サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ニコニコ動画
toyokeizai.net
円安が日本を苦しめています。物価は上がり、一方で賃金は上がらず、気づけば日本人はかつてに比べ豊かではなくなってしまいました。 国や日銀は為替介入したり金利をいじったり対応をしていますが、それだけでは好転しそうにありません。 なぜなら、円安の根本原因は日本の国力の低下そのものにあるからです。為替や金利などの表面的な対応ではなく、もっと本質的かつ長期的な対応が必要です。その抜本的な対応のひとつとして、非常に重要なのが子育てや教育です。それらに長年関わっている立場から、今回はいくつか提案したいと思います。 日本で起業が少ない理由 円安はドルが高いという意味であり、それはアメリカ経済が強いからです。強い理由としてひとつ大きいのは、GAFAM(Google・Amazon・Facebook〈現Meta Platforms〉・Apple・Microsoftの頭文字をとった呼び名)に代表されるような革新的
「葛藤」を回避する文学 浜崎:僕が春樹を読んだのって、中学から高校にかけてなんですが、その頃ってやっぱり思春期だから「葛藤」が多いですよね。その頃の僕は「いじめ」を受けて、勉強も学校も何もかも放棄していたんですが、でも、春樹のように「みんな分かり合えないよね」というふうには開き直る場所も、その余裕もなかった。なぜなら相手は、勝手に、こちらの心のなかに踏み込んでくるからです。そこでどう生きるのかというときに、僕は春樹の文学では心を支えることができなかった。つまり、他者が自分の心のなかに踏み込んできたり、自分が他者の心のなかに踏み込まなければならないときに生じる「葛藤」、その「葛藤」を強いられたときに、春樹のスタイリズムでは、自分の心を守れなかったということです。 例えば、そのときに支えとなったのは、この一連の文学座談会でやった作品でいえば、大岡昇平の『俘虜記』とか、大江健三郎の「セヴンティー
後継機種に関するアナウンスはなし 任天堂は「Nintendo Direct」でNintendo Switchのソフトに関する新たな情報を2024年6月18日に発表した。公開される前から、「Switchの後継機種に関するアナウンスはありません」と告知されていたように、今回の映像には新作ゲームの情報のみが収録されていた。 Nintendo Switchは発売から約7年経過しており、後継機に関するニュースもよく耳にする状況だ。当然、多くのファンもそちらに注目している。 つまりNintendo Switchはゲーム機としては末期であり、新しい発表もあまり期待できない状態であった。ところが、今回のNintendo Directはサプライズが多く、Nintendo Switchが現役であることを知らしめる内容になっていたのだ。 任天堂をはじめ各ゲーム会社は次のゲーム機に対する準備を進めている時期だろう
5カ月を費やした300ページ超のレポートで得たものとは——。 企業の不正会計を調査し、カラ売りを仕掛けたうえで調査レポートを公表する「カラ売りファンド」。上場企業で圧倒的な売買代金を誇る、半導体関連のレーザーテックがターゲットになった。 「カチカチと秒読みをはじめた時限爆弾。場所は日本。厖大な詐欺を働いている企業がある。株式市場で売買代金首位の銘柄だ」 刺激的なタイトルでレーザーテックの「不正会計」疑惑を指摘するレポートを6月5日に公表したのは、アメリカのカラ売りファンド、スコーピオンキャピタル。調査には5カ月、20名以上への関係者への取材を行ったとする、334ページにわたる大作のレポートだ。 株の「カラ売り」とは、足元の株価が高すぎると判断し今後は下がると予想されるときに行う投資手法だ。証券会社から株を借りて市場で売り、値下がり時に買い戻して借りた分の株を返却する。株価が下がるほど利益に
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
「ユーザー、読者、クリエイター、作家、取引先、投資家、関係各所の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしていることをお詫び申し上げます」 6月14日、YouTubeの「ニコニコ公式チャンネル」に投稿された1本の動画。出演した出版大手・KADOKAWAの夏野剛代表執行役社長CEOは神妙な面持ちで、グループで発生しているシステム障害について謝罪した。 6月8日早朝、KADOKAWAグループの複数のサーバーでアクセス障害が発生し、子会社のドワンゴが運営する動画配信サイト「ニコニコ動画」などが利用できなくなった。その後の社内調査で、KADOKAWAグループのデータセンター内のサーバーが、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)を含む大規模なサイバー攻撃を受けたことが判明した。 サイバー攻撃は執拗に繰り返され、KADOKAWA側が遠隔でサーバーをシャットダウンした後も、さらに遠隔からサーバーを起動させ
