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衆院選
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1月に出た立花隆さんの『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』(文春新書)は立花さんが、自分の読んできた膨大な数の本、やってきた仕事、そして人生を語って実におもしろい。 編集者としてある時期、一緒に仕事をさせていただいたぼくはとても懐かしく読んだ。 田中角栄裁判に関して痛烈な堤堯さん、渡部昇一さん批判などもあり、昨今の田中角栄再評価に対しては〈冗談じゃないよ、いい加減にしてほしいという気持ちです〉が、いかにも立花さんらしい。 ぼくが『文藝春秋』のデスクとして関わった戦前の共産党活動史「日本共産党の研究」にも触れ、そこで、編集部に潜入していた日本共産党のスパイのことについてもちょっと触れている。 かつて『立花隆の25年』という私家版の小冊子にも書いたことだが、貴重な記録だと思うので、少し詳しく書いておきたい。 「日本共産党の研究」は昭和51年1月号から52年12
コロナウイルスによる新型肺炎、国内で死者も出、国難ともいうべき容易ならざる事態である。中国発表の死者数、本当は0がふたつつくという情報もある。つまり、20万人。 今後、どこまで広がるか全くわからず、オリンピック・パラリンピックも開催できるかどうか今のところわからない。もし、開催したとしても、欧米各国から参加辞退ということもあり得る。 中国経済のダメージは当然として、日本経済、ひいては世界経済に与える影響もはかり知れない。GDPの損失五兆円と予測するエコノミストもいる。 安倍政権はこの未曾有の“国難”に必死になって取り組んでいる。 今こそ国民あげてこの“国難”に全力を尽くして取り組むべき時ではないか。 それなのに、朝日などの左派系メディアと野党は安倍政権に対する批難を止めようとしない。 武漢からチャーター機で帰って来た人たちを隔離する宿舎が不足していた。夫婦ならまだしも、知らぬ者同士で相部屋
産経新聞が心配だ。 経営的には危機と言ってもいい状態にある。5月14日、夏期賞与決定に際して、飯塚社長は30年度決算について社内に公表。それによると、売上高は前期比4・9%減、東日本大震災直後の23年3月期以来の大幅な減少。会社の実態を映し出す管理損益は10億8400万円の赤字。前期は2億5700万円の赤字だったから、赤字幅が4倍位以上に膨らんだことになる。本業の儲けを示す営業損益は30年ぶりに赤字。 昨年から希望退職を募っていたが、180人の募集に対し200人を超す応募があったという。ぼくが親しい永田町の黒シャツこと石橋文登政治部長もやめてしまった。現役の政治部長が希望退職なんて前例があるまい。 経営陣の奮起を期待するしかないが、ぼくが心配なのは紙面のことだ。 ぼくはもちろん家でも取っているが、産経を一部でも増やさなくてはと、毎朝、青葉台駅の売店で買っている(そのほか息子と娘のところにも
幻冬舎と作家津原泰水氏のトラブル、見城徹社長が、実売部数を公開したことで批難轟々、作家の高橋源一郎氏や井上荒野氏、尊敬するジャーナリスト江川紹子さんまでが批判。見城さんはツイッターをやめてしまった。 だけど、実売部数公開がそんなに悪いことなのか。 そもそもは津原氏が、幻冬舎が力を入れ65万部のベストセラーになった百田尚樹さんの『日本国紀』をツイッターで批判したことが発端。 朝日、毎日なども大きく取り上げ、幻冬舎の本を批判したから、見城社長が津原氏の文庫出版を取り止めた、という文脈で記事にしている。 ちょっと待ってほしい。 津原氏のツイッターの『日本国紀』批判は批判というより罵詈雑言の類。しかもしつこく、繰り返して。そのうえ一般人のツイートに対してまで幻冬舎批判のリプライを。 朝日、毎日の記事はこのツイッターのひどさを完全にネグっている。 この件で、一番困ったのは幻冬舎の津原氏の本の編集担当
