去年、店の現金を盗んだ疑いでコンビニ店員の女性が誤認逮捕された事件で、女性が兵庫県などを相手取り、損害賠償を求める訴えを起こした。 【写真】「店の現金を盗んだ」と決めつけ誤認逮捕 元コンビニ店員が提訴 訴状などによると、女性が勤務していた兵庫県尼崎市のコンビニエンスストアでは去年、釣銭を保管していた箱から現金が無くなる事案が発生。 運営会社の社員は当時勤務していた女性の犯行だと決めつけ、警察に通報した。 ■盗まれたとみられていた現金は運営会社が本部に送金女性は一貫して犯行を否認し、防犯カメラの映像を確認してほしいと伝えたが、警察でも聞き入れられず、窃盗の疑いで逮捕された。 しかしその後、盗まれたとみられていた現金は運営会社が本部に送金していて、被害そのものがなかった事が判明。女性が釈放されたのは連行されてからおよそ1日後のことだった。 ■「裏付け捜査をしなかった」と原告側が主張女性の代理人