EU(欧州連合)の政策執行機関である欧州委員会は6月12日、中国製EV(電気自動車)が不当な補助金の恩恵を受け、人為的に低く抑えた価格でヨーロッパのEVメーカーに脅威を与えているとして、7月4日から最大38.1%の追加関税を課すと発表した。 この決定に先立ち、欧州委は3社の中国メーカーを対象にしたサンプル調査を実施。補助金の度合いに応じた追加関税をメーカーごとに算定し、3社の税率を国有自動車最大手の上海汽車集団(上汽集団)は38.1%、民営自動車大手の吉利控股集団(ジーリー)は20%、EV最大手の比亜迪(BYD)は17.4%とした。 このサンプル調査は、欧州委が2023年10月から進めている中国製EVに対する反補助金調査の一環だ。上述の3社以外の追加関税について、欧州委は反補助金調査に協力しているメーカーには21%、協力していないメーカーには38.1%を課すとしている。 上汽集団は調査に非
訪日観光客を想定していたクレカ決済乗車だが・・・ 駅でSuicaを使って改札を通る際、小さな「窓」が設置されているのに気づくことが増えた。タッチ決済乗車用の読み取りリーダーだ。 タッチ決済乗車とは、タッチ決済による後払い乗車を指す。タッチ決済に対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードおよびカードを設定したスマホ等のモバイル端末を、読み取り機にタッチして乗車できるサービスだ。 対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯など。海外ではカードによるタッチ決済乗車は広がっており、最初は海外からの訪日観光客を想定して始まった。 SuicaやPASMOなど日本国内でしか使えない交通系ICカードは訪日観光客にとってなじみが薄く、紙のきっぷを買うため券売機に並ぶ際の混雑も問題だった。手持ちの国際ブランドのカードで乗車で
利用者が少なく維持費をカバーできない赤字のローカル線を廃止すべきかどうかという議論がよく行われているが、ほとんど利用されない道路は維持費に見合わないから廃止せよという声はまず聞かない。道路はガソリン税などの税金で維持するものという考え方が国民の間に浸透しているためだ。しかし、『デフレの正体』『里山資本主義』などの著書を持つ地域エコノミストの藻谷浩介氏はこうした考え方に警鐘を鳴らす。平成大合併前の約3200市町村すべてを自分の足で訪問し鉄道と道路の両方に精通する藻谷氏に話を聞いた。 日本の鉄道政策はガラパゴスだ ――ガソリン税による地方鉄道の維持を主張されています。なぜでしょうか。 世界の常識に沿って、日本のやり方は「ガラパゴスだ」と指摘しているのです。世界の常識とは、「交通インフラは税金で整備し、維持する」ということ。旅客鉄道に関しては、路盤を税金で整備し、そこに民間企業が列車を運行させる
データ分析やグラフ作りなど、面倒な作業に時間を取られていないでしょうか。ChatGPTなどの生成AIを活用すれば、表やレーダーチャート、WordやPowerPoint、PDFでのレポートまであっという間に作ってもらうことができます。生成AIの活用を教えるデジタルハリウッド大学教授の橋本大也氏に、有料版のChatGPT Plusの利用法を解説してもらいます。 レーダーチャート作成・相関分析をしよう ChatGPTの分析機能を活用すれば、インプットしたデータをもとにレーダーチャートを作ったり、相関分析をしたりすることもできます。 レーダーチャートとは、1つの調査対象に対して、横断面データなどにおける複数の項目の結果を表示し、量の大小を把握しつつ、構成比においてそのバランスや特徴を見るときなどに使用されるものです。 たとえば、競合他社のプロフィールをインプットすれば、分析結果をさまざまな形でアウ