朝日新聞広報部より事実関係について抗議があり、再確認の結果、自殺した社員の肩書き、賃下げの金額などを訂正しました。関係各位にお詫びします。 朝日新聞労働組合副委員長が自殺した。会社側との賃下げの交渉で、最終的に、会社側の主張する一律165万円の賃下げを認める方向になった。そのことに責任を感じていたらしい。むろん、人が自殺する原因なんか本当のところは当人しか分かるまい。 それにしても、165万円の賃下げは大きい。朝日新聞の経営がいかに苦しくなっているかを象徴する事件だ。 ABCの部数を見ても下がりっぱなしで、2018年下期は、ついに600万部を切っている(かっては800万部といわれていた)。押し紙が約30パーセントということは公取も認めている。30パーセントなら120万部だから朝日の実売部数は420万部ということになる。 広告も激減しており、例えば朝日の全5段広告、正規の値段なら1500万円
出版界は生き残りに必死で、あれこれ模索しているが、手っ取り早いのが不動産。小学館、集英社のみならず文藝春秋や岩波書店まで不動産に手を染めている。 神保町界隈をちょっと歩くと至る所に岩波書店所有地や集英社のビルが。岩波が最近、その一つを売却したという情報も。某社の社内報を読んでいたら、不動産取引きで社長賞授賞と出ていたのにはちょっと驚いた。 ドワンゴと提携するなど何事も機を見るに敏な角川書店の大型計画はこうだ。 2020年、オリンピックまでに現在倉庫のある東所沢に本社全機能を移す。同時に印刷所、製本所も集中。少部数でも注文があれば、すぐに印刷、製本できる体制にする。 編集者は、基本的にはパソコンを使って在宅作業で、出勤しなくてもよい。どうしても出勤が必要な社員のためには東所沢に社宅用マンションを建設するか、マンション業者と共同で賃貸マンションを借り上げる。 こうすれば、まず編集者のためのスペ
わが社が出版し、すでに7刷9万5000部に達している小川栄太郎さんの著書『森友加計事件 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』で、小川栄太郎さんと我が飛鳥新社が朝日新聞社から名誉毀損で提訴された。賠償金5000万円。どういう根拠でこの金額になったかは知らないが、小出版社なんか5000万円といえば、恐れ入るとでも思ったのか。典型的なスラップ訴訟だ。 その件は、また別に詳しく書くつもりだ。今日書くのはそのことではない。 訴えられると、その本の新聞広告ができないのだ。各新聞社には新聞社ごとに広告掲載基準というものがあることは知っていた。しかし、その中に「係争中の本の広告は不可」という項目があることは知らなかった。別に談合したわけでもないだろうが、各社に広告掲載を断られた、これは痛い。 それにこんな規定があるとすると、自分や自社に都合の悪いことを書いた本が出版されそうになったら、すぐに出版社を訴えれ
自民党の大勝。 安倍政権を批判する人に、ぼくは必ず聞いてみる。 「じゃあ、あなたは、この危機の時代に、誰が総理ならいいんですか」。 「この人」なら、と挙げられた人はいない。 つまり代案ナシ。批難のための批難、批判のための批判だから、今回の結果は至極当然の結果だ。 それは喜ばしいことなのだが、どうしても落としたかった何人かが当選したのが気に入らない。 第1番が無所属で出た山尾志桜里議員(愛知7区)だ。 理由は記者会見で嘘をついたままだから。 『週刊文春』がスクープした、9月2日夜、品川のホテル。彼女は会見で「一人で泊まった」と言い張った。 が、『文春』甘くはない。翌週、その部屋に不倫相手の弁護士がワインだか、食べ物だかの入った袋を持って時間差で入っていく写真を掲載。山尾議員、記者会見という公の場で明らかに嘘をついたのだ。 人間だから、不倫することもあるだろう。山尾議員女盛りだし。 しかし、そ
