埼玉県さいたま市・所沢市、東京都練馬区・国分寺市で相次いだ民家を狙った“強盗事件”。このうちさいたま市の事件で逮捕された実行役の男らの供述などから見えてきたのは、SNS上で高額報酬をちらつかせ、犯罪にはあたらない仕事、いわゆる「ホワイト案件」から誘い込み、突然仕事内容を変えるという巧妙な手口だった。(さいたま支局 浅賀慧祐) およそ1か月の間に埼玉と東京で相次いだ4件の強盗事件。住民が縛られたり、刃物のようなもので切りつけられたりするなどし、被害者や地域住民の恐怖は計り知れない。 最初の強盗事件は9月18日に発生した。さいたま市西区にある民家に4人組の男が押し入り、高齢の親子を粘着テープで縛るなどしてケガをさせ、現金やクレジットカードなどを奪って逃走した。 さらに、9月28日~10月1日のわずか4日間で、東京都練馬区・国分寺市、埼玉県所沢市と相次いで3件の強盗事件が発生。 いずれも闇バイト