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先月末、「常温常圧で超伝導を示す物質が作成できた」というニュースが飛び込んできた。合成の成功を主張しているのは韓国の高麗大学の研究チームである。超伝導転移温度は歴代最高温度を大幅に塗り替える127℃と報告されており、これが常圧(大気圧)下で超伝導性を発現するとのことである。現在様々な追試が世界中で進められており、ネット世界をリアルタイムで大いに騒がせている。 本稿では、現時点におけるこの周辺の状況について情報を整理したい。 プロローグ:Lu-HN系の超伝導性? 時はやや遡り、今年の3月。アメリカ合衆国ロチェスター大学の教授であるランガ・P・ディアス(Ranga P. Dias)の研究グループは、294 K(≈ 20.85℃)、1万気圧(≈ 1 GPa; 1ギガパスカル)の条件で含窒素ルテチウムハライド結晶(Lu-HN系)が超伝導性を示すと主張する成果をNature誌において報告した[1]。
化学の用語に関する小話です。 物質の三態 物質は気体・液体・固体の3つの相を持ち、これらをまとめて「物質の三態」と呼びます。高校の範囲では詳しく立ち入りませんが、これに加えて「超臨界流体」や「プラズマ」を第4、第5の物質の状態と見なすこともあります。 これらの相の間を行き来することを状態変化(相転移)と呼び、特に気体・液体・固体の3つの相を遷移する相転移は「1次相転移」とか「第一種相転移」などと呼ばれます。 模式図にまとめると次のようになります。 図.第一種相転移の模式図 気体から液体、液体から固体の相転移は日常的に見慣れているので比較的名前が覚えやすいと思います。化学的には気体と固体の間でも状態変化が起こることが知られています。これは一般的には「昇華」と呼ばれています。例えばヨウ素の昇華などはその代表でしょう。 「昇華」から「凝華」へ 日本の高校化学では固体から気体へ状態変化することを「
雑記Topに戻る レシート記述言語 一般社団法人オープン・フードサービス・システム・コンソーシアム(OFSC)は、2020年7月13日にレシート記述言語 ReceiptLine® (レシートライン)を新たなOFSC標準として公開しました。 ※「オープン・フードサービス・システム・コンソーシアム」は、情報システム先進化を目指す外食企業からなる一般社団法人です。 ReceiptLine のテストにはこちらのページが使えます。例えば、以下のコードをレンダリングすると下の図のようになります。 {i:iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAIAAAAAwAQMAAADjOuD9AAAABlBMVEUAAAD///+l2Z/dAAAAZklEQVQoz2P4jwYYRrrABwYGOwYG5gMMDBUMDPxAgQcMDDJAgQYGhgJcAv//yMj//9/8//+HerAZRAsA
2025年1月20日、中国のAI開発スタートアップDeepSeek社が、新たな推論モデル 「DeepSeek-R1」 を発表した。このモデルは、現時点での最高性能を誇るOpenAI社のChatGPT-o1モデルに匹敵、あるいは凌駕するとも言われる高い性能を示し、全世界で爆発的に普及した。 性能もさることながら、真に驚くべきはその開発コストの低さである。DeepSeek-R1の開発費用は、ChatGPT-o1のわずか1/10以下とされ、これまでAI開発に不可欠とされてきた巨額の投資が必ずしも必要でないことを示唆している。特に注目されるのは、米国による中国向けGPUの輸出規制のためにDeepSeekが NVIDIAの型落ちGPU「H800」 を使用してモデルの構築に成功した(と言われている)点である。これは、莫大なコストをかけて最先端のGPU、H100やB200を大量投入する米国のAI開発とは
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