8月4日、朝日新聞社説は内閣改造について「強権と隠蔽の体質正せ」と題して、こう書いた。 〈関連文書の調査を尽くし、すべて公開するとともに〉 〈事実を包み隠さず明らかにする必要がある〉 盗人猛々しいとはまさにこのことだ。この言葉、そのまま朝日新聞にお返ししたい。 3ヵ月にわたる加計学園獣医学部をめぐる騒動、ハッキリ言えば朝日の大虚報。社長が辞任するに至った「従軍慰安婦大誤報」「福島第一原発吉田昌郎所長調書に関する大誤報」に匹敵する、いやそれより、よほど性質【たち】の悪いフェイクニュースと言えるのではないか。 なぜか。 そもそも加計学園騒動は5月17日朝日1面、「新学部『総理の意向』」「文科省に記録文書」と大見出しのついた“スクープ”から始まった。 ところがこれが全くのインチキだったのだ。 添えられた「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題された文書の写真を見た時、ぼく自身も妙だなと思った。
5月2日のテレビ朝日報道ステーション、相変わらずの偏向ぶりだ。いかにひどいかを確認するためだけに、見ているのだが、呆れた。 共謀罪について、小川彩香アナは「一般市民に不安が広がっています」。 どこに不安が広がっているのか。 4月の新聞各紙世論調査を見ると、 読売 賛成58% 反対25% 産経 賛成57.2% 反対32.9% 毎日 賛成41% 反対30% 朝日 賛成35% 反対33% 朝日でさえ賛成が上回っているのだ。そのくらいのデータは抑えて発言してくれ。 同じ番組、東北大震災の被災地を訪問した安倍総理のことを報じ、富川悠太キャスターは、皮肉なコメントの後、「何度も何度も被災地に足を運んでいただきたいですね」。 安倍総理が一体何度、被災地を訪問しているか、知っているのか。外国訪問も含め、殺人的スケジュールの中、今まで、すでに34回も訪問しているのだ。野党でこれほど訪問している政治家は何人い
近年、週刊誌の記事で、これほど驚かされたことはない。 『週刊新潮』(5月18日菖蒲月増大号)のトップ「『警視庁刑事部長』が握り潰した『安倍総理』ベッタリ記者の『準強姦逮捕状』」。 今月号の月刊『Hanada』にも登場いただいている山口敬之さん(元TBSワシントン支局長)に〈準強姦の嫌疑をかけられ逮捕寸前だった過去がある〉というのだ。 総理にも近い、有能なジャーナリストで、物腰も至って柔らかく、弁舌も爽やか。にわかには信じ難い話だ。 告発したのは〈海外でジャーナリスト活動を展開する27歳の女性〉。“事件”は2年前の2015年4月。かねがね就職の相談をしていた彼女、山口さんが一時帰国した時、一緒に食事をした。ビール、ワインなど飲んだ後〈「記憶がないんです」「デートレイプドラッグを入れられたんだと思っています」〉。で、ホテルに行ってレイプされた……。その様子も彼女の証言で詳細に再現されている。
森友学園への国有地売却問題、連日の国会中継を見ているとバカバカしくなる。時間のムダだ。 北朝鮮の問題とかほかに、もっと論ずべきことがあるだろう。 鑑定価格9億5000万円の土地がゴミ撤去費約8億円を引いた1億3400万円で売却されたというのはたしかに不自然だ。 ただし、近畿財務局は手続き上、瑕疵はないと言っている。野党側は、その言い分を覆すだけの材料を今のところ出せていない。 材料がないのに追及している姿勢を見せたいから、野党、とくに民進党は、やれ昭恵夫人が名誉校長をしていたとか、挨拶で幼稚園をホメたとか、本筋の土地売買とは関係のない話ばっかりあげつらっている。 テレビ、とくにワイドショーなどは連日、幼稚園児が教育勅語を復唱するシーンや、安倍首相ガンバレと叫んでいるシーンばかり流している。 昭恵夫人が、私人か公人かなんて土地売買とは何の関係もない。国会のパフォーマンス男、自由党の山本太郎議
