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アメリカ大統領選
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月に2-3回はNYとボストンを行き来しています。 これまでに色々な交通手段を試してみました。興味ある方のために記しておきます。こちらもご参照ください。 主要な交通機関は、飛行機、鉄道、バスの3つです。私は主にグレイハウンド・バス(追記: 現在は専らBoltBus)を利用しており、連休など渋滞のあるときには鉄道を利用しています。 それぞれの長所・短所を挙げてみます。(費用は2007年秋のものです) 1. 飛行機 往復費用: ~$300 所要時間(片道): 1h15m 長所: 早い。快適 短所: 高い。作業できる時間が短い お勧め用途: 時間をお金で買いたいとき デルタ航空のシャトル便やUS Airwaysのシャトル便が1時間に1便ずつ出ています。国内便なので、ボストン出発の30分前、NY出発の45分前までにチェックインすれば大丈夫です(ただし混雑時は手荷物検査に時間がかかるので注意)。また、
BetterplaceのCEO、Shai Agassi氏がMIT Sloanにて講演を行った。(講演の映像はこちら) ベタープレイスといっても、日本ではまだあまり馴染みがないが、電気自動車のインフラ整備を推進める企業だ。エネルギー問題の解決には電気自動車が不可欠だとの信念の下、アガシ氏がルノー/日産やイスラエルの企業を主要パートナーとして電気自動車のインフラ(バッテリー及び充電スタンド...ガソリンスタンドに相当)整備プロジェクトを立ち上げ、投資家からの資金を得て法人化したものである。 氏の構想は電気自動車を中核とする社会インフラ全体に亘り、非常に説得力がある。ガソリンから電気へという大きなパラダイム転換には、技術と政策の両面が必要であり、そのため彼は午後にMITで、夕方にHKS(講演の映像)で講演をダブルヘッダーで行った。そのMIT講演である。 アガシ氏 アガシ氏はイスラエル出身で、MI
マクロ経済学の Roberto Rigobon 教授は、とてつもなく破天荒なベネズエラ人だ。私のクラスは朝8:30からなのだが、最初からハイパーテンション。隣の教室から苦情が出そうなくらいの大声で叫びながら授業をする。 話す内容は過激で、政治的に正しいかどうかなんて構いやしない。そのノリが苦手な人もいるのだろう。第1回目の授業では教室から溢れんばかりだった生徒も、第2回からはちょうど席数通りになった。 (参考: りごぼんが米国経済について語る講演の映像…一般向けなのでいつもより大人しい) そんなリゴボン教授の、過激だが味のある発言集。実際はあまりに過激な発言のときは、「ジョークだよ」などのフォローが入る。さすがに。 (初回、教室に入る生徒を一人ひとり捕まえて)「君はどこから来た? 日本? よし、じゃあここに座れ。 君は? ブラジル? 素晴らしい! お、もう席がないようだな。そこの座ってる君
MITの経済学をサミュエルソンらと共に牽引し、「ソローの成長モデル」でノーベル経済学賞を受賞したロバート・ソローが数年ぶりにMITを訪れた。 しかも世界中で使われている経済学の教科書を著し、ブッシュの大統領経済諮問委員会委員長も務めたグレゴリー・マンキュー(MIT卒)と二人でのパネルディスカッションだ。 オバマ次期大統領の経済政策が主題であり、それ自体も興味を引くのだが、何といってもソロー見たさに会場は満員だった*1。 Institute Professor + Noble laureate ソローはMITにおける最高権威である "Institute Professor" であり、1987年のノーベル賞受賞者である。この二つの名誉を持つのは、MIT広しといえど、Paul Samuelson, Franco Modigliani, Robert Solow, Philip Sharp, Je
この2年間での学業を振り返ろうと思う。結果的に成績は悪くなかったが、そういう計れるもの以上に多くを学べたと思う。学期ごとに振り返ってみる。 1年目の秋学期 必修であった最初の学期では、以前も書いたが、学ぶことの楽しさと、拠って立つ原理原則を学んだ。つまり 1) ビジネスは複雑化し、事業の全体像を把握することは困難になる中、 2) マネージャーたるもの事実を把握するための最低限の知識・スキルを身につけたうえで、 3) 限られた情報の中で意思決定をするための原理原則を理解し、 4) その原理原則が適用できる範囲を把握して正しい判断を行うこと、が重要である ということを、ミクロ経済、ファイナンス、組織論などを綜合して学んだ。 世の中の多くの問題に正解はない。が、不正解はある。原理原則してはならない不正解を知ることは、意思決定の幅を的確に狭めてくれるし、また一見正しそうに聞こえる案に惑わされること
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