ブラジルの「ミニ秋葉原」 ブラジル・サンパウロ市の東洋人街リベルダーデ。そこは以前から日本食や中華の飲食店や雑貨店で賑わっていたが、ここ十年来はオタク文化発信地という様相がより色濃くなり、「ミニ秋葉原」といえそうな景観へと変わりつつある。 背景にはアニメなどの日本のポップカルチャーの世界的な席巻があり、日系社会の規模が大きいブラジルでは、そのブームがなおさら歓迎されている。 いまでは“オタク=クール”という風潮もあるなか、ブラジルで長年にわたってアニメや特撮ドラマなどの日本製映像コンテンツを紹介してきた配給会社社長がいる。世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの集まり「海外書き人クラブ」の会員がその当人を取材した。
だが、戦前戦中ばかりか戦後日本の加害性までを深く内省し、徹底して思いつめ、ストイックなまでに身を律して行動に移した若者が1970年代の日本にいた。結果として多くの人の命を奪い、傷つけることになってしまったが、そうした若者たちの存在に光を当てたドキュメンタリーが現在の日韓でどう受けとめられるか。 せめて小さな芽になってほしい もちろん、1本のささやかなドキュメンタリーが両国関係を大きく突き動かす可能性はないだろう。ただ、最悪状態に陥った両国関係を憂う心ある者たちの意識にさざなみを立て、互いの過去と未来をあらためて捉え直す契機にはなる。 そう直感したからこそ、キム・ミレという韓国人女性はこのドキュメンタリーを手がけたのではないか、というのは私の妄想に過ぎないが、せめて小さな芽になってほしいと切に願う。 もう一点、事件の凄惨さがもたらす過剰な悲愴感が薄いのも本作の特徴といえる。作品内でカメラを向
箱根の芦ノ湖は船上から箱根の名所や富士山などの眺望が楽しめるとあって、2つの遊覧船が運航している。1つは双胴船タイプの「箱根遊船」、もう1つは「箱根海賊船」である。両者は乗客の獲得でライバル関係にあるが、その構図に変化が生じている。 箱根遊船はかつて西武グループが「芦ノ湖遊覧船」として運航を行っていた。1961年には優れた安定性と船体2隻分の広さを持つ双胴船を日本で初めて就航。視界360度の展望甲板に加え、大きな窓からは客室に座ったまま外の眺望を楽しむことができた。繁忙期には定員700人の客室が満員になったという。 これに対抗したのが、小田急電鉄グループが運営する海賊船。大航海時代の帆船を思わせる遊び心がたっぷりとデザインされた遊覧船が1964年に就航すると、あっという間に子供たちの心を鷲掴みにした。船内の至るところにクラシカルな装飾が施され歩き回るのも楽しい。 人気の高い「海賊船」 両者
ボルバキアは65%以上の昆虫種に感染している共生細菌です。宿主のさまざまな器官に感染しますが、卵巣にはほぼ確実に存在しています。ミトコンドリアのように母から子に伝わる性質を持つため、ボルバキアが次世代に子孫を伝えるためにはメスに感染しなければなりません。 研究が進むにつれ、ボルバキアは宿主の昆虫種によって異なる4種類の性・生殖操作を行って、自己の繁殖が有利になるようにしていることがわかりました。 ボルバキアが行う宿主の性・生殖操作は、次の通りです。 この細菌は1924年にアカイエカから発見され、1936年に Wolbachia pipientis(ボルバキア・ピピエンティス)と命名されました。しかし、その後数十年間は、ほとんど注目されませんでした。 ボルバキアが再注目されるのは、1971年にアカイエカにおいて、ボルバキアによる「細胞質不和合」が観察されたことがきっかけです。 これは、ボルバ
それは、中央銀行の金融政策決定会合後の記者会見の質疑を見ればわかる。 今週はまず11日~12日にFED(アメリカの中央銀行)のFOMC(連邦公開市場委員会)があり、12日の14時半(日本時間13日3時半)から、ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が行われた。 アメリカは常に自由でオープンでフェアだと思われているが、実態はまったく異なる。この記者会見でも、必ず有力記者から順番に質問を受ける。記者たちは自信満々に、時には攻撃的に、しかし、専門的に的確にパウエル議長を追い詰めるから、ここでの迫真の議論は大変興味深い。日本銀行の会見では認められていない「更問(さらとい)」=「follow up question」も1回まで認められており、ほとんどの記者がこれをするから、パウエル議長も言い逃れ答弁はできないのだ。 さて、12日の記者会見では、いつもと違う驚くべきことが3つあ