三浦朱門さんが亡くなった。91歳だから大往生と言ってだろう。安岡章太郎、遠藤周作、阿川弘之、庄野潤三、小島信夫、阪田寛夫氏等も既に亡く、残るは三浦さんの奥さんでもある曽野綾子さんだけになってしまった。第三の新人たちの作品が好きだったぼくとしては、とても寂しい。 穏やかな人柄で、第三の新人グループのまとめ役でもあった。毎夏、三浦半島の曽野さんの別荘で行われる花火大会でも、ホスト役を務め、ぼくなんかにまで声をかけてくださった。 お元気な頃は、田園調布の家から、渋谷まで歩いて本屋に行っていらした。「だって、電車賃もバカにならないからね」。東京駅の駅舎の復活にも力を注いでいらして、署名運動なども熱心にやっておられた。 2月5日の各紙に訃報が載っているが、朝日の訃報には呆れ、そして怒りすら感じた。経歴の中にこんな事を書いているのだ。 <教育・文化行政に力を尽くした。一方で、「女性を強姦する体力がない
12月6日夜、市ヶ谷の私学会館で保坂正康さんの新刊『ナショナリズムと昭和』の出版記念会が開かれた。参加者は250人ほど。 そこで、発起人代表として文藝春秋松井清人社長が挨拶したが、これが驚くべきものだった。「極右の塊である現政権をこれ以上、暴走させてはならない」。現政権、つまり安倍政権を「極右の塊」と批判したのだ。「暴走」と難じたのだ。 お断りしておくが、朝日新聞の社長ではない。文藝春秋の現社長がこう言ったのだ。 「メディア自体がおかしくなってしまっている」とも言ったという。むろん、保坂さんの出版記念会だから、保坂さんへのリップサービスということもあろう。しかしそうだとしても、度がすぎる。 僕自身はこの会に出ていないが、出席者の一人にそう聞いたので、何人かの出席者に確認して確認した。 出席していた元文藝春秋専務の半藤一利さんもこう言ったという。 「昔は反動と言われていた私が今や、極左と言わ
『シン・ゴジラ』を見た。 これではゴジラがあまりにもかわいそうだ。 最新兵器を駆使して、寄ってたかってゴジラを殺すだけの映画ではないか。 ゴジラに何のドラマもない、と言ったら、いや、あれは大災害を表徴しているのだ。庵野秀明監督は東北大震災や原発事故を頭において、その時、政治がどう動くか、政府がどう対処するかを克明に、かつリアルに描いている傑作だと反論されてしまった。ゴジラという国難を乗り越えた人々の映画だと。 それなら、相手は何もゴジラでなくたっていいではないか。台風でも大地震でもいい、その時の政治、その時の政府の対応ぶりを描けばいいのだ。 ただ単にゴジラをなぶり殺すだけなら、ゴジラを出してほしくなかった。 リアル、リアルというけれど、石原さとみ演じるカヨコ・アン・パターソンとかいう日系三世の大統領特使?ありゃいったいなんだい。年齢が何歳に想定されているのか知らないがあんな、大統領特使なん
都知事選候補の3人、小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎がフジテレビ系の「バイキング」という番組に出演した。そこで鳥越がいきなり小池に向かって「街頭演説で私のことを病み上がりと言いいましたか」と聞いた。 小池は最初、言ってないと答えた。鳥越は「これはがんサバイバーに対する大変な差別、偏見ですよ」と追い打ち。 VTRを見せられて小池は観念し、「もし言ってたら失礼なことを申し上げた」と謝った。 なのに鳥越は「失礼で済まされますか。がん生存者は何十万、何百万いる。「一回がんになったらあなたはもう何もできないんだと決めつけた」 小池はそんなことは言っていない。鳥越は76歳、がんが何度も転移している。そういう体で都知事の激務に4年間耐えられるのかと小池は問うたのだ。真っ当な疑問ではないか。誰だってそう思っている。 だから小池は最初からこう答えれば良かったのだ。 「じゃあ鳥越さん病み上がりじゃないんですか
