系の仕事ではなく、他人ごとのように考えていました。ところが、最近はようやく「これはちょっとまずいのでは・・・」という危機感を覚えだしました。化学関係といっても様々な分野がありますが、将来が見えない分野もあるでしょう。 本記事では、なぜまずいのかを機械系エンジニア目線で語ろうと思います。私が良く取りあげる、オーナーズエンジニアの能力に関する問題とは別次元の話です。 コモディティ化で起こっていること 石油化学の世界ではコモディティ化は良く知られていますが、少し離れた分野ではほとんど聞いたことすらない場合もあります。他人ごとでないということを理解するためには、コモディティ化の中で起こっていることを考えると良いと思います。石油化学に
化学プラントの投資を考えるとき、機械設備が中心に進みがちですが、実は土木建築の建屋部分が相当のウェイトを占めています。化学プラントにはそういうエンジニアリングを専門に扱う人はあまり多くはなく、投資を判断する企画系の人でも、この辺りの関係は意外と希薄です。そもそもプラントを建てるために建屋が必要ということは、設備の構成を考えると自ずと分かりますが、認識されにくいです。 本記事では、設備目線で人がアクセスするという操作上・メンテ上の必要性から、プラントが必要になるという基本的な論理展開を追っていきます。 プラントを作るには建屋が必要という前提条件が初めからあると、平置きの設備を建てるときに思わぬ失敗を招くこともありえます。基本的な事なので、しっかり押さえておきましょう。 設備には必要なアクセスの基本 化学プラントの設備は、設置したらおしまいというわけでありません。操作上必要になるかも知れません
プラント設計のような巨大な額の投資では、一度建てると何十年と使うことを前提とするために、概念設計がとても大事になります。しっかりとした文書などに残っている会社はあまり多くはなく、特にユーザーエンジニアの間では、一子相伝的に個人の頭の中で引き継がれている場合もあるでしょう。私の会社でもそうです。 この考え方は、頭の中にあるだけでは忘れてしまうのでは?という不安があります。いつでも見返せるように、文書にしようというのが今回の取り組みです。 この記事では、プラント建設費を構成する要素を体系的に見渡し、機械系エンジニアが全体を把握するための視点を紹介します。プラント設計の考え方の1つを知ることができます。プラントの特性などによって考え方が変わる場合もあると思いますので、1つの考え方として参考になれば幸いです。 プラント建設費と部門の関係 最初にプラント建設費と部門の関係を考えます。プラント建設費は
化学工学を学ぶ中で、「何から手をつけていいか分からない」「公式だけ覚えても実務で活かせない」――そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。 私は大学で機械工学を学んで、会社で化学工学を少しずつ勉強していきました。気が付いたときには、化学工学の専門家として認知されていました。とても不思議な感覚です。 この記事では、私自身が学生時代から社会人になって実務に携わるまで、実際に役に立ったと感じた参考書・教科書を5冊ご紹介します。基礎から応用、そして現場感覚に至るまで、ステップアップしながら学べる内容です。 最初に勉強した本 私が最初に読んだ本は、化学工学会の化学工学 改訂第3版 解説と演習です。 化学工学 改訂第3版 解説と演習 [ 化学工学会 ] created by Rinker ¥2,750 (2025/08/07 00:55:48時点 楽天市場調べ-詳細) Amazon 楽天市場 Y
三菱ケミカルの早期退職が話題になって4年以上、「今後大手化学会社から順番に同じ流れになるでしょう。」と私も勝手に予想していて、住友化学が昨年4000人の人員削減を発表していました。 三菱ケミカルと同じように考えるのを忘れていて、今思い出しました。 2024年4月30日の経営戦略説明会の資料に書かれていました。エンジニア目線でその内容と背景を解説します。 住友ファーマでのリストラによる減少等 危機的な状態になった住友ファーマや他の海外グループ会社のリストラで、人員削減をしようという話です。 具体的な対象者や達成した数字に関する情報がありませんが、結構なリストラをしたのだと思います。会社から働きかけなくても自主的に見限って辞めた人も、それなりにいることでしょう。 製薬業界は異動や転職が盛んと聞きますが、親会社はこれまでリストラしていたのでしょうか?していなかったからこそ、このタイミングでようや
最近は、他社に対する監査やコンサルに関わる仕事が少しずつ増えてきました。 私は、どうやらかなりハイスペックな環境の工場経験をしてきたようで、行ったことも無い工場の不具合を写真だけであれこれ言えるようになっているようです。これが、他社の指導として使えるようです(まだ信じられません)。 では、指導する先の工場の実際とはどういうものだろう?と1つ例を紹介します。 そんなに難しく考えることもないことが、分かると思います。 この記事では、液体充填設備の最低限の構成や、実際に起こりうる不具合例について紹介します。皆さんの職場でも、表示位置や作業スペースに無理がないか、一度チェックしてみるのも良いでしょう。 この記事は、ドラム缶シリーズの一部です。 グラビティコンベアによるドラム缶搬送の設計例 ドラム缶を化学プラントで使う背景 ドラム・フレコンへの充填とコンベアの位置関係 液体の充填 ある液体を製造して
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