矢田明恵(やだ・あきえ) 公認心理師、臨床心理士 青山学院大学博士前期課程修了。フィンランド・ユヴァスキュラ大学博士課程修了、Ph.D. (Education)。日本で臨床心理士として療育センター、小児精神科クリニック、小学校等にて6年間勤務。主に特別な支援を要する子どもとその保護者および先生のカウンセリングやコンサルテーションに従事。夫と2013年にフィンランドに渡航。現在、ユヴァスキュラ大学およびトゥルク大学Centre of Excellence for Learning Dynamics and Intervention Research (InterLearn) ポスドク研究員、東洋大学国際共生社会研究センター客員研究員。インクルーシブ教育のほか、フィンランドでの出産・育児経験から、フィンランドのネウボラや幼児教育、社会福祉制度など幅広く研究 (写真:矢田氏提供) InterLe
かつてはその名の通り「特別な急行」の風格があった特急列車。だが、近年は特急といっても「特別」な感じはなくなり、JRでは特急と普通の2種類の列車しかない線区も多い。中には有人駅はすべて停車しているのではないかと思わせるような特急もある。 「普段使い」を意識して細かく停車するようになっているといえるが、停車駅が少なく速達性を誇り、特急らしい「品格」を示す列車は今どの程度あるのだろうか。かつての「特別」だった特急のように、とにかく停まらずに終着駅を目指す「特急らしい」長距離ノンストップ特急を紹介したい。 「長距離無停車」はやはり新幹線 現在、長距離を高速で走る列車といえば新幹線である。停車しない区間が最も長いのは東海道新幹線の「のぞみ」で、新横浜―名古屋間の337.2kmをノンストップで走る。所要時間は1時間15~25分程度だ。次いで長いのが東北新幹線は「はやぶさ」の大宮―仙台間321.5kmで
3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」の新曲、「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)が大炎上している。「コロンブスが類人猿に物事を教え、馬車を引かせる」といった描写が問題視されたことで、MVは非公開に。メンバーが謝罪し、同曲を起用したコカ・コーラの広告展開も中止となった。 ネットメディア編集者として、これまであらゆる炎上ケースを見てきたが、炎上後の対応に限ってみると、迅速かつ的確な印象を覚える。だからこそ、「なぜOKと判断されたのか」が、極めて疑問に感じる。なぜここまで炎上したのか、経緯を振り返りながら考えてみよう。 新曲「コロンブス」が大炎上 Mrs. GREEN APPLEは2013年結成、2015年メジャーデビューのバンドで、活動休止を経た2022年からは、ボーカル&ギターの大森元貴さん、ギターの若井滉斗さん、キーボードの藤澤涼架さん
アップルはAIで遅れていたが、今回のWWDCで巻き返しの策に出た。 巷での評判はそんなところではないだろうか。そういう言い方もまた間違いではないが、WWDCを現地で取材する身としては、また別の印象を受けている。 同じような時期に走り始めたビッグテックだが、商品戦略の違いで表に出てくるタイミングと、戦略上の組み立てが違うというのが筆者の見方だ。 さらに言えばレース自体のゴールも見えておらず、どこまでどう走るべきかを模索している、というのが現状ではないだろうか。 では、その中でアップルが目指すゴールはどこで、他社とはどう違うのか? その点を考察してみたい。 「遅れを挽回」という見方に対する違和感 GoogleにしろOpenAIにしろMetaにしろ、ビッグテックは大規模な生成AIの開発に力を入れている。 それらの企業と違い、アップルは“クラウドで動く大規模な生成AI”に積極的でないように見える。
シンガポール在住、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。 「世界三大投資家」の1人と言われるジム・ロジャーズ氏と、飲食チェーン大手・ワタミの会長兼社長である渡邉美樹氏との対談本『大暴落 -金融バブル崩壊と日本破綻のシナリオ』(プレジデント社)が出ました。最新のロジャーズ氏への追加取材も含め、今回から「50年ぶりの円安が意味するもの」「日本人の資産防衛法」「インフレと世界経済の行方」について掘り下げていきます。 「円安は当然、むしろ遅すぎたくらいだ」 少し前のことになりますが、4月29日の外国為替市場ではドルが対円で一時1ドル=160円台を突破、1990年4月以来34年ぶりのドル高円安水準をつけました。他通貨との為替の動きや物価の変動などを考慮に入れた「実質実効レート」では実に50年ぶりの円安になっていると聞いて、驚いている人も多いと思います。 ロジャーズ氏はすでに東洋経済オンラインの約
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く