鳥越俊太郎、大丈夫か。 立候補を表明した時の会見で、都知事になってやりたいことはと聞かれると、「がん検診100パーセント」。 この時すでにいやーな予感がした。大丈夫かと思ったのだが以後、テレビなどで見るたびに心配になる。 完全に脂っ気が抜けて精彩がない。話す言葉にも迫力が感じられない。まるでボケ老人みたい。森進一が応援に来た時なんて、場所が巣鴨の刺抜き地蔵どうりだったこともあって、老人クラブの慰問みたいだった。 老人たちに囲まれるとちっとも違和感がない。 選挙演説がまたひどい。都知事として何をやりたいのか、具体的なプランがない 。応援に来ている蓮舫や共産党の吉良佳子の方が目立っていた。鳥越がテレビの討論番組をドタキャンしたと言って、小池百合子さんが怒っていたが、討論すればメッキが剥げることを知っている周囲がやめさせたに違いない。ついでに立候補もやめさせりゃ良かったのだ。 それにしても最近、
スクープ連発の『週刊文春』に一矢報いた『週刊新潮』のスクープ「『乙武クン』5人との不倫」、幾つか疑問がある。 ニコニコ動画の「週刊誌欠席裁判」でも言ったことだが、これって乙武クン自作自演の「自己身体検査」ではないのか。 そう、立候補を表明してから書かれるより、立候補前に書かれた方が、ダメッジが少ない、そう判断した乙武クンサイドがネタを流したのではないのか。 そう判断する理由は幾つかある。 1、昨年12月乙武クンは<女優、黒木華を髣髴させる魅惑的な風貌の女性>とパリ、チュニスなどに不倫旅行した。カモフラージュのため友人の男性が一人同行したという。 『週刊新潮』はその時の二人の会話を再現している。 <こんな会話をする姿も目撃されていた>として二人のやりとりを再現しているのだが、こんなもの偶然聞いた人がいたとも思えないし、『新潮』の記者が偶然聞いた人を捕まえられる確率なんて、ほとんどゼロに近い。
アップル商法は頭が高いとか、殿様商売だとかは聞いていた。 だが、実際に体験してみて、怒り心頭、こんなに怒ったのは久しぶりだ。 数年前からiPadを愛用している。毎年のように新しい型を発表するのは気に喰わないが(機能はたいして違わないのに)、何度か買い替え、2週間ばかり前にiPadミニ4を近くの家電量販店で購入した。 その充電器の先端がいきなり抜けて壊れてしまった。まだ2週間、乱暴に扱ったわけでもない。だいたい充電器なんて乱暴に扱いようもない。 量販店に持っていくとアップルの場合、直接、電話してもらうしかないと「iPod、iPhone、iPadの初期不良、修理などのお問い合わせ、製品サポートは全て『アップル』が行います」と書いた紙を渡された。 早速、電話する。 事情を説明すると、「困りましたね」とまるで他人事だ。 「どういう対応するか決まってないので検討します」 どういう対応もへったくれもな
「ベッキー不倫事件」に続いて「甘利大臣秘書口利き疑惑」、『週刊文春』の快進撃が続いている。 と、そこへ「清原逮捕」のニュース。これも実は一昨年3月『文春』が疑惑を報じたのがキッカケだ。 その他にも「ASKAの覚醒剤使用」「佐村河内盗作」……。「SMAP解散騒動」だって昨年『文春』がメリー喜多川副社長を直撃インタビューしたのが発端だ。 それにしても『週刊新潮』を除いて他の週刊誌が、まったく精彩がない状況のなかで、なぜ『文春』だけがこれほどスクープを飛ばし続けるのか。 ぼくは「今や『文春』は磁石のような雑誌になっている」と言っている。「磁石のような雑誌」、そう、ネタが向こうから飛び込んでくるのだ。 たとえば誰かが内部告発なり、特ダネを売ろうと思ったりした時、内部告発者がまず考えるのは、どこで発表したら、いちばん効果があるか、相手にダメージを与えることができるかということだろう。 特ダネを売ろう
『週刊文春』2月4日号で「ジャニーズ危機一番悪いのは誰だ?」というアンケートをやっている。1300を超える回答があり、 1位はメリー副社 2位が木村拓哉、 3位が飯島三智 冗談ではない。今回の騒動、一番悪いのは飯島三智氏ではないか。どれだけ辣腕か知らないが、もし独立できていたとしても、テレビ局はジャニーズ事務所を慮って、SMAPを起用しなくなる 。CMその他、コマーシャルの世界でも同様。SMAPは活動の場を失う。 そんなことは辣腕マネージャーなら当然知ってるはずだろう。 完全に飯島氏の錯覚。 メリーさんに直接、聞いたたところでは、Kis-My-Ft2のCDを出した時、中身はまったくおなじなのに 違う写真を使って11種のジャケットを作ったのが飯島氏だったという。 「ジャニーズのファンは若い子が多い。お小遣いも少ないの。だけど、ジャケットが違えば無理しても買ってしまうのよ。中身が違うんならまだ
