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ドラクエ3
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日本電信電話(NTT)は,撮影された画像から照明条件によらない「真の色」である物体固有の反射率(アルベド)を推定する固有画像分解タスクにおいて,LiDAR反射強度を用いた手法を確立し,従来の教師無し学習手法の中で最高精度を達成した(ニュースリリース)。 実世界において,画像・映像を撮影してデジタルデータとして取り込む際,撮影時の照明条件によってAI解析の精度やユーザ体験の品質に大きく影響するという課題がある。 例えば,物体認識や自己位置推定では,撮影時の照明条件が推定精度に影響を与えるため,様々な照明条件下で撮影した画像データを集めて検証する必要がある。また,メタバース空間の構築では,複数のデータを統合する際,さまざまな日照条件で計測したデータがツギハギになり,メタバース空間に撮影時の影が残ってしまう問題があった。 同社は今回,カメラ等で撮影された画像から影などの照明条件に依存した成分を取
東京大学,大阪大学,茨城大学らは,セリウム・アンチモンが示す「悪魔の階段」の相転移において,多極子と呼ばれる局在スピン・軌道と強く相互作用する伝導電子が準粒子として振る舞う「多極子ポーラロン」を発見した(ニュースリリース)。 金属では結晶中を動きまわる伝導電子が電気的・磁気的な性質を支配するが,結晶格子を成す原子など伝導電子を囲む環境との相互作用を通して動きにくくなることがある。 この場合,伝導電子は実効的に質量が増大したような粒子(準粒子)として振る舞う。準粒子の形成は超伝導などの量子物性現象をもたらすため,準粒子を特徴付ける相互作用を理解して制御することは物質科学で最も重要な要素の一つ。しかし,これまで実験で観測されてきた準粒子を発現させる相互作用は3種類(電子格子相互作用,電子スピン相互作用,電子プラズマ相互作用)に限られていた。 研究グループは,膨大な数ある磁性体の中で最も複雑な磁
理化学研究所(理研),大阪府立大学,名城大学,日立製作所は共同で,新しく開発したV字型二重スリットを用いて「波動/粒子の二重性」に関する実験を行ない,電子の経路情報と干渉の発現の関係を明らかにした(ニュースリリース)。 研究グループは,ヤングの「二重スリット実験」における波動/粒子の二重性の不思議の実証を前進させ,電子の伝搬経路と干渉現象との関係の解明を目指し,現在,世界で最も可干渉性の高い電子線が利用できるホログラフィー電子顕微鏡を用いて実験を行なった。 一般に,従来の二重スリットを用いた干渉実験では,二重スリットに可干渉な波を入射し,両スリットで分割・通過した二つの波がスリットを出た後,伝搬する過程で広がり自然に重なる性質を利用する。しかし,スリットが十分に細い場合には,スリットを通過した波は急速に広がり互いに重なり合うため,どちらのスリットを通過した波かを区別するのは難しい。 今回,
神戸大学,ウシオ電機の研究グループは,高い殺菌力を持つ222nmの紫外線(UV-C)を反復照射しても,皮膚がんが発症しないことなどを世界で初めて実証し,ヒトの皮膚や眼にも安全であることを報告した(ニュースリリース)。 UVC(波長280~200nm)はオゾン層で吸収されるため,地表には届かない。しかし,その強い殺菌力を人工的に活用するため,UVCの中でも波長254nmを照射する殺菌ランプが開発され,使用されている。 その254nm殺菌ランプは強い殺菌力を持つ反面,皮膚がんや白内障を生じさせるなど人体に対して有害性が強いことから,これまでは照射中はヒトが立ち入れない場所でのみ使用されてきた。 今回の実験で使用したランプは,254nmよりさらに短い波長である222nmを照射するランプで,医療での活用を想定して開発が始まった。 222nmは,254nmと比べて,実際にヒトの皮膚表面において,25
2016年07月04日 カテゴリ:レーザー講座 サブジャンル:宮崎大学名誉教授 黒澤宏のレーザー講座 第6回 著者:黒澤 宏 連載シリーズ 【本連載執を筆者された黒澤宏氏は2019年4月15日に逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。】 レーザー光の最も大きな特徴はコヒーレンス(可干渉性)です。一般の光は自然放出光であるため,光波の位相,エネルギーはランダムであり,干渉することはありません。しかし,レーザー光は誘導放出により発生する光であるため,光波の位相,エネルギーがそろっており干渉します。波は条件が整えば重ね合わせることができます。これが干渉です。
北陽電機は,モーターと共振ミラーを用いて3次元計測が可能な測域センサー(LiDAR)「YVT-35LX」を10月に発売する(ニュースリリース)。 LiDARは自律走行ロボットの周囲環境認識やAGV(産業用無人搬送台車)の走行制御に欠かせない存在となっているが,最近では,鉄道のホームドアにおける居残り検知や,人の動きに合わせて映像演出を変化させるインタラクティブコンテンツにも使用されており様々な業界から注目を集めている。 新製品は3次元の計測により,立体的に形状認識をしたいというニーズに応えるために開発された。水平方向210°,垂直方向40°の広範囲に光をスキャニングし,独自の光学技術により,レーザーセーフティClass 1の条件で,検出距離35m(前方方向)と長距離性能を実現している。 単一方向のレーザー光で複数の距離データを取得するマルチエコーと呼ばれる独自機能により,雨や霧などの悪環境
自動車の自動運転技術がにわかに注目を浴びるようになり,その際に自動車の「眼」となる各種センサはその方式の特長によって使い分けがなされている。現在は検出対象の距離や位置によってミリ波レーダ,可視光カメラ,赤外線レーザセンサを装備するのが一般的だ。 例えばマツダは「i-ACTIVESENSE」という安全補助装置を新型「アテンザ」にオプションとして搭載するが,遠距離の観測はミリ波レーダ,中距離は可視光カメラ,近距離は赤外線レーザセンサと,距離に応じてそれぞれの役目を課している。これはデンソーが提案する予防安全システムパッケージもほぼ同じ内容だ。 しかし,多数のセンサを搭載することは合理的とは言えず,できるだけ少数のセンサに機能を集約したいのが自動車メーカの本音であろう。 マツダの「i-ACTIVESENSE」 デンソーの予防安全システムパッケージ 現在のところ,1種類のセンサで複数の機能を実現し
筑波大学は、ベンゼンとシクロブタジエンが反応し、ベンゼン環(C6H6)が形式的にC4H4とC2H2の2つのフラグメントに開裂する反応を世界で初めて発見した。 ベンゼンは代表的な芳香族分子の一つで、炭素原子6個が環状に結合した安定な構造であるため、多くの有機化合物の基本骨格となっている。ベンゼンの反応は、一般にベンゼン環の水素原子を他の原子や置換基に置き換える置換反応であり、ベンゼン環構造そのものを壊す反応は、穏やかな条件下では進行しない。 ベンゼン環を壊すためには、芳香族性のもとになっている安定化の大きなエネルギーを越えることが必要と考えられる。一方、シクロブタジエン(C4H4)は、炭素原子4個からなる環状構造をもつ分子だが、非常に不安定で反応性が高いという性質を有している。 この研究では、シクロブタジエンの極めて高い反応性を利用して、ベンゼンの環構造を活性化し、その炭素骨格を壊すことに成
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