「結局、岸田。岸田がすべてを決めたというわけです」 旧安倍派のベテラン議員が唸ったーー。 【写真あり】前首相に “タリバン” と呼ばれた高市氏の “不良娘” 時代 候補者9人という大乱戦の末に誕生したのは石破茂新総裁だった。キーマンは、意外なことに茂木敏充前幹事長だったという。無派閥の中堅議員が明かす。 「麻生太郎元首相に『高市(早苗)さんで勝てる』と耳打ちしたのは茂木さんです。茂木さんは早々に自分に勝ち目がないことに気がつきました。 次に必要なのは “勝ち馬” に乗ること。幹事長ですから、地方票(党員・党友票)の情報が入り、高市優勢と判断したのです。麻生さんは茂木さんの口車に乗って、決選投票は麻生派として高市さんを推すことにしました」 麻生派から総裁選に出た河野太郎デジタル担当相と上川陽子外務相が決選投票に進む可能性は、すでに消滅していた。岸田文雄前首相は、旧岸田派が推す林芳正官房長官が