ベッキー不倫事件についで、またまた『週刊文春』が大スクープだ。「実名告発 『甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した』」。政界大激震、安倍政権にも大きなダメージ。 新谷学編集長が三ヶ月の"休養"を終えて復帰して、たて続けのこのスクープ。改めて雑誌における編集長の力を思い知らされた。 しかしこのスクープ、ちょっと気になる点がないでもない。 一つは告発した総務担当という一色武なる人物は実名を出しているが、会社名が匿名ということ。それと秘書とのやりとりを録音したり、毎回記録を残し、渡した現金のコピーを取るなどあまりに用意周到なこと。普通、ここまでやらないだろう。一色武なる人物の経歴が知りたい。もしかしたら、警察関係か。(企業の総務には警察関係者の天下りが多い)。 もう一つは、別件、外国人のビザ申請で清島健一公設第一秘書秘書に20万円渡した時、『週刊文春』の記者を同行させて、写真を撮らせているこ
今回の安保法制審議ではっきりしたことは、もう民主党は終わったということだ。問題だらけだったが、曲がりなりにも三年間、三代の総理が政権を握っていたからには、当然、日本の安全保障や国防についてそれなりの考えがなくてはならない。公党としてそれを示す必要がある。 与党の安保法制に異議があるなら、対案を提示しなければならない。対案を示してこそ、与党案と比較ができるし、お互いの足りないところおかしなところを検討できる。妥協点が見つかるかもしれない。 ところがそれができなかった。党内には集団的自衛権を認める議員も少なくないからだ。岡田克也代表だって、政権についていた時は認めていたではないか。 対案を出せないから、些末な揚げ足取りに終始し、時間ばかり食う。 220時間も論議して、議論が深まらなければこの先、何十時間やったってまとまるわけがない。 もう一つ。民主党の岡田克也代表も枝野幸男幹事長も、国会の外の
山本太郎に一票入れた有権者は責任とって欲しい。考えているのはいかに自分を目立たせるかってことばかり。採決時には一人で牛歩してみたり。黒服、黒ネクタイで数珠を持って安倍総理を拝んでみせたり。 議員数が少ないからNHKの政治討論にも出てくるのだが(小沢一郎は話がうまくないから出てこない)、ペーパーを棒読み、最後はNHKを批判。 他党の出席者たちもうんざりしている。 山本太郎については先週の夕刊フジのコラムにも書いたので再録しておく。 大詰めの平和安全法制。 反対派の“ヒステリー指数”が上がりっ放しだ。 まず、13日日曜夜九時からのNHK与野党10党代表の平和安全法制大討論。1時間半見ていて、つくづく野党、とくに民主党岡田克也代表のもの分かりの悪さには呆れた。というか、つくづく嫌になった。 10年1日、全く同じことを言っている。野党第一党であり、少なくとも3年間、国政を担ったのだから、国の防衛、
平和安全法制の衆院通過して、安倍政権批判が喧しい。やれ議論が尽くされていない。やれ憲法違反だ。やれ国会軽視だ。 しかし国会を軽視しているのは民主党の方だろう。採決時のビラというかプラカードというか、あれこそ国会軽視だ。 要は反対を目立たせたいというパフォーマンス。辻元清美議員など議長に詰め寄り、必死に自分の顔をテレビに映させようと必死だった。醜いぞ辻元議員。国会を自己宣伝の場としか思っていない。 あのビラ事前に用意してなければあの場で出せっこない。要は確信犯なのだ。誰か一人でもそんなくだらないことはやめろと止める、良識あるやつはいなかったのか。 しかも委員会が終わったあと、民主党委員は後片付けもせずそのまま散らかしっぱなしだったという。自分で持ち込んだゴミくらい自分で片付けろ。 もう一件。厚生労働委員会で議長に詰め寄ってけがをさせた 件もとぼけたまま。ケータイまで盗んでおいて知らんぷりはな
--- 普天間基地の辺野古移設反対運動を支援する「辺野古基金」の共同代表、映画監督の宮崎駿さんが、またトンデモ発言をしてくれた。 13日外国特派員協会での発言。 「軍事力で中国の膨張を止めることは不可能だと思います。もっと違う方法を考えるために、そのために私たちは平和憲法を作ったのだと思います」 宮崎監督、少なくとも「中国が軍事的に膨張」していることは認めているらしい。そりゃ、そうだろう。 中国の国防費は過去27年間で約41倍、過去10年間でも約3・6倍、年間約1290億ドル(16兆9000億円)に達している。(ちなみに日本の国防予算は年間4兆9800億円) 南シナ海スプラトリー諸島で国際法を無視して埋め立て工事を行い、つい最近、櫻井よしこさんがスクープしたところによると東シナ海油田、日中境界線のすぐ横に巨大なプラットフォームを建設。これはいつでもヘリ発着が可能、潜水艦の探査も可能だという
百田発言問題第2弾。 朝日、毎日、東京は1面トップ。朝日は2面のほとんど、毎日は3面、5面をつぶして、東京に至っては1面、2面、社会面見開きで詳細に報道。3紙とも社説で厳しく批判している。 朝日「自民の傲慢は度し難い」 毎日「言論統制の危険な風潮」 東京「民主主義への挑戦だ」 「ニュース23」では藤原帰一氏(東大教授)が「言論の自由の圧殺」といい膳場貴子アナが同調。 国会ではさっそく辻元清美センセイがしゃしゃり出た。 「百田さんと首相の書いた本があり、お互いに意気投合し、首相が『同じ意見だ』と評価している。危機感はないのか」 「同じような意見だ」というがこの発言、今回の百田発言に対してのものではない。数年前、全く別なシーンでの発言だ。 二人の対談に立会い、『WiLL』に載せ、本にしたのはぼくだから間違いない。 意気投合したら、後々まで相手の発言にまで責任取らなきゃいけないのか? 錯覚を狙っ
ドローンで15歳の無職少年が逮捕された事件。 「任意ですか。強制ですか。誰が迷惑を被ったんですか」 逮捕容疑の三社祭、威力業務妨害についても、 「撮影禁止なんて書いてないからね。祭りは無礼講ですからね」 聞いたふうな口をきくんじゃない! こういう事件になると必ず出てくるこんな意見。 「逮捕されたのはまだ15歳の少年。教育的な指導を与えることは必要だが、逮捕して非行少年として扱うことは、彼のこの先の人生を考えれば避けるべきだったのではないか」 5月22日の朝日に掲載された甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)のコメントだが、こういうことを言っているから少年がつけ上がるのだ。 こんなコメントをバランスか何か知らないが載せる朝日も朝日だ。 いったいこの少年の親は何をしているのか。 こんなものは親がガツンと叱り飛ばせばいいのだ。もし、自分の子だったら殴り飛ばしてる。 15歳で学校にも行かず、仕事もし
2014年12月のABC(Audit Bureau of Circulations=新聞雑誌部数公査機構)考査によると朝日新聞は680万9049部と昨年同月比で70万7509部も減っている。 ちなみに読売新聞は914万2753部で62万4968部減。毎日新聞は327万7062部で5万1657部減。産経のみ160万6021部でわずかに9395部だが増えている。 朝日の場合、4ヵ月前の8月に比べ、43万部減。ということは「従軍慰安婦」「吉田調書」誤報問題で43万部減ったということだろう。 細かい数字は挙げないが、『WiLL』12月号で上念司さんが朝日新聞社の財務諸表を徹底分析してこう書いている(「そうだったのか! 朝日新聞」)。 〈(朝日が)毎年五%の部数減少を続ければ、その時点で回復不能なダメージを蒙ることは間違いない〉〈たった五%で朝日新聞という“巨木”は揺らぐ〉 朝日の部数は